2023年7月14日金曜日

バッキンガム宮殿の夏季一般公開が始まったよ!

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毎年恒例のバッキンガム宮殿夏季一般公開。
昨日が観光業界とプレス向けのプレビューでした。
一般公開は今日から。

例年通り宮殿の屋内は写真禁止なので、内部の写真はありません。

宮殿のお玄関前の展示は毎年のテーマによって変わります。
そして今年のテーマはもちろん5月にあったチャールズ3世の戴冠式!
こちらはその戴冠式の際に国王陛下とカミラ女王がお乗りになられた馬車です。

ほらね!
他のゲストが遅れてウエストミンスター寺院の前で少し待たされた時はこんな笑顔じゃなかったけど(笑)


内部の展示の目玉は戴冠式の衣装やアクセサリー類。
特にカミラ女王のドレスの刺繡がすごかったです。

戴冠式の時は気が付かなかった女王様のペットのワンちゃんたちの刺繍とか宝石の縫い取りとかも素敵でした。

宮殿を出たところのカフェはいつもどおり。

こんなパネルがあって写真が撮れるようになっています。
以前と違って係の人はビジターの写真を撮ったりできないルールになったそうです。
なので、何人かで行ってお互いの写真を撮るか、知らない人に頼むかって感じ。

私はあまり時間がなかったのでパスしました。

お庭には仮設のお手洗いと大きめのショップがあります。
その脇から宮殿を取るとこんな風。
正面は白いけど、裏側ははちみつ色のバッキンガム宮殿です。


さて、やっぱりお土産物屋さんも戴冠式がテーマ。
今年ならではのものはコロネーションのラムやジン、スパークリングワインに紋章入りのグラス類。
毎年新しいものが販売される限定版のテディーベアは500体限定です。
お値段はひとつ300ポンド。
首のところに番号が書かれたタグが付いている。
限定じゃないものは20ポンド弱です。
このジンは今年限定じゃなくていつも置いているんだけど、宮殿のお庭のハーブが入っているもの。
ここ数年毎年買っています。
少量しか作っていないので、日本には入っていないと思います(要確認)

お土産物屋さんに飾ってあった写真を記念に撮りました。

上で紹介したドレスのすその写真はこちらを拡大したものです。

バッキンガム宮殿の一般公開は今日から9月24日まで。
入場料は前売りが大人30ポンド、子供(17歳以下)16.50ポンド。
ヤング割引もあって18-24歳は19.50ポンドです。

この時期ロンドンにいるならぜひどうぞ。






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2023年7月11日火曜日

お豆腐って意外に簡単に作れるよ!

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タイトルそのまま。

お豆腐を自作してみました。

ロンドンではいろんなお豆腐が手に入ります。

私がいつも使っているのは充填式のもの。
ひとつ2ポンド前後と安価だし、日持ちするのが便利。
ツルっとしていて、冷奴みたいな時にはさっと沸騰させてから使っています。

正直美味しいと思ったことはないです。
「さっぱりしている」
「健康に良さそう」
「カロリー低そう」
そういったものが食べたい時に開封するカンジです。

厚揚げ、煮物、揚げ出し豆腐といった風に食べています。
多分2週間にいちど位か、それ以下。

手作りのお豆腐、一度作ってみたいとは思っていましたが、それほどお豆腐が好きってわけでもないから延ばしのばしにしていました。

やっと重い腰を上げて材料をそろえたのが先週。

こちらがその材料です。
材料と道具って言った方がいいかな?
左上から時計回りにお豆腐の水切り道具、一晩水に浸けた大豆、ハンドミキサー、乾燥大豆(お水につけたものの残りで、パッケージを見てもらうためにここに置きました)にがり、チーズ用のガーゼ。

材料は大豆、にがり、水の3つ。

まず大豆は前日からたっぷりの水に浸けておきます。

そして、翌日すすぎをした大豆をミキサーで攪拌します。
今回は250g(水に浸ける前)の大豆を使いました。
すすいだお豆に同量のお水で攪拌しやすいかな?
それをお鍋に入れたら底をなぞるように火を入れます。
焦げやすいので気を付けて。
沸騰したら弱火で15分ほどゆっくり火を入れます。
その後ガーゼで液体と固体を分離させます。
すごく熱いので、少し冷めてからやるといいです。
ガーゼの中に残ったものがおから。
取り分けられた液体が豆乳です。
これを80℃になるまで温めます。
小さじ1杯のにがりを50㏄のお湯に溶かしたものを回し入れたらキッチンペーパーを敷いた豆腐の水切りに豆乳を入れます。

お豆腐の水切りはお豆腐作りにも使えると思って購入しましたが、必ず必要なわけではありません。
適当なサイズの器で、底に穴が開いていれば利用できます。
このままおいてもいいんだけど。
でも折角なので蓋をしてみました。
20分くらいでお豆腐の出来上がり。
今回は水切り用の蓋をしたので木綿豆腐みたいに仕上がりました。
蓋をせずにそのまま水切りをしたらもう少し柔らかく仕上がると思います。

にがりを入れる前の豆乳にいろんなものを混ぜると個性的なお豆腐になるかな?
シソとかいろんなものを入れてみようかなって思います。

初回のお豆腐作りはとりあえず成功。

これからいろいろチャレンジしたいと思います。




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2023年7月6日木曜日

スウォッチを買いに(元) 発電所に行ったよ!

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見ると何でもすぐ欲しくなる、新しいもの好きな私。

この間もツイッターで特別なスウォッチを見かけて調べてみました。

オメガとのコラボで惑星がテーマ(さっぱりわかんない)
バイオセラミックで作られているらしい(さっぱりわかんない)
それぞれの惑星のミッションを選ぶって(さっぱりわかんない)
人気なのでちょっと品薄らしく、オンラインでは販売無し(じゃあ欲しい)



「品薄だから店舗で見かけたら、ぜひ買うべき」
そういわれたら欲しくなりますよね。
ロンドンだと、どこで売っているのかも調べてみました。
っていうか、ネットで調べたら販売価格よりも少し高め(30-40% 増し)で売っている正規店以外のお店も結構ある。


ロンドンだと、スウォッチ正規店のオックスフォード通り店、コベントガーデン店、そしてバタシー発電所店の3か所で手に入る(在庫次第)らしいです。


ということで出かけてきた発電所。
ここはチェルシーからテムズを渡った南岸にある、バタシー元火力発電所。
現在ショッピングモールになっています。

アメリカ大使館がに移転してきたために、このエリアにはたくさんのマンションが立ち並び、5年ほど前と比べると全く別の町に生まれ変わったところです。

件の発電所も新しく再開発されたところ。

リッチモンドからは鉄道でクラッパムジャンクションまで出て、そこからは路線バス。

ロンドン中心地からだと、このエリアのために延長された地下鉄(ノーザンライン)で来ることも出来ます。

歩いてみると、なんだか何もかもが新しい。
昔はロンドンでも危ない地域のひとつだったのに、おしゃれで高級なエリアになっています。
フラットのお値段もミリオン越えのところが多い。
宙に浮かぶプールがある場所って言えばわかるかな?
写真はエンバシーガーデンズのオフィシャルサイトから。
泳いでる人、見える?

それはともかく、発電所ショッピングセンターまで来ました。
スウォッチのお店にはこの惑星シリーズがウインドウに並んでいます。
ウェブで見てたけど、本物はやっぱり思ったよりもおもちゃっぽい。
ま、高級感があるものが欲しければ、オメガとか買えばいいだけの話(笑)

最近治安が良くないロンドン。
高級時計が腕から外されて盗まれるなんて話も聞いているので、実は今回スウォッチを買おうと思った理由のひとつが価格が低くておもちゃっぽいこと。

そんな私がいろいろ見て気に入ったのが「火星」
それから「金星」
どっちもいいなぁ。
お店の人に聞いたら女性客には太陽が一番人気だそうです。
華やかですよね。
針が太陽の光に反射するんだって。
その時は、ふ~んって聞いていたんだけど、きらきら派手めなので、結局悩んだ末に
金星のパステルピンクに決めました。

「気が変わったら、1か月以内ならお取替えできます」だって。
そして、世界中のスウォッチのお店で、無料で新しいバッテリーに取り換えてもらえるそうです。
そのサービスは無期限らしい。
すごいなぁ。
スウォッチって初めて買うんだけど、こんなにいいサービスだとは知りませんでした。

さて、このシリーズ、リストがベルクロでしかも白。
なのでセラミックのベルトをネットで買って付け替える人も多いそうです。

スウォッチではそれは扱っていないそう。
なので帰り道に電車の中で暇だったからネットで注文しました。

セラミックのリストバンド、サイズが調節できるもの。
私、手首がすごく細いので、普通サイズだと大きすぎるんです。
なので、このスウォッチも子供用のリストバンドに取り換えてもらいました。

身体の他の部分も細かったらうれしいけど、手首だけなのが残念。

ところで私の金星ちゃん、実はすごく時間が見づらいです。
針の色がフェイスと同じような薄いピンクなので、時間がわからないことが多い(涙)
ということで、時間がちゃんとわかるほうがいいなら金星はお勧めしません。
太陽が人気なのは華やかなだけじゃなくて、時間が見やすいのも理由かも(笑)

それでもパステルピンクが気に入って、最近お仕事の時にもこの時計を使っています。
新しい時計なんて20年以上ぶりなので、ちょっと嬉しい!



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2023年7月4日火曜日

おひとりさまでご飯ってイギリスではどんな風?

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いろんな理由でひとりで外食って機会もありますよね。

私は観光ガイドがお仕事ですが、観光地をご案内する以外のお仕事もあります。

そんなひとつがお食事のお供。

一番多いのは、アフタヌーンティーとか、フレンチのディナーとか、ひとりで食べるのにちょっと敷居が高そうなものを、おひとりでお越しのお客様と頂くこと。

女性のガイドとごはん?
おじさんがお客様でしょ?
そう思うかもしれませんが、意外に女性のお客様がほとんどです。
私としてはどちらでも構わないですけどね。

イギリスのレストランでもひとりで食べている人はいます。
だから、おひとりさまでも問題はありません。
ただ、たまにお料理によっては「ご注文は2人前から」といったものは存在します。
あとは時間を持て余すケースがあるくらい?
アフタヌーンティーなんかは特に、本来はお茶をいただきながらおしゃべりを楽しむものですから、ひとりだとちょっとって思うのも無理はないです。

それでも上品なご婦人がひとりでティーしているのを見かけることはありますから、こちらもNGというわけではありません。

先日、お客様は会食で、私はひとりでご飯を食べなきゃいけない機会がありました。

ぎりぎりまでお付きの人と一緒に食べると思っていたので、どこも予約していないメイフェアの夜。
多分3時間くらい時間をつぶさないといけないので、ゆっくり食べられるところがいい。

ということで近くのホテルのレストランに足を運びました。

ホテルはグロブナー広場に面しているバルティモア・メイフェア。


レストランはオープンキッチンで、空いていたからか、どこに座りたいかって聞いてくれて、キッチンが見える席にしました。



メニューに目を通しているとやって来たソムリエは女性でした。
どこかで見たことある、そう思って後で思い出した。
以前ベントリーにいた人。
その場で思いだせていれば、もっと話ができたのにな。
時間もあるのでナイティンバーをグラスで注文。
イギリスのスパークリングワインです。

写真は違いますよ。
これはそのあとに飲んだ赤ワイン。

え、お仕事中でしょ?そう思った?
イギリスでは人の命を預かる運転手さんや特殊なお仕事の人たちでなければ、飲むのは別にかまいません。
ただ、絶対にやっちゃいけないのは「酔っぱらうこと」
イギリスでは、他人に迷惑をかけたり、自分の面倒が見られないくらい酔っぱらうことは(軽)犯罪で罰金刑になることもあります。
車の運転も、一定以下のアルコール摂取であれば(そして職業運転手でなければ)罪になりませんが、事故になった時にアルコールが検出されると厄介なことになります。


さて、ゆっくり食べたいけれど、たくさんは食べられない。
そんな時に私が使う手は前菜を2つとか3つ注文すること。

メインをひとつとるよりも、時間をかけて食べることができるし、ちょっとだけいろんな種類を食べるのにも向いています。

気を遣うのは安くなりすぎないこと、かな。
レストランもお商売ですからね。
一番安い前菜とメインを取ったことを考えて、それを注文の最低ラインに設定。
飲み物は必ず注文する。
この2点を押さえていれば、まず問題ないと思います。

今回私が選んだのは貝柱とうずら。

こちらが貝柱。
カリフラワーと合わせてあって、さっと焙った貝柱は甘みが強くてとてもおいしかったです。
スパークワインにもぴったり。

さてお次はウズラって思ったら、シェフからプレゼントが届きました。
ちょっとだけキャビア。
クリスピーなごく薄いパンの中にはムースが入っていて、一口で食べられるサイズ。

ひとりでご飯食べてると、こういったサプライズがうれしいですね。


そしてウズラがこちら。
これ、前菜なんですよ!
ウズラを3通りのお料理法で楽しむといったもので、少し濃いめのソースもとっても美味でした。


ごちそうさま~。

2時間ほど時間も潰せたし、とてもいいサービスだったし、満足なおひとりさまご飯でした。

こちらがお勘定。
合計80ポンド弱。

ま、メイフェアでゆっくり晩ごはんだと、高くない額です。

ということで、ロンドンでおひとりさまでも問題なくレストランは楽しめます。
でもひとりがイヤだったら、いつでも声をかけてくださいね(笑)







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2023年7月1日土曜日

国立肖像画美術館が新しくなったよ!

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ロンドンにはたくさんの素晴らしい美術館や博物館があります。

そんな中で、ちょっとだけ他と比べると知名度が低めなのが「国立肖像画美術館」
英語では、National Portrait Gallery の頭文字を取ってNPGと略されます。

何年か修復のために閉館していましたがやっと6月の末に再オープンしました。

初日に行ってきましたよ~。
オープニングにはこんな人たちが館内を歩いていて写真撮影に応じていました。
エリザベス女王とネルソン提督?
正直、2年以上閉館していた割には構造はあんまり変わってなかった(笑)
でもトップフロアにあったレストランはリチャードコリガンが仕切るらしくて楽しみ(まだこちらは開いていません。7月半ばオープン予定)

肖像画博物館というだけあって、美術館の中はほぼすべてが肖像画。

なので画家よりも描かれている人に焦点を当てる場合が多いです。
そういった意味では見やすい美術館のひとつじゃないかと思います。

何枚か撮ってきた写真を紹介しますね。

チャールズ3世は実物よりもかなりかっこいいんじゃないかな?
どう思いますか?
皇太子と奥様のケイトさん。


こちらは写真。
躍動感があって、すごくいい感じに撮れていますね。

こちらはアーティストのグレイソン・ペリー一家。
個性的な衣装もセットで楽しめます。

肖像画だけではなく、所々にいろんなアートがちりばめられているのも興味深い。

これは、映画「V for Vendetta」に登場したマスク、

匿名のためのマスクが肖像画美術館にあるということがおもしろいと思いました。


これは誰かわかるかな?
18世紀の王様、ジョージ3世の奥様のシャーロット王妃です。
ネットフリックスのブリジャートンでおなじみですね。
まだ若かった時の肖像画。
彼女はジョージ3世が精神病に侵されて苦労した人生の後半は一気に老け込んでしまいます。


これはね、オスカルさまですよ(笑)
フランス革命の少し前に男装の騎士としてスパイ活動をしていた女性。
イギリスにも何回か訪れて、男性として住んでいた時もあれば、女性として生活していた時期もありました。
名前は騎士ディオン。
マリーアントワネットとも顔見知りで、男装しているのはドレスがないからと同情されてステキなドレスをプレゼントされたこともあったとか。


騎士ディオンの下には黒人のボクサーの肖像画。
19世紀にロンドンに住んでいたジェム・ワートンという人です。



可愛い(かどうかは別にして)女の子だと思ったでしょう?
この肖像画か書かれた17世紀には男の子も小さな時はドレスを着ていた時代だったんです。
のちにチャールズ2世となる王子様、4か月くらいのころだそうです。

左手に持っているのは赤いサンゴが銀の大に取り付けられている「歯固め」のためのもの。
今でも時々アンティークマーケットなどで見ることがあります。

これがこんな大人になるんですよね。
王政復古で亡命先から戻ってきて、イギリスの王様になりました。
贅沢三昧で愛人も多く、庶子もたくさんいましたが、奥様には子供がいなくて弟が王位を継ぎました。
そんな彼の愛した女性の一人がこの人、ネル・グイン。
共和制の時には閉鎖されていた劇場をまた庶民に開放したチャールズ2世は演劇が大好きだったようです。
そんな劇場でオレンジを売っていて、のちには女優にもなったネルに王様は一目ぼれ。
長く彼の愛人だった彼女は美貌と頭の良さで宮廷でも人気だったそうです。

さて、国立肖像画美術館は入場無料、ロンドンの中心トラファルガー広場からもすぐです。
ぜひ訪れてください。
3階に上がってぐるっと時代に沿ってみた後、階下を見るのがお勧めです。






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