海外に住んでいると、日本のものが恋しくなる気持ちは誰にでもあると思います。
例えばお刺身とか(↓の記事にこんなにコメントが来るのは意外でした)
お米とか、
美容師さんだとか、
時間に正確な日本のサービスとか・・・。
でも日本にいたら見ることもないようなものが見られたり、
食べたことのないものを食べたり、
したこともない体験ができたり(したいかどうかは別だけど・・・)
要はオープンな気持ちで楽しむ勇気さえあれば、とっても楽しい生活なわけです。
スーパーマーケットで何気なくお買い物していても、初めて見るものがたくさんあります。
この間も「Spelt」というのを見つけました。
説明を読んでみると、麦の古品種のひとつで、エマー麦とヤギ草の交配で生まれたものだそうです。
エマー麦って?
ヤギ草って??
でも「20分茹でたら食べられる」と書いてあるので、買ってみることにしました。
私は使っていないお部屋にプラスティックの収納箱をひとつ、私のコレクションのために置いてあります。
何のコレクションかというと、「一度お料理してみようかな」という、普段は使わないものとか、得体の知れないものとか、作る気だったのに、気持ちが冷めてしまったものとかが入っています。
いつもは入れるばっかりで、ここに入ってしまえば最後、陽の目を見るものは余りありません。
普通は忘れ去られて賞味期限を過ぎてしまいます。
多分海外在住の人は、皆似たような箱を持っているのではないか、と(勝手に)思います。
この中には食べるつもりだった日本食も入っています。
ひじきとか、昆布茶とか、冷やし中華とか、カレー粉・・・。
Speltはその箱へ入れる前に、キッチンの戸棚に入れました。
ここなら目に付くので、何かの機会にちゃんとお料理してもらえる可能性が高くなります。
数日前、ブログの写真を入れ替えましたが、これはマヨルカのレストランです。
ここで食べたリゾットがとっても美味しかったのを、写真を見ていて思い出しました。
Speltで作ってみようかな?
思い立ったらすぐ行動に移るタイプなので、早速冷蔵庫を開けてみました。
たいした物は入っていません。ローストチキンの残り、レッド・ペパー、たまねぎ、キャベツ。
鶏がらで作ったスープストックがあるから、これで十分かな?
たまねぎとキャベツはゆっくりとオリーブオイルで炒めて、Speltを加えました。
スープストックを加えて、15分ほどそのまま煮て、おなべに移してからレッドペパーのみじん切りとグリーンピースを加えて更に5分。
仕上げにトリュフオイルをお好みで。
お米と違って水分を吸いすぎないので、お米のリゾットのようにスープをゆっくり加えていく手間がかかりません。歯ごたえがあって、この食感はアタリです。
楽チンに美味しく出来上がりました。
イギリスではSpeltだけど、他の国ではなんていうのかな?
大麦(Barley)に少しだけ似ていますが、別物です。
多分健康食品のお店とかにありそう。
6 件のコメント:
みきさん、こんにちは。
スペルトはドイツ語でDinkel(ディンケル)と呼ぶようです。パン屋さんでディンケルのパンとか売られていますし、スーパーの粉売り場ではディンケル粉というものも売っています。ただ、私は買ったことないんですけど。
私は地下の食糧庫にいろんな物が”コレクション”されています。たまに食糧庫をチェックすると、賞味期限が切れていたり、忘れられていた貴重な日本食が出てきます(ガーン)。
美味しいものは後に食べる性格で、大切なものを取っておいて腐らせてしまう事しばしば。最近は反省して、美味しいものはすぐ頂くように心がけています。
みきさん、えらいですね。
私は知らない食材に手を出したことはあまりありません。誰かのところで食べておいしかったら買って作るのです。
↓新鮮なお魚が買えるなんてうらやましい。さすがロンドンだわ。
横レスですが、、、
アイスベアさん、私もいいものやおいしいものはあとで食べようとしまいこんでしまう人です。そしてね、賞味期限が過ぎていても乾物とかだったら食べちゃいます。だけどおなかを壊したことはまだありませんよ。貴重な日本食ですもの処分なんか絶対にしないわっ!!!
アイスベアさん、こんばんは。
やっぱり、コレクションをお持ちですね(爆)
へぇー、ドイツではディンケルって言うんだー。
これは粒のままお料理したんですが、粉になっているならパンとかにもよさそうですね。
100gの中に6gも繊維が入っているそうなので、おなかのお掃除にもよさそうです。
私好きなものははじめに全部食べちゃいます。だって、後まで残していたらおなかが一杯になりそうだから・・・。
桃太郎君は最後に食べることが多いみたい。
人それぞれですねー。
Pharyさん、こんばんは。
えらくないですよー。
食い意地が人一倍はっているだけです(笑)
あとね、好奇心旺盛なんだと思います。
どんな味かな?なんて。
やっぱり食い意地のひと言で済むかな?
新鮮な海のお魚はドイツでは難しいかもしれませんね。でも淡水魚ならそうでもない?
でもあんまり淡水魚のお刺身とかって聞きませんよね。
川で捕れるものだと、私、うなぎが大好きです。イギリスでたくさん捕れるそうですが、殆どがベルギーとフランスに輸出されてしまうそうです。
私のおうちの近くには、Eel pie Island(うなぎパイの島)というのがテムズ川に浮かんでいます。
私も賞味期限のきれたものを食べることがあります。
今冷蔵庫に入っているお味噌は8月末が賞味期限です。
でもこの間もお味噌汁食べちゃった。
今月末くらいまで、大丈夫かな?
こんにちは!
スペルト、よさそうですよね。
イタリアではFarroと呼ばれてます。
やはりミネストラ(スープ)に入れたり、夏は他の野菜を小さく切ったものとサラダにしたりするみたいです。
ドイツでは粉になったものもあちこちで売ってます。
おっしゃるように、おいしいパンができますよ。
麻さん、今晩は。
Farroって言うんだー。
イタリア料理だと、ミネストローネとかに合いそう!!
サラダはまだ試していないけれど、クスクスの代わりになりそうですね。
パンは今度試してみます。
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