2025年11月20日木曜日

掃除機で有名なダイソンが作っているイチゴ???


そうなんです。
ダイソンってイチゴも作っているんですよ!!
私はデリバリー専門で店舗がないスーパーマーケット、Ocado から買っています。
でも Ocado 以外にも Harrods、 Sainsbury’s 、M&S 、そして Co-op でも購入が可能だそうです。
これらのイチゴはリンカンシャーの農場で作られていて、そこのファームショップでも売られています。

英国産のイチゴは有名ですが、季節限定。
これまでは初夏の旬の時期に楽しむものというイメージでした。

もちろんスーパーマーケットには年中並んでいますが、産地を確認するとエジプトやケニアといった遠い場所から運ばれているものも珍しくありません。

それが国内で年中生産できるなんてすごいことです。
大粒で色もきれい。
Ocado では1パック4.50ポンド(日本円で900円くらい)。
食後のデザートにちょっとというなら一人分で大体1/4~1/3パックくらいの量かな。
なので日本に比べると全然高価ではありません。
甘酸っぱいイチゴらしい味でティムちゃんも私も気に入っています。

ダイソン・ファーミングは効率的でハイテクな農業技術を使って持続可能な食料生産、食料安全保障、環境問題に取り組んでいるそうです。
Yuotube の動画を紹介しますね。

ダイソンは他にも持続可能なアイディアを活かしたホリデーコテージとか、いろんな業界に参入しています。
掃除機を作っているだけじゃないんですね。

コッツウォルズでのんびり環境に配慮したホリデーを楽しむなんて素敵なアイディア。

お値段を見てもそんなに高くないです。
例えば来月1週間くらいコテージ滞在のお値段が600ポンドちょっと(大人ふたり)ロンドンだと2泊で足が出そうってお値段です。

次回の英国訪問にいかがですか?



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月18日火曜日

バッキンガム宮殿の東翼

バッキンガム宮殿の正面は東向きです。
ロンドンを訪れる観光では最も人気のスポットのひとつ。
衛兵の交代式の時間に合わせる人たちが多いから、そんな時には人でいっぱいになります。

でも普段はこんな感じで写真を撮っている人たちが周りにいる程度。
前庭は飾りがある柵で厳重に取り囲まれていて、門は合計3つあります。

王家の人たちが儀式で使うのは正面の大きな門。

その両脇に比較的小さめの門があって、それらは人用と車用のペアになっています。
こちらはそんな通用門の北側のもの。
つまり正面を向くと右手の通用門です。
宮殿で働いている人たちはこちらの門を使うことも多いです。


この日は東翼のツアーに参加してきました。
待ち合わせはこの北門。
夏の一時公開で見学する西翼は何度も訪れたことがありますし、公認ガイドなので無料で入ることができるのですが、こちらはガイドの私も有料です。
今回はチケット代100ポンドを支払って勉強に行ってきました。
門が開いて名前を確認されます。
チケットの有無ではなくて名前の確認。
既に誰なのか調べてあるってことなんでしょうね。

この時は10人ちょっとでしたが少し遅れてきた人たちも中で加わってグループは20人でした。
宮殿ガイド3人と一緒に東翼ツアーの開始。
ロイヤルコレクショントラストの動画を載せておきます。

このアイコニックな正面のバルコニーの後ろのお部屋にも行くんですよ。

もちろんバルコニーには安全上の理由で出ることができませんから、実際は中からカーテンを通して見るだけです。
それでも普段行くことができない場所なので、参加してよかったと思いました。

このツアーでは建物の右側でファーストフロアー(日本で言う2階)に上がり、そのフロアーの端から端までのギャラリー(廊下部分)に加えて3つのお部屋を見学しました。

一番北側の朝食の部屋、一番南の黄色の部屋、そして正面のバルコニーがあるお部屋の3つです。
他に地面階ではセキュリティーの後にブリーフをする、コートや荷物を預かってもらうお部屋もあります。

それらを1時間半ほどで回るのですが、一か所ごとの話が長く、たくさん観るというよりは深く観ることになります。
バックグラウンドの話も長め。
例えば肖像画の前でその人の家系だとか。
その割に装飾品の話はサラッと何年ごろに作られたで終わったりしました。

この間紹介したパゴダ(リンクします)もこの時に見せてもらったのですが、天井に届きそうだったので「高さはどれくらいですか?」って質問したんですが「さぁ?」という答えでした。
ま、自分で調べるきっかけになったので良かったですけどね。

全体を通してシノワーズリー(ヨーロッパで流行った中国風デコレーション)がテーマです。
壁紙を含むたくさんの装飾品がジョージ4世の時代に彼の宮殿「ロイヤルパビリオン」のために購入や注文がされています。

私はこのシャンデリアがとても素敵だと思いました。

ウイリアム・ペリーというガラス作家がジョージ4世のために製作したものです。
バルコニーの後ろのお部屋にもかかっているのでロイヤルがお出ましの際にはちらっと見られるのではないかと思います。
ほら、この写真にも写っていますよね。

この東翼のツアーは王様が許可した日にちしか催行されないので今年分はすべて売り切れ。
もしかしたら1月や2月に催行されるかもしれないそうですが、今のところはまだ未定です。

売り出されてもすぐに定員に達してしまうので、見かけたら是非どうぞ。
正直に言えば、西翼のツアーの方が豪華(そして入場料も安い)です。
でも希少価値ということで考えるとこっちに軍配が上がるかなぁ。
また前者がオーディオガイドなのに対してこちらは生きているガイド(笑)答えが返ってくるかどうかは別にして、会話できるのがいいですね。


屋内の写真は撮影禁止です。
今回、屋内の写真とバルコニーの写真はロイヤルコレクションのサイトからの転載です。




イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月16日日曜日

イギリスで有名なインテリアコーディネーター といえば?

イギリスで有名なインテリアコーディネーター 、それはずばり、メアリ女王です。

誰それ???

イングランドの女王として君臨したのはメアリ1世(在位1553‐1558、エリザベス1世の姉)メアリ2世(在位1689‐1694ウイリアム3世との共同統治)が知られています。
スコットランドではメアリ女王といえばジェームス6世の母。

それ以外には、王様の妻という立場の女王が何人かいます。
チャールズ1世やジェームス2世の妻もメアリ女王として知られています。

でもインテリアコーディネーターとして有名なのはジョージ5世(在位 1910-1936)の妻であるメアリ女王。

メアリ女王はジョージ3世のひ孫、英国王家のマイナーなメンバーでした。
血筋の割にはさほど裕福な家庭ではなかったので、一家は節約のためにヨーロッパにお引っ越しもしています。
イタリアに住んで、フィレンツェで芸術に目覚めたのは16歳のころ。
その10年後には遠い親戚であるイギリスの王位継承者ジョージ(のちのジョージ5世)と結婚します。
彼が英国王になった後は彼女はバッキンガム宮殿やウインザー城、それ以外の場所でも家具や壁紙、装飾品の配置などに熱心でした。

倉庫に眠っているいろいろなものを見つけては、それらを修復させたりもしています。

たくさんの王家の所蔵品はそのころまだカタログ化されていなかったのを彼女の影響でまとめる動きがスタートしました。

現在ロイヤルコレクションが管理している所蔵品のことです。
RCINで始まるコレクションには何万点もの所蔵品があります。
ではその1番目な何かというとジョージ4世がブライトンの宮殿「ロイヤルパビリオン」に飾るために購入したり作らせたりした4つのパゴダです。
これらは中国製の部分だけではなく、イギリスで作られた部分もあって、かなり複雑なつくり。


パゴダというのは仏教やヒンドゥー教の影響を受けた建物や装飾品で重なる塔の形をしたものです。
これはバッキンガム宮殿の中に飾られているもので、何と高さは5m以上!
ロイヤルコレクションが組み立てのビデオを出しているのでちょっと紹介しますね。

ロイヤルコレクションのページも載せておきます(リンクします)

ロイヤルコレクションのカタログナンバーは古い順というわけでもないし、飾られている場所別になっているわけでもないようです。

ざっと見てみたら、若い番号はジョージ4世が集めたり作らせたコレクションが多いようですが、それだけというわけでもないようです。

それではこのロイヤルコレクションからいくつかを数回に分けて紹介しようと思います。
実際に観ることのできるもの、ということで展示場所も含め紹介できたらいいなと思っています。

ちなみにこのパゴダが飾られているのはバッキンガム宮殿の東翼。
通常の夏の一般公開で見ることができるのは西翼なので東翼のツアーも色々ご紹介したいと思います。


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月14日金曜日

ワンピースが好きなら行ってみて!

先日 CPD でゴールデンハインドに行ってきました。
CPD というのは、専門職のライセンスを取った後、継続して行う自分磨きのための勉強です。

10月の終わりから3月くらいにかけて行われるものが多いので、イギリスの冬時間とほぼ一致。

お仕事が終わるくらいの時間に設定されていたりすると、真っ暗になってから向かうことも多いです。
ゴールデンハインドに行ったのも夕方暗くなるころ。
まだ少しだけ写真を撮ることができる明かりが残っていました。

ゴールデンハインドはチューダー時代の船の複製です。
エリザベス1世の時代、16世紀後半にドレイク船長が世界を一周したという船。
ちょうどアニメのワンピースとかの時代なのかな?
私は詳しくは知らないのですが、ワンピースは大航海時代の幕開けが設定と聞きました。
だとすれば、ぴったりだと思います。

ロンドン橋のそば、ドライドックで見ることができます。
ハインドというのは雌のシカのこと。
なのでお船には金色のシカの絵が。
実はイギリスから出向した時にはペリカンという名前だったこの船。
途中で船長のドレイクが名前を変えています。
帆船には帆先があって、そこにはマスコットが付けられました。
フィギュアヘッドといいます。
もちろんこの船のフィギュアヘッドはハインド。

もともと5隻で就航しましたが、イギリスに無事に帰ってきたのはこの船のみ。
世界を一周したということで、ドレイクはエリザベス1世からナイトの称号を受けました。

この当時はスペインの方が海軍の力は上だとされていました。
接舷させて相手の船に乗り移って戦うスペインの戦術はたくさん乗れる大きな船が有利です。
でも大きなスペインの船と違って小回りが利く小さなイギリスの船は、船から大砲を使って敵を打つという方法をとりました。

ゴールデンハインドではそういった戦術や実際の船での生活を勉強することができます。
大砲を打つときに使用されたいろんな道具。
この船が素晴らしいのは本物ではなくてレプリカだということ。
「え、それっていいこと?」
そう思いますよね。
いいことなんです。
理由は何を触ってもいいこと(笑)
だってレプリカだから、傷むこととか考えなくてもいい。
もちろん常識の範囲内ですよ!

結構リアルにできています。
ただ、サイズもリアルなので甲板にいる時以外は腰をかがめる必要があることがちょっと辛い。
腰が悪い人にはお勧めしづらいなぁ。
元気な子供たちにはお勧めです!

どんなものを食べていたとか、長旅でどんな問題があったとか、いろいろ面白い話が多いです。
係の人がいろんな案内をしてくれる時もあるし、QRコードから案内を聞くのもあり。
貸し切りでパーティーすることもできるので、ワンピースのファンを集めて仮装で楽しむのもいいかも!

11月から3月は 10:00 - 17:00、
4月から10月は 10:00 - 18:00。
これからの季節はパーティーも多いので貸し切りで閉鎖されていないか事前にチェックした方がいいと思います。
今のところ、すでに以下の時間が閉館。
15th Nov 15:00 - 17:00
16th Nov 15:00 - 17:00
22nd Nov 12:00 - 17:00
23rd Nov 15:00 - 17:00
29th Nov 15:00 - 17:00
13th Dec 15:00 - 17:00
16th Dec 16:00 - 17:00
24th Dec 16:00 - 17:00
25th Dec All day
26th Dec 16:00 - 17:00
31st Dec 16:00 - 17:00

入場料はひとり6ポンド、家族4人で20ポンド、3歳以下は無料です。





イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月12日水曜日

スープが特に美味しいラーメン屋さん


先月ブリストルに行った時に紹介したラーメン屋さんの記事(リンクします)の中で、今度はスープが美味しいところを紹介すると書きました。

なので今日の話題はそのお店。

実はここ、スーパーマーケットなんです。
地下鉄のホランドパーク駅から徒歩すぐ。
奥に進んでいくとカウンターがあって4人ほど座っています。
そう、こんな規模なんです。
多分もう一人くらいは座れた気がします。

で、お店の前にベンチと小さなテーブルがあるからそこで食べてもいいです。
特に背が低い人はその方が安全。

カウンターのストールがすごく高いからです。
私、身長が165㎝なんだけど、ストールの高さは私のウエストよりももっと高い位置。
特に降りる時、危ないです。

私はディナータイムに行ったことはないのでわかりませんが、ランチタイムはメニューの選択無し。
座るとこんなメニューが置いてあります。
で、カードで支払いが先。
何のサービスがあるわけでもないけれど、なぜかサービスチャージが12.5%付いている(笑)
「カウンターの人から受け取って、出されたものを食べるだけなのに」というのはみんな思っているかもしれないけれど、誰も何も言わない(爆)

きたー!
麺は堅めで好みが分かれるかもしれませんが、とりあえずスープが美味しい。
チャーシューも美味しい。
煮卵もおいしい。
これで10ポンドは安い(実際は11.25ポンド)

ごちそうさまでした。
座れる人数が少ないので、並ぶ可能性はあります。
夜は予約が取れるみたいで他のメニューもあるようですが、行ったことがないのでどんな様子かはわかりません。

ランチタイムにサクッとラーメンを食べたいならぜひどうぞ。






イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月10日月曜日

最後の晩餐をコッツウォルズで見てきたよ!


先日紹介した南コッツウォルズ Nailsworth の地区教会セントジョージ(リンクします)

この教会の祭壇には最後の晩餐が飾られています。
もちろんダヴィンチの描いたものじゃない。
でもパッと見ただけで「最後の晩餐」だとわかる構図です。

こちら。
実際に教会の中で私が撮った写真なので少し歪んでいます。
なので見やすい画像をオフィシャルサイトから紹介しておきます。
作者はローナ・メイ・ワズワース。



教会の中にローナ自身が書いたこの絵の紹介が置いてありました。
登場人物がだれだかわかりますか?といった趣向。

彼女によると、完成した作品を見た人たちの中に、この赤い服の男性がキリストだと思ったという人が一定数いたそうです。
紹介文には「その原因は私の構成力不足なのか、それともイエスが黒人である可能性を人々が潜在意識的に疑っていた証拠なのか、私には分かりませんでした。」と書かれていました。
だとすればその人たちは一体青い布をまとった人物が誰だと思っているんでしょうね!

私にはイエスは彼以外には思い当たりませんし、赤い服の男性はイエスの愛した弟子ヨハネであることはそのポーズから明らかだろうと思うんですけどね。

さてこのふたりから左手に少しいくと人差し指を突き出して立ち上がっている男性がいます。
伝統的に使徒たちの中で人差し指が目立つのはトマスなんですが、彼女の作品ではこの人物はペトロだそうです。
この晩餐の後に起こる裏切りと悲劇をイエスから聞かされて「主よ、私は決してあなたを否定しません」と息巻いているのですが、ペテロはこの後 鶏が鳴く前に3度「私はその人を知りません」と言うことになるのです。

そしてそのペテロが身を乗り出している場所に冷静に座っているブロンドの男性。
この人物が裏切り者のユダ。
ローナによると人を裏切るのは往々にして一番それらしくない人物、ということで金髪の愛すべきハンサムな人物を描いたそうです。
イエスが差し出している手を拒んでいるのか引き合いながらも触れていない、もしくは触れないように少し引いた様子の手。
この部分を注視すると緊張感が伝わってきます。

ローナはこの4人(イエス、ヨハネ、ペテロ、そしてユダ)が彼女の最後の晩餐の中心人物なので「他の人物は想像にお任せ」でいいそうです。

実際に誰が誰なのか、いろんな解釈ができそうです。

ということで私もひとりだけこの4人以外を推理してみたいと思います。

推理するのはこの4人(というか、まとまった中には5人いますよね?)の真ん中にいる人!
皆さんは誰だと思いますか?

私はこの人は福音書記者のひとり、マタイだと思います。
彼の目線がヨハネ(彼も福音書記者)のイエスに対する視線と呼応しているし、何よりこの4人のドラマの真ん中にいることから、それを書き残すのにふさわしいのではないでしょうか?

そういえば以前ダヴィンチの最後の晩餐も紹介しましたよね。
ご参考までにそちらの記事も紹介しておきます。
この作品と比べると興味深い。
お時間のある時にどうぞ(リンクします)



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月8日土曜日

コッツウォルズのネイルズワース

ネイルズワース、コッツウォルズは知っていても、聞いたことないですよね。
観光でよく知られている町や村と違って、一般の観光ではまず行かない。

でもね、なかなかいいところ。
フォレストグリーン・ローバーズというフットボールチームの本拠地です。

え、サッカー好きだけど聞いたことがない?

当然です。
ナショナルリーグのチームですからね。

イギリスで一番有名なリーグはプレミアリーグ(20クラブ)、
その下がチャンピオンシップ(24クラブ)、
次がリーグ1(24クラブ)、
その次がリーグ2(24クラブ)、
そしてそのさらに下にプロフェッショナルチームとしては最も草野球的なナショナルリーグが存在します。
ナショナルリーグは全国規模で試合をする最下層のリーグです。
この下にもリーグはありますが、試合は全国規模ではなくなります。

このチームオーナーがグリーンを謳うデール・ヴィンス。
グリーンエナジーの会社なんかも立ち上げた人物で、持続性や環境問題を重視しています。
ということで、サッカーの業績よりもそういった持続性や環境系の賞をたくさん受けています。
地元に愛された小さなクラブです。

ボックスもそこから見えるグラウンドも素朴そのもの。
すぐお隣の練習場では子供たちがボールを蹴っていたりもします。

受付から入ったところに飾られている賞はエコ関係のものも多いです。

ネイルズワースの町の中心はここから1マイルちょっと。
町の人口は5‐6千人といったところ。
その割には立派な教会が建っていて、昔は羊毛で稼いだ町だったことが偲ばれます。

町の名前、Nailsworth というのは羊毛を計って売ったところという意味があります。

そんな街の地区教会がこちら。

中にはステンドグラスがいろいろあって、この真ん中がセントジョージ。

こちらがちょっと大きくしたところ。
この教会には彼の名前が付いています。

両脇の二人は実在した聖人で左手がチチェスターのセントリチャード、右手はトゥールのセントマーティンです。
このセントマーティンの足元に何か書いてあったので写真に撮ってきました。
この教区に住んで1920年に亡くなった弁護士アルフレッド・エドワード・スミスさんは40年教会の係員として働いていたそうで、その彼の記念に作られた1922年のステンドグラスですって。

中は比較的簡素だけど、余計にステンドグラスが目立ちますね。

訪れた教会のステンドグラス、小さな教会だとガイドブックも無かったりします。
そんな時、詳細を知りたいなと思ったら便利なウェブサイトがあります。
このサイトでどの教会かを選択するだけで記録を見ることができるのです。
気になる教会のステンドグラスがあれば調べてみてください。

さあそれではまっすぐに祭壇へと進んでみましょう。
祭壇にもこの教区に住んだアラン・ダンカンという人がお金を遺して作られた立派な祭壇画があるのです。

ちょっと長くなってきたので、祭壇画のおはなしはまたの機会に。






イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2025年11月6日木曜日

トッテナムにあるおすすめレストラン

トッテナムはロンドン中心地からは北側の、ハリンゲイ区というところにあります。
スタジアムの周りには食べるところはたくさんありますが、どちらかというとジャンク系のものが多い。
私のチケットが用意されていなくて時間をつぶさないといけないけれど、あまり遠くへは行けないとき、選択肢はそれほど多くありません。
そんな時に私が行く場所のひとつを今日は紹介します。

トルコ系のレストランなんだけど、トルコ料理のレストランというわけではありません。

場所柄、試合がある日はすごく混みます。
そして、ここの女将さんは忙しい時にはパニックになる(笑)ので覚悟した方がいい。
でもすいているときはとても親切でいい人です。
コーヒー一杯でラップトップ開けている人もいる。

今回は試合のない日にひとりでご飯を食べました。
ピザがおいしそうで、それなのに一回も注文したことがないから、今日こそはと意気込んでいきましたが、「ごめんね~、オーブン係の女の子が今日はお休みだからピザはできないのよ」だって。
ということで、トルコ風のラムのシチューを注文してみました。

ごはんとサラダとパンが付いて16ポンド。
お野菜もたっぷり入ってヘルシーなランチ。

そうなんです。
サッカースタジアムのエリアにはヘルシーなレストランが少ないんですよね。
なのでレビューを見てきた人たちが試合の日には殺到するわけ。

1度なんて30分くらい待たされたことがあります。
でもこちらは時間はたっぷりあったので余裕で待っていたらすごく感謝されました。
試合時間が近くなると待ち時間にイライラしたお客さんと対応に追われるおかみさんとのバトル。

こちらは食後のコーヒー。

そしてこれが伝票。

テーブルではなく入り口のカウンターでの支払い。
チップは別なので15%乗せてもらってクレジットカードで支払いました。
レビューを見ると高いとか態度が悪いとか書かれていたりしますが、たぶん態度が悪いのは忙しいときで、お値段に関しては中心地ではないとはいえ、ロンドンではここは高い部類には入らないと思う、というのが私の意見。
ランチサプリメント(リンクします)の記事でもランチのお値段を紹介しました。


ただ場所柄トッテナムに用が無ければわざわざ行く価値があるかと聞かれれば、微妙ですね。
スタジアム近くでどこか食べるところを探しているならどうぞ。



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかりますt

2025年11月4日火曜日

衛兵さんのコスプレができる場所!


コスプレができるなんてふざけたタイトルにしたけれど、実際はもっとまじめな博物館です。
そして、有料。
大人10ポンド、各種割引きチケット7ポンド。
15歳以下は無料です。
お客様と一緒に入場するブルーバッジガイドは無料。


イギリスに旅行に来る普通の人たちにとって、衛兵といえばバッキンガム宮殿の前に立っていたり、交代式で見かけるお人形さんのような存在だったりもするわけですが、衛兵は実際の陸軍の兵士たちで、戦争に行けば命がけで国を守っている人たちです。

衛兵さんたちの歴史や有名な戦いがかなり詳しく説明されていて、ミリタリー系に興味がある人にはとても価値がある博物館です。

展示されているのは実際に使われていた武器だったり、当時の写真などもあります。
手紙などの資料もたくさん出てくる。
これなんかはブレナム宮殿の名前のもとになったブレナムの戦いの陣地模型。
こういった戦争の記録だけというわけではなく、もっと親しみやすい展示もあります。
例えば制服のディスプレイ。


全てオーディオガイドで詳しい説明を聞くこともできる。
日本語があるのも嬉しい。
最近、日本語のオーディオガイドはあまり見ないからなおさら(笑)

場所はバッキンガム宮殿のそば。
宮殿の南側にあるウエリントン兵舎の横にチャペルがあって、バードケージウォークという道にチャペルと博物館へのゲートがあります。

衛兵交代式の前にウエリントンバラックの前庭で閲兵式があるから、その前に博物館に行くのがルート的にスムーズ。
博物館で下調べをしていたら、交代式の衛兵さんのことがよく分かって楽しいんじゃないかな?
15歳以下が無料なので、子供連れの人たちには特にいいんじゃないかと思います。

入り口を入ったところに小さなショップとコスプレ用の衣装(袖を通して後ろがベルクロになっているスタイル)があります。

もふもふのお帽子を被ってセルフィー(自撮り)してみました!
そうしたら、やっぱり制服も着てみたくなって…(笑)
全身のセルフィーは顔だけと違って難しいなぁと色々試していたら、通りがかった人が見かねて撮ってくれました。
ベルクロ(マジックテープ)をきちんと留めていないのでなんだかだらしないなぁ。
でも通りがかりの人に待ってもらってまできちんとする余裕がありませんでした。
なので今度はお友達と行ってもっとカッコいい写真を撮ろうと思っています。

たくさんのロンドンの博物館でこういった「なりきりさん衣装」が用意されているので、それを目的に回ってみるのも面白いかなぁと思っています。

時間ができたらリストアップしてみようかな。





​イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。