Who Are You!

アーセナル対ストークの試合をエミレイツ・スタジアムでみてきました。
スタジアムの周りには騎馬警察がたくさんいます。
間近でみると、本当に大きい。
何かあったときには大活躍するんでしょうが、普通はこんな風に道の真ん中に立っているだけ。
写真も撮られ慣れているみたい。
騎馬警察用の馬は、音や光に過敏に反応しすぎないように、ちゃんとトレーニングを受けています。

試合はとっても面白かった。
アーセナルの選手は、故障が続出していて、今日のフォーワードはなんとアシャーヴィンのみ。
ロシアから来ている選手です。
彼はとても背が低いので、バランスがよくって私は好きな選手の一人。
でくの坊みたいなベントナーよりずっといいと思います(ファンの人、ごめんなさい)
ペナルティーエリアで彼がファウルされたので、ファブリガスがペナルティーキックをしましたが、ゴールにはなりませんでした。私たちの席は真下がアウェイファンの席なのですが、ストークのファンは「ちょっと問題あり」だったみたい。
ピッチに出ようとして、止められていた人もいました。
少しぼけている写真なんだけど、わかりますか?
この少しあとに、別の場所で警察もよばれていました。試合が盛り上がっているときには、いろんな掛け声や歌が聞こえます。
一体何を言っているんだか、さっぱりわからないときもありますが、日本人でも覚えやすいフレーズがあります。
「Who Are You!」
「あなたは誰ですか?」
なんて訳さないでください(笑)
「身の程を知れ」といった意味あいで使います。
自分が優位に立っているときに、相手を見下す言い方。
「ザマアミロ」みたいなカンジかなぁ?
フットボールの試合でよく聞くフレーズなので、ぜひ覚えて使ってください(笑)
試合の結果は2-0でアーセナルの勝ち。

こんな格好で試合に行きました。
この間の「にわかバーミンガムファン」ではなくって、これは全部自前です。
ちゃんと中にはアーセナルのシャツも着ています(笑)
今週は随分気温が低くなったので、実は今朝、ユニクロでヒートテック下着を買ってきました。
長袖のものを2枚着て、その上にアーセナルの半そでのシャツを着て、その上にコットンのコート。でも手と足は冷え切ってしまって、おうちに帰ってすぐに暖かいお風呂に入りました。

Gavin and Stacey

私が本気で英語を勉強しようと思ったのは、高校生のとき。
まだ日本に住んでいました。
もちろん授業で英語の時間はあったけれど、ちゃんと喋れる英語を勉強したかったので、英会話の学校に放課後通っていました。

そのうち、言葉を使っている国の文化を理解することが、会話につながるって気が付いたのです。
で、考えました。
何がその国の文化を一番よくあらわしているか。
そこで思いついたのがコメディーです。
笑いというのはとても敏感で、何が面白いのかを理解できれば、その国の人がどんな考え方をするのかわかると思ったのです。
実際は文法が苦手だったから、何となく他の勉強方法を考え付いたのかも(笑)

英語のジョークの本とか、ビデオを見たりして、イギリス人やアメリカ人の先生たちに何が面白いのかを説明してもらいました。
幸いなことに、英会話の学校ではマンツーマンの授業を週3回取っていたので、やりたいことを自分で決めることが出来ました。
言葉(英語)がどんなに出来ても、会話が苦手な日本人がたくさんいます。
そんな人たちにお勧めなのが、コメディーです。
今はネットで何でもみれるし、DVDだって手に入りやすいので、イギリスのコメディーを見ることがそれほど難しくありません。

今、私がお勧めするのは「Gavin and Stacey」です。
シリーズ1と2はDVDが販売されています。
先週シリーズ3がBBCで始まったばっかり。
先週も今週も家族3人で楽しみました。
ティムちゃんも桃太郎君も、私も大ファンです。

クラッシックなものだと、Fawlty Towersとか、One Foot in the Graveナンカもお勧めですが、Gavin and Staceyは、今って感じです。
イギリスでは最近とても低俗なコメディーが多くなってきたので、イギリスコメディーのファンとしてはとても悲しいのですが、低俗なものが受ける時代、ということは、それを喜ぶ層のカルチャーが存在するということでもあります。

イギリスのコメディーが得意とするのはオブザベーション。
「いるいる、こんな人」ということです。
是非お楽しみください。

アプスレイ

ロンドンのハイドパークコーナーにレインズバラーというホテルがあります。
そのメインダイニングは、アプスレイという名前で、お料理はイタリアン。
最近ロカンダが美味しくなくなったので、ちょっと代わりを探していました。
もう一つ、これもハイドパークコーナーですが、インターコンチネンタルのテオ・ランドルもお勧めです。

今回はお昼ご飯をここでいただいたのですが、天井がガラスなので、とても開放感があります。
テーブルもゆったりしていて、ランドルやロカンダよりも高級感があります。

このレストランで選んだのはクリスタルのロゼ。
ヴィンテージは2000年です。
クリスタル自体置いているレストランは多くありませんが、ロゼとなると、更にそう。
私は今回初めて頂きました。
アプスレイでは、1本750ポンドでした。
多分、他でも似たようなお値段かな?

シャンペン作りに使われる葡萄は主に3つあって、
シャルドネ(白葡萄)エレガントさを味に加えます
ピノ・ノワール(赤葡萄)奥行きを味にあたえます
ピノ・ムニエ(赤葡萄)クセを加えます。

ロゼのシャンペンには2通りの造り方があります。
ひとつは白いシャンペンに赤ワインを加える方法。
冗談とかではなくって、本当にこの方法でたくさんのロゼ・シャンペンが造られています。
もうひとつは赤葡萄の皮を、シャンペンが少し色づくまで残す方法。
高級なシャンペンほどこの方法を採ります。

さて、お料理です。
これはとりあえず出てくる、「付きだし」といったところ。イタリア料理だけど、なるべく地元の新鮮な素材を使う、というのがモットーだそうです。
ここのシェフのシグネチャーディッシュ(看板料理)お刺身の盛り合わせ。
いろんなおさかながいろんな方法で出てきます。私が前菜に選んだのは、ロブスターのサラダ。
おなすのピューレとトマトが添えられていました。
完全に火を通さずに、生と半生の中間みたいなカンジ。
とっても甘くって、トマトの酸味がきいていてバツグンでした。メニューには載っていなかったのですが、シーズンのお勧め、ということで、注文をとりに来る前、ウエイターが握りこぶしほどもある「白トリュフ」を持ってきました。
なかなか食べられないので、
「パスタでシンプルにお料理してください」と注文したら出てきたのがこれ。
白トリュフのタリアターレそして、テーブルでも上からトリュフを削ってくれました。トリュフを食べるなら、私はこの方法が一番好きです。
私はトリュフが大好きなのですが、ティムちゃんは「汗のにおいがする」といいます。
こういったものは、やっぱり珍味といわれるだけあって、好き好きなんでしょうね。

お食事の後は、ラウンジに移ってからお茶をいただきました。
窓から見えるのはハイドパークコーナーのウエリントンアーチ。
ロンドンで、一番忙しい交差点のひとつです。
でも、そんな喧騒は、全くここでは感じることができません。
特別なときに、お勧めのレストランです。

バーミンガムシティー


この間、バーミンガムシティーの試合を見てきました。
対フルハムの試合です。

実はお仕事で行ったので、自分でこの試合を選んだわけではありません。
前に日にティムちゃんから、
「バーミンガムはラフ(荒くれ?)だよ」と聞かされていたので、ちょっと不安でした。
9月にエミレーツでアーセナルとの試合を見ましたが、そんなに上手くもなかったし、目立つ選手もいなかったので、全く期待せずにスタジアムに向かいました。

ロンドンから車を使ったのですが、所要時間は3時間弱。
スタジアムのすぐそばに車を止めてもらって、150mほど歩くかんじ。
やっぱりロンドンとは違うなぁ。

まずショップに行って、帽子とマフラーを手に入れます。
レジではさみを借りて、タグを全部外したら、即身に着けます。
これで「にわかバーミンガムシティーファン」の出来上がり(爆)

雨がずっと降っていたのですが、選手たちはがんばっていました。

予想よりもいい試合で、結局1-0でバーミンガムシティーの勝ち。
もっとフルハムにがんばってもらいたかったけど、キーパーが上手で、得点にはつながりませんでした。
試合中は写真はご法度だそうだけど、みんな撮ってました。
上の写真は試合の始まる前です。
家族連れがたくさんだったのも良かった。
ロンドンの試合は、お値段が高くなりすぎて、子供を連れてくることがとても難しくなっています。
エミレーツなんて、子供料金はあっても、適応されない席ばかりです。
子供たちを将来のファンにするってことは、コーポレートの席を埋めるよりよっぽど大切だと思います。

オペラ座の怪人

今週の初めに、オペラ座の怪人を観てきました。
実は初めて。
かなりのロングランなので、今更、という気持ちもあって観そびれていました。

ミュージカルのチケットを手に入れる方法はイロイロあります。

劇場に直接アプローチする方法。
当日BOXオフィスに出向くと、チケットを売ってくれます。
ただし、あるかないかはその時次第。
無駄足になる可能性もあります。

公式エージェントを通して買う方法。
SEEとチケットマスターが公式エージェントです。
ウェブサイトか電話で予約、決算します。
チケットはウェブの場合はプリンターで印刷、電話の場合は劇場で受け取ります。
これは確実だし、お値段は劇場卸の値段に事務手続きのフィーが加わるだけです。
ただし英語。

旅行会社を通して買う方法。
旅行会社が公式エージェントから買ったものを、お客様に売るわけですから、そこに手数料が発生します。
ただ面倒な手続きをやってくれているわけですから、手数料がかかるのは当然。
一番楽で安心な方法だと思います。

今回私が用意したチケットは、少し違った経路から手に入れました。
オペラ座の怪人も含めて、アンドリューロイドウェバー系のミュージカルは、劇場経営と併せて、「The Really Useful Group Ltd 」という会社が持っています。
その会社で、通常の経路では手に入らない、VIPパッケージが用意できるのです。

今回のパッケージは、「プライベート・バトラー(執事)つき」というもの。
まず劇場には開幕の1時間ほど前に足を運びます。
そこで専用の執事(オペラ座の怪人の劇場には、執事が2人います)に案内されて、プライベートルームへ。
その部屋はヴィクトリア女王が休憩に使ったお部屋で、こじんまりした8角形のお部屋です。
お部屋の入り口には66という数字。
お部屋の中にもドアが幾つかあるのですが、そのひとつには67と書かれています。何の部屋だと思いますか?
実はお手洗いなんです。
中はこんなカンジ。特に豪華なわけではありません。
ソープとクリームはロンドンのサンクチュアリーというブランドのものでした。
このお部屋で、シャンペンを飲みながらゆっくりと開幕を待ちます。シャンペンのおつまみには、カナッペが出てきます。

執事はいろんな質問に答えてくれたり、飲み物や食べ物の世話をしてくれます。
「お土産を買いたいから、どんなものがあるのかちょっと持ってきて」
なんていうリクエストにも応えてくれます。
面白いな、と思ったのは、黒いマグカップ。
お湯(というか熱いものなら何でもいい)を入れると仮面が浮かび上がるそうです。
先週はこの部屋で、フットボールのイングランドチームの監督、カッペロがもてなされたそうです。
「フットボーラーとかも来る?」との質問には「フットボーラーとミュージカルって、あまりよく聞く組み合わせではない」との応えでした。
何となくわかる気がする。

いよいよ幕が上がるときには、執事に連れられて、席に行きます。
ストールの中ほど。
ボックスとかではありません。
オペラ座の怪人に限らず、劇場の座席にはいろんな種類があって、特に2階席(サークル)と1階席(ストール)どちらがいいか聞かれます。
でもそれぞれの良さがあります。
ただ、2階席はステージから遠くかんじるので、かなり前の席を取らないとつまらないかもしれません。
ステージとの一体感を楽しむなら断然ストールがお勧めです。
それよりもとりあえず真ん中(左右からみて)に近いところ、という方が前か後ろかということよりも大切。

これまでいろんなミュージカルを見てきましたが、オペラ座の怪人はその他のミュージカルとは全く違うのが印象的でした。
いい意味で、観客との一体感がありません。
ステージの上は全く別世界なのです。
これほど親近感の無いものを、息を詰めて2時間以上ひきつけることの出来る技量というのは素晴らしいと思いました。
バレエあり、オペラあり、そして舞台全体の緊張感。
正直言って、感動しました。
映画やミュージカルで、Feel Good(ちょっと癒し系?)」というのがありますが、これは逆です。
今度、続編「Love Never Dies」が2月からはじまります。
場所はアデルフィー。
オペラ座の怪人の10年後、舞台はアメリカに移ります。
是非観にいこうと思います。

ベッドの中で出来ること

今週はティムちゃんがフランスに出張中なので、桃太郎君と二人きりです。
だからってわけではないんだろうけど、桃太郎君はちょっと「甘えんぼちゃん」かな?
後一月ちょっとで16歳になります。

日本の16歳の男の子って、どんなカンジなのかなぁ?
私が見ることのできるのは、修学旅行なんかで来ている、「ソトヅラ」の男の子たち。
でも、きっとおうちではぜんぜんちがうんだろうなー、と想像します。

桃太郎君が「甘えんぼちゃん」をするのは、きっと私が喜ぶってことがわかっているからだと思います。
「マミィ、僕のパンにナッテラ塗ってー」とか。
ナッテラというのは、へイゼルナッツのクリームです。ピーナツバターとチョコレートを足して2で割ったカンジ)
「マミィ、抱っこしてー」とかも、かわいい。

桃太郎君と一緒に寝ることも珍しくありません。
そんな時はベッドに入ってから、いろんな話をしたりします。
そんなときに話すのは、夢の話とか、(将来の夢、とかじゃなくって、自分が見た夢のこと)想像の世界とか、世界情勢なんかも話題に出たりします。
でも殆どは、どうでもいい、くだらないハナシ。
「もし、こうだったらマミィならどうする?」
「今までで一番好きな映画は?」
「僕のこと、なんでも質問していいよ」とかね。
起きているときよりも、ベッドの中のほうが話は弾む気がします。

ベッドの中ですることのできるゲームもあります。
「I SPY(アイ・スパイ)」なんて、おすすめ。
このゲームはどこででも出来るので、とても重宝します。
とってもイギリスらしい、子供用のゲームで、単純だけど、面白いと思います。
日本にも似たようなものはあるのかな?
でも、日本人がやってるところって、ちょっと想像できない。

やり方はとっても簡単。
まずひとりが、自分に見えるもの(オブジェクト)をひとつ選びます。
それは何でもかまいません。
だけど、絶対に、見ることのできるものというのが条件です。
そして「I spy with my little eye Something beginning with」と言って、選んだものの頭文字のアルファベットを言うのです。
他の人たちは、その人が選んだものが何なのかあてます。
そしてあたった人が次に「I spy with my little eye...」と続けるわけです。
詳しいルールは知りませんが、我が家では、誰かがそのオブジェクトを言い当てるか、降参するまで続けます。
一旦決めたものは替えることはできませんが、紙に書いたりするわけではないので、証拠があるわけではないんです。
これは性格の出るゲームだな、と思います。
癖が出るゲームなので、その人の個性がヒントになります。
でもこんなシンプルなゲームは、エンタテイメントの整っている国の人には、「一体何が面白いのかわからない」と思われるかもしれません。
桃太郎君は置いてある本のタイトルから文字を選んだり、「物理的に見えにくいもの」を選ぶ傾向にあります。
単純。
ティムちゃんは結構上手に物を選んで、楽しませてくれます。
例えば「Gap(隙間)」とかね。
私は何を選ぶかなぁ?
お部屋にあることが普通だから目立たないもの、とかね。
例えばFloor(床)、とか?
なかなかあてられない時には、意地になって、精神衛生上悪いかも(笑)
負けず嫌いの人にはお勧めしません(爆)

クリスタル 2000

私の一番好きな飲み物はシャンペンです。
でもお値段も高いし、毎日飲むような生活はしていません(ホントはしたいけど)

レストランで食べたいものをメニューから選ぶみたいに、「今日はどんなシャンペンを飲もうかな」って選ぶことができる時がたまにあります。
食べ物と同じように、ようは好みの問題なので、「良い・悪い」というものではありませんが、せっかく選ぶんだったらある程度の知識は欲しいところです。
ただ普段からよっぽど飲んでいないと(笑)、「どれでも同じようなもの」と感じてしまう場合が多いようです。

バーやレストランで「シャンペンください」って言うのは、たとえると、おすし屋さんに行って、「お魚握ってください」って言うようなもの。
「さば」も「赤身」も「ひらめ」も「はまち」も、みんな「お魚」だけど、それぞれ違うのと同じです。
シャンペンといっても、それぞれの銘柄やヴィンテージで違いがあります。

今回8日間にわたって、お相手をさせていただいたお客様は、シャンペンが大好きだそうで、「せっかくだから好きなものを選んでください」と言ってくださいました。

そこで二人で念入りにシャンペンのリストを検討した結果、選んだのが上の写真。
既に飲んだ後で、カラッポ、というのがいいでしょう(笑)?
このシャンペンはクリスタルというブランドです。
これはヴィンテージ2000年。
ただひたすらエレガントなワインです。
泡立ちがクリーミーで、舌の上でフワッとなくなる感覚がたまりません。
レストランにも拠りますが、大体1本350ポンドから450ポンドくらいです。
セレブ御用達なので、あまり手に入らないために、ロンドンではよっぽどの高級店でないと置いていません。

シャンペンのいいところは、殆どのお料理に合うところです。
お魚でもお肉でも大丈夫。
食べ物の中で、一番ワインがあわせ辛いのは、たまごとトマト。
シャンペンならたまごの風味を損ないませんし、トマトの酸味にも負けません。

シャンペンには大きく分けて2種類のものがあります。
ヴィンテージ、もしくはノンヴィンテージ。
ラベルにNVと入っているものは、ノンヴィンテージのことです。
各ハウスがそれぞれの持ち味を生かしたシャンペンを造っているわけですが、その年の葡萄の出来で、製品にバラツキが出ることが無いように、たくさんの在庫や過去のワインなども混ぜて、均一の味を作り出す方法です。
熟れていない葡萄などはダーサージ(砂糖の添加)なども多めに行います。
シャンペンに砂糖を加えるのは、2次発酵(発砲のもと)のために行うのですが、熟れている葡萄だと、糖分がフルーツに多いために、それほど必要ではありません。
ダーサージが多いほど、後味が残るので、私はそういったシャンペンは好きではありません。
かといってあまり熟れすぎた葡萄だと、フレッシュさが損なわれてしまいますから、摘み取りの時期というのは本当に大切です。
そこで、そういった目の行き届く、小さな畑ほど、必然的にいい葡萄がとれる訳です。

ヴィンテージのシャンペンはいい葡萄がとれた年にしか作りません。
そして、その年に見合ったシャンペンの味に仕上げる、というのがミソです。
だから同じブランドのものも、ヴィンテージ(年)によって味が違ってくるわけです。

このレストランはバースのロイヤルクレッセントです。
私のお気に入りのひとつ。
前菜に選んだのは豚バラ。
こんな風に出てくるとおしゃれでしょう?そしてメインにはゆっくりと煮込んだラム。デザートにはイギリスらしいもの。
秋のフルーツのクランブルです。

クリスマスプレゼント

11月も半ばになると、イギリスではクリスマスのことを考える人が多くなります。
街を歩いていても、ショーウィンドゥはクリスマス色が濃くなります。
テレビを見ていても、コマーシャルはプレゼント関係。
スーパーマーケットを覗いても、クリスマス用の七面鳥やパーティーのカナッペの予約の受付が始まります。
あんまりこういったことに流されるのもどうかとは思うのですが、プレゼントはもらうのもあげるのも好きなので、ワクワクします。
金曜日はそんなロンドンの街をティムちゃんと楽しんできました。
行き先はスローンストリートです。

ロンドンの街で、ちょっとステキなお買い物をする場所は3箇所。
ひとつはウエストフィールドのショッピングセンター。
去年の今頃記事にしました。
ここは300店舗以上集まっているし、駐車しやすいので一押しです。
普通のショッピングセンターには入っていない、高級ブランドも揃っています。
ただし、ショッピングセンターなので、各店舗はこじんまりしています。
伝統的なお買い物ならボンドストリートかスローンストリート。
ブランドのお店がずらりと並んでいます。

私はどちらかというとスローンストリートの方が好きです。
ボンドストリートの方が観光客が多くて混んでいるのも理由のひとつ。
スローンストリートは地元のロンドンっ子が多いような気がします。

上の写真はスローンスクウェアーの角にあるデパート、ピータージョーンズです。
きれいだったので、撮りました。
これで、4時くらい。
どんどん日が短くなっています。

我が家では毎年サンタさんにお手紙を書いて、クリスマスのプレゼントをリクエストします。
そのお手紙は、1月ほどマントルピースの上に飾っておいて、クリスマスの少し前に暖炉の火にくべて投函(?)します。

今年の私のリクエストのメインは「ハンドバッグ」
肩からかけられて(でもハンドバッグ型)A5の本が入るもの、というのが条件です。
お仕事のときに両手が使えるように、肩にかけることができる、というのは必須条件。
でもディナーのレストランで邪魔にならない大きさ、というのも大事です。

いろんなお店でたくさんのハンドバッグを見て、肩にかけてみたり、他の色を見せてもらったり。
あっという間に時間がたちます。
こういった下見はテイムちゃんがプレゼントを選び易いように、私のアイディアを伝えるのが目的ですから、「これにしよう」なんて野暮なことは言いません。
だって、何をもらうかわかっちゃったらツマンナイでしょう?

途中でおなかがすいたので、お昼ご飯はミモザで食べました。
ここのランチは安いし、私たちはよく利用します。
これも前に記事にしたかな?

今日はコースではなくって、単品で頼みました。
私のステーキ&チップス。
日本人には丁度いい量。
正直なところ、私は「エッこれだけ?」って思っちゃいましたが(笑)ティムちゃんはなんとカレーを頼みました。
一皿に盛って出てくるところが、お手軽ランチっぽくていいかも。いくらランチだからって、ちゃんとワインは飲みます(笑)

A レベル

今晩は、桃太郎君の学校で、Aレベルの説明会がありました。

桃太郎君の学校は私立校で、11歳から18歳までの男の子たちが在学しています。
11歳からの2年間がジュニア、13歳から16歳がGCSE、そして17歳と18歳がAレベルの課程です。
ジュニアの部は公立の小学校からの移行課程です。
イギリスの中学校は公立が11歳から、私立は13歳からと開きがあるので、そのために殆どの私立校はジュニアの部を設けています。
入学が難しい学校も、ジュニアの部からだと入りやすいみたい。
もしくは提携しているプレップ(私立小学校)にその1年前に入るといったウラワザもあります。

イギリスの私立中学校は全国平均で7%です。
ロンドンはちょっと高くって10%。
殆どの私立校(Aレベル込)の子供たちは、卒業後、ギャップイヤー(1年のお休み)を取って、その後大学に進学します。
Aレベルというのは、大学の入学条件のような資格です。

桃太郎君は将来どんな職業に就きたいのかはっきり決めていません。
私も15歳くらいの時って、何のアイディアもなかった記憶が・・・。
でも、イギリスでは、どんな課程をAレベルで取るかというのは、それが将来の大学の選択に直結します。
GCSE(中学卒業資格)で得意な教科というのが、将来役に立つかどうか、などといった具体的な話を今日は聴きにいったわけです。

桃太郎君は写真に興味があるので、写真のAレベルがある学校に転校しようかというアイディアもあったのですが、学校のクオリティーとその多様性を考えて、今の学校にとどまる決心をしたようです。
普通4つから5つの教科をAレベルで選択するようです。
GCSEにはなかった教科もAレベルには含まれますから、その説明会も兼ねています。

まだ本決まりではありませんが、今夜のカンジから、桃太郎君が選択しそうなのは「英語(言語)」「英語(文学)」「歴史」「アート・デザイン」「政治」といったところ。
幅を広く取って、将来の変更に対応できるように、とは言っても、完全に文系・・・。
ビジネススタディーにも興味はあるようなのですが、数学と絡めた方がいいとの案内で、アッサリあきらめ気味です(笑)

日本よりも早い時期に専門的な分野に分けてしまうイギリスです。
でも一ついいところは、やり直しがきくところかな?
Aレベルにしろ、大学にしろ、取り直す人が多いのもイギリスの特徴です。

シングルモルト・スコッチ

先日面白いお仕事をしました。
「パブでイギリスの文化についてトークをして欲しい」といったリクエストです。
お客様がディナーを召し上がっている時に、飲み物の話しやパブの話しなどに絡めて、ウイスキーの試飲もアレンジしました。

私は強いお酒は一切飲まないので、実はウイスキーも口にしないのですが、基本的な知識はあるので、一般的なお話だけなら問題はありません。

「ディナーをアレンジしたパブに置いてあるウイスキー」という、限られた種類からのチョイスなので、もちろん他にもお勧めはあるのですが、今回は「素人にもわかりやすい」というのもテーマだったので、なるべく違いがわかりやすいシングルモルトを2種類選びました。

シングルモルトウイスキーは世界で3つの国でしか作っていません。
その殆どがスコットランド、加えてアイルランド、日本です。

ウイスキーの作り方を簡単に説明します。
まず大麦に水を加えて発芽させます。
この時に糖分ができて発酵時の栄養になります。
でも芽が育ってしまうと、せっかくの糖分が使われて、なくなってしまうので、丁度いい頃合いを見計らって
乾燥させます。
その際にスコットランドでは泥炭(ピート)などを使うので独特の香りが出るそうです。
こうして出来上がったものをモルトといいます。
次にこのモルトを臼でひいて、水を加えて濾します。
そして時間がたつと、そのモルト入りの水が発酵します。
そしてそれを加熱すると、アルコールの方が沸騰点が水よりも低いので、先に蒸気になります。
お鍋の上から煙突が出ているようなものを使うのですが、長さや形はそれぞれの蒸留所で違います。
その蒸気を集めて、冷えた液体がウイスキー。

ウイスキーの名前ですが、ヨーロッパではラテン語で、蒸留酒のことを「命の水(aqua vitae)」とよびました。
普通は葡萄から作りました。
フランス語では「eau de vie」といいます。
ワインの産地に行くと、横に透明なお酒が並んでいて、「eau de vie」と書いてあるのを見たことがあるかもしれません。

この「命の水」のゲール語が「uisge beatha」
葡萄は作っていないので、オオムギが材料になりました。
それを聞いたイギリス人が「uishgi」と聞いて、ウイスキーという発音になったそうです。

シングルモルトというのは、モルト以外の素材を使っていないということに併せて、一箇所の蒸留所で作った、という意味があります。
スコッチというのはスコットランド製、ということなので、アイルランドや日本のものは「シングルモルトスコッチ」ではなく、「シングルモルト・ウイスキー」とよばれます。
たまに、ピュア・モルト(pure malt )と書いてあるものがありますが、それは「シングルモルト」ではありません。
「モルトを使っているけれど、幾つかの蒸留所で作られたウイスキーを混ぜたもの」という意味です。

上の二つのシングルモルトスコッチは、左が「ラフロイグ」右が「グレンモランジー」です。
ラフロイグは日本の人にいわせると、「正露丸の匂い」
すごく癖があるので、大好きな人と大嫌いな人にはっきり分かれます。
チャールズ皇太子の御用達の紋章付き(笑)
スコットランドの小さな島の、磯の香りのする場所で熟成されました。
グレンモランジーは有名なスペイサイドで造られました。
どちらかというと正統派、まろやかで、そんなにクセはありません。
ここの蒸留釜はスコットランドで一番の背高ノッポです。
蒸留釜というのは、とっても大切なパーツで、古くなってしまって新しいものを作る時には、前のものと同じ材料、サイズ、しかも凹みなどの特徴もそのまま再生するそうです。