先日紹介した、お刺身は大失敗(リンクします)の後日談です。
注文したものに満足できない場合、どんな風に対応を求めたか記録しておきます。
問題ないのが一番です。
「こんな風に対応するという手段もあるんだ~」程度に読んでください。
ケースバイケースなので、必ず結果が出るわけではないです。
今回のケースは;
注文したもの;お刺身のセット、盛り付けが済んだ状態の900g。
実際に届いたもの;盛り付けが必要なお刺身で白身とサーモンのみ。お刺身の重量は付け合わせを入れて約半分。すぐにテキストで問題点を伝え、半額(お刺身の重量が約半分だったから)の返金か、代替えの配達を要求しました。
この時点では最良の結果は代替品の配達でした。
でも返事はオッケーというあいまいなもの。
再配達はきっと無理だろうと思って、その後の対応を期待しましたが、翌日になっても回答なし。
なので、写真付きのメールで返金を要求しました。
すると、1-2日で返金するというお返事。
それなのに実際は何の返金もありませんでした。
2回ほどフォローのメールを送っても無視。
なので、どんな手が打てるのか調べてみました。
イギリスには消費者の権利を守るための団体がいくつか存在します。
そういったところへ相談するのも手。
無料のものがほとんどです。
または裁判所を通すこともできます。
弁護士を立てて大げさにしなくても、「Small Claim Court」というものがあって、少額(10000ポンド以下)の申し立て専門で、固定費の支払い(勝訴の場合は相手負担にすることも可能)だけで判決がされるもの。
訴えられた側が出頭しなければ(そういったケースが多いらしい)自動で勝つことができるのも魅力。
お刺身の費用75ポンドを請求するならオンラインで受付、固定費は35ポンドです。
いきなりそうしてもよかったんだけど、猶予をあげたほうがいいと思って、もう一度メールで最後の勧告をすることにしました。
無視されるのも悔しいから、オフィシャルっぽくメールを書きたかったので、消費者ウェブサイト、Which (リンクします)のテンプレートを使って、それに7日後に裁判所に申請するから、その後は経費も含まれた額を請求する予定だと付け加えたメールを出しました。
内容証明とか受け取りにサインが必要な封書で送ることも考えましたが、郵便局に出向く手間をかけたくなかったので、メールで。
但し本文に書きこまずに添付にしましたけど。
後は添付のタイトルに数字をいっぱい入れて、ちょっとオフィシャルな感じに細工(笑)
そうしたら、1時間くらいでクレジットカードに返金したとメールが届きました。
あまりにあっけなくて拍子抜け。
翌日にはクレジットカードの明細でも確認できました。
家族経営の小さなお店だと思っていたけど、返金はルクセンブルグのアカウントから。
結構手広くお商売やっているのかも。
それにしても、始めにきちんと対応してくれていたら全額返金なんて夢にも考えなかったし、間違いは誰にでもあることなので、この先もいいお付き合いができたかもしれない。
でもこんな体験をした後は、もうきっとこのお店を使うことはないと思います。
なんだか後味の悪い体験でした。
きちんと苦情を報告するにはクレーム用のテンプレートはじめ、消費者保護ウェブサイトがとっても役に立ちました。
オンラインでお買い物することが多い今、消費者の権利を知ったり、どんな対応が可能なのかを知っておくことは大切だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿