2013年2月20日水曜日

ロンドンの下町って怖い?

今日紹介するのはロンドンの下町にあるレストランです。

ここにはお友達のねこなすさんと一緒に行きました。
ねこなすさんはここからそんなに遠くないところに住んでいて、ブログも書いています。


ロンドンを、地域で分ける言い方のひとつに、西か東かというのがあります。
昔、ペットショップボーイズの歌にWest End Girlsってありましたよね。
テムズが東に向かって海に面しているので、ロンドンの東側は工業地帯でした。
また波止場などで働く労働者や、移民の多い街でもあります。
今はウエストエンドにある中華街も、シャーロックホームズが書かれた頃にはイーストにありました。
ホームズがアヘン窟に忍び込んだりしたところです。
今回のロンドンオリンピックは、そんな東ロンドンの経済的なな復興なども目的だったのです。
エスニックで、アーティストが多い、面白いエリアではあるのです。


実は、今回行ったレストランの近くに、マッサージをやってくれる日本女性がいます。
マッサージはすごくよかったので、本当は通いたいのですが、リッチモンドからは遠すぎ。
せっかく寛いだ後、2時間近くかけて家に戻るのがイヤで、1回きりになってしまいました。
でも、それにもまして、本当は、私がこのエリアが怖いのです。
こういったことを書くと、きっと、住んでいる人に失礼だとかって言う意見があるかもしれません。
でも、怖いものは怖い。
上手く言えないけど、街の持っている雰囲気がダメ。
歩いてる人がみんな悪い人に見えるし(そんなことないのは頭では分かってます)
何となく緊張して、いるだけで疲れちゃう。
ロンドンに20年以上住んでいても、これまでこのエリアに縁がなかったのが原因かも。
知らないところが怖いっていうのは誰にでもあることだろうし。

でも、ウォルサムストウの、あるエリアが最近人気らしいので、ねこなすさんに聞いてみました。
きっと、ステキなところもあるだろうと思って。

で、一緒に来たのがここ、Eat 17(リンクします)です。

このレストランのあるエリアは、ウォルサムストウ・ヴィレッジとよばれています。
でも、ヴィレッジな感じがするのは、このレストランのある通り100m前後のみ。

ねこなすさんに「これでヴィレッジなの?」と失礼なことを聞いたら
「まあね、でも裏にかわいいおうちが何軒かあるから、ちょっとそっちも見る?」

ということで、ぐるりと裏側に行ってみました。

かわいい教会でしょう?
有名なウイリアムモリスはこの近くで生まれて、この教会で洗礼式を受けました。


お隣には郷土博物館みたいなVestry House Museum


こんなかわいいおうちもあります。
15世紀の木骨造り。


さて、くるりとお散歩を楽しんだ後は、Eat 17 に戻ってランチです。
これは、入ってすぐのエリア。
飲み物だけでもアリみたいです。

こちらはねこなすさんの注文したサツマイモのパイ。
Sweet potato pie, roasted shallots, goats cheese
& thyme, buttered spinach (V) £9.50


私はメインコースを頼む代わりに前菜を2つ注文しました。
そういった注文の仕方、好きです。
ちょっとずついろいろ試したい時によくやります。

Marinated grilled mackerel with beetroot salad £6
マリネしたサバと赤カブのサラダ。

フィッシュケーキ(コロッケのお魚版)
Fishcake & mayo £5
これ、ほくほくしてとっても美味しかった。
直径10cmちょっとで、厚みもかなりあります。

ねこなすさんが、かわいいって言うので、何のことかと思ったらお皿。
お魚のカタチ。

ウォルサムストウの駅からは徒歩で10分くらい。
このエリアに何らかの用があるなら、ここはお勧めです。

ウォルサムストウ・ヴィレッジに興味のある方のために、サイトをリンクしておきます。






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2013年2月19日火曜日

レストラン選び

レストランを選ぶ時に大切なのは、どんなオケージョンなのかという要素ではないと思います。
それよりも、そのレストランに何を期待しているかを考えるべき。

つまり「バレンタインデーに、ぴったりなレストランはどこか?」と考えるのではなくって、
そのレストランに行く目的をもっとちゃんと考えるべきなのです。

例えば「気軽にさっと食べられて、早く家に戻って二人の時間を楽しみたい」

それとも「高級な雰囲気のレストランで、贅沢な時間を過したい」

もしくは「話題のレストランでおしゃれな会話を楽しみたい」

単純かもしれないけど「美味しいものを食べさせてあげたい」

・・・と例を上げればキリがないです。

特に、デートの時のレストランは、あくまでも脇役であるべき。
レストランが主役になったとたんに、本当の主役であるべき大切な人が、その座を降りなければいけなくなるからです。

私の知り合いで、このバレンタインデーディナーに失敗したカップルがいます。
彼(日本人)は、彼女(スパニッシュとイングリッシュのハーフ)のために、予約がナカナカ取れない有名シェフのレストランを予約していました。
プランでは、夕方待ち合わせをして、お買い物に連れて行ってあげて、おしゃれなバーでカクテルを飲んで、ステキなレストランでご飯を食べて、高級ホテルにお泊りするはずだったのです。

完璧なプランでしょう?

デモね、彼は彼女の性格って計算に入れてなかったのね。
明るくって、人好きのする彼女は、友達も多いし、おしゃべりが大好き。
お買い物が終わった二人は、おしゃれで人気のバーに行ったんだけど、そこは予約していなかったようで、二人用のテーブルが取れなかったんですって。
で、ふと見ると、バーにお友達を発見。
そこにジョインして、カクテルを楽しんだそう。

彼のプランでは、1杯だけのカクテルのはずが、話が弾んで結局シャンペンをボトルで。
それよりも、レストランの予約の時間が迫ってきたので、追い立てるように彼女を連れてタクシー。
渋滞もあって、結局レストランに到着したのは予約の時間の45分後。
席はなくなっていたそうです。

後でチェックしたら、レストランから携帯にメッセージが入っていて、30分以上遅れて連絡なしなので、席はリリースしますって。

他のレストランを探したけど、バレンタインデーのディナーなので、どこもいっぱい。
結局泊まる予定のホテルのレストランに何とか席を作ってもらって、そこで食べたそうです。

こういった波乱万丈な展開って、私は結構面白い話だと思うんだけど。
二人は食事の間も、ホテルの部屋に入った後も面白いとは思わなかったみたい。

彼が言うには、「せっかく彼女のために、高級レストランに連れて行ってあげようと思っていたのに、彼女がプランをめちゃめちゃにして、謝るそぶりすらない。」
「ホテルでも、彼女は彼が余裕のないプランを建てたのがそもそもの間違いだと言われた。」

「で、仲直りしたいの?」って聞いてみたら、「一応」ですって。

まぁ、こういったことってどっちもどっちだと思うけど。
デートを何回かしただけで、お互いの考え方の違いが分かってラッキーだったかもね。
私が彼だったら、ホテルでルームサービスにしちゃうかな?
キャンドルとかも用意してもらって、それってすごくロマンチック。
彼女が時間に厳しくないのは分かっているわけだし。


それよりも、何で予約したレストランに電話しなかったの?って聞いたら、したんだけど留守電にまわされたらしい。

レストランの電話なのに、オフィスアワーのみしか受け付けないとか、そんな感じだったのかも。
最近、特に人気のレストランってそういったところが多い。
それでも留守電の選択に、今日の予約に関してって項目があるはずだけど。
そしたら、確かにあったんだけど
「今日の予約ははもういっぱいです。予約をキャンセルしたい人は・・・」って風だったんですって。
だったらそこに繋いでもらって、遅れるって言えばよかったのに。

ここまで聞くと、いい人かもしれないけど、不器用で融通が利かないんだってばれますね。
レストラン選びよりも、そういった性格がいいって人を選ぶ方が先決。



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2013年2月13日水曜日

タパスが有名なパブ

先日、お友達のロンパラさんと、ランチを楽しんだパブを紹介します。

彼女はブログ友達でもあるのですが、一緒に旅行したこともあります。
好奇心旺盛で、性格はさっぱりタイプ。
話題も豊富で話していて楽しい人。
彼女のブログ紹介しておきますね。

「どこに行こうか?」
なんて時も「ここはどう?」ってアイディアを出してくれるので助かります。

何にでもお勧めを考えないといけないお仕事を普段しているので、
たまに誰かのアイディアにフォローするのは気分転換になります。

「レビューなんかでも評判が良さそうだし、行ったことのないところ」
というロンパラさんの思いつきで行った「The Duke of Sussex

ロンドンの西側、チジックに位置しています。
94番のバスの終点なので、ピカデリーサーカスやオクスフォードサーカスから1本でアクセス可能。

このパブは住宅地にある典型的なパブみたいで、土日には混みそう。
私たちが行ったのは月曜日のお昼だったせいもあって、とてもすいていました。

ガストロパブなので、毎日メニューは変わるみたい。
こういった黒板にお勧めが書かれているのがいいなぁ。
 これは奥のレストランエリア。
天井もなんだかステキ。
2007年の夏に全面改装したそうです。
 入り口のある手前は、すっきりした内装。
素朴な木の椅子やテーブルが並んでいます。
教会の椅子なんかもたくさん置いてあったから、オークションで買い付けてきたんだろうなぁ。


さてお料理ですが、スパニッシュがメインです。
そこで、いくつかタパスをとりました。

タパスといえば、これ。
パドロンペッパー。
 最近ではウエイトローズでも売っているので、手に入れやすくなりました。
以前は食べたくなったらノッティングヒルのスパニッシュ食材の専門店まで買いに行ってた。

いわしの焼いたの。

 たこ。
ちょっと量が少ないなぁ。
 ロンパラさんによると、岩に思いっきりタコを叩きつけると柔らかくなるそうです。
裏のキッチンで、シェフがタコをバシバシやってるところを想像してしまいました。
ちょっと怖い?

これは小イカのから揚げです。
出て来た時は、量も多いし油っこそうって思ったけど、サクサクして意外に軽い。
上のタコとこの小イカが同じ値段なんて、やっぱり叩き代が入っているかも(笑)

それにしても、おしゃべりを楽しむ時には冷たいものを注文した方がいい。

外が寒かったせいもあって、熱いものばっかり注文したから、すぐに冷めちゃう。
それでも、それだけおしゃべりが楽しかったって事。

週日の昼にノンビリ行くのがいいんじゃないかな?
サービスも丁寧でよかったです。



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2013年2月7日木曜日

簡単な手作りパイのおやつ

私は甘いものよりも塩気のあるおやつの方が好きです。

今日紹介するのは、小腹がすいたときに美味しいおやつ。
または、ディナーの前菜として使ってもいいし、
もしくは飲み会のおつまみにもぴったりな一品(笑)

いつもの私のお料理と同じ、簡単だけど、待ち時間はちょっと長い。

でも、大概の家庭にあるもので作るから、わざわざお買い物に行く必要はないはず。
さて、材料なんですが、いつも分量がいい加減な私。
なので、今日は気分を変えて、ちょっとまじめに計ってみました。
といっても材料を計って揃えたのではなくて、逆。
大体これくらいかなーって量を秤に乗せて重さを確かめてみたのです。

でも、計らなくっても、いつも何とか形にはなるので、面倒な人は適当で大丈夫です。

まず、小麦粉。
今日はイギリスで普通に売っている、セルフライジングを使いました。
でも、プレーンの薄力粉でも、結果にたいした違いはありません。
300g、ボウルに入れます。
そこに卵を1個。
次はお鍋にラードを入れます。
普通に売っている包みの半分、計ったら125gありました。
そこにラードの約半分の水を加えます。

火にかけて、こんな風に水が沸いたら火から降ろします。
 ラードがゆっくり解けていく間に、卵を小麦粉の中に隠しちゃいます。
 で、一気に解けたラード水をボウルに入れます。
そんなに熱くない筈。
 手早くゴムベラでまとめます。
ゴムベラをボウルの淵に沿わせて、くるくるボウルを回していくと、簡単。
 パイ生地の作り方って、いろんな本に出ているけど、みんな面倒。
この方法が、私にとっては一番簡単です。

ここまでで、ラードを溶かす時間を入れなければ、1分ちょっと。
パイ生地は袋に入れてしばらく冷蔵庫で寝かせます。
私は1時間以上寝かせることがほとんど。
 この状態で冷蔵庫に入れれば、3-4日はヘイキだと思う。

さて、今度はパイの具を作ります。
たまねぎ2個は薄切り。
 チョリッソも刻みます。
 オリーブオイルでたまねぎを炒めて、茶色くなり始めたらチョリッソを加えます。
塩は入れなくても、チーズとチョリッソの塩気で十分。
 パイ生地をちょっと正確じゃない半分に分けます。
大きな方を薄く延ばしてフラン型に敷きます。
今日使ったのは、10インチの型、約25cmです。
 たまねぎとチョリッソを入れます。
「足りないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、大丈夫。
パイが厚いと一切れ食べるのが大変。
 そこに下ろしたチーズを加えます。
たっぷり。
たっぷりに見えないので、横からも写真を撮りました。
ね、たっぷりでしょう?
 これで200gくらいかな。
私はチェダーが好きなので、チェダーにしましたが、お好みで。
ブルーチーズとかもいいと思う。

残りのパイ生地も薄く延ばして上からかぶせます。
こんな風に麺棒に巻いたら、生地を簡単に移動できます。 
 下の生地の淵には牛乳を薄くなぞっておくと生地がくっつきます。
で、余分な生地は切り落とします。
 淵には上からフォークで模様をつけます。
 ナイフを使って所々に切込みを入れておくと、蒸気が抜けます。
これで、冷めた時に中身がベチャっとしません。
刷毛で、パイの上にも牛乳。
 残りのパイ生地で、葉っぱをたくさん作って牛乳で貼ります。
 もっとツヤツヤにしたければ、溶き卵を塗るといいです。

180度のオーブンで30分焼いて、オーブンを切ったら、そのまま10分おきます。

 熱いと切りにくいし、形も崩れるので、15分位してから切り分けます。
 チョリッソとチーズの味が決め手。
燻製の香りだけをわざとつけたチョリッソとかは、絶対に使わないで。

ベジタリアンにしたければ、チョリッソは省いてもかまいません。
その代わり、たまねぎとチーズの量を少し増やすといいです。





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2013年2月3日日曜日

ホットドッグ食べたい?


週末のお昼ごはんには、ちょっと時間がかかっても、食べたいものを作ります。
なぜなのか、数日前からホットドッグが無性に食べたくなりました。

イギリスではスーパーマーケットなどで、ホットドッグ用の細長いパンを売っています。
でも、折角なんだから、ぜひパンも自分で作ってみましょう。

食べたい時間の2時間ほど前からお支度。
そんな風に書くと面倒に聞こえますが、待ち時間が長いだけ。

一度でもパンを自分で焼いたら、スーパーのパンなんて食べたくなくなっちゃいます。

材料は強力粉、イースト、ぬるま湯、塩、サラダオイル。
強力粉300g、サラダオイル大匙2、ドライイースト大匙1、塩大匙1、をボウルに入れます。
そこにぬるま湯を100mlから150mlくらい入れます。
お湯の量は適当でかまいませんが、お湯が足りない時に後から足すのは大変。
逆に多かったら粉を足せばいいだけなので、私はユルメにしています。

スプーンで混ぜて、ある程度まとまったら粉を振った台に取り出してこねます。
5分くらいで十分。
タネからボウルに戻して、濡れたキッチンペーパーをかぶせて室温で1時間置きます。

1時間ほど置いたタネは倍くらいに膨らんでいるはず。
ボウルから取り出したらナイフなどで4等分します。
ちぎるとタネが痛むので、必ずナイフで切ること。
そして粉を振った台で形を整えて、ソーセージよりもちょっと大きいくらいにします。
ここまでやってからオーブンのスイッチを入れます。
ファンアシステッドで210℃。

オーブンが温まるのをゆっくり待ってから20分焼きます。
こんな風に焼きあがりました。

パンを焼いている間に、ソーセージを焼きます。
私が好きなソーセージはこのブランド。
6本入りで3ポンドちょっとです。
5分ずつで4方を焼くので、トータル20分。

お隣では千切りにしたキャベツと紫たまねぎを炒めます。
塩は別にいりませんが、白こしょうを多めに振ると美味しい。
キャベツの歯ごたえが少しあったほうが、私は好きだけど、その辺はお好みで。

ソースはとんかつソースとケチャップとマスタードをお好みで。

パンは横からナイフを入れて、キャベツとたまねぎをはさみます。
その上にソースをたっぷりかけて、ソーセージを挟んだら出来上がり。

レシピというほどのものでもないけど、最近食べてないなぁって方、是非どうぞ。
大きな口をあけて、パクパク食べるととっても美味しい。



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