2008年2月16日土曜日

Freehold vs Leasehold

イギリスの地主というのは日本とは規模が違います。
観光をしていて「この右手はxx伯爵の領地です」なんて言うと
日本からのお客様は「どこからどこまでですか?」と聞かれたりします。
「見えるところは全部です」というとびっくりされますが、地主なんてそんなものです。

成田空港を作るにあったって、1000人ほどの地主との交渉が大変だったそうですが、ヒースローを作るときに買収した時には、たった3人の地主と交渉があっただけだそうです。

イギリスでは、昔は家を持っていたのはミドルクラス以上の人達だけで、普通のワーキングクラス人達は家賃を払って借家に住んでいました。
そのためにイギリスでは街並みがきれいです。
地主がまとめて建てるので、個性がなくて建てられた時代の流行があるだけです。

私が住んでいるのは1930年代に建てられたフラットです。
集合住宅として建てられたもので、最近そのオリジナルの書類に目を通す機会がありました。
それによると1968年にそれまで貸しフラットだったのを、長期のリースとして売りに出したとあります。
そしてリースの条件がいろいろあるのですが、特に目を引いたのが「リースの保持者は医者、歯医者、もしくはそれに類似した専門職の者であること」
高飛車な大家(地主、Freeholder)ですねー。

リース(Leasehold)というのは長期の賃貸と考えて差し支えないと思います。
私のフラットは1968年に125年リースが契約されたそうです。
オリジナルの契約書にはそのリース料とは別に、大家(Freeholder)に年額25ポンドの地代を払い、サーヴィス・メンテナンス代は3月に一度、サーヴィス会社への支払いと書いてあります。
ティムちゃんがこのフラットを買ったときには、約100年のリースを購入したということになります。
リースの物件は80年以上のものはいいのですが80年を切ると少しずつ値段が下がってきます。
ロンドンの中心地では不動産屋の前に出ている物件の半分くらいは60年以下のリースです。
つまり60年経ったら出て行けということ。
安いなーと思ったら、20年なんていうのもあります。

1993年にイギリスではリース保持者のための新たな条約ができました。
これによって希望するテナント(Leaseholder)は大家(Freeholder)から90年のリースを追加購入することが可能になりました。
これをLease Extensionといいます。
また希望するテナント(Leaseholder)にFreehold買取の道も開けたわけです。
こちらはFreehold Enfrichaseです。

ただしいろいろな条件があって、チャリティー関係、鉄道や橋の上の物件、そしてモチロン女王様の物件(Crown Estate)ではこれらの権利は全くありません。

4 件のコメント:

Yogacat さんのコメント...

へぇ~そうなんですか。
そういう仕組みになっていたのですか。
ロンドン不動産は高くなりすぎて、そろそろバブル崩壊とも聞きますが、どうなんでしょうね。
ドイツもね、っていうかうちの場合ですけど、大家が入居希望者を選ぶ形だったんですよ!ドイツは居住者より大家の方がかなり強い印象を受けました。修理とかもほとんど移住者負担だし!日本だと反対ですよね!

Miki Bartley さんのコメント...

マダム、そろそろみたいですよー。
でも物件自体は不足しているので、どうなるでしょうね?

今、うちのフラットではFreeholdを手に入れたい人達と、ただリースを延ばしたい人たちですごくもめてるんです。
どんな経過だか、続編をお楽しみに。

ところでどんな髪型にしたんですか?

ゆき珠 さんのコメント...

高校生の時に始めてイギリスに行って、田舎の小さなお城みたいなとことに泊まったんですけど、やっぱり広かった~!庭に馬を放し飼いにしていたし・・・。

うちは特別な理由がない限り基本的に家賃は上がらず、日本のように更新料なんてものもなく、元々ある設備はすべて大家が直す(返すときには現況復帰だけどね)ので、Yogacatさんの意見とはちょっと違うんだけど、ところ変われば色々ですね。

子供たちがみんな独立してくれたら、老後の住処を買おうと思っているんです。でも、ドイツは外国人に土地の所有権は売ってくれないので、小さなアパートかな?

Miki Bartley さんのコメント...

もう老後の計画ですか???

私も田舎の小さなおうちに住んで鶏を飼ったり、お野菜を作ったりしたいんですが、多分無理でしょうね。
生まれてこのかた都会にしか住んだことがないので多分老後も都会でないと生きていけないと思います。
安全面からしてもフラットが便利ですよ。
でもご近所が誰なのかは気になるところ。
最近はイスラム系の人達静かなんですか?
ゆき珠さんの記事を読んだときに、きっとそれもストレスの要因のひとつじゃないかと思いました。
そういったことを考えると、やっぱり田舎の小さなおうちに憧れてしまいます。