私の一番好きな飲み物はシャンペンです。
でもお値段も高いし、毎日飲むような生活はしていません(ホントはしたいけど)
レストランで食べたいものをメニューから選ぶみたいに、「今日はどんなシャンペンを飲もうかな」って選ぶことができる時がたまにあります。
食べ物と同じように、ようは好みの問題なので、「良い・悪い」というものではありませんが、せっかく選ぶんだったらある程度の知識は欲しいところです。
ただ普段からよっぽど飲んでいないと(笑)、「どれでも同じようなもの」と感じてしまう場合が多いようです。
バーやレストランで「シャンペンください」って言うのは、たとえると、おすし屋さんに行って、「お魚握ってください」って言うようなもの。
「さば」も「赤身」も「ひらめ」も「はまち」も、みんな「お魚」だけど、それぞれ違うのと同じです。
シャンペンといっても、それぞれの銘柄やヴィンテージで違いがあります。
今回8日間にわたって、お相手をさせていただいたお客様は、シャンペンが大好きだそうで、「せっかくだから好きなものを選んでください」と言ってくださいました。
そこで二人で念入りにシャンペンのリストを検討した結果、選んだのが上の写真。
既に飲んだ後で、カラッポ、というのがいいでしょう(笑)?
このシャンペンはクリスタルというブランドです。
これはヴィンテージ2000年。
ただひたすらエレガントなワインです。
泡立ちがクリーミーで、舌の上でフワッとなくなる感覚がたまりません。
レストランにも拠りますが、大体1本350ポンドから450ポンドくらいです。
セレブ御用達なので、あまり手に入らないために、ロンドンではよっぽどの高級店でないと置いていません。
シャンペンのいいところは、殆どのお料理に合うところです。
お魚でもお肉でも大丈夫。
食べ物の中で、一番ワインがあわせ辛いのは、たまごとトマト。
シャンペンならたまごの風味を損ないませんし、トマトの酸味にも負けません。
シャンペンには大きく分けて2種類のものがあります。
ヴィンテージ、もしくはノンヴィンテージ。
ラベルにNVと入っているものは、ノンヴィンテージのことです。
各ハウスがそれぞれの持ち味を生かしたシャンペンを造っているわけですが、その年の葡萄の出来で、製品にバラツキが出ることが無いように、たくさんの在庫や過去のワインなども混ぜて、均一の味を作り出す方法です。
熟れていない葡萄などはダーサージ(砂糖の添加)なども多めに行います。
シャンペンに砂糖を加えるのは、2次発酵(発砲のもと)のために行うのですが、熟れている葡萄だと、糖分がフルーツに多いために、それほど必要ではありません。
ダーサージが多いほど、後味が残るので、私はそういったシャンペンは好きではありません。
かといってあまり熟れすぎた葡萄だと、フレッシュさが損なわれてしまいますから、摘み取りの時期というのは本当に大切です。
そこで、そういった目の行き届く、小さな畑ほど、必然的にいい葡萄がとれる訳です。
ヴィンテージのシャンペンはいい葡萄がとれた年にしか作りません。
そして、その年に見合ったシャンペンの味に仕上げる、というのがミソです。
だから同じブランドのものも、ヴィンテージ(年)によって味が違ってくるわけです。
このレストランはバースのロイヤルクレッセントです。
私のお気に入りのひとつ。
前菜に選んだのは豚バラ。
こんな風に出てくるとおしゃれでしょう?そしてメインにはゆっくりと煮込んだラム。デザートにはイギリスらしいもの。
秋のフルーツのクランブルです。
4 件のコメント:
mikiさん、こんにちは。
いいですねぇ、シャンペン♪
僕は夏の暑い日の夕方にオリーブなんぞをお供に、良く冷えたシャンペンを飲むのが大好きです。
ただシャンペンはまだまだ高価なので、ほとんどの場合は
1本1500円くらいのスパークリングワインですが、えへへ。
日本も以前に比べたら隋分気軽にワインを飲むようになりましたが、
シャンペンとなると、まだ誕生日とか
クリスマスとか飲む機会は限られているように感じます。
クリスタルって、美味しそうですね。
今年のクリスマスは、ちょっと贅沢して
いつもより高めのシャンペンを奮発しようかなぁ。
Nomoさん、おはようございます。
スパークリングワインも美味しいですね。
イギリスではシャンペンの需要が落ち込んで、プロセッコの人気が高まっています。
世界で一番シャンペンを買っているのはイギリスだそうです。
其処での需要が減っているので、各シャンペンハウスはセールスに必死です。
いろんなプロモーションをやっていますよ。
でもやっぱり一部のあまり出回らない銘柄はその必要はないようです。
クリスタルは特別なシャンペンだけど、私が好きなもので一般的に手に入りやすいブランドは「BILLECART-SALMON」のロゼです。
七面鳥にもあうと思いますよ。
是非探してみてください。
世界で一番シャンペンを買っているのがイギリスって、
ちょっと意外でした。
やっぱりフランスかな?と思ってましたので。
そのイギリスも、やっぱり景気のせいで需要が減っているのでしょうか。
僕はワインのロゼは全く飲んだことが無いのですが、
何故かシャンペンになると話しは別ですね。
BILLECART SALMONのロゼって、探してみます。
シャンペンがお好きなmikiさんお勧めなのですから、
きっと美味しいんでしょうね。
さて見つかるかなぁ。
Nomoさん、こんにちは。
ビルクラット・サモンはヨーロッパでは手に入りやすいブランドです。
ロランペリエのロゼよりもちょっと上品な感じです。
是非見つけてお楽しみください。
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