2025年6月8日日曜日

イギリスで宮大工さんの技術を観る!




外国にいることで改めて日本ってすごいなって気付かされることがあります。

そんな「日本スゴイ!」が体験できる場所のひとつジャパン・ハウス。

これまでにもこのブログで紹介しました。



このジャパンハウスで今「木の命を汲む人」という展示をやっていて宮大工さんたちの技術の紹介を観ることができます。

展示のドアをくぐるといきなりのこぎり!
色々な技術が丁寧に解説されています。
じっくり見ている人も多い。
細かな細工物もあれば、道具類もあるし、
これなんかは薄い木でできたテンプレートの数々。

指物のコーナーでは小箱なんかでよく見る90度に木を組む時の見本がずらっと並んでいて面白かった。
普段あまり見ることができない柱の組み方とかはビデオが流れていて非常によくできた展示だと思いました。
何回も何回もビデオを見ながら「わ~すごい技術なんだ!」って再認識。
折り紙は世界に誇る日本の芸術のひとつだと思うけれど、立体の組み込みはその創造性や正確さ、美しさで同じかもしくはそれ以上に素晴らしく感じました。


たくさんの技術を堪能した後にグラウンドフロアに戻るとウインドウのそばに実際に触って楽しめるコーナーが設けられています。

組み込まれた木を外したり戻したり。
外すのは簡単だけど、元に戻すのはちょっとコツがいるものも。
またショップでは木にまつわるということなのか、それとも単にお庭の季節ということなのか、お庭関係のグッズも多く販売されていました。
「春菊を育ててみよう」みたいなパッケージもあった。
種でも入っているのかな?
私はお庭がないから見るだけ。

そんな私でも買えるのは手ぬぐい。
木の名前がたくさん書いてあって面白い!
手ぬぐいはティータオルよりもお布きんとして使い勝手があります。
イギリスの人は漢字が好きだからプレゼントにいいかもね。
22ポンドでした。

手ぬぐいを見て思うんだけど、22ポンドもとるなら縁は縫ってほしいなぁ。
それが手ぬぐいって言われればそれまでなんだけど、いつも気になります。

ちょっと検索したら理由がわかりました!

一つは乾きが早く、衛生的に保てるということ。
手ぬぐいは、本来汗を拭ったり、手を拭いたりするための布です。
生地の端を縫ってしまうと、その部分の生地が厚くなり、乾きが遅くなったり、水分がたまり雑菌が発生する可能性があります。
端を縫っていないことで、早く乾き、衛生的に使えるというメリットが生まれます。

また、手ぬぐいを手で簡単に割けるようにという理由もあります。
応急処置の包帯替わりにする、使い古した手ぬぐいを掃除に使うなど、手ぬぐいは、さまざまな用途に活用されてきました。
緊急事態でも簡単に手で割くことができるように端が縫われていないのです。

こちらは浜松染工さんのサイト(リンクします)からのコピーです。

へぇ~、理由がわかるとほつれも気にならなくなりますね。
今度からプレゼントするときにこれも一緒に伝えるようにしようっと。
やっぱり日本ってスゴイなぁ。

この展示『木の命を汲む人」は7月6日まで、入場は無料です。


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2025年6月6日金曜日

英国風のティールーム




今日はイギリスらしい雰囲気のあるティールームを紹介します。

キューガーデンのヴィクトリアゲートから徒歩で数分という場所なので、キューガーデンに行く前か後に時間を合わせるといいと思います。



今から約500年ほど前、この国の王様はヘンリー8世。
彼の2番目のお妃さまがアン・ブリンという女性(エリザベス1世のお母さん)で彼女のお付きの女性(メイド・オブ・オナー)が作ったというお菓子がとても有名。

一説によれば、ヘンリー8世がひどく気に入ったこのお菓子、そのレシピだけではなく、作り方を知っている女性も宮殿から出ることを許さなかったとか。

18世紀初頭にはこのお菓子のレシピがリッチモンドのベイカリーに伝わって、それが今ではキューガーデンそばにあるというわけ。


大きさはポルトガルのエッグタルトを少し浅めにした感じです。
お味はもっと甘さを控えてレモンの風味が加わります。
軽いので何個でも食べられるんじゃないかな。


因みにヘンリー8世が住んだハンプトンコートパレスのカフェでも「メイド・オブ・オナー・のタルト」を食べることができます。

ここのハウスガイドになるためのコースを取っていた2016年。
何か月か通ったので、中で食べられるものはほぼ全部試しました(笑)
中にはレストランやカフェがあって、タルトは軽食専門のカフェに置いてあります。
ディスプレイはこんな感じ。
この写真は2016年にコースを取っていた時に撮ったものだから、今はお値段が変わっているはず。
最近行っていないので現在のお値段はわかりません。
10年近く前なのに3.75ポンドっていいお値段だなぁ。

それなのにプラスティックのトレイで食べるなんて、味気ないですね。
タルト生地もハンプトンコート宮殿のものはごく普通。
中のカスタードはレモン系でさっぱりして美味しいけれど。


メイドオブオナーのお店で食べると、ずいぶん雰囲気は違います。
ペイストリーがこちらはパイ生地みたいに層がある。
ね、ポルトガルのエッグタルトに似てるでしょう?
こんな風にちゃんとしたお皿から食べるとよりおいしい。
そして、このタルトはイートイン(店内での飲食)で 3.50ポンド。

ぜひ行ってみてください。





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2025年6月4日水曜日

お得な銀行口座を開けてみた!



日本ではどうか知らないんだけど、イギリスでは時々お得な銀行口座の開設案内があったりします。

イギリスのお金情報を扱った Money Saving Expert (リンクします)のサイトで見つけたお得情報で「これいいな」と思ったのがTSB銀行のもの。

他にもあったオファーの中からこれを選んだのはDD(自動引き落とし)の設定をしなくてもいいから。

口座を自社の銀行に替える代わりに特典が付いてくる場合、よくあるのがその口座に紐づけられた条件。
お給料が毎月振込まれること、とかDD2件以上とか。

私が自動引き落としの手続きをしてあるのは大概お仕事関連のものなので違う口座にすると経理上すこし面倒。

今回のようにそういった紐づけがないなら今使っているメインの銀行にスペアの普通口座を開設してそれを利用すれば簡単。

今回のオファーは普通口座をTSB銀行に移動させるだけで 100 ポンドが振り込まれるらしい。
その後、デビットカードを月に20回使うと6 か月間に月額 15 ポンドのキャッシュバックがあって、さらに 12月にデビットカードを20回以上使うと2026 年 1 月に追加の特典があるんだって。

TSB Spend & Saveというアカウントで、2022 年 10 月 1 日以降に TSB からスイッチ ボーナスを受け取っていないことが条件。

とりあえずオ口座は開けてみたので後はメインバンクからの切り替えを7 月 19 日までにすればいいらしい。
100 ポンドは 8 月 2 日から 16 日の間に支払われるそうなので楽しみ。
1月のリワードはキャッシュじゃないからそれを入れずに計算しても190ポンド。
日本円なら4万円弱。
大した金額じゃないけど、口座の開設は5分くらいだったし、特に何もせずに手にできる収入って嬉しい。
オンラインで質問に答えるだけで、ID確認もなくてビックリ。
ただ、まだアプリを入れていないのでそこでチェックが入るのかも。

半年したら、また調べてどこか別の銀行に乗り換えてもいいと思うかもだけど、あまり頻繁に口座の開設をすると金融関係の信用度が落ちる可能性があるとどこかで読んだことがあるので、その辺は自己判断でどうぞ。








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2025年6月2日月曜日

日本の庭師さんから教えてもらったよ!



英国公認日本語ガイド協会 JRTGA (リンクします)の勉強会でキューガーデンの日本庭園のレクチャーがありました。

16歳から造園の勉強をしてきたというだけあってお庭への情熱が感じられてとても有意義な時間を過ごしました。

彼は今ロンドンに住んで、個人宅の庭園の管理や、キューガーデンを含む日本庭園の手入れのアドバイザーをしているそうです。

私は日本で大人として過ごした時間がほぼないので、日本庭園のことは全くわかりません。
そんな私でもわかりやすく見どころや基礎知識を教えてもらいました。

今日はそんな中から私が特に面白いと思ったものをいくつか紹介したいと思います。

こちらが村田さん。
彼の横に見えるのはアセビの木。
アセビは馬酔木と書きます。
神経系の毒があるので馬が間違って食べたら足がもつれて酔っぱらったように見えるから。
「足がしびれる」が訛ってアシビ→アセビとよばれたという説もあります。
日本庭園やお寺などに植えられるのは動物除けということで、この間紹介したイチイ(リンクします)と同じですね。
馬酔木はつつじの仲間で同じように酸性の土壌を好むそうです。
なので日本庭園では土にピートを混ぜて土壌改良を行ったそうです。

馬酔木の下には玉竜がたくさん植えられています。
名前は丸いことと竜の髭を想像させるところから。
イギリスでは非常に値段が高いそうで、一株15ポンド(3千円弱)もするそうです。
それが何とキューの日本庭園には3900株も植えられているんですって!
気になって日本でのお値段を調べたら1000株で5万円ちょっとでした。


次は彼の足元を見てください。

アラレコボシという石畳。
これはキューガーデンの人(イギリス人)が作ったそうです。
日本では桂離宮のあられこぼし(リンクします)が有名ということです。

小石を並べるだけではないので本当に手間がかかる作業。
ここはセメントも使っているけれど、本物は石と砂だけで作っているので水はけも良く、再利用もできるので環境にもいいそうです。

最近、ベルギーのブリュッセルで観光客が広場の石畳を抜いて持ってかえることが問題になっているというニュースを読んだので、日本ではそういった問題はあるのか質問してみました。
そうしたら「石の面やかみ合い具合を見ながら丁寧に叩いて仕上げていくのできちんと仕上げられたアラレコボシの石は動かない」そうです。
日本庭園では道以外にもいろいろな場所に石が使われていますが、石にはそれぞれの面(ツラ)があるから、その石の1番良い面を見極めるのが大事だそうです。
これは人のいい面を見つけるのと同じと教えられたんですって。

深いなぁ。

形式には真・行・草の3つがあるという考えではアラレコボシは草にあたるそう。
加工されて整えられたものと違い自然の石を使って自由度がある。

真の道というのはこんな感じ。

それらの中間の行はこんな風です。
庭に設置される石張りの通路、延べ段。
ちょっとわかりにくいけれど、加工された石と加工されていない石が組み合わされています。

ここにも玉竜がいっぱい。
お値段を聞いてからは無意識に株の数を数えてしまう(笑)

この竹の柵もキューの人が作ったんですって。
竹って節がありますよね。
こういった柵を作る時に庭師が絶対にやらないことがあるそうです。
それは節と節を重ねるということ。

何故か?

節 x 節 = 節合せ(→不幸せ)に通じるからですって。
面白い!!
今度竹の柵を見つけたら絶対確認したい。
こちらで東洋風の家具なんかに竹があしらわれていたりすることがあるから、それらも当てはまりそう。
音を気にするということは日本人が作ったかどうかの目安になるかもね。

逆に縁起がいいのは南天。
南天→なんてん→難を転じる、だそう。
日本庭園でよく見ますよね。

残念なお天気だったけれど、あっという間に90分が過ぎてしまいました。
他にもいろんなことを勉強したので、是非これからのガイディングで使ってみようと思いました。

キューガーデンは今、バラがちょうど満開です。
それ以外にも見どころがいっぱいなのでぜひどうぞ。

中にはレストランやカフェもあるので、のんびり1日楽しめます。
お天気が良ければピクニックもいいかも。







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2025年5月31日土曜日

穴に合わない?




ティムちゃんとおしゃべりしていると英語の面白いことわざを聞くことがあります。
その場で面白いと思っても、書き留めることまではしません。
おしゃべりの途中ってペンとメモを持っているわけではないし、探している間に会話は進んで忘れ去ってしまうことがほとんど。

というのもそういったことわざに出てくる単語はほとんどが日常の何気ない言葉だから。
知らない言葉だと「それ何?」って聞いてそこで頭に入るけれど、知っている言葉だとわざわざ別にインプットしないです。
そして、ほとんどの場合は英語のことわざって日本語に訳すとヘンテコになってしまったりします。
習慣や物の名前って文化圏によって変わってしまうから、意味を説明してもそれだけでは少し違和感が残るものも多いです。

でも昨日聞いて、これは日本語でも簡単に想像してもらえるからブログに書こうと思ったのが、「Square peg in a round hole(丸い穴に四角いペッグ)」というもの。
ティムちゃんの会社で働いていたある人が、とうとうクビになったという話の中で出てきました。
「He was a square peg in a round hole」

スクウェアは日本では正方形と訳されています。
イギリスでももちろん正方形なんだけど、普通にスクウェアという時はただの四角という意味で使われることも多いです。
または「型にはまって柔軟ではない」といった意味もある。

ということで Square peg というのは四角いペッグ。
ペッグは普通は洗濯ばさみのことなんだけど、木の小さな杭のこともそうよびます。
日本語では木タボというそうですね。
簡易家具の組み立てなどで穴に差し込む小さな木の杭。
もしくはゲームボードの得点や位置を示すための小さな杭もペッグです。

こういったペッグが四角かったら丸い穴には入りませんよね?
もちろん小さな四角なら入るけれど、スカスカで役立たない。

ということでこのイディオムは「適材適所ではない」という意味になるわけです。
面白いのは「適材適所」という言葉も、元は木造建築で正しい場所に適した素材を使うという意味なんですね。

ティムちゃんにブログに書くからって言ったら「じゃあ同じ意味で別の言い回しも教えてあげよう」と恩着せがましく言われたので一応書いておきます。

「A centre forward playing as a goal keeper」

フットボールのフォワードの選手がゴールキーパーするものってことです。
意味も分かるし状態も想像できるけれど、サッカーが好きじゃなければしっくりこないからペッグの方がいいなぁ(笑)



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2025年5月29日木曜日

トランスジェンダーな睡蓮




モネの絵でおなじみの睡蓮。

夜、花を閉じることから「眠る蓮の花」という名前が採られたそうです。
でも実際にはハスとスイレンは別の種。
なので同じように池などで見られるお花ですが、たくさんの違いがあります。

英語ではスイレンが Water Lily
ハスは Lotus と全く違う名前です。

イギリスの世界遺産のひとつに、植物園で有名なキューガーデンがあります。
ここには睡蓮館(Water Lily House)があります。
睡蓮は温帯や熱帯のお花ですから温室で温度調整して育てられているのです。

こちらがその睡蓮館。
お隣には非常に大きなパームハウスとよばれる温室があるので、どうしても比べてしまって小さく見えるかもしれません。
赤い矢印を入れてみました。



でもこの温室が建てられた1852年には世界で一番大きな温室のひとつだったのです。
中に入るとこんな感じです。
私がこの写真を撮ったのは2025年5月の終わり。

そしてこの写真は1900年ごろに撮られたもの。
キューガーデンの公式ウェブサイトから拝借(リンクします)

全然変わっていませんね!

こちらはオオオニバスに乗った子供。
オオオニバスはその英名が Victoria Amazonica。
ヴィクトリア女王の名前にちなんで命名されました。。
今は別の温室、プリンセスオブウェールズ・コンサーバトリーで見ることができます。
睡蓮館にあるのはパラグアイ・オニバスという種類で少し小ぶり。

ハスという言葉が名前に入ってはいますが、実は両方ハスではなくスイレンです。

ハスとスイレンの違いを調べると「お花が水に浮かぶようなものがスイレンで水から茎が伸びたその先に咲いているのがハス」といった記述を目にすることがあります。

でもそれは正確じゃない。
例えばこちら。
その記述だとこれはハスになってしまいますが、立派なスイレンです。
名前はなんと「キューの歌舞伎」
「キューの密航者ブルース」と並んでキューガーデンで交配された種です。
そっちは青くてきれいなお花。

こちらも茎が長いけれどスイレン。
これも。
これもやっぱりスイレン。
これも!!
さて色々見てもらっている美しい睡蓮の花なんですが、実は睡蓮って両性花なんです。
そしてこの睡蓮館の中に咲いているヒツジグサ(Pygmy water lily)はトランスジェンダー(性転換)で有名なんです(驚)

最初に咲いたときは雌花として咲きます。
でも雌しべは無くてお花の中央に柱頭板という部分があって液体で満たされています。
そこに花粉が付くと受精する仕組み。

受精した後は雄しべが発達して雄花になります。
すごいですね!
受精が終わるまで雄しべが発達しないのは自家受精を防ぐためなんですって!
自然の知恵や仕組みってひとつひとつが奇跡みたい!

ところで睡蓮のことを英語で Water Lily というと書きましたが、これは俗名。
正式には Nymphaea といって、これはギリシャ神話のニンフから来ています。
ニンフは自然界の精霊。
不思議で美しい睡蓮にぴったりな名前です。


ハスもこの温室にあります。
葉っぱが水に浮いているのがスイレン。
葉っぱの茎が顔を出しているのがハスというのが見分ける時のヒントになります。
こんなのとか、
こんなのとかがそうです。


ここはそれほど混まないことが多いので、ゆっくりグルグルお花を観賞しながら池の周りを歩くと癒されます。
室温も20度ちょっとに管理されているし、雨でも関係ないし(笑)
ただちょっと湿度が高いですけどね。

キューガーデンのメインの入り口「ヴィクトリアゲート」から徒歩数分。キューガーデンのアイコン「パームハウス」の北側です。





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2025年5月27日火曜日

ソーホーの英国料理屋さん





もっとお手軽なお料理屋さんに行きたければパブというのも一つの手。

でも普通のパブよりちょっといいところでルールズよりもお手軽なところは?
「え~、そんな都合のいいところはありません」って言うと思った?

ちゃんと用意してありますよ。


ここはクラブ「ソーホーハウス」の系列です。
「なんか聞いたことあるな」と思ったでしょ?
ハリー王子とメガン・マークルが出会ったクラブ。
ま、このレストランで出会ったわけじゃないですけどね。

タウンハウスというのはイギリスの建物の種類のひとつ。
こんな感じ。
ディーンストリートは通りの名前です。

中に入るとこんな感じ。
意外に広い。
左手がバーエリア、外のテラスにもテーブルがあります。

ここ、ウェブサイトにメニューは出ているけれど、お値段が書かれていません。
なので写真を撮ってきた。
いつまでこのお値段かは知りません。
気になるならメールしたら送ってくれます。
この日は金曜日だったのでフィッシュアンドチップスをいただきました。
お魚の下にはグリーンピースを半分つぶしてミントを入れたものが敷かれています。
ちょっとミントが効きすぎかな。

ところでお客様によくコメントいただくのがレストランで出てくるレモン。
こんな風にガーゼで包まれている。
こうしてあると種が落ちない+レモン汁が飛び散らずにまっすぐ下に落ちる、という利点があります。

日本ではあまり見ないそうです。
私にはこれが普通のレモンの出し方(おうちではお客様が来ないならやりません)なので日本で一般的ではないというのが意外でした。
多分日本では半分のレモンよりもくし形に切ることが多いためでしょうね。

たまにおしゃれっぽいレストランでお魚の下にチップスを置いて出すところがあるけれど、こんな風に別盛りの方が私は好き。
ティムちゃんはお皿に盛ってある方が好きらしいです。
それにたくさんビネガーをかける。
私はビネガーも好きだし、ケチャップも好き。

最近はフィッシュアンドチップスにタルタルソースを出すところが本当に増えました。
油で揚げたものにはちょっとしつこいんじゃないかと思いますが、初めのふた口くらいなら問題ないかな。


こちらはお勘定。
おひとり様ランチで56.11ポンド。
前菜もデザートもなし、添え物なしの単品メインと飲み物だけだからこんなものかな。
ワインはグラスじゃなくてカラフェで注文しました。

サービスも良かったし、気楽に行くことができるレストランです。
一応スマートカジュアルだけど、ルールズほど気を使わなくても大丈夫。







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