2011年1月16日日曜日

トライフル

今日紹介するのは、イギリスの伝統的なデザート「トライフル」です。
土曜日に、桃太郎君のお友達がお泊りに来たので、ディナーのために作りました。
我が家ではあまり甘いものは作りません。
ケーキなんかを焼くのは、最近では月に1度以下。

トライフル(Trifle)にはいろんなヴァージョンがあるので、適当に自分風に作ってもまったく問題ないと思います。
手を抜こうと思えば、いくらでも抜くことが出来るのも、ちょっとした魅力かもしれません。
もちろん全部手作りで作ることも出来ます。
手間はかかるけど、満足感はひとしお。

ちゃんとしたレシピをアップしようと思ったんだけど、私はきちんと計らないので、何が入っているかだけ書いておきます。

まず用意するのはガラスの入れ物。
トライフルは側面を見るのも楽しいので、必ずガラス。
大きなのを一つ作ってもいいし、サンデーグラスみたいなのに、人数分作ってもいいと思います。

材料
イチゴ
ゼリー(ゼラチンとフルーツジュース)
カスタードクリーム(卵黄とミルクとコーンスターチとヴァニラとお砂糖)
スポンジケーキ(器のそこに敷くくらい)
生クリーム(クリームとお砂糖)

桃太郎君がイチゴが好きなので、我が家ではいつもイチゴ。
でもラズベリーとか、モモとかいろんなものを入れて大丈夫。

① イチゴは、上に飾るもの以外は小さく切ります。
② フルーツジュースを温めて、ふやかしたゼラチンを溶かします。
少し冷めてから、小さく切ったイチゴを混ぜます。
(手を抜きたい人は、市販のゼリーミックスを使って、イチゴ抜きでもOK)
③ 器の底にスポンジケーキを敷きます。
④ ゼリーをスポンジの上に回しかけて、イチゴが満遍なく散らばるようにします。
⑤ 冷蔵庫でゼリーが固まってからカスタードクリームを上に乗せます。
カスタードクリームは卵黄にお砂糖とコーンスターチをいれて、ミルクを少しずつ入れながらとろ火にかけて作ります。
でも面倒な人は缶詰とかパックのものでも大丈夫。
あまりゆるくしすぎないほうがクリームを乗せる時に都合がいいです。
早めに作って冷めてから使います。
⑥ クリームを泡立てて、お砂糖を加えます。
私は焼かないお菓子にはフルクトース(果糖)を使っています。
お砂糖よりも軽い感じが好き。
⑦ クリームを搾り出して、きれいにデコレーションして、イチゴを載せて出来上がり。

それぞれの材料は出来上がりの器によって全く違うので、まず器の容量を調べてから簡単に計算するといいと思います。
我が家はゼリーが大目(全体の50%)でついでカスタード(30%)、そしてクリーム(20%)といった感じですが、好みで決めていいとおもいます。
あまり甘くしすぎないほうが、美味しいと思います。

てっきりヴィクトリア時代くらいのお菓子かと思っていたんですが、意外と歴史は古く、チューダー時代にクリームを風味付けしたお菓子が始まりだそうです。
材料は全て日本でも手に入るのですが、組み合わせがとてもイギリスなデザート。
食べる時には、スプーンの中に、ゼリーもカスタードもクリームもちゃんと入っていることを確認してから口に運んでください(笑)

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