今日からちょうど25年前、私はコッツウォルズの終日観光のガイドをしていました。
バーフォードという、坂道が特徴のマーケットタウンにバスを駐車する時、ティムちゃんから携帯に電話がかかってきて、ニューヨークでテロがあったことやロンドンに戒厳令が出されるかもしれないというニュースを伝えてくれました。
まだスマートフォンもなかったので、事情の収集は誰かと電話で話すだけ。
旅行会社に連絡を取って、ロンドンに戻った後のお客様の行動などを色々相談したのを憶えています。
私が観光のご案内をしていたグループは、夜は自由行動で夕食もばらばらにとる予定だったのを、戒厳令など万が一のことを考えてホテルでグループとしてのディナーに替えたり、お友達がテロに巻き込まれているかもしれないと心配されている方のケアをしたり忙しく過ごしました。
幸いにもバーフォードが最後の訪問地だったので、その後は帰路につくだけ。
お仕事が終わった後は列車とかではなく、タクシーで帰宅したんだったと思いますが、その辺のことはあまりよく憶えていません。
この事件でお亡くなりになられた方々はアメリカ人だけではなく、他のたくさんの国籍の方たちがいました。
中にはイギリス人やイギリスの住人も含まれます。
その67人を含む、このテロで亡くなったすべての人たちを記念するメモリアルガーデンがロンドンには存在します。
場所はグロブナー広場。
ロンドンの中心地、メイフェアの真ん中です。
以前、この広場に面してアメリカ大使館が建っていました。
広場にはルーズベルト大統領の像もあります。
この像は第二次世界大戦後、英米の友好を記念してイギリスの市民たちの寄付で設立されたそうです。
この像の脇には日本の桜の木があって日英桜植樹プロジェクト(リンクします)で日英親善のためのもの。
また、広場の南側には第二次世界大戦の記念碑、イーグル飛行隊記念碑が建っています。
ポートランド石の柱とアメリカのワシを模ったブロンズ像の記念碑で、バトル・オブ・ブリテンの際にイギリス空軍の3つのイーグル飛行隊に所属した244人のアメリカ人戦闘機パイロットと16人のイギリス人戦闘機パイロットを追悼しています。
そして広場の東側に今回紹介する9月11日のメモリアルガーデンがあって、これはテロから2年後の2003年に除幕されました。
木製のパビリオンの前面にある柱は、樫の木。
3枚のブロンズ製の銘板は、命を落とした67人の英国市民の名前が記念されています。
ガーデンといわれるだけあって、周りにはいろいろな植物が植えられて、それらには英国種と米国種の両方が含まれているそうです。
ローズマリー -は友情と追悼、
ツタ は忠誠の象徴、
ユリ -は純粋さと魂、
フロックス -は伝統的な愛の証、
コーンフラワー -は治癒力、
そしてホワイトローズ・サリー・ホームズ は9月に咲く白いバラで、メモリアルガーデンの中心です。
ベンチもあって、ゆったり座って物思いにふけることができる場所。
このグロブナー広場が、今日は午前7時から午後6時30分まで一時閉鎖されます。
ここでは毎年9月11日の追悼式典を行っているのですが、今年は25周年記念ということもあり、規模が大きい式典だそうです。
この追悼式典は、2001年9月11日のテロ攻撃で命を落とした67人の英国市民の遺族とその招待客、要人、そして地域社会の人々が集まって敬意と追悼と哀悼の意を表します。
追悼式典の安全のために閉鎖ということです。
イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)
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