2025年12月10日水曜日

ちょっと飲茶

お仕事の合間とかを含めて、味よりも場所で食事を決めないといけない時って結構ありますよね。

この間紹介した孤児院博物館に行った時も近くでサッとさべられる場所を探していました。
地下鉄の最寄り駅はラッセルスクウェア。

ファストフードがいろいろあるし、座ってちゃんと食べたければ、パブもレストランも色々あるエリアです。

そういえば最近飲茶を食べていない。
美味しいところまで行く時間はない。

ま、適当なところで折り合いをつけようと駅のそばにある中華レストランに行ってみました。
ここは多分来るのは初めて。
大昔、プーンズという名前だった時にグループのお客様と何回か来たことがあったと思う。

ロンドンの中華レストランでは飲茶の提供はランチのみというお店がほとんど。
ディナー時は数種類を前菜の一部として提供しているところはあるけれど、それもそんなに多くはありません。
なのでディナーに飲茶を食べたいのならちゃんと調べた方がいいです。

飲茶はたくさんの種類をお友達とわいわい食べるのが美味しいですよね。
なのでひとりでランチすることが多い私はどうしても疎遠になりがち。

ま、たまにはおひとり様飲茶もいいかもね。
多分3つ以上は食べられないので厳選しないと(笑)

ということで他の人がいたらほぼ注文することがない鶏の足を注文しました。
ドラムスティックとか手羽じゃないですよ(笑)
地面を歩く足の部分。
ゼラチン質がプルプルで大好き。
でもティムちゃんとかの前では絶対に食べない。
だって気持ち悪がられるし。
私は繊細な神経の持ち主なのでそんな逆境でものを食べる気にはなれません(爆)

こちらは定番のハーカオ(エビ蒸しダンプリング)
ここのは少し大ぶり。

そして小籠包。
ちょっと皮は厚め。

お味は悪くないといった程度で「機会を作ってまた行きたい」というレベルではありませんが、この辺で食べるところを探しているなら候補に入れてもいいかなって感じです。

こちらがお勘定。
サービスは特に良くも悪くもありません。
いたって普通。
他にお客さんはいなかったので静かにのんびり食べることができました。
逆に言えば人気のお店で食べているといった雰囲気は全くありません(笑)

ホテルが多い一角なので夜は忙しいかもしれませんが、ランチタイムは空いている日が多そうでした。


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2025年12月8日月曜日

イギリスの孤児院

ロンドンの大英博物館そばにイギリスの孤児院博物館があります。
名前は「Foundling Hospital」
ホスピタルとありますが、病院というわけではなくて、「世話をする」というラテン語が元の言葉。
そして、わかりやすいように孤児と書きましたが、実際は棄児(つまり親がいないわけではない)捨て子という言い方もありますが、ちょっと響きが残酷。


この孤児院は1739年にトーマス・コーラムによって設立されました。
コーラムさんは海軍のキャプテンです。
なのでこの博物館の前には彼の銅像が置かれています。
ロンドンにある銅像のいくつかは音声を聞くことができるようになっているものがあって、これもそのひとつ。
そのためのQRコードやリンクが像に付けられています。

効くことができる銅像は他にもいろいろあるのでマップもどうぞ。



イギリスの孤児院がどんな理由で設立されたのか、どんな風に経営が成り立っていたのかを詳しく観ることができるので、18世紀のイギリス社会を勉強している人たちにとっても興味深い場所です。

ここで受け入れることのできる子どもたちの数は限られていたので、1768 年までは抽選で受け入れが決められていたそうです。
母親が袋からボールを​​引く抽選方式。
白いボールが出れば入所、オレンジ色のボールが出れば入所待機、黒いボールが出れば失格でした。
後に孤児院の入所は請願制度に変わったので、状況によって入所が検討されることになります。
結局は政府が児童の家庭養育を重視する法律を可決した後、この孤児院は1954年で閉鎖されて、現在、英国最古の児童慈善団体であるCoram(リンクします)に姿を変えました。


昔、子供を連れてきた(主に)母親は、将来こどもを引取りに来ることが前提でした。
子供たちは入所すると母親の保護のために名前を変えられてしまっていたので、親との絆として「トークン」とよばれるしるしを託すことが多かったそうです。
この博物館にはそういったトークンがたくさん展示されています。
使われることがなかったためにここに残っているってことで、見ていると悲しくなります。

ドラマに出てくるようなペンダントとかももちろんありますが、経済的な理由で連れてこられた子供の親が提供できるものは下着の切れ端や紙切れである場合も多かったそうです。


さて、コーラムさんはもちろん素晴らしい慈善家です。
でもこういったチャリティーは立ち上げることと同じかそれ以上に、持続させることの方が難しかったりします。

ここで登場するのが画家のホガース。
このブログでも彼のアートを紹介したことがあります。


ホガースはこの孤児院の中にギャラリーを設けました。
そこへ足を運ぶのが上流階級のファッションになって、チャリティーに賛同した彼らからたくさんのお金が集まります。
絵を展示するアーティストはパトロンを見つけるチャンス、かわいそうな子供たちのためにという建前ですが、実益を伴うことで孤児院は存続することができたのです。
音楽家のフレドリック・ヘンデルも孤児院にアートを提供したひとり。
彼の有名なメサイア(ハレルヤの合唱が有名な曲)がそうです。
孤児院のチャペル設立基金のためにメサイアのコンサートを行い、それが評判になって彼は孤児院の評議会メンバーに選ばれました。
その後も亡くなるまで毎年メサイアコンサートを開くようになり、その流れで孤児院では子供たちに合唱のクラスを設けて音楽の才能を伸ばすようになっていきます。

そういったかかわりから博物館の中には最上階にヘンデルのコーナーがあります。
ヘンデルの胸像はルービリヤック作。

耳元から音楽が聞こえる椅子も置いてありますからのんびりどうぞ。

このお部屋にはバロックの時代年表みないな趣向のテーブルがあります。

テーブルの引き出しの中にはヘンデルの懐中時計なども展示されていました。
大英博物館所蔵のものでこちらの博物館に貸し出されているそうです。

他にもヘンデルの遺書も展示されています。
貴重なものなので保護のために覆いがかけられていますから、見学する人は覆いをまくり上げて観るというスタイル。

もちろんそばに詳しく説明された冊子が置かれているので、ヘンデルの音楽を聴きながらゆっくり座って読むこともできます。

他にもアートのお部屋がいくつもあります。

設立当時の孤児院の建物を描いたもの。

他のよく知られたチャリティーの建物と並べることで孤児院の箔を付けようとしたことがわかります。

こちらはセントトーマス病院。

こちらはグリニッチの旧海軍士官学校。
元は病気やけが、または老齢で引退した海軍兵のための施設でした。

コスプレのコーナーもあります。
こんな子供たちの格好ができるんですが、全部子供用のサイズでした。

ということで帽子だけ被ってみましたが、サイズが小さくて全然ダメでした(笑)
何だか出来損ないのコックさんみたい!!

ぜひ訪れてみてください。
Foundling Hospital 博物館(リンクします)





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2025年12月6日土曜日

​ リバプールの名物料理といえば?

リバプールの名物料理、それはスカウス。

日本に住んでいれば、聞いたことも見たこともないという人が多いでしょうね。

スカウスは簡単に言えば「リバプール風肉じゃが」
アイリッシュ・シチューとかランカシャー・ホットポットなどのような、イギリスの各地にあるお肉とお野菜の煮込み料理。

湖水もそうだしリバプールやマンチェスターといったイギリスの北西は本当に雨が多い。
ロンドンを含む南東と比べると、おそらく降水量は倍くらい違うと思います。
イギリスの北西にこういった煮込み料理が多いのはお天気も関係するのかも。

私が滞在した時もお昼は晴れていたのに夕方から雨。
傘が必要なくらいの雨でした(ロンドンでは降っても傘がいらないか、すぐ止むことが多いです)
晩ごはんに雨の中出歩きたくなかったこともあって、ホテルのレストランのメニューを確認したらスカウスがある。
寒くて暗い夜にはぴったりですね!


スカウス、私は羊肉の方が好きなんですが、牛肉のスカウスが嫌いというわけではありません。
ノボテルのレストランは牛肉のスカウス。
すね肉をじっくり煮込んであったらうれしいけれど、頬肉でもいいかな。
脂身やゼラチン質がないお肉を長時間煮込むとぱさぱさになって美味しくないので、それさえ気を付ければ絶対に美味しくなるはずのお料理です。

写真、見たい?

こちらは前菜というよりもワインのおつまみに注文した「シェフ名物の手羽先」
BBQ味とピリピリ味があったのでピリピリにしました。
一口食べて好みの味ではなかったのでそれ以上食べるのをやめました。
だってスカウス食べる時にお腹が空いている方が美味しいでしょ?

スカウスがきたよ~💗

紫キャベツの酢漬けが付いてきた。
スカウスの味をキュッと引き締めるために添えられていると思うけれど、何の味もしない。歯ごたえもないし、酸っぱくもないし、塩味もない。
こんなに存在感のない味なら、いっそ無い方がいい。


グリルしたパンだ~。
気を取り直してパンに手を伸ばしました。
どこを食べても焦げた部分が口に入るので炭を食べているような味だった(涙)


でもいいの、キャベツもパンも要は添え物。
スカウスが美味しければ文句はないのよ~。


え、

煮汁がない。
煮すぎてなくなってしまったのか?
それとも器に盛る時に入れなかっただけなのか。
こういった煮込む料理はお汁が美味しいのになぁ。
スプーンでそのままいただいたり、パンに浸していただいたり。
お肉はドライでなおかつ固い。

ここまで美味しくないスカウスを食べたのは初めて。
お口に合いませんでした程度では表現できないほどおいしくなかったです。


こちらはお勘定。

ワインと前菜とメインで £35.75、日本円だと約 7000円。
安いといえば安いんだけど、ワイン以外は満足じゃなかったのでお勧めはしません。
リバプールでスカウスが食べたいのなら、ぜひ他の場所へどうぞ(笑)

ただ、スカウスは実際は家庭料理だからそれぞれの家庭の味があるわけで、すべての人を満足させるような定番を選ぶのは難しいんだと思います。

この記事を書きながら、肉じゃがが食べたくなってきました。
ティムちゃんは「肉じゃが」と発音できずに「ミック・ジャガー」とよんでいます。
コロッケを「カラオケ」というのと似たような半分ジョークの呼び名。

美味しく出来たら写真をアップしますね!



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2025年12月4日木曜日

リバプールのノボテル


先日リバプールに行く機会がありました。
泊ったのはフランス系チェーンのノボテルというホテルです。

中心にある割にはそれほどお値段は高くない。
簡素なサービスですけどね(笑)

2泊だけだったので、一番安いお部屋。
その割には広さがあります。
ノボテルはお値段の割には広いホテルが多い印象です。
ロンドンだとハマースミスという町の駅のそばにあるのを旅行会社がよく使います。

昔、私がガイドの資格を取る前、旅行会社で内勤だった頃、大人数の安いツアーで使うことが多かった。
リッチモンドからは便利なので私は不満はありませんでしたが、ゾーン2(ロンドン中心地はゾーン1)だし、北ロンドンに住むガイドからは遠いと不満の声もありました。
それでもお部屋は広いのでお客様からの評判は悪くはなかった。
ヒースローへの行き来にも便利だし。

さて、リバプールのお部屋ですが、バスタブ付きのお部屋は全体の半分以下です。
お値段は同じ。
なのでブッキングの時と併せて前日にもバスタブの希望を伝えておきました。
寒い時にシャワーのみは嫌ですからね。
こちらはお部屋に入って冷蔵庫の横から撮ったところ。
一番上の写真は窓の横から撮ったところ。
これで大体の広さがわかると思います。
公式ウェブによれば 25m²ということです。

こちらがバスルーム。
驚いたことにお手洗いが別になっていました。
普通はバスルームの中にあるので何だか狭く感じてしまいました。


お値段はシーズンによるけれど、11月後半で1泊120ポンド前後でした。
朝ごはんは可も不可もないビュッフェ。
同じ場所で晩ご飯も食べられますが、そのお話はまた今度(笑)
もうひとつリバプール大学のそばにある方が新しくてきれいだけど、中心からは少しだけ距離があります。

もう少し予算があって、ビートルズ関係で行くのならハードデイズナイトホテルもおすすめ(リンクします)





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2025年12月2日火曜日

お魚屋さんからの訃報


トゥイッケナムにあるお魚屋さんからメールで訃報が届きました。
オーナーのスチュワートさんが急にお亡くなりになったそうで、しばらくはお店を閉めるというお知らせでした。
多分オーダー履歴がある顧客や、メール登録している人宛に送っているんじゃないでしょうか。
まだ50代。
もうきっと15年以上前、先代が亡くなった後お店を継いで、寡黙だけどいつもお店に立っていました。

グーグルで見たら、きちんと急な閉店中と情報がアップデートされています。
遠くから来る人達をがっかりさせないように、中の誰かがアップデートしたのかな?
以前からお魚一匹でも無料で地元の人たちに配達をしてくれていて、特にコロナの時にお世話になった人たちも多かったと思います。
私たちも毎週のように配達をお願いていました。
ここ数年はウェブサイトも充実してきて、取扱商品も広げてオンライン注文も軌道に乗っていた感がありましたが、実際はどうだろう。
前回記事にした今回の最低賃金の上昇など(リンクします)で一番影響があるのはこういった個人商店じゃないかと思います。

チェーン店ばかりのリッチモンドと違って、お隣のトゥイッケナムには個人商店がいくつもあります。
もちろんチェーン店も多いけれど、いまだに昔ながらのお肉屋さんやお魚屋さん、八百屋さんが健在。

イギリスには住居に対する固定資産税はありませんが、ビジネスレートとよばれる税金があります。

ある不動産が住居以外の目的で使われている場合に地方自治体に支払う税金で、各物件にはビジネスレートを計算するための価値である「business rates valuation」というものが設定されています。
これは住所さえわかれば政府のウェブサイトから簡単に割り出すことができます。

この物件価値に掛け算する形でレートは決まります。

例えばレート用物件価値が £500,000 以上の場合、
それに 50.8 penceを掛けた金額がビジネスレートです。

でもレート用物件価値が £51,000 以上 £499,999 以下の場合は、
48 pence を掛けたもの、
更に £51,000 以下の場合は43.2 pence を掛けたものが税金です。

そしてこれが商店などであれば低めの数字が設定されています。
レート用物件価値が £51,000 以上 £499,999 以下の場合は 43 pence、
£51,000 以下の場合は 38.2 pence という具合。

ただしこういった金額は地方自治体によって違います。

例えばリッチモンド自治体(トゥイッケナムもこの中)ではビジネスレートは一律 55.5ペンスですが、レート用物件価値が £15000以下の物件ではスモールビジネス割引、また商店などはそれ以上の価値でも認められれば 40%の割引を受けることができるようです。

お魚屋さんのサンディーのレート用物件価値は £26500 なので、割引が適応されるとすれば年間のビジネスレートは £8824.50、適応無しであれば £14707.50 となります。

これはもちろん収入に対する税金ではありませんから個人の所得税に相当する法人税も支払いの必要があって、そちらは国の税務署に納めます。
現在のイギリスの法人税は一律25%で、こちらもビジネスやその収入のサイズによって割引などの制度があります。

この後サンディーがどうなるのかはわかりませんが、もしこのまま閉めてしまったら、トゥイッケナムのハイストリートは淋しくなるだろうなぁ。
クリスマスイブやニューイヤーズイブのサンディーの行列は有名ですからね。

スチュワートさんのご冥福をお祈りします。



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2025年11月30日日曜日

イギリスの最低賃金はいくら?


秋の予算演説(リンクします)でイギリスの最低賃金が上がりました。
(実際は演説の1日前の発表)

イギリスの賃金は年齢によって違います。
18から20歳までは8.5% 上がって £10.85(2242円)へ、21歳以上は4.1% 上がって £12.71(2626円)になったのでフルタイムで働いていれば年間で約900ポンド(約18万円)増えることになります。
円のレートはこの記事を書いている今現在のもの(206.62円/£)

若い子のアルバイト的なカテゴリーがあって、それは16歳から17歳用。
そちらは6%上がって時給が8ポンド(1653円)になりました。
年齢が上でも見習いなども同じ金額です。

日本に比べると高いなぁって思います?
イギリスは日本よりも物価が高いです。
だから、時給が日本よりも高くても、それで生活できるかというのは別の話。
特に物価が高いロンドンでは非常に困難です。

そこでイギリスには最低賃金よりも少し高めの生活賃金(Real Living Wage)という考えがあります。
この機関によれば、現在この国では責任ある16000の雇用主が雇用者の生活を考えて最低賃金ではなく生活賃金を支払っているそうです。

この生活賃金というのは生活に必要な金額を考慮して計算されるそうで、現在国内の生活賃金は £13.45(2779円) そしてロンドンの生活賃金は £14.80(3058円) です。
ロンドンだと8時間で2万4664円。
1日120ポンドで生活できるかは、お家賃次第かな。
前にも書いたことがあると思うんですが、イギリスではお勤め先への交通費は自己負担。
というのも通勤費は経費として認められていないからです。


なので、最近ロンドンに多い日本からのYMS(所謂ワーキングホリデー)の人たちが直面するのは仕事を探すのにお家賃と交通費をどうするかという点ですね。
おうちの近所で働くことができれば交通費はかかりませんが、安いお家賃の場所にはカジュアルワーカーを雇うような場所は多くはない場合も多い。
郊外から中心地に向かうにはそれなりの交通費が必要。
そして意外に郊外でもお家賃はそれほど安くありません。
却って中心地の方が安い場合も多いですが、治安が心配。

全ての人にお勧めするわけではありませんが、キャリアなどを考えていないワーキングホリデーだったらオーペアとかも視野に入れてみるのはどうかなと思います。
子供の送り迎えなども含まれるので、責任感があって誠実な人柄が求められます。
写真は Wikimedeia から

我が家も桃太郎君が中学校に上がるまではオーペアを置いていました。
家族のように生活を共にして、学校への送り迎えや簡単な家事手伝いをしてもらう制度です。
オーペアというのはフランス語で「同等の」という意味がある言葉ですから正式な雇用関係ではありません。
あくまでも家族と同じ扱いということ。
ご飯も一緒に食べるし、お出かけもホリデーも一緒。もちろん費用は全て家族の負担です。
家事は日に5時間、1週間に5日でお小遣いは最低賃金以上というのが常識。
現在ロンドンだと週に£300前後だと思います。
オーペアのいい点はお家賃や交通費がかからないからお小遣いがそのままポケットに入るところ。
ただ、家族が自分に合うかどうかがポイントですね。
召使のように扱う家族がいないとも限らない。
酷い時なんて、ご飯を食べるものも別だったり、お部屋も狭いところをあてがわれたり、うちにいた女の子たちからお友達の境遇などいろんな話を教えてもらってびっくりしていました。
でもいいおうちだと、イギリスの生活がよくわかるし、その後もいい関係が続くことになります。
うちにいた子たちも、その何人かはいまだに連絡を取り合っています。
全員というわけではないですけどね。


住んでみたいなって思う町があったら、そこの語学学校なんかを覗いてみるとオーペア募集の広告があったりするかも。
他にもネットのエージェントから探してみたりするのも方法のひとつです。
このリンクはあくまでもこんな感じですという参考のために張っただけです。




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2025年11月28日金曜日

ホテルの朝ごはん


旅行に行くと「楽しみなのは食べ物!」って人も多いと思います。
私も、そう。
「ランチに何を食べようかな~」
「晩ごはんはどんなレストランにしようかな~」
旅行の日程で何回食べる機会があるかを考えて、それに従った行程にするなんてことも珍しくありません。

残念ながらお仕事での旅行となるとそう勝手に物事を進めるわけにはいきません。
それでも普通は朝ご飯だけは泊まったホテルで好きなものを食べることができる。

ということで、今日はイギリスのホテルでどんなものが食べられるかというのを少し紹介したいと思います。

もちろんホテルのクラスや場所によって様々だとは思いますが、こんな感じなのかなぁという程度に参考にしてください。

まずホテルの朝食はイギリスでは大きく三つに分かれます。
  1. 自分で取りに行くタイプ(ビュッフェ)
  2. 注文して持ってきてもらうタイプ(オーダー)
  3. その混合タイプ(冷たいものはビュッフェ、温かいものはオーダーなど)
3つ星クラス以下は通常タイプ1。
4つ星は普通タイプ3ですね。
5つ星は通常タイプ2ですが、3の場合もあります。
ただ、ホテルのロケーションやサイズによっても差がありますから予約時に確認をお勧めします。
ビュッフェは「Buffets」オーダーは「Cook to order」といえばわかります。
例えばビュッフェは無駄も多くなってしまうので、小さなところだとクラスに関係せずオーダーの場合もありえます。


田舎の4つ星クラスのホテルの朝食の例。

席に着いたらまず紅茶かコーヒー、トーストの種類(白、胚芽入り、ミックスなど)温かい食べ物を注文します。
そして冷たいもののビュッフェ(シリアル、フルーツ、ヨーグルト、ジュースなど)を取りに行き、それを食べ終わったころに温かい調理されたものが運ばれてくるといった風。
コーヒーや紅茶は席に戻ってくる頃には届いているはず。
私は朝からそんなに食べられないので温かい朝食をいただく前にビュッフェに行くことはほぼありません。
でも行く人もいっぱいいます。

これ、なんだかわかるかなぁ?
左からポーチドエッグのホランデールソース乗せ、燻製のハドック、そしてレモン。
ポーチドエッグにお魚を絡めていただきます。
レモンはお好みで。


こちらはイギリスでは定番、スモークサーモンとスクランブルエッグ。
スクランブルエッグは好きじゃないけれど、スモークサーモンと合わせる時はこの卵料理。

和朝食でお魚が出てくるのが常識な日本。
イギリスの朝食にもこういったお魚料理があるので是非機会があったら食べてみてください。
少し癖はあるけれど、キッパーといって燻製のニシンも4つ星以上のホテルではよく見ます。

私が好きでよく注文するのはエッグベネディクト。
写真がないか探したら、過去に紹介したものが出てきました。
もしよかったら、どうぞ。

こんな景色を見ながらお庭で朝ご飯が最高!

もちろん都会であれば屋内でいただくのが普通です。
ビュッフェだとこんな風に出てくるホテルもあります。
左から、ベーコン、ハッシュドポテト、そしてソーセージ。
好きなだけどうぞって感じですよね。
焼いたトマトはイギリスらしいもののひとつです。
他にも朝ごはんにはベイクドビーンズ(煮豆のトマトソース)が必須。
一番左端がそうです。
そのお隣はマッシュルームにスクランブルエッグ。


ハムやフルーツやチーズなどもビュッフェで出されることが多い。
野菜サラダ欲しいって言ったら出ていると言われて行ってみたらこれ(笑)

キュウリとトマトを切っただけ。
ま、イギリス人の考えではそれでも立派なサラダなんでしょうけれど。

好きなものを盛り合わせるとこんな感じで、イギリス式朝ごはんの出来上がり


また別の日は軽めにローストビーフとメロン、そしてクロワッサン。

ということで食べたいものを食べたいように選んでください。

ただ、朝ごはんを食べすぎてしまうとお昼ご飯にお腹が空かないなんてことにもなりがち。
特にビュッフェの時は気を付けてね!

レストランの入り口でお部屋番号や予約名を確認されるので、にっこり「Good Morning」で一日のスタートをどうぞ!


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





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