テムズ川はグロースター州がその水源でロンドンを抜けて北海に出て行きます。
河口はずいぶんと広くて潮の満ち干きをもろに受けますから水位の上下が激しい川です。
ロンドンのテディントンというところまで潮が入ってきます。
ロンドン橋の傍位で、干満の水位の差は7メートルほどです。
1日に2回上がったり下がったり、その時々で景色が変わってしまいます。
この潮の影響が1年中で一番激しいのが春なんです。
だから、春の満潮時のことをスプリングタイドと言って、雨が多いときなんかに警戒したりします。
今、イギリスでは、長引く雨のおかげでたくさんの川沿いの町が冠水しています。
でも、ロンドンの町はテムズバリアーで守られているのです。
そこでテムズ川沿いの冠水している町や村は潮が届かないテディントンよりも上流ということ。
テムズ川沿いのパブには、よく川に面した表玄関とは別に少し高いところにある「Flood 洪水」用の入り口があります。
写真のテムズはかなり潮が引いているところ。
リッチモンドでは普段から満ちているときは芝生に少しかぶるまでになります。
ロンドンのお天気を調べるとTide(潮の満干)のページもあって日常生活にかかわりの深いことがわかります。
テムズ川沿いや、セヴァーン川沿い、サマセット州の広範囲にわたって洪水です。
鉄道の路線にもかなり影響が出ているので、観光の際は前もって調べたほうがいいです。
加えて今日は強風のために高速道路や橋、学校などの閉鎖も相次いでいます。
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