Surf and Turf というのは、直訳すれば「波と芝」
でも英語では、surfは海鮮料理、turfは肉料理という意味で使います。
例えばメニューの魚料理って書くところに Surf って書いてあったり、肉料理って書く代わりに Turf って書いてあったり。
どっちにしようか決めかねて、半分ずつ両方なんて言う時に「Surf and Turf」という言い方をします。
お魚料理のソースにちょっとベーコンが入ってる、とか、お肉の上にキャヴィアが乗ってるといった、添え物程度の場合はあまり使いません。
どちらかと言えば両方インパクトが強いもの。
例えばステーキとロブスターみたいな感じです。
そしてこういった言い方をするときには、一皿に入っていることが多い。
昨日は4月23日。
セントジョージの日です。
昨日はイギリスが誇るもの、そんな感じでお夕食を作りました。
前菜にカニ、メインにウエリントン。
前菜とメインという風に、お皿が分かれる場合には Surf and Turf とは言わない場合が多い。
でも言い回しは知っていて損はないと思います。
Surf and Turf、機会があったら使ってみてね。
本当は一皿で両方入っているという場合に使うことが多いんですが、ちょっと言葉を紹介したかったので、こじ付けのタイトルです(笑)
春はカニのシーズンの始まり。
ということで大きめのコック(オスのカニ)を届けてもらいました。
本当は爪だけ1ダース注文したんだけど、いいのがなかったそうで、代わりに丸ごと持ってきてくれたんです。
このカニ、身をほぐすのは30分くらいかかりました。
正直これだけでおなか一杯になる量です。でもこれは前菜。
残ったら明日のランチのパスタに入れるから大丈夫(笑)
こちらはビーフウエリントン。
きれいに焼けました。
「イギリスの旬」というカテゴリーでいえば、セントジョージの日はアスパラガスの旬の初日です。
蒸したり茹でたりしてホランデールソースで食べることが多い。
スーパーマーケットでは年中手に入るアスパラガスですが、イギリスの国産の旬は4月23日のセントジョージの日から夏至(通常は6月20日ごろ)までと言われています。