2009年6月7日日曜日

ウォーキングツアーの報告


昨日は例の「ウォーキングツアー」がありました。
天気予報が芳しくなかったので、心配であまり眠れませんでした。
自己チューで、しかも能天気に見えるんですけど、実は心配性でシャイな一面も(なんて自分で言うかー、という声が聞こえそう・・・爆)
結局朝の5時には目が冴えてしまったので、朝の紅茶を飲みました。
リビングのカーテンを開けると時々空が光ります。
なんと雷!
することもないのでお風呂にゆっくり入っていると、今度はすごい雷の音!
バスルームの窓は二重サッシではないので、結構外の音が聞こえます。
併せて窓をたたきつけるような雨の音。
「いつから神様は私のことが嫌いになったんだろう・・・」と本気で心配しました。
実は私のお天気運はそんなに悪くないので、「きっと予報が悪くても当たらない」って心のどこかで思っていたのですが、そんな自信はすっかりと消え去るような音でした。
でもツアーが始まる時間には、ステキに晴れて、2回目のツアーの途中に少しパラッときたぐらい。
それ以外は青空の下のツアーになりました。

写真係ということで、桃太郎君に来てもらいました。
「オフィシャル・フォトグラファーなんだからがんばってね」
たくさん写真を撮ってもらいましたが、私ガイドしている時ってすごく変な顔。
喋っているときの顔って、自分で見る機会があまりないのでびっくり。
トップの写真は、ヴィクトリア時代の公衆浴場のあと。
ロンドンにはたくさんのお風呂屋さんがありました。
男湯、女湯の入り口、わかりますか?

この写真は「アラビアのロレンス」の住んでいたおうち。
ウエストミンスターにあります。
下はセントジェームス公園の脇です。

それほどたくさんの方に参加してもらったわけではないけれど、とても充実した一日でした。
以下はスナップの数々。
特に最後のものは、桃太郎君に見せてもらってびっくり。
クックロビンです。
ロンドンの真ん中、ウエストミンスターで発見。
とってもやりがいのあるウォークでした。
またこんな機会を作って、たくさんの人にロンドンを楽しんでもらいたいなー」なんて思っています。



2009年6月6日土曜日

ワガママ・ラーメン

昨日のお仕事はお昼ご飯が付いていなかったので、ロンドン塔で長めの写真休憩を取りました。
ロンドン塔の周りには、サンドイッチ屋さんとか、フィッシュアンドチップス屋さんの他に、なんとラーメン屋さんがあります。

日本人経営とかではなくって、例の「WAGAMAMA」グループの支店。
私はワガママがロンドンにオープンしたての頃、鍋焼きうどんを食べたことがあるのですが、そんなに悪くはなかったのを覚えています。

リッチモンドに支店ができたときは、桃太郎君を連れて行きましたが、「まずい」と言って残されたのを覚えています。

そこでいつもはお客様に「ラーメン屋さんがありますけど、外国のラーメンってこんなもの、程度の気持ちで食べてくださいね」という風にご案内しています。
今日は久しぶりにどんな味だったか試してみることにしました。
これは「ワガママラーメン」7.60ポンドです。
鶏肉っぽいものと魚っぽいもの(鶏肉は怪しかったので残しました)メンマ、かまぼこ、わかめ、ピーシュートなんかが具で、スープは甘めの和風テイスト。
美味しくはないけれど、それほどまずくもありません。
7.60ポンドだから、安いし、外国なんだからこんなものかな?
サービスは空いていたので早くって、注文してから5分ほどで来ました。

ロンドン中に支店があります。

ご当地キューピー

今日、お仕事の合間にロンドン三越に寄ったのですが、そこで見つけました。
イギリスのご当地キューピーだそう。
ひとつ4.5ポンド。
すごくかわいい。
お土産にいいかも。
他では売ってないそうです。

2009年6月1日月曜日

学校からのお手紙

ハーフターム(学期の丁度真ん中にある、1-2週間のお休み)も終わって、桃太郎君は登校です。
なんだかお休みばっかりのイギリスの学校ですが、今学期は特に豚インフルエンザの影響もあって、お休みの日数が登校日を超えているのではないかと思います。

さて、桃太郎君の学校からのお知らせは、3通りの方法で我が家にたどり着きます。
ひとつは郵便で届くもの。
これは成績表とか請求書の類です。
もうひとつはブレザーポケットメールと呼ばれて、桃太郎君が制服のポケットに入れて持って帰って来るお手紙のこと。
通常お返事の必要なお手紙はこの方法です。
でも資源の問題とかで、前よりも少し少なくなった気がします。
因みに桃太郎君の学校は、環境問題に真剣に取り組んでいて、イギリス国内で初めて「カーボンニュートラル校」の認定を受けました。
そのせいもあって、資源問題には他の学校よりも真剣に取り組んでいるようです。
3つ目の方法はメール。
緊急な事態(天候のための休校その他)には学校のウェブサイトが活躍しますが、併せてメールでもお知らせが来ます。

今日のメールで豚インフルエンザの為の休校に関して、返金のお知らせが届きました。
バーサーからのお手紙です。
バーサー(Bursar)というのは、学校を国にたとえると、大蔵大臣みたいなもの。
学費や奨学金、経費など、学校のお金を一手に預かっています。

要約すると、休校は国のHealth Protection Agencyからの指示なので、学校としては従うしかなかったこと、それによって授業に多少の影響は出たものの(1週間の休校!)ウェブサイトやメールなどによって各先生たちと生徒のコミュニケーションは取られていたわけだから、授業料に関しての返金はなし。
でも学校までの送迎バスと給食費のみ、日数分を返金と決まったそうです。
因みにこれは学校が返金するわけではなく、保険会社からの返金だそうです。
学校の送迎バスは1学期当たり295ポンド、給食費は1学期208ポンドです。
サマーターム(今学期、4,5,6月)の授業予定日数は45日。
そのうちの5日が休校ということで1/9が戻ってくるそうです。
1学期の授業料の4500ポンドを考えると、1日100ポンド払っているわけだから、休校分の500ポンド返ってくるとうれしいけれど、先生のお給料は払っているわけだから、そうは簡単にいかないそうです。

今日から桃太郎君は学年末テスト。
テストはひとつの科目につき1時間半ほど。
来週の月曜日まで、毎日テストだそう。
これからチョコレートのケーキを焼いて、ちょっと応援するつもりです。

2009年5月30日土曜日

新しい包丁

先日2日に亘るお仕事でドーバーにお泊りする機会がありました。
この写真はお泊りのホテルのお部屋から。
海の見えるお部屋でした。日本からのクルーズ船のお仕事で、たくさんのガイドが同じようにドーバー泊でした。
知り合いのガイドとお夕食を食べていると、ティムちゃんからお電話。
「みきちゃん、怒らないで聞いてね。みきちゃんの大切なもの、壊しちゃった」
一体何のことかと思ったら、セラミック包丁を落として割ったということらしいです。

実はもうすでにひびが入っていたんだけど、きっとそこが割れちゃったみたい。
でも折角電話までかけて知らせてくれたんだから、
「アラ、そう」じゃ申し訳ないので、
「えーっ、信じられなーい!!すごく大切に使ってたのに、どうしよう!!!」
と大げさに悲しむフリをしておきました。
「新しいのをちゃんと買ってあげるから、怒らないでね」
ということで、今日、一緒にお買い物に行ってきました。
このセラミック包丁は日本から取り寄せたもので、セラミック包丁は日本にしかないと思っていたのですが、昨日、なんと近所のキッチン用品屋さんで発見。
早速今日のお買い上げとなりました。

セラミック包丁は京セラだけだと思っていたのですが、ここにはフランス製の「セバティエ(Sabatier)」というブランドのも置いてありました。
初めて知ったブランドだけど、ティムちゃんがいうには
「とっても有名で、いいブランド」
らしいので、こっちもいいかもね。

気になるお値段ですが、京セラのものが89.95ポンド、セバティエは55.90ポンドでした。
でもパッケージはセバティエの方が高級感があると思います。
貰ったらうれしいのはこっちかな?

悩んだ挙句、両方買ってもらう事にしました。
だって、全然形が違うんだもん。
割れているのがティムちゃんの落とした包丁。

ところでドーバーに行くときに先輩のガイド、Mさんが手作りのマフィンをたくさん持ってきてくれて、道中いただいたのですが、とーっても美味しかった。
ふわっとして、しっとりして、甘くなくって、上品なお味。
早速レシピを聞いて、昨日作ってみましたが、見た目も味も全然だめ。
Mさんのはブルーベリーがたくさん入っていて、ラップをあけるとすごくいい匂いがしたんだけれど、私のはベチャッとしていて、ブルーベリーの匂いもありません。
おまけになぜか「ヨモギパン」みたいな緑色・・・。
冷凍のブルーベリーを使ったのがまずかったのかな?
とりあえず写真だけ載せておきます。
気が向いたら、今度は別のブルーベリーで再挑戦してみます。

2009年5月29日金曜日

ウォーキングツアー

昨日は6月7日にに予定している、ウォーキングツアーの下見のためにロンドンまでお出掛けしてきました。

テーマが決まっているウォーキングツアーは地図の上でピンポイントを確認したら、「それをどうつなげるか」というだけなので、比較的簡単にアレンジすることができます。
ピックアップされるものは決まっているので、必要かどうか、そしてインパクトの度合いなどでウォークを決めます。
例えばシャーロックホームズのツアーとか、ビートルズのツアー、切り裂きジャックなどがいい例です。

テーマを自分で決めるものは、白紙の状態からはじまるので、普通は少なくとも数回はそのエリアを歩いて、アイディアを集めて、それぞれのリサーチ、その上で地図とにらめっこしながらルートのアイディアをつめて、実際にそのルートで歩いた時間などを計ってファイナルにします。
ピックアップするモノ探しからファイナルまで、私は普通一月くらいかけます。

私が自分でテーマを決めるツアーというのは、それほど機会があるわけではありません。
「完全にお任せ」といったお客様の時とか、国際ガイドデーなどのイベント時くらいです。
今回のストーリー オブ ロンドンのウォーキングツアーは、所属している協会を通して打診があったもので、私が自由にプランを組んで、ツアーの提供ができるという面白さがあります。
集合場所とエリアは決めておかなくてはいけなかったので、ウエストミンスター近辺にしました。
というのも、このエリアはウエストミンスター寺院と国会議事堂があって、観光の方も住んでいる人も、まず足を運ぶところだからです。
そのエリアで、自分で見ただけや、バスツアーなどでは見逃してしまっているたくさんの「興味深いもの」を再発見してもらおうというのが私の狙いです。

今回は1時間30分程度のウォーキング、ということなので、自分でスタスタ歩いて35-40分程度の距離が目標です。
ところどころで案内を入れると、1時間30分程度になるはず。

6月6日、7日の2日間で、合計120のウォーキングツアーが予定されています。
日本語でのオフィシャル・ウォーキングツアーは私のものだけです。
私のツアーは6月7日、朝9:15と11:30の2回です。
料金はロンドン市長サイドで決められるものを私たちが徴収する仕組みで、ひとり7ポンド50ペンスです。
もしよかったらお越しください。

今回のウォークのテーマは
「ウエストミンスター、富と貧困とチャリティー」
地下鉄ウエストミンスター駅の改札でお待ちしています。

2009年5月27日水曜日

ブルーバッジガイド

私の職業は観光ガイドです。
イギリスでは観光のガイドには資格があって、ブルーバッジガイドというのが私の資格の名前です。

昨日、私のお仕事用のメールアドレスにに、日本の大学生から問い合わせが入っていました。
大学でブルーバッジガイドについてプレゼンを考えているので、話を聞かせて欲しいという旨です。
これまでにも、海外で働く女性という立場から、何か書いてくださいとか、イギリスのガイドから見た、ロンドンの近況についてとか、そんな質問はよく頂くのですが、ブルーバッジガイド自体についての質問はちょっと珍しいかも。

以前、日本の某県の観光局の方が、ロンドンのブルーバッジ制度について視察に来られましたが、それくらいかな?
観光の時に、私のつけているバッジに目を留められた方から質問されることはよくありますが、わざわざその為に来られる、というのはその一回限りです。

このメールでは、ブルーバッジガイドの成り立ちや、資格試験のことなど質問がいくつか書かれていました。
私のブログから、メールアドレスに辿り着いたそうなので、じゃあネタのひとつに使わせてもらおう、と今回の記事になりました(笑)


世界中に観光地があって、それぞれの国や地方に観光ガイドが存在するわけですが、資格や制度、また習慣などは、かなりの違いがあるようです。
現在では WFTGA (THE WORLD FEDERATION OF TOURIST GUIDE ASSOCIATIONS)が設けられていて、世界中の公認ガイド協会とそのメンバーが一目で分かるようになっています。
パッケージの旅行では、通常現地オペレーターがガイドの予約などを行いますから、お客様が旅行の前に直接ガイドとコンタクトを取ることは非常に稀なケースです。
でも、手配旅行や個人旅行などでは、少しずつですが、お客様がガイドの下調べをしたり、また事前にコンタクトを取って、綿密な打ち合わせを希望されるお客様も増えてきました。

最近では飛行機とホテルだけは旅行会社のパッケージを利用して、中身だけをアレンジして欲しいといった、個人のお客様も増えてきました。

ロンドンのブルーバッジガイドは、その殆どがオペレーターから仕事を請け負っています。
大手の旅行会社の「専属」ということで、他社からの仕事を取らない代わりにある程度の仕事の保障を受けているガイドや、フリーランスとして、請われればどのオペレーターからでも仕事を請けるガイドもいます。
いずれにしても、その一つ一つの仕事に対して請求書を書いて、その支払いを受ける、といった個人営業のカタチになります。

私はオペレーターからの仕事は全体の10%以下で、殆どのお仕事はお客様から直接請けています。
間に誰も入らないので、お客様の意向が直接伝わるのがこの方法の魅力です。
コミュニケーションはインターネットのおかげで随分スムーズに、そしてコストも低くなりました。
電話やファックスの代わりに、メールやウェブでいろんな情報を流すことができるようになりました。


ブルーバッジガイドは第2次世界大戦の後、ロンドンで始まりました。
街の中で爆撃を受けた場所などを案内したのが始まりだそうです。
ですからブルーバッジガイドのギルドの前衛に当たる、「ガイドレクチャー・ギルド」は瓦礫の後にたくましく咲いている雑草の花がロゴに使われました。

1951年、終戦後の国民の士気を高めるために「フェスティバル・オブ・ブリテン」というお祭がロンドンで開催されたのですが、国内からたくさんの人々がロンドンに集まったそうです。
その案内役にもガイドは活躍したそうです。

現在ではブルーバッジの資格はインスティチュートによって管理されていて、過去の試験問題や資料などもそこで手に入ります。
ブルーバッジのコースは18ヶ月で、受講するためには英国の基礎知識テストに合格する必要があります。
レベル2やレベル3のコースを終了後、このテストを受けるのが普通ですが、自信のある人は直接チャレンジすることもできます。
私が受けたときは100の設問(xxxは何ですか?、xxxはどこでみられますか?、xxxは何年ですか?、xxxは誰が設立しましたか?みたいな質問)と、エッセイ(何字だったかは忘れました。ノルマンの征服についてだったような気が・・・)で成り立っていたのですが、今はどうなっているか知りません。
問題を見た時に、
「この答え、全部知っていたら、コースなんて受ける必要あるの???」
と思ったことは、はっきり記憶に残っています。

テストに合格したら、今度は面接です。
事前に課題を与えられて、それに関する5分ほどのプレゼンテーションを行います。
私の課題は大英博物館だったのですが、何を喋ったのかはすっかり忘れてしまいました。
その時に私の書いたエッセイに関して、幾つか質問を受けたことを覚えています。

数週間してから、手元に受講許可のお手紙が届きました。

それでは続きはまた今度。

2009年5月19日火曜日

イギリスでの経費

イギリスではここ10日前後、毎日のように国会議員の経費の詳細について議論が交わされています。
そもそもはデイリーテレグラフ(The Daily Telegraph)という新聞が、これまで公表されたことのなかった議員の経費の内訳をスクープしたからです。

ただでさえイギリスでは、景気の落ち込みや職を失って家計が苦しい人たちが増えているのに、国会議員たちの経費の内容はまるで全くその影響の外にあるようです。

国会ができた初めの頃、イギリスでは国会議員は無償でした。
そのために裕福な人しか国会議員になれなかったという歴史があります。
国会議員にお給料や経費を出すことによって、裕福でない人も議員として国会に意見が出せるようになりました。
イギリスの国会議員の経費についてのルールは「グリーンブック」という名前の小冊子で見ることができます。

国会議員は自分が代表する地域に住む必要があります。
そして議会の開かれるウエストミンスター(ロンドンの西)にも住居が必要になります。
その為にこのセカンドハウスやオフィスが経費の対象になるわけです。
賃貸の場合は家賃、購入の場合は住宅ローンを経費で支払います。
それ以外に内装や家具、その他いろいろ住居に付随する細かなものが加わっていくと、そのリストは膨大なものになるわけ。

今回の暴露によって、例えばペットのえさとか、プールの清掃費用とか、全く国会議員としての仕事に関係のないものがどんどんリストアップされ始めました。

何人かの議員は適当ではないと思われるような経費に関して返却をはじめました。
これがまた庶民の神経を逆なでしています。
というのも、もし普通の市民が税務署などに対して虚偽の申告をしたり、不正な行為のあった時は「返したから」といって済まされないからです。
とうとう昨日からは諸悪の根源は議長にあり、ということで衆議院の議長、Michael Martin 不信任の動きが始まりました。
ちょっとスケープゴートっぽいと私は思いますが、どうなるかとても興味があります。
すぐに総選挙みたいなことにはならないはずですが、今選挙があったらどうなるかな?
多分3大政党から選出される議員は激減して、小さなグループや無所属の議員たちが大半を占めるかもしれません。
英語ですが、テレグラフの国会議員の経費に関するリンクを張っておきますので読みたい人はどうぞ。

2009年5月12日火曜日

豚インフルエンザの影響

この間お伝えしたように、桃太郎君の学校はインフルエンザの疑いのある生徒が出たために閉鎖中です。
そして今日の学校のウェブサイトの更新に、この生徒が豚インフルエンザであることが確認されたことが載っていました。

豚インフルエンザに罹った生徒は1年生(11歳)なので、同じ学年の子供たち(120人程度)と直接彼のクラスを担当した先生たち、そして彼の利用しているスクールバスに乗っているほかの生徒たち(他の学年と、隣の女子校の生徒たち)に抗生物質のタミフルーが投与されているそうです。
現在のところ、敷地が別の小学部もお隣の女子校も閉鎖ではないのですが、この1件で終わることを願います。
イギリスの子供たちは、この時期学年末試験の準備で大変です。
学校のウェブサイトにも、試験の準備のための課題や、先生たちのメールアドレスが載せられていました。
桃太郎君は、ウェブサイトのリストに自分のとっている科目の課題が殆どないので大喜びですが、試験を受けるのは自分だという自覚は(ちょっとだけ)あるようで、4時間くらい自分で何かとお勉強をしているようです。
今日は学校の先輩のお誕生日だということで、今しがた、待ち合わせをしているキングストンに遊びに出かけました。
お玄関の前の桃太郎君。
久々にブログ登場です。

桃太郎君のお友達の中には、公共の乗り物禁止という子もいて、どこへ行くにも親が送り迎えしているそうです。
ティムちゃんも地下鉄やバスは乗りたくない、ということでタクシーでお出掛けしました。
ランチにワインを飲むから自分の車だとまずいんですって。

でもイギリスで報告されている豚インフルエンザは、症状はとても軽いものばかりだそうです。
毎日のように日本領事館から、イギリスで何人発病しているかのメールが入ります。
昨日、ナショナルギャラリーでは、マスクをしていた観光客(多分日本人?)が3人目撃されています。
そして、私も6月に予定していたお仕事が、今日ひとつキャンセルになりました。

2009年5月11日月曜日

タワーブリッジの事故


今日の午後、ロンドンの観光地のひとつ、タワーブリッジで事故がありました。
エレベーターが3メートルほど上がったところで、急に落下したそうです。
スペインからの観光客が数人、骨折などの怪我を負いました。

タワーブリッジはヴィクトリア時代に作られた橋で、もう100年以上ここに架けられています。
その当時のロンドンの、実質、港であったロンドン橋の東側を遮ることのないように跳ね橋になっています。
なおかつ徒歩で渡る人たちに便利なように、エレベーターで上部にあがって橋の上下にかかわらず、テムズ川をわたれる様に工夫されています。
現在は端の内部は博物館になっていて、橋の仕組みやビクトリア時代の建築に関していろいろ学べるようになっています。上階に上がるとこんな感じ。ロンドンが見渡せます。
この写真は今年の3月に撮りました。
私は1年に4-5回訪れます。

北側のエレベーター(今回の事故のあった所)からこの上階に上がって、眺めを楽しんで、南側は階段で降りていきます。
そして少し離れたところにあるエンジンルームを観て、お土産物屋さんでツアーは終わり。

頻繁ではないけれど、たまに行くところなので、ちょっとびっくりしました。
それにしても3メートル程度のエレベーターの落下で骨折することもあるんですね。
もし上階近くまで上がっていたら、と思うと結果にぞっとします。
安全管理の調査が入るそうですが、大事になる前でよかったと思います。