先日クラリッジーズでお茶をいただく機会がありました。
ここは正統派のアフタヌーンティーを楽しむことができます。
でもね、よくアフタヌーンティーが提供される3段のお皿ではありません。
まずテーブルに着くと分厚いメニュー。
高級なアフタヌーンティーと安価なアフタヌーンティーの違いはいろいろあるけれど、私が感じる一番の違いはサービス。
そしてサンドウィッチかな。

サンドウィッチは作りたてをいただくのが一番。
安いところではパンが少し乾燥していたりすることもあります。
また、サンドウィッチのパンの種類が少ない。
高級なところだと具材に合わせたパンを使っていますから最低でも3種以上。
プレーンな白いパン以外に胚芽入りやライ麦を使っていたり、バターロールだったり。
いつだったかリッツでいただいたトマトが練りこまれたパンもおいしかったなぁ。
他にも具の細かな気配り。
どういうことかといえば、たとえばスモークサーモンはとても一般的なアフタヌーンティーのサンドウィッチの具材です。
クラリッジーズでは軽くたたいた(と思う)みたいな感じで噛んだ時の跡がきれい。
きちんと嚙み切れる工夫がされています。
キュウリやハムもそう。
サンドウィッチというのはバター(など)を塗ったパンに挟む具に水分が多いとパンの上を滑ってしまう。
すると噛み切る時にベロって出てしまう時があるんです。
クラリッジーズのサンドウィッチでそんな思いはしたことがない。
とても食べやすいんだけど、見た感じが大きく違わないのでほとんどの人は気が付いていない配慮。
5種のサンドウィッチは右から;
②レモンクリームチーズとキュウリ、これは白くて柔らかいパン。
③ローストチキンはタラゴンマヨネーズを胚芽入りパンに挟んで。
④卵のサンドウィッチも柔らかい白いパンが合います。
⑤玉ねぎパンに挟んだのはローストハムとマスタード入りのマヨネーズで、もう15年以上同じサプライヤーからハムを仕入れているそうです。
一番右端のタルトは季節で変わります。
この時はサンドライトマトとチーズのタルトでした。
係員の案内やメニューの記載では、最初に出てくるサンドウィッチ類にはほうじ茶が合いますって。
でも、今までいろんな人をここのアフタヌーンティーにご案内したけれど、紅茶以外のものを注文した人はいません(笑)私はイギリス、コーンウォール産の紅茶がメニューにあったのでそれを選びました。
逆にアッサムの香りが強くて私の好みではなかった。
アールグレーがお好きなら普通のアールグレーの方がいいと思います。
人気なのはクラリッジーズのブレンド。
それはミルクティーでいただくのがおすすめ。
サンドウィッチはほとんどの高級ホテルでのアフタヌーンティーでおかわり自由になっています。
クラリッジーズでもそうなんですが、いくら美味しいといってもそんなに食べられません(笑)
食べ終わることを見計らっておかわりはいかがですかと聞きに来て、要らないといえばスコーンがやってくる。
プレーンなものと干しブドウ入りのものの2種にクロテッドクリームとジャムが添えられています。
ここのスコーンは小ぶりでカリッとしています。
プレーンなものと干しブドウ入りのものの2種にクロテッドクリームとジャムが添えられています。
ここのスコーンは小ぶりでカリッとしています。
手でふたつに割ってクリームとジャムを乗せていただきます。
わかりやすいように、二つのスタイルを並べてみました。
左がジャムを塗ってクリームを乗せるコーンウォール式。
私はいつもコーンウォール式です。
私はいつもコーンウォール式です。
スコーンも欲しければいくらでも持ってきてくれますし、ジャムやクリームもたっぷり用意されています。
でもきっともうお腹がいっぱいじゃないかな。
どれもそれほど甘くないし、軽めだからか完食するのが難しいわけではありません。
普通はフルーツタルトやチョコレートケーキなどが含まれています。
さてこんな感じで2時間ゆっくりとおしゃべりを楽しむアフタヌーンティーですが、クラリッジーズは安くはありません。
午後のお茶のお値段は95ポンド。
もちろんシャンペンを付けたりするともっとします。
そして95ポンドにはサービス料が付くので実際はふたりで行けば約220ポンド(44000円)。
このお値段だけあって、とっても優雅な気分に浸れます(笑)
お勧めはフォイエーといってロビー入ってすぐのところ。
音楽を楽しみながら他の人たちを観察したり、自分たちが見られるのもアフタヌーンティーの一部です。
なのでおしゃれしていくと気持ちがいい。
でもそういったのが落ち着かないというなら正面から左奥の席もあります。
そちらは少し暗めでゆったりできますから好きな方を選べばいいと思います。
公式のドレスコードはスマートカジュアル。
だけどおしゃれして目立つのも楽しいです。
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