2012年6月22日金曜日

Spark



今日は英語のお勉強です。

さて、イギリスで「スパーク(SPARK)」と言えば、いったい何でしょう?

辞書にでているかな?




イギリスの俗語では、電気技師のこと。

例えば冷蔵庫とか、電気オーブンを買ったりした時に、配線してくれる人。

「ねぇ、誰かいいスパーク知らない?」みたいな使い方をします。




イギリスでは、各家庭へのエネルギー供給会社(電気やガスなど)が自由化されています。

そこで、自分で好きな供給会社を選ぶことが出来ます。

もちろん、供給会社を変える度に、配線や配管を替える必要はありません。

ただ、請求書を送ってくる会社が変わるだけです。




我が家は1930年代のフラットで、全体で25軒入居しています。

各フラットでガスや電気の供給会社は違います。

2ヶ月ほど前、我が家の電気供給会社から「メーターを替えるので、都合のいい日にちを教えてくれ」と手紙が届きました。




アポイントメントに来たスパークは、メーターの入っている扉を開けるなり「こりゃぁダメだ、今日は替えられないよ」と言い残して立ち去りました。

どうやら、フラット内の配線が古いので、現在の規格に合っていないために、作業に支障があるようです。

イギリスには古い物件が多いので、こういった話はよくあります。

我が家はまだ建って100年未満なので、どちらかといえば新しい方(笑)

建てられてから、150年とか200年、300年くらい経っているなんていうのは、特に珍しくはありません。




このスパークによると、どうやら、フラット内の配線を全て新しいものに取り替える必要があるそうです。

このフラットに電気の配線が引かれた時には、ケーブルはゴムで保護されていました。

ところがゴムというのは時間と共に劣化します。

現在ではケーブルのコーティングはプラスティックが利用されます。

そこで、ゴムのケーブルを全てプラスティックのものに取り替えて、それ以外にも、プラグなどで問題のある箇所をチェック、さらに各部屋のブレーカーの納まっている、メインのスイッチボードを取り替えるという仕事量。




ついこの間、フラットのペンキを塗り替えたばかりだけど、この工事の後は、また新しくやり直さないといけないようです。




工事の期間はもちろん電気は使えないので、私たちがシチリアに行っている間にやってもらいました。




見積もりをお願いした段階で、床や壁に溝を掘って、ケーブルを埋め込む方法と、床や天井にケーブルを這わせる方法とで、お値段や工事の期間が倍以上違ってくることは知っていました。

もう既にインターネットのケーブルとか電話線なんかもあるので、そういった在来の線に沿うように「なるべく目立たない」努力をしてもらうことで、埋め込み作業はなし、に決定しました。

こういった電気関係の配線のやり直しのことは、英語で「re-wiring」といいます。



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