2008年4月20日日曜日

ウェブサイトの日本語訳

4月というのは旅行業界にとっては結構暇な月です。
「新しい職場や学校に変わったばかりなので、ちょっと慣れるまでは旅行は控える」という人が多いみたい。
日本からの近場はそれほどではなくても、ヨーロッパまで来る、というのは他の月よりもぐんと少なくなります。
あまりにも暇をもてあましていたので、何かしたくなって、依然頼まれていて返事もしなかった、所属の協会のウェブサイトの日本語訳に取り掛かることにしました。

私は4つの協会に所属しているのですが、ひとつは日本語、残りは英語のウェブサイトです。
ターゲットが日本人なので、もちろん日本語のサイトを作るべきなのですが、最近までその機能はありませんでした。
年明けぐらいにその協会のひとつ、APTGから、日本語訳を(ボランティアで)やってくれないか、との打診を受けていました。
「どうせ誰か他の人がやるだろう」と思って放っておいたのですが、一向にその気配がありません。
そこで「ちょっとやってみようかなー」という気になったんです。
メールを送ってみると、早速翻訳用のワードファイルが返送されてきました。
既に日本語訳のある、ギルドのサイトがたいした日本語の量ではなかったので、甘く見ていました。

何ページ送られてきたと思います?
単語とか短い文で構成されていて、数字で管理されている「言葉リスト」が400弱。
そして長いテキストで構成されていて「文のまま管理されているリスト」が10ページ以上。

グーグル翻訳でどんな風になるか、興味本位でウェブ自体の自動翻訳を試してみました。
No-one knows Britain better than US.
いいえいいえ- 1つ知っている 英国英国 米国よりも良い
「なにこれー???」
因みに私の日本語訳は
「私たちは誰よりも英国を知っています」
US が「私たち」を強調しているのに米国になっちゃったのね。

自動翻訳は便利な時もあるけれど、ウェブ全体を翻訳したサイトを見て、全く意味が通じないことがよくあります。
日→英の場合も英→日の場合も、言葉だけを単純に訳すととんでもないことになっちゃいます。
今回の翻訳も、文を訳しているところはいいんですが、単語を訳しただけのリストから数字で再構成してある物はやっぱりおかしい箇所がいくつかあります。
でも直すのにすごい手間がかかるそうなので、しばらくはそのままだそう。

へんてこな訳のサイトというのを時々友達がメールしてくれるけど、以前イタリアのホテルのサイトで「すごくいい3流ホテル」というのがありました。
きっと三ツ星のつもりだろうなー。

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