イギリスの学校は、日本と同じく、1年が3学期です。
9月から12月がオータム・ターム
1月から3月がスプリング・ターム(なぜか冬とは言わない)
4月から7月がサマー・タームです。
それぞれの学期の実際の長さは、その地区や学校によって異なります。
そして3学期それぞれの、丁度真ん中辺りに、ハーフタームと呼ばれる中休みがあるわけ。
ということで、イギリスの子供達は、一月ちょっと学校に行って、お休み。
そしてまた一月ちょっと学校へ行って、またお休み。
その繰り返しというわけです。
学期と学期の間のお休みは、長いのでホリデーに行ったりしますが、ハーフタームは10日から14日くらいしかないので、普通はおうちで過ごします。
とは言っても、やっぱりどこかに連れて行ったほうが、親も子供も楽しいようで、ハーフターム中は併せて仕事を休む親が殆どです。
イギリス人って本当によく仕事を休むんだけど、有給だけじゃ絶対に足りてないはず。
多分病欠とか、忌引きとか、ありとあらゆる権利を動員している場合がよくあると思います。
とりあえずそんなわけで、ロンドンの道はハーフターム中はとても空いています。
反対に混んでいるのは博物館。
特に自然史博物館と科学博物館は満員。
この二つは、ティーンエイジャーになって、どうしようもなく生意気になる前の子供達が、親と一緒に来るところ。
ティーンエイジャーになってしまうと、親とどこかに行くこと自体、気恥ずかしくなるようです。
日本では、ティーンエイジャーのことを、10代みたいに考えている人が多いのですが、それは正確ではありません。
ティーンエイジャーは英語で数字を書いて、TEENとつく年齢のこと。
つまり13歳から19歳までです。
因みに12歳はビーン(豆)エイジャー(ティーンエイジャーの小さい判)といいます。
桃太郎君は、年齢の割には、私といろんなところに行くことがイヤではないようです。
でも最近黙ってついてくることは少なくなりました。
「***へ行くんだったら、何処そこへも寄って、XXX買ってくれる?」
みたいに、親は底なしのお財布だと勘違いしているようです。
桃太郎君は学校の選択肢で美術をとっているので、このハーフタームはテイト美術館に連れて行きました。
ロンドンにはふたつあって、一緒に行ったのはテイト・ブリテンの方。
今すごく新しい芸術を特別展示で見せています。
ALTERMODERN という特別展です。これって近くで見ると、こんな感じ。
お鍋とかおたまで出来ています。私はこの手の新しいものは好きではありませんが、桃太郎君には刺激になるかな、と思って。
結構面白がって見ていました。
でも、殆どの作品の前で、
「こんなの僕だってできるよ」
「でもね、このアイディアを考えたってとこがいいでしょ?」
「変なのー、全然いいと思わない」
モダンアートって、そんなものなんですけどね。
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