2024年11月19日火曜日

絶対観るべきタペストリーの展示

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


今日紹介するグレイソン・ペリーのタペストリーは、イギリスの18世紀のアーティスト、ホガースの銅版画から着想を得たそうです。

ホガースは連続物の銅版画で有名です。
このブログでも何回か紹介したことがあります。
この記事、リンクするので読み直したら内容が盛りだくさん過ぎでビックリ。
今だったら絵画の解説とレシピと語源の話を3つ別々の記事にするだろうなぁ(笑)


ペリーが着想を得たというのは「道楽者の成り行き」というシリーズで、オペラの作品として楽しんだ時に紹介しました(リンクします)


「The Vanity of Small Differences(僅差の虚栄)」というタイトルが付いているタペストリーは全部で6枚。
それぞれに副題がついています。
展示のお部屋に入ると左に3枚、右に2枚。
そして奥の部屋に最後の1枚があります。

大きさがわかるように写真を撮ってみました。

このタペストリーの主人公はティム・レイクウェル。
ホガースの作品がトム・レイクウェルなのでアルファベットをひとつ替えただけ。
他にも2012年にペリーが出演したTVドキュメンタリーシリーズ「All in the Best Possible Taste with Grayson Perry」がヒントにもなっています。

展示室に入って左側の3枚は大人になる前のティムの人生です。

1枚目、若い母親から生まれたティムを描いた「ケージファイターの崇拝」
お母さんはティムのことよりも女友達とクラブに行ったり、一緒にいても携帯の方が気になっている様子。
場所はサンダーランドでイギリス北東部、上述のドキュメンタリーでは労働者階級の紹介で使われた街です。
聖母子崇拝の絵画には贈り物を持った人が出てくるけれど、ここでは赤ちゃんのティムにサンダーランドのサッカーシャツと炭鉱人のランプが捧げられています。


2枚目のタペストリーは「カーパークの苦悩」
ゲッセマネの苦悩からヒントを得た作品でティムのお母さんの夫(ティムの父親ではない)が中心に。
彼の右側で頭を抱えているのがティーンエイジャーのティム。
舞台はサンダーランドの丘で北海を眺める様子です。
ティムはグラマースクールの生徒でバッグからはコンピューターソフトに興味がある様子がさりげなくのぞいています。

3枚目は大学生のティム「エデンクローズ8からの追放」
これはもちろんエデンの園から出るアダムとイヴが題材です。
虹の右手に位置するティムとそのガールフレンド(ミドルクラスの女の子でタンブリッジウェルズ出身という設定)そして彼女の家族。
で虹の左がティムの実家(労働者階級だけど、暮らしぶりは悪くない)
虹を境に階級を超えたという設定で、笑っちゃったのが上中央やや左手に位置する顔。
誰だと思いますか?
これ、ジェイミーオリバー(イギリスのシェフ、給食の改善や若者の雇用などの社会的な提議でも有名)です。
ペリーによると階級移動の神様らしい(爆)
彼からの電がティムの彼女に向かっているのは彼女が妊娠したってことかな?



さて、展示室の右手には向かい合う形で4枚目の「受胎告知、バージンとの契約」
5枚目の「上流階級の崖っぷち」

 4枚目のタペストリーで、ティムは立ち上げたソフトウェアの会社が大成功で、ミドルクラスの理想の家庭をもっています。
ドールハウスで遊ぶ娘や、生活の余裕を感じさせる描写があちこちに出てきます。
ロンドンのナショナルギャラリーにある絵画のオマージュもあって面白い。
この鏡はヤン・ファン・エイクの結婚式の絵から。
多分オーガニックの野菜たちは、クリベッリ(リンクします)へのオマージュかな。

ティムは自分の会社を大手バージンに売却します。
バージンは実在の会社だけど、ここに売却というのはもちろんその名前から選んだんでしょうね。
そんな記事がタブレットに表示されています。

5枚目のタペストリーではコッツウォルズのマナーハウスに住んでいるティム一家。
でも成金の彼らは上流階級と認められることはありません。
生活に窮しても伝統がある上流階級とは隔たりがあるし、お金があるゆえにミドルクラスや労働階級のプロテストの対象とみられる苦しい立場。

そして最後の6枚目。
これだけ別のお部屋にあるのは事故の描写があるから閲覧注意ということらしい。
タイトルは「嘆き」
通常キリストの絵画では磔刑から降ろされたキリストの遺体を囲むシーンが描かれます。

ペリーはティムのそれを現在のイギリスに置き換えています。
アイディアのもとはファン・デル・ウェイデンの「嘆き」

このタペストリーにも様々なモチーフが登場しますが、特に記憶に残ったのは事故のシーンを携帯で撮ってアップロードしている傍観者。



グレイソンペリーの風刺が効いた素晴らしい観察力や皮肉が楽しめるまたとない機会なので、是非お出かけください。
展示は12月8日まで。





ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。


2024年11月17日日曜日

イーリングにあるピッツハンガー博物館

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


イーリングブロードウェイに最近できた和カフェ。
評判がいいのでランチを食べに行こうと思って、その近辺で訪れるべき場所をちょっと調べてみました。

イーリングブロードウェイはロンドン中心部からは西側、日本人も多く住んでいるけれど、私はあまり訪れたことがありません。

お仕事でイーリングスタジオに1週間ほど通ったことがあるのと、インド料理屋さんに行ったことがあるくらい。

地下鉄の隣駅、イーリングコモンには昔よくご飯を食べに行ったけど、2軒ともなくなってしまってからは行っていません。

簡単な気持ちでイーリングの地図をサーチしてみたら、見つかったのがここ。

面白そうなので行ってみようと決めた後にティムちゃんに「ピッツなんとかっていう博物館がイーリングにあるみたい」と言ったらすぐに「ピッツハンガー?いいんじゃない」だって。
知っている人は知っている博物館なのかな。

後で知ったんだけど、ティムちゃんがここを知っていた理由は、昔近くに住んでいた女の子を知っていたからだって!!

イーリングの図書館として使われていた時代もあるけれど、2019年には数年がかりのリノベーションを終えて、200年程前にここに住んでいたイギリスの有名建築家、ジョン・ソーンの時代風に内装が整えられた博物館、そしてギャラリーとして使われています。

カーペットも素敵でしょう?
このお部屋はお玄関脇のお部屋で、家具や天井も素敵です。
あ、暖炉の上の鏡に映っちゃった!

天井も素敵!
少しカーブしたディテール。


お玄関の空間もいい感じ。
ジョン・ソーンはロンドンのリンカーンズインにある博物館がよく知られています。
他にもダリッチ美術館の建築とか。

ジョージ王朝時代の特徴のひとつであるドアの上の半円形の明り取りの窓から陽が差すとお玄関に色を落とすのも素敵。


こちらのお部屋も天井とじゅうたんがセット。
このお屋敷では結婚式も挙げることができるそうで、そういった場合は部分的にクローズされるお部屋もあります。

こちらが外観。

この建物に面して右側には昔キッチンだった別棟があって、入場料はそちらで支払う仕組みです。
そうです。ここは入場料がかかる場所なんです。
大人は12ポンド。
ガイドなんだけどって言っても割引がなかった(笑)
イーリングに住んでいる人には曜日によって支払いたいだけ払ってくださいという仕組みがあります。
12月8日までグレイソン・ペリーのタペストリーの展示をやっていて、すごく見応えがあるので、是非どうぞ。

次の記事でそちらは紹介しますね!



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月15日金曜日

今度は柚子を買ってみた!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


この間、ワサビカンパニーでショウガを買ったお話を紹介しました(リンクします)
あの後記事を書くのにウェブサイトを見ていたらワサビの苗も売っていた!

夏の間楽しんだ窓際菜園も終了したし、ちょっと寂しいのでワサビでも植えてみようかと注文してみました。

前回と違って他にもお酒とかいろいろ注文したら、重くなったのが原因なのか、今回は送料がDHLと郵便で大きく異なりました。
前回は郵便もDHL も同額だったのに、今回はDHLの料金はそのまま、郵便の場合は3倍の15ポンド。
なのでDHLで持ってきてもらいました。
火曜日の夜に注文して届いたのは木曜日。
お酒以外のものがこちら。
ワサビの苗見えますか?

そしてもちろんクレソンの畑が大元のお商売ということで、クレソンも1パック買ってみました。
届いた前日に刈られたもの!!
新鮮で、とってもおいしかったです。
まだたっぷりあるのでスープにもしようかな。

柚子は大きめなのが3個入っていました。
そのままだとあまり香りがしない。
皮をむいたら香りがあることを期待します。
茶碗蒸し作ろうかな。
それとも土瓶蒸しがいいかな?

新しい食材を見るといろいろ夢が膨らみますね!

苗はワサビのほかにシソもあるので来年は種から育てずにここで買うのが便利かもしれないと思っています。




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月14日木曜日

ホワイトホースのフォトスポット

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


イギリスの南西部であるウィルトシャーには丘の斜面に白い馬が見られる場所がいくつかあります。

今日はそんな中から一つ、駐車場があって、写真が撮れる場所を紹介します。
Bratton Camp White Horse。
伝説では9世紀に造られたという話ですが、実際には18世紀ごろだろうということ。
ウィルトシャーは石灰岩の地盤なので少し彫って白い地肌を見せるアートが多く存在します。
そのほとんどが白い馬。
ドライブしていてさっと写真が撮れればいいけれど、ちょっと難しい。
これは車の中から私が撮ったもの。
見えるってわかっていて、助手席だから窓も広くて、それでも対向車が入ったりします。
やっぱりちゃんと撮りたい。
この辺りは国道と言っても細い道だから、路上に停めるわけにもいかない。
実は丘の上にも駐車場があるのですが、馬の近くまでウォーキングするならそちら(リンクします)の方がおすすめ。
だけど、ちょっと写真だけ、というならこちらの方が寄りやすいと思います。

駐車場にはホワイトホースの歴史なんかが書かれた看板があります。
近くにある別のホワイトホースの地図もある。


こんな風に写真で見ると遠く感じるけれど、なかなか見ごたえがあります。


他にもイギリスにはいろんなところに地上絵があるのでぜひ足を延ばして訪れてみてください。
これもなかなか面白い。





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月12日火曜日

11月に新ショウガ?

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


先日、八百屋さんで艶のあるショウガを見かけて「あ、新ショウガ!!」と思い買ってきました。
イギリスにはいろんな国からお野菜が届くから、新ショウガがこの時期に採れるところもあるかもって思って。

深く考えなかったのはそれが普通の八百屋さんで、別にオリエンタル素材を扱っているところではなかったってこと。
人間って欲しいものがあると周りが見えなくなるんですね!(それは私だけかも…)

おうちに帰って梅酢にでもつけようかと思ってお鍋にお酢を入れて皮をむきはじめたら何かが違う。
なんと購入したのは菊芋だったのです。

バカバカバカー!!
自分の馬鹿さ加減をXに載せたら、知らない人からイギリスで新ショウガが手に入るサイトを教えてもらいました。

イギリスの南西、ドーセット州でクレソンを作っていた農家がワサビの栽培を始めて、その会社が柚子やショウガも作っているらしい。
早速注文してみました。

届いたのがこちら!

新ショウガ…っぽいショウガ(笑)が届きました。
一緒に柚子果汁も注文した。
朝11時までに注文すると翌日に届くみたい。
私は夜明けに注文して、次の日に届いた。
宅配会社が選べるのがよかった。
我が家は一番確実なのが郵便屋さんの配達。
知っている郵便屋さんが大体10時半から11時くらいに届けてくれるので、チョイスがあれば郵便屋さんを選んでいます。

ショウガはさっと湯通しして梅酢に漬けました。
完全な新ショウガではなかったけれど、他にもいろいろ注文したいものがあって、紹介してくれた人に感謝。





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月10日日曜日

今年はメタルのポピーが増えた!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)

10月の終わりから11月前半にガイドすると、よくお客様からポピーに関する質問を受けます。

「テレビのニュースキャスター含めみんな赤い花をつけているのはなぜ?」

このブログでもポピーに関する記事はいくつか紹介してきました。

ポピーアピール(リンクします)

11月11日はイギリスの戦没者の日です。
この日には私たちのために亡くなったり、怪我をした兵士たちを考える日です。
この日に一番近い日曜日には王室のメンバーの参加の元、ホワイトホールで荘厳な式が挙げられます。
リメンバランス・サンデーと呼ばれています。

今年のリメンバランスサンデーは今日、11月10日です。


赤い花は芥子の花のつもりなんです。
第一次世界大戦で最も激しい戦場だったのが今のベルギー、そこには芥子の花が咲き乱れていたそうです。
私が住んでいるリッチモンドにこの造花を作る工場があって、見学したこともあるし、記事にもしたと思ったんだけど、探しきれない。
書くつもりで写真を撮って書かなかったのかもしれない。

今年思ったのが、このリッチモンドで作っている紙のポピーよりも、メタルのポピーをつけている人が多いこと。

実は私も今年は小さめのメタルのポピーをつけています。
私が最初にメタルのポピーを買ったのは2014年。

それ以降いろんなポピーを着けてきましたが、ここ2年ほどは紙製に戻っていました。
メタルのポピーには年号が入っています。
なので来年はまた別のものを手に入れるために寄付することになる。
紙と違って材料費も高額だろうから、寄付の金額も増える(と思う)という人が多いんだろうと想像します。

写真を載せておきますね。

毎年、厳粛な雰囲気の中、イギリスの各地でセレモニーが行われますが、今年はいくつかの地方都市でパレスチナの人たちのためのデモが予定されています。

イギリスでは、大切なこの日を邪魔されたくないという人たちと、デモをする権利があるという人たちとの間で争いになっています。

戦争で亡くなった人たちや、その人たちが守ろうとした平和の式典でいさかいが起ころうとしているのはなんて皮肉なんだろうと思います。

大きなもめごとに発展しないことを願っています。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月8日金曜日

鶏だしベースのラーメンを食べてきた。

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


今日ご紹介するのはロンドンのラーメン屋さん。

私、実は日本でラーメン屋さんに行ったことがありません。
うどん屋さんなら数えきれないくらい行ってるんだけどなぁ(笑)

なので、ラーメンのお味については自信がないです。

このブログでもロンドンのラーメン屋さんをいくつか紹介したことがあります。


ロンドンには2店舗あって、中心地オックスフォードサーカス店と少し北にあるフィンツブリー店があって、今回行ったのはフィンツブリー店の方です。

平日の12時を10分ほど過ぎた時間。
混んでいるか心配でしたが、まだ誰もいない。
店内はこんな感じ。


ひとりだと言うと、カウンターにも席があるのに奥の二人掛けのテーブルに通されました。
きっと平日のランチタイムはそんなに忙しくないのかな。
実際私がいた間に来店があったのは一人客が私以外にふたり。
そして4人のグループが一組。
1時よりも前に出たからかもしれない。
(ロンドンで人気のランチ開始時間は12時半から1時くらいが多いと思う)

ウエイティングスタッフは女性と男性が一人ずつ。
私には女性が対応してくれました。

何飲もうかメニューを見たらサワーがあった。
シングルとダブル。
レモン味のシングルを注文しました。
やってきたのはこちら。
飲みながら何を食べようか決めよう!
ということでメニューを見たらランチタイム限定の割引で、いくつかのメニューを13ポンドで提供しているそうです。

何食べようかな~。
前菜のチョイスにさつま揚げがあるので、それにしようかと思って「ここで作っているのか」聞いてみました。
だって、市販のものだったら添加物とか多そうだし。
そしたら買ったものだというのでポーク餃子を前菜に注文しました。

こちらがポーク餃子。
フニャフニャなのと、ラードか何か多めに足しているのか、ジューシーすぎ。
私が好きな味ではない。

最近イギリスで餃子がスーパーマーケットでも買えるようになって一般化してるようだけど、それが原因なのか、レストランのおいしい餃子が減りました。
お鮨もSUSHI がスーパーマーケットで買えるようになった辺りから、酢飯が甘くなり過ぎで私の好みからはどんどん離れて行ってます。
一般化すると、どうしても大多数に受ける味付けになっていくんだろうなぁ。
私の好みがイギリスのメジャーな味付けからは遠いってことなんだと思う。
スーパーで売っている餃子も好きじゃないし。

メインのお料理は幅が広くて、日本のものだけじゃなく、韓国のものもいろいろありました。
パンケーキなんて言うものもあって、きっと韓国料理のチジミのことかと思います。

カレーライスとかもあるし、ラーメンも担々麺も混ぜそばもありました。
私は(ここの定番だと思う)鶏白湯というのを注文しました。

細めの麺でスープもおいしいし、好きな味です。
鶏肉のスライスが数枚入っていました。
柔らかくて食べやすかった。
ゆで卵も入っていた。
他にはきくらげとメンマとおネギ。
難を言えば鶏肉のスライスとゆで卵が冷たいまま。
冷蔵庫から出したてって温度です。
温度は好みが分かれるかも。

よくロンドンのラーメンはスープがぬるいのが嫌という意見を見かけますが、私は熱いのが苦手なのでこれくらいの温度がちょうどいいです。
ただ温かい食べ物の中に、冷たい具がはいっているのは「ちょっといただけないな」と思います。


こちらがお勘定です。
あ、今気が付いた。

サービスチャージが付いていない!!
どうしよう、チップあげなかったのに。
てっきり入っているものだと思って、確認しませんでした。
サービスは良かったので悪いことしちゃったな。

反省。


  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月6日水曜日

トランプがたぶん勝利の大統領選

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


昨日は桃太郎君が晩ご飯を食べに来ました。

大体週に一回くらいのペースでご飯を食べに来てくれます。
ガールフレンドの Bちゃんは、いつでも歓迎だけど、義務じゃないから無理に連れてこなくても問題ないというスタンスです。
気を使ったりするのも窮屈だろうから。

昨日はラムのビリヤーニを作りました。


準備はちょっと手間なところもあるけれど、その後はオーブンに入れて待つだけなのでタイミングにあまり神経質にならないのがいい。

テーブルに並べて好きなものを好きなだけ。
油をたくさん使うので、胃にもたれるかな。

でも大丈夫。
この後は寝ないから(笑)

明け方までアメリカの大統領選を見る予定です。

ハリス候補対トランプ候補。

国によって選挙の仕組みはいろいろです。
欧米という風にひとくくりにできない。
同じ英語圏のアメリカとイギリスでも選挙の仕組みは全く違います。

イギリスの総選挙は選挙権を持っている人が自分の選挙区の国会議員を直接選ぶシステム。
そして、国内の大多数を勝ち取った政党の党首が自動的に首相になります。

でもアメリカでは51の州(うちひとつはコロンビア特別区)それぞれが政党(とその代表者)を投票する選挙人を選択します。
もちろんその選挙人は誰(どの政党)に投票するかは公表しています。
各州にはそれぞれ選挙人の数が決まっていて、大小さまざま。
小さなところでは3人、最大はカリフォルニアの54人。

興味深いのは、選ばれた選挙人のその数がそのまま反映されるのではなくて、州として取りまとめられるので、時差の関係で東の州から勝者が明かされて行っても、最後の方で大きな州の結果が元でどんでん返しがあり得るところ。

ひとつの州の結果でポイントが大きく跳ね上がるのがイギリスの選挙速報との大きな違いです。

昨日は(というか、今朝‼)3時半ごろまで起きてそんな中継を見ていました。
この記事を書いている今朝11時ごろの結果はトランプ候補の勝利です。

過半数である270を超えましたね。
ただ、これもイギリスとの違いなんですが、結果に不服となった場合の数え直しなんかがある場合が無きにしも非ず。

昨日、選挙速報を見出したくらいの時にテレビで聞きかじったので正確かどうかは確認していませんが、数え間違いの誤差が4%くらいになる時もあって、接戦の場合は数え直しで結果が変わることもあるとか…。

いずれにせよ世界が大きく変わる可能性がある重要な選挙です。
ハリス候補が優勢だと思っていましたが、予想とは大きく異なる結果になりそうです。
イギリスでは労働党が政権を握っているので、どちらかと言えばそりが合わない共和党の勝利で、アメリカとの距離が気になるところです。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月5日火曜日

ロンドンに開店予定の焼き鳥屋さん畔(ホトリ)

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


レストランの新規オープンなどを紹介するサイトで、近々ホルボーンに HOTORI という名前の焼き鳥屋さんができるらしいと知って、レストランのインスタグラムをフォロー。
どうやら先週からランチタイムのみソフトオープンしたみたい。

ソフトオープンというのは正式に開店する前の準備中の時期にトレーニングを兼ねたお試し期間。
机上のプランがいかに良くても、実際お店を開けてみると意外なことに気付いたりするので、この時期に見つけて対応策を考えたりします。
通常のメニューから割引があることがほとんどで、今回も30%引きが適応されていました。

お店もお客様もお試し期間。

ということで行ってきました!


畔(ホトリ)はまず場所が分かりづらかったです。
この写真で見ればそんなふうに思えないかも?
でもスロープの手すりがあるから道路に面しているとはいえ、お店ではなくビルへの入り口みたい。
最寄り駅はチャンセリーレーン。
そこからさらに東です。

この写真のように道のお向かいから見ればすぐ分かりそうなものですが、レストランのある側を歩いていた私は入り口を見逃して次のビルまで歩いてから引き返しました。
お隣のお持ち帰りパスタが人気なので余計に目立たないです。

割引もしているし、並ぶかもと覚悟して12時ちょうどくらいに入ったら誰もいない(笑)
貸切状態でした。

「どこでもお好きなところにお座りください」
ということだったので、カウンターのまんなかに。
焼き鳥を焼いているところが見られます。

ただカウンターの高さと椅子の高さが私には合いませんでした。
身長165cmなのでイギリスでは高くも低くも無い私ですが、椅子に座るとカウンターが高すぎ。
あと、紙ナプキンのクオリティが低くてサイズも小さすぎなのも気になります。
焼き鳥だときっと指を使う場面も多いので、布製かそれに準じた大判のものがいいなと思いました。

お酒も注文してアラカルトで焼き鳥、もしくはコースもいいなと意気込んで行きましたが、ソフトオープン中の飲み物は水とソフトドリンクのみ、食べ物は4種類くらいのお弁当のみだそうです。
カウンターの中にはシェフが3人いて、1人が英語を話す東洋系の人、その助手のような感じでやはり東洋系のかなり年配の男性が2人。
3人で外国語を話していて、私には何語なのか分からなかったです。
韓国語か中国語かも。

受付の女性とマネージャーのような男性は日本語を話す人たちで、すごく腰が低い感じでした。

さて、私が注文したのは焼き鳥弁当。
焼き鳥弁当には2種類あって、胸肉、もしくは腿と手羽。
私は腿と手羽のお弁当にしました。

そしてやってきたのがこちら。
思ったよりもシンプル。
ごはんは白米か玄米かを選べるそうです。
私は白米をチョイス。
手前の縦に切った身が並んでいるのが手羽。
そして奥の横に切ったほうがもも肉です。
付け合わせはブロッコリーとクジェット。
奥の小皿にはお漬物。

鶏肉は火が通ったばかりといった絶妙なタイミングのもの。
うっすらピンクだけど、大丈夫そうといった具合。
神経質な人なら焼き直してっていうかも。
手羽にも腿にも骨が混じっていたので気を付けて。
中の人に、骨が入っているのが普通なのか聞いたら、入っているべきではなかったと言われました。
そしてサラダをサービスでつけてくれた。
ドレッシングはかなり甘め。

お弁当についているお漬物は味に深みが全くなくて、味付け野菜といった方がよさそう。
「漬け」という言葉は正確じゃないお味だと思いました。
これの代わりにお味噌汁が付いていたらいいのに。

30%オフのお勘定はこちら。
このランチは正式な開店後は14ポンド。
どちらにしても安いですね。


オープンは11月18日らしいです。
それまではランチタイムのみのソフトオープン。
ウェブサイトはこちら。










  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。