先日面白い博物館を訪れる機会がありました。
「ジャム博物館」
イギリスには本当にたくさんの博物館がありますが、ここのことは、お仕事の予約が入るまで、聞いたこともありませんでした。
ジャムは保存食として始まったもので、普通は各家庭で作られていました。
ところがヴィクトリア時代に、これをお商売として考えた人がいたわけです。
アーサー・ウィルキンさんは、イギリスで有名な「Wilkins & Sons」 の前衛となる会社を始めた人です。
ホテルやクルーズの朝食に出てくる、小さなジャムやマーマレードを見たことのある人は多いはず。
お土産に買って帰る人もいっぱいいます。
ちなみに日本で有名な「アヲハタ」というジャム会社は、創始者がケンブリッジに留学中、マーマレードやジャムを見て感心して持ち帰ったことから始まっています。
そしてその兄弟会社の「キューピー」は、アメリカでマヨネーズを見て、これまた感心して持ち帰って始まったそうです。
Wilkins & Sonsの会社の本拠地は、ロンドンを北東に出たところにあって、店舗とともに博物館が置かれているのです。
これは昔のジャムの容器。工場で使われていた、機械なんかもあります。店舗側にはもちろん自社製品がずらり。さすがだなぁって感心したのは、自社の宣伝も兼ねているDVDを有料で売っていたこと(笑)会社の歴史とか、原材料へのこだわり、未来へ向けての経営展開など、内容は充実していますが、買う人いるのかなぁ?
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