2009年11月9日月曜日

A レベル

今晩は、桃太郎君の学校で、Aレベルの説明会がありました。

桃太郎君の学校は私立校で、11歳から18歳までの男の子たちが在学しています。
11歳からの2年間がジュニア、13歳から16歳がGCSE、そして17歳と18歳がAレベルの課程です。
ジュニアの部は公立の小学校からの移行課程です。
イギリスの中学校は公立が11歳から、私立は13歳からと開きがあるので、そのために殆どの私立校はジュニアの部を設けています。
入学が難しい学校も、ジュニアの部からだと入りやすいみたい。
もしくは提携しているプレップ(私立小学校)にその1年前に入るといったウラワザもあります。

イギリスの私立中学校は全国平均で7%です。
ロンドンはちょっと高くって10%。
殆どの私立校(Aレベル込)の子供たちは、卒業後、ギャップイヤー(1年のお休み)を取って、その後大学に進学します。
Aレベルというのは、大学の入学条件のような資格です。

桃太郎君は将来どんな職業に就きたいのかはっきり決めていません。
私も15歳くらいの時って、何のアイディアもなかった記憶が・・・。
でも、イギリスでは、どんな課程をAレベルで取るかというのは、それが将来の大学の選択に直結します。
GCSE(中学卒業資格)で得意な教科というのが、将来役に立つかどうか、などといった具体的な話を今日は聴きにいったわけです。

桃太郎君は写真に興味があるので、写真のAレベルがある学校に転校しようかというアイディアもあったのですが、学校のクオリティーとその多様性を考えて、今の学校にとどまる決心をしたようです。
普通4つから5つの教科をAレベルで選択するようです。
GCSEにはなかった教科もAレベルには含まれますから、その説明会も兼ねています。

まだ本決まりではありませんが、今夜のカンジから、桃太郎君が選択しそうなのは「英語(言語)」「英語(文学)」「歴史」「アート・デザイン」「政治」といったところ。
幅を広く取って、将来の変更に対応できるように、とは言っても、完全に文系・・・。
ビジネススタディーにも興味はあるようなのですが、数学と絡めた方がいいとの案内で、アッサリあきらめ気味です(笑)

日本よりも早い時期に専門的な分野に分けてしまうイギリスです。
でも一ついいところは、やり直しがきくところかな?
Aレベルにしろ、大学にしろ、取り直す人が多いのもイギリスの特徴です。

2 件のコメント:

rosso さんのコメント...

みきさん、ご無沙汰していました。
夏のバカンスの様子も読みましたよ。
楽しかったようですね。
でも、もうクリスマス!
リストを作るなんてうらやましいわ~

ところで、桃太郎君って男子校なんですね。
うちの子は中一ですが、やはり、将来何をするか、先生が早く目標をつくりなさい、とせっついているようです。
うちの娘も当然な~んにも考えてないようです。
今の日本はぼ~っとしていると仕事につけないからなんでしょうねぇ。
わたしの時代は何とかなったのにね。
今は、ぼんやりしていると、フリーターか派遣社員にしかなれないようです。

miki bartley さんのコメント...

Rossoさん、おひさしぶりです。
本当にあっという間に1年が過ぎていきます。

桃太郎君の学校は男子校で、やっぱりミックスの学校に比べると、何となく子供っぽいようです。
将来のことを考えている子はほんの一握りのようですね。

何をしたいか、というのはいろんなことを体験してみないとわからないんじゃないかと思います。
また「したいこと」が収入につながらないこともありますし。
とりあえず今は卒業試験のお勉強で手一杯という感じです。