記事とは関係ない写真です。とりあえず金融街(笑)
詐欺事件は、ここイギリスにも、もちろんあります。
昨日も、BBC で、年金生活をしている人がお金を騙し取られた話題が取り上げられていました。
知らない人に、電話で銀行口座の詳細を話すなんて、ちょっと考えられないと思うでしょう?
でもね、手口が巧みなら、だまされる人も多いと思います。
紹介されていたのも、そんな巧妙な手口のひとつ。
まず銀行だと名乗る人から電話がかかってきます。
そして、不正な引き出しや買い物の兆候があると言われます。
これまでの詐欺と違って、その場で「さあ、あなたの口座番号は?」なんて聞きません。
何て言うかといえば「一旦電話を切って、銀行カードの裏面に載っている電話にかけ直して」
被害者は、電話を一旦切って、自分の銀行の電話番号にかけるわけ。
ところが電話は銀行には繋がりません。
詐欺師が電話を切らずに待っているので、実はまだはじめの電話が繋がったままなんです。
被害者は、自分がかけた番号が銀行のものなので、てっきり銀行と話していると思うわけ。
そこで、言われるまま、安全な新しい口座に全額振込みしたりするんだそうです。
ニュースに出ていた被害者は、銀行が被害額を保障してくれたそうです。
不幸中の幸いですよね。
春先に、ガイドのお友達のメールアドレスが乗っ取られて、アドレスブックに入っている全員に「外国旅行でスリにあって、困っているからお金を振り込んで」みたいなメールが送られてきました。
この時は、よくある話なので、すぐに気がつきました。
ちょっと前の話ですが、アメリカに住んでいる人から「(日本語で)ガイドして欲しい」と言われて、見積を出したら、その額の10倍の小切手が送られてきたことがあります。
すぐにメールが来て、「小切手をキャンセルすると、費用がかかるので、差額をxxxに振り込んで欲しい」って書いてありました。
ガイド協会に連絡したら、似たような事例が頻発していることが分かったので、小切手とメールのやり取りをプリントして警察に持っていきました。
後でわかったことですが、ガイドだけではなく、犬のブリーダーとかにも似たような手口が使われているそうです。
今日も、迷惑メールのチェックをしていたら、「自称税務署」からメールが入っていました。
内容は「去年の税金の還付があるので、振り込みますから、口座を作ってください」
ちゃんと、正規の税務署のウェブサイトみたいな装丁です。
でも、リンクする場所に書いてあるアドレスは正規のものなのに、リンク先だけが違うので、うっかりすると騙されちゃうかもね。
迷惑メールに入っていたので、すぐ気がついたけれど、普通のインボックスでも注意が必要。
本当、気の抜けない世の中です。
皆さんもお気をつけ下さい。
ロンドン情報ランキングに参加しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿