2010年3月31日水曜日

Maze



先日Maze でランチしてきました。
ここは随分久しぶり。
オープンしたての時はディナーによく行ったのですが、ランチは今回初めてです。

急に決まったので、当日電話で席を予約しました。
少ない人数だったし、アッサリとOK、以前は混んでいたのに最近はそうでもないのかな?

メニューはセットとアラカルトから選びます。
セットの場合は10種類以上の小皿料理から、4皿、5皿、6皿という風に選びます。
4皿セットで30ポンド弱。
ミシュランの星付きで色々チョコチョコ食べてみたい人にはいいかも。
そういった食べ方は、この手のお店では「シェフのお勧めコース」を注文して、食べ物だけでひとり100ポンド前後というのが相場だっただけに、随分お徳感があります。
アラカルトは2つに分かれていて、左手に「冷たいものと温かいもの」
右手には「お魚とお肉」
「前菜」「メイン」と書かなかったのにはわけがあります。
ウエイターがやってきて、お店のコンセプトを説明するのですが、
「タパスみたいに量が少ないので、沢山いろんなものを注文して、お楽しみください。ちょうどいい量は左から2皿、右から2皿といった感じです」
マーケティング、上手いなぁ。
アラカルトのそれぞれのお料理は10ポンド前後から15ポンドくらいまでです。
高価な材料のものはありませんでした。
でもそれなりに工夫してあるので、イギリス料理にありがちな「素材が全て的なメニュー」よりはシェフの腕やアイディアが肝心のようです。
不景気な時なりに、努力が認められる?

そのお料理によるのですが、日本人なら前菜には1皿で十分です。
でもメインだと1皿じゃ少ないかな?
だから、ひとり3皿でちょうどだと思います。
いろんなものを頼む時はワイン選びが難しいのですが、私はそんな時はバーガンディーの赤を冷やして持ってきてもらいます。
お魚にも、お肉にも、お野菜にもぴったり。
私は鴨のパテ、うなぎと赤カブ、豚肉の頬とバラの2種という3皿を選びました。
鴨のパテ。
平凡な一品。他を頼めばよかった。
うなぎと赤カブ。
うなぎは燻製にしてあって、私の小指くらいの大きさのものが2切れ。
後はカブばっかり、材料費っていくらかって考えちゃいました(笑)

豚肉2種一口ずつでおしまい。
手前左手がパンプキンのピューレなんだけど、私の親指くらいです。
そして、私の手はとっても華奢(爆)

トップの写真は私のお客様の一皿。
春らしくってとっても綺麗だったので、写真を撮りました。
「ロンドンのバーベキューサーモン」ですって。
さっと表面に火が通っているだけで、中はまだレアです。
とてもおいしそう。鴨の代わりにこっちにすればよかった。

パッとメニューを見たときは「安い」と思ったのですが、この後コーヒーとデザート(私は食べないのでひとつだけ)を取って、合計135ポンドでした。
ワインはリストの中でかなり安め(40ポンド前後)のものを選んでこのお値段です。
やっぱり有名店はワインが高いです。
その辺のお店(ロンドンでも)と比べると、1.5倍から2倍のお値段です。
席に付いてすぐ、はじめに勧められたシャンペンまで飲んで、中間くらいのお値段のワインを飲んでいたら、やっぱりひとり100はカタイと思います。
女の子同士のランチにはとっても楽しいと思います。
おしゃべりを楽しみながら、お皿を比べあいっこ。
とってもカジュアルな雰囲気ですから高級店が苦手でも大丈夫です。

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