2008年3月17日月曜日

マリボーンレイン


ここでも以前紹介した、ロンドンのかわいい町のひとつにマリボーンレーンがあります。
昨日はここに髪を切りに行ってきました。

雨が降りそうだったので、ティムちゃんに車を出してもらったんですが、駐車にはセルフリッジーズが便利なので、ついでに春のお洋服も見ようかな、という感じです。

このところロンドンは冬に逆戻りのようなお天気で、この週末も雪が降るかもしれないそうです。
平日のお昼なので、セルフリッジーズはあまり混んでいませんでした。
ジーンズを探していたので、百貨店はぴったり。
いろんなブランドの物をまとめて試着できるのは、専門店ではできないことです。

ティムちゃんはお買い物には欠かせない人で、特にお洋服を買いに行く時は絶対に一緒に来てもらいます。
買い物があまり好きじゃない男の人の話をよく聞きますが、ティムちゃんはお買い物が大好き。
試着室に次々とお勧めを持ってくるので、パーソナルショッピングアシスタントのようです。
ハンガーに掛かっているとそれほどでもないけれど、着てみると素敵なお洋服を見つけるのがすごくうまいんです。
きっと前世は女の子だったんじゃないかと思います。

昨日も20本ぐらいジーンズを試着して、結局アルマーニのものに落ち着きました。
もっとおしゃれなのはカットが合いませんでした。
随分長い間、股上が浅いカットが流行っていましたが、やっとこの頃まともなものが帰ってきたようです。

セルフリッジーズのいいところは品揃えですが、出口にたどり着くまでに目移りしてしまうくらいたくさんのブランドが入っています。
だから全く予定のなかった物まで買ってしまうということになってしまいます。
昨日はとても素敵なシルクのワンピースを見つけて、ティムちゃんの勧めるまま試着してみました。
70年代風で、Aラインのシルエット、袖口は7分でフレアーになっています。
マネキンはベルトをしていたけれど、ベルとなしの方が軽くて素敵。
これも買ってもらうことにしました。
試着室でゆっくり鏡を見て自己満足に陥っている時って、本当に幸せな気分。
脱ぐのがイヤになったので、そのまま着ていくことにしました。

美容院の予約は1時だったのでどこかでお昼を食べることにしました。

ちょうど美容院の前に和食のお店があるので、お昼の定食でも食べようかと思ったんですが、ティムちゃんは和食は食べたくないって。
私が髪を切っている間に何か食べに行くそうなので、後でお迎えに来てもらうことにして、パブでお別れしました。

和食屋さんの名前はCocoroです。
一人だったのでカウンターに座ったら、板さんがフレンドリーな人で楽しくおしゃべりをしながらご飯を食べました。
本日のスペシャルは味噌漬けBlack Cod(たらの一種)の焼き物でした。

しばらくすると、ティムちゃんがひょっこり顔を覗かせました。
お刺身だけつまみに来たんですって。

板さんが自分でビリングスゲート(魚の卸市場)まで出向くそうで、とても美味しかった。
でももうすぐ日本に帰っちゃうんですって。
ロンドンの板さんたちで、自分で買い付けまで行く人はすごく稀です。
熱心だなあと思いました。
普通のレストランでは専門の業者に配達してもらうので、魚代がとても高くつくそうです。
まだロンドンには1年未満だそうで、すれてないなぁ、という感じ。
その後髪を切ってもらった人も、ロンドンはまだ浅いんですって。

サービスが少しいい感じです。
長く住んでると、だんだんテキトーになっていく、ロンドンのサービス業です。
たまに新しい人を見ると、新鮮。
人のフリみてわがフリ、と思いました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ロンドンの和食は高い!という理由がわかったような気がします。
ドイツは安くていいね~ってよく言われるんですよ。だけど、ヒースローには欧州の魚が集まるって聞いていたので、疑問に思っていたんです。ほーいい勉強になったわ。

Miki Bartley さんのコメント...

業者の人に配達してもらうと、自分で買いに行く2.5倍になるんですって。
イギリスは何でも専門の人に頼む習慣がありますが、割高になるのが嫌な人とか、人を当てにしたくない人もやっぱり存在します。
そういった人は何でも自分でやっちゃいます。
日曜大工のお店に行くとそんな人たちがいっぱい。
因みに日曜大工のお店を英語で
Do It Yourself (自分でやっちゃう)
の頭文字をとってDIYといいます。