2025年8月17日日曜日

意外と美味しかったフィッシュアンドチップス!

お客様に食べたいものを聞いたら、結構な確率で「フィッシュ&チップス」という答えが返ってきます。
やっぱりイギリスの名物料理ってことなんですね。

ロンドンにはフィッシュ&チップスの専門店もあるし、パブやレストランで食べることもできます。

大人数のツアーなんかでフィッシュ&チップスが予定に入っていたりすると、実はちょっとがっかりすることが多い。
そういった対応ができるところはそれほど美味しくない場合が多いからです。
実際40人とかって大人数の揚げ物を同時に出せるというのはそれだけで大変。
お味はどうしても二の次になってしまいます。

それなのに、この間、ロンドンの観光地のパブで40人以上のグループだったのに美味しいフィッシュ&チップスをいただいたので「これはもうブログで紹介しないと!」ってことになりました。

場所はトラファルガー広場。
自分なら絶対に選ばない場所です(笑)
広場に面したパブですよ。
一見の観光客しか行かないような場所じゃないですか(笑)



こちらが出てきたフィッシュ&チップス。
ハドック(紋付タラ)です。
ナイフを入れて中身をお見せしましょう!
衣が薄くてカリカリ。
タラの身はまだ透明感があって、しっとり。
ちゃんと火は通っていますよ。
熱々。

ここはパブ。
フィッシュ&チップスの専門店ではありません。
だからメンバーに他のものが食べたい人がいても大丈夫。
パイはいろいろ種類があるし、バーガーとかもメニューにあります。

是非どうぞ!



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2025年8月15日金曜日

お仕事でワイト島に行ってきた!

ワイト島に行ってみたいというお客様と一緒にフェリーに乗ってきました。
ポーツマスの沖にあるワイト島。

アクセスはそれほど難しくありません。
ウォータールー駅からポーツマスハーバーまで直行の列車があって、時間は1時間半程度。
駅に着いたら進行方向にそのまま歩いていけばプラットホームの先にフェリー乗り場があります。
駅を出なくてもいいのでとっても簡単。

最低でも30~60分前にはチェックインしろと公式サイトには書いてありますが、人だけならセキュリティーチェックも何もないので数分前でも乗れそうな感じ。
(ただし、それは自己責任で)

乗り場には列車の改札みたいなのがあって、チケットのコードをスキャンするだけ。
中には小さな売店とお手洗い。
待ち時間が長いとお買い物する人が多くなるからかな?
そしてなぜかマッサージチェアが2脚置いてありました。
もちろん有料です。
写真を撮りたかったけれどいつも誰かが利用していたので撮ることができませんでした。
他にも有名なのはトマトとニンニク。
ひとつ3ポンド(600円くらい)
こんな感じ。
他にも島で焙煎したコーヒー豆とか。

待ち時間があってもすぐに時間が経ってしまう(そんなわけはないです)

フェリーに乗ると30分かからずにワイト島のライドという町に到着。
これはポーツマスを出たばかりの時に振り返ってみたところ。
ライドの町の中心まではかなり長い桟橋を歩くか鉄道に乗るか、もしくはタクシーを事前に予約しておくかする必要があります。
私は泊まるホテルからの推薦もあったので、Vectis Cars(リンクします)でタクシーを予約しました。
リチャードさんという人が担当でとても良かったです。
話し方がとても柔らかくて、とても聞き取りやすい英語だったから、英語が苦手でも大丈夫っぽい。


ライドから近い観光地といえばヴィクトリア女王に所縁があるオズボーンハウスかな。
ワイト島そのものの雰囲気はリゾート地って感じでのんびり鄙びたいいところです。

私はお客様と一泊だけしてロンドンに戻りますが、フェリーに乗っていた人たちは荷物がない日帰りの人たちか、もしくは大きめの荷物を持ったのんびり宿泊タイプ。
サイクリングも人気だそうです。

島にはかなり高低差があるので高台からの眺めはたくさんの町からもいいと思います。

私は島の南側、昔からリゾート地として人気があったヴェントナーの街に泊まりました。



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2025年8月13日水曜日

ヴィトンのバッグに100万円は高い?

この間、眠れなくてXをぶらぶら見ていたらすごくかわいいバッグが出てきて思わず検索してしまいました。

そんなことしていると余計に眠れなくなるのはわかっているんですけどね(笑)
どう思います?
ロブスターの形のバッグ。

絶対にかわいいですよね。
遊び心があるデザインだけど、お値段は全く遊び心がない(笑)
日本では110万円、イギリスでは5350ポンド(今日のレートで約105万円)

去年だったかすごくほしいバッグがあって、それはワニの形。
でも残念ながら売り切れで買えなかったんですよね。
こちらはケイト・スペードのもの。
これも結構なお値段だったので、正直売り切れでちょっとホッとしたのを憶えています。

朝起きてもまだロブスターのバッグが欲しかったのでティムちゃんに「これどう思う?」って聞いてみました。
買ってくれるかもって期待したんだけど「クリスマスまで待ってまだ欲しいか考えてみれば?」とつれないお返事。
「ティムちゃんが買ってくれないんだったら自分で買っちゃうから、もういい」とは言ったんだけど、やっぱり大きな金額なので悩んでいたら、ティムちゃんから「みきちゃんは飽きっぽいんだからじっくり考えてからにしなさい」って言われてしまいました。
確かにかわいいけれど、すぐに飽きそうなものにこの金額は出す価値がないという意見らしいです。

桃太郎君に聞いて味方につけようと思ったら、彼からはさらにひどい意見が返ってきました。
「そんなバッグ持ってる女の子を街中で見かけたら無駄遣いする頭悪そうな人って思うだろうなぁ」だって。
そうかなぁ。
そんなことないと思うけど、確かにはじめはみんなから「かわいい」って言われてうれしいだろうけど、そんな嬉しさは1か月も持たないだろうし、そうなったらバッグは使い心地とかの方がやっぱり大事なのかもしれない。
っていうか、長く使うことを考えたデザインではないのは確か。
すごくお金持ちの人が売り出されてすぐの時期に数回だけ使うためのもの。
「高いなぁ、買おうかどうしようか」なんて悩む人が持つものではない。
しかも話題になっていたのは半年ほど前。
そう自分に言い聞かせてロブスターバッグは諦めることにしました。

それにしてもヴィトン含めブランド物のバッグは高くなりましたね。
このブログを始めた頃は1000ポンドも出さずにハンドバッグが買えたのに。

ずっとロブスターのことを考えていたせいか、無性に蟹が食べたくなったのでお魚屋さんまで出向いてきました。

ティムちゃんにはドレスクラブ、私は自分でほぐして食べたい派なので爪が大きな蟹を丸ごと。
欲しいバッグに比べたら、些細な金額って気分です(笑)
この蟹を一年間、毎日買うのとロブスターのバッグは同じお値段。
だったら蟹の方がいいかなぁ。

お台所で時間をかけて身をほぐしたものを甲羅に入れて辛子マヨネーズとレモンでいただきました。

甲羅に入りきれなかった身はお茶碗に入れて、これも食べるつもりだったんだけど、途中でお腹がいっぱいになって食べきれませんでした。

それは次の日に天津飯にして食べたらとっても美味しかった!


やっぱりちょっと面白いハンドバッグよりも美味しいものにお金を使う方が私にはあっていると再確認(笑)

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2025年8月11日月曜日

ランチサプリメント

夏休みを利用したホームステイプログラムなどで子供たちのお相手をすることもある8月。

ホームステイ先でお弁当を用意してもらって、観光地でピクニックなんていう行程もあります。
そんなとき私のランチはどうするか、というと近くのカフェやレストランでランチして戻ってきます。

この間もキングスクロス駅でお昼時にランチ+自由時間という日があったのでお隣の駅にあるおうどん屋さんに行ってきました。

以前一度だけ行って、あまりおいしいとは思わなかったので、2度目のチャンスを与えようと思って(なぜか上から目線!!)
11時半ごろという時間が行こうと思った理由。
以前はランチの忙しい時間帯で衛生状態がいいとは思わなかったからです。


さすがにこの時間は店内は空いていてカトラリーのセクションもきれいでした。
今回注文したのはこちら。
前回の記事と比べると使い捨ての器から瀬戸物の器になっている。
…というか、前回は忙しくてお皿が間に合わないからお持ちかえり用の器だった記憶がよみがえりました。

こちらが前回の写真。
きつねうどん、エビの天ぷら、アスパラガスの天ぷら。
それにしても同じようなものを頼んでいますね(笑)

今回は同じおうどんに無料の天かすをちょっとだけトッピング。
そして追加でエビの天ぷらとちくわの磯部揚げ。
こちらがレシートです。
きつねうどんが£8、エビの天ぷらが£3.10、ちくわの磯部揚げが£3.20。
合計で£14.30。

こんな風に自分でお昼ご飯を用意しないといけない時はランチ代を旅行会社に請求します。
駅の中みたいに選択が多い場所の場合はサプリメントということで実際の費用お構いなしで20ポンドつけています。
食後のコーヒーを入れたらそんな感じの金額になる。


ある時はランチがトラファルガー広場でピクニックだったので、その後訪れたナショナルギャラリーで自由時間の時にギャラリー内のカフェでランチ。
美味しそうと思ってパイを注文したけれど、見た目ほどおいしくなかったです(涙)
私はメンバーになっているので10%の割引を使って£17.70。
その後コーヒーを飲むとちょっとだけ足が出る感じです。

ランチサプリメントが20ポンドというと「え、ランチに4000円ですか」って言われることがたまにあるけれど、ごちそうランチなわけではないです。
ロンドンの中心地ではサンドウィッチとコーヒーといった軽食でも10ポンドちょっとします。
時間がある時はレストランで食べる時もあるけれど、中心地だと大体25から30ポンドくらいが普通かな。

ディナーの場合は領収証を付けて実費で請求します。
選択があるエリアならいいけれど、田舎のホテルとかでそこしか食べるところがないなんて場合もあります。

ガイド中はやっぱりお客様と食べる方が楽しいし、会食とかでない限りはご一緒する場合が普通です。
もちろん夕方までのお仕事で、晩ご飯の時間までご一緒しない方が圧倒的に多いですが、個人のお客様で朝から夜までずっと一緒という場合も少なくはありません。

一番やりたくないのはメニューの説明をして注文をお手伝いした後ディナーが終わるまでどこかで時間をつぶしてディナーが終わったらホテルに送ってくださいといったお仕事。
これまで1回だけありました。
会食とかじゃないんですよ。
だったらこちらも周りのリサーチとかしてひとりで食べられるところを準備しておきますから。
てっきり一緒にお食事だと思っていたので、とってもがっかりしました。
その旅行会社からのお仕事はその後引き受けていません(笑)



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2025年8月9日土曜日

美味しい朝ごはん

「イギリスでおいしいものを食べたいなら朝ごはんを3回食べればいい」
モームは皮肉家だったから、これはイギリスの朝ご飯を褒めるためではなくて、それ以外のご飯を貶めるためだと思っている人が多いようです。
この有名な言い回し、調べたけれど、いつ、どこで彼が言ったのかはわからずじまい。
ご存じの方、ぜひ教えてください。

とりあえず、サマセット・モームはこの言葉でも有名になりました。

私、彼の作品はは「月と6ペンス」しか読んだことがない。
とても面白い作品だと思います。
名前は知っているけれど、読んだことはないという人が多い。
是非どうぞ。

いまだにイギリスはご飯が美味しくないなんてよく言われます。
それは本当じゃないんだけど、安くて美味しいものがあまりないのは本当(笑)
でも、だったら朝ごはんを楽しめばいいじゃない!

今日紹介するのは高級ホテルが集まるメイフェア地区にあるカフェ。
カフェには珍しく予約を取ることができるので、それもプラス要素です。



6時に閉まるカフェなのにメニューにカクテルがあるのがロンドンあるある(笑)

ここで食べてもらいたいものは、ベーコンです!
厚切りを湯通ししてから焼いてある。
なのでジューシーで美味しい。

もちろん甘いパンやケーキもあります。
デーニッシュ類も色々。
ハムとチーズとか、カプレーゼとか。

でもやっぱり卵とベーコンがおすすめ!
美味しそうでしょ!
サワードウのトーストの上にスクランブルエッグとベーコン。
とろとろのスクランブルエッグの質感が伝わるかなぁ?

こちらはポーチドエッグと合わせてみました。
厚切り具合が見える?
ランチやディナーを美味しい英国料理で楽しむにはかなりのお金がかかるけれど、朝ごはんならそれほどじゃない。

ま、安くはないけれど、破産するほどじゃないのでイギリスに来たら是非どうぞ。
ここの朝ご飯、大体20ポンド前後くらいかな。

モームはこのカフェの一本西側の通りに住んでいました。
ついでに彼のブループラークも載せておきます。
ブループラークの住所は 6 Chesterfield St, London W1J 5JQ

小さいお店なので予約をお勧めします。

ボナペティー😋






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2025年8月7日木曜日

もうすぐ始まるミレー展

ロンドンのナショナルギャラリー所蔵の絵画はイタリアのものが多いです。
特に古いものはイタリアの比重が高い。

イギリスの絵画ももちろんあるけれど、イギリスのものを観たいならテイトブリテンの方がおすすめです。

テイトブリテンでミレーの絵をご案内すると、「え、これがミレー?」って意外な顔をされます。
日本ではフランス人のミレーの方が有名みたいです。
ふたりは全く別人です。

イギリスのミレー(Sir John Everett Millais)の代表作はテイトにあるオフィーリア。
彼はラファエル前派というグループに属していて1829年生まれ。


フランス人のミレー(Jean-François Millet)はバルビゾン派に属していて、代表作はたくさんあるけれど、種をまく人もそのひとつ。
イギリス人のミレーよりも15年生まれは早い。


そんなフランス人の方のミレーの展覧会が8月7 日から10月19日までナショナルギャラリーで行われます。

月曜日にはその展覧会に先立ってメンバー用のズーム紹介がありました。
ゴッホの模写が登場したり、いろいろ面白そう。

ということで訪れるのが楽しみな展覧会です。

チケットは特別展なのに無料。


ところでこれまでナショナルギャラリーは友の会(メンバー)に入ってもメンバーの部屋とかがなかったのですが、創立200年の改装に伴ってSupporters' Houseというエリアを作りました。
朝ごはんが食べられるとか、メンバールーム以外にもいろいろな特典があるみたいだけど、これまでのメンバーの倍額の会費。
入ろうかどうしようか悩んでいます。
私のメンバーシップは12月が年会費の切り替えなので、それまでには決めようと思っています。




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2025年8月5日火曜日

サンデーローストにラムのサドルを焼いてみた!

リッチモンドのホールフーズが閉まって早1年ちょっと。
ホールフーズがなくなってからは、私たちの食べるお肉は90%以上が宅配で届いています。
それ以前も特にここ5年くらいはいろんなお肉屋さんや畜産農家からお肉を宅配してもらっていますが、今ひとつ一か所に決められない。

正直なところ、私は美味しいお肉ならどこでもいいんですが、ティムちゃんはいろんなこだわりがあるみたい。
2年ほど気に入って配達してもらっていたバロンズコートのお肉屋さんはひょんなことから屠殺の方法を聞いてしまってもう買わないと決めてしまいました。

ここ半年ほどはチジックのお肉屋さんから1-2週に1回配達してもらっていました。
でも、このお肉屋さん、いつも注文より多く持ってくる。
そして、もちろんしっかり追加分もチャージされる。
この間も1.5㎏ちょっとのチキンを頼んだら2.7㎏のが来ました。
一緒に頼んだポークロインは美味しかったけれど、やっぱり注文した1.5倍のサイズ。
1㎏注文したサーロインも1.5㎏。
このお肉屋さんは配達も無料だったし、お肉のクオリティーも良かったけれど、こっちにもお台所の計画ってものがあるので、とうとう注文をやめることにしました。
チジックのお肉屋さんもバロンズコートのお肉屋さんもお店の人が配達してくれるのが良かったです。
畜産農家からの配達は配送会社の取り扱いになるのでフラットの玄関まで持ってきてくれなかったり、配達の時間があてにならなかったりで、これも完璧じゃない。

今回はティムちゃんがケントのお肉屋さんを見つけてきて、初めての配達が先週の金曜日。
段ボールの箱を開けたらこんな冷蔵ケースにアイスジェルパックと一緒に入ったお肉が届きました。
電話での対応もとても良くて、ティムちゃんはこれからここをメインの注文先にしたいみたい。

でも肝心なのはお味。

ここのお肉屋さんは近所の畜産農家からお肉を仕入れているそうです。
特にラムとチキンは長年決まったところから仕入れているらしいです。

そんな話を電話で聞いてラムとチキンを注文しました。

チキンは丸ごと。
ラムの部位はサドル。
サドルはラムのロインチョップにする部分を骨を取って丸めたもの。

桃太郎君が来る時用に、とんかつ用のポークも3枚。

日曜日にラムを焼いてサンデーランチにしました。

サドルは直径が小さいので扱いやすいです。
骨もないし、テーブルで切り分けるのも簡単、おすすめします。

オリーブオイルを塗って塩コショウしたら熱いオーブンで45分。
温度計を刺して60度でレア、65度でミディアム、70度以上ならウェルダンです。
食べたい温度よりも低かったらフォイルに包んでおくと取り出した後も過熱が続きます。
30分ほど置くといい。

食卓で切り分けるのがサンデーローストにふさわしい。
ラムの付け合わせは赤キャベツにグリーンピース。
そしてクリーミーなマッシュポテト。

いただきまーす。

切り口はこんな感じ。

予想よりも少し脂肪分が多いロールだったけれど、お口でとろける柔らかいラムでした。
赤身のサイズから察するとかなり若いものだと思う。
残ったものは冷たいまま冷肉として食べてもいいし、お野菜といためたりしてもいい。

ティムちゃんは脂肪が多いのが気に入らなかったようで、来週はヨークシャーから同じカットのラムを取り寄せて比べてみると言っています。

私は脂肪分は全く気にならないのでこのままでもいいんだけどなぁ。









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2025年8月3日日曜日

大英博物館の人気者は?

大英博物館でどの展示がいちばん人気なのかは意見が分かれるところだと思います。

結構いい線いくんじゃないかと個人的に思うのは「モアイ像」かな?


モアイ像は博物館中央のグレートコートと北出入り口の間にある「生と死のギャラリー」に展示されています。
日本からのお客様がこの像を見てまず初めに口にする質問は「これ、本物?」です。
「本物ですよ、イースター島から持ってこられました」って答えると信じてもらえないこともあります。
大英博物館にあるモアイ像はヴィクトリア女王から寄付されたものです。

彼女が君主だった時代、イギリスの調査船がイースター島に立ち寄ったときに首まで地面に埋められていたこの像を発見して掘り出して持って帰ってきたそうです。

ヴィクトリア女王はその知らせを聞いてすぐにモアイを大英博物館に寄付したので、モアイはこの国に到着後、直接大英博物館に運び込まれています。
1869年に展示が始まって以来、モアイはずっと大英博物館の人気者。

大英博物館のモアイはラパヌイ(イースター島)にある多くのものと違ってホア・ハカナナイアとよばれています。
他のモアイ像が火山岩で作られているのに対して、ホア・ハカナナイアは玄武岩で作られました。
また背中側にも鳥人の掘り込みがあります。
鳥人はラパヌイの信仰では豊穣をもたらすとされていました。

ホア・ハカナナイアを首まで埋めたのはおそらく儀式のためだったのでは、と思われています。
そういった意味ではモアイの中でも特別に価値があるモアイだそうです。

2018年にはラパヌイから使節団が大英博物館にやってきて正式な返還要求があったそうです。
またその時に使節団はこのホア・ハカナナイアにお供え物を持ってきていて、現在像の前に置かれています。
そして今でもラパヌイの人々と大英博物館の間で協議が行われているそうです。
今のところは大英博物館にモアイがあることでラパヌイの文化や知名度を世界中に広めることに貢献しているということ、そしてラパヌイに残った900体ほどのモアイの研究の手助けをしていることが大英博物館側の認識のようです。

いつも人に囲まれているのでお供え物はちょっと見づらいので大英博物館の写真を載せておきます。

実は大英博物館には展示されていませんがもう一体のモアイがあります。
そちらも玄武岩、名前はモアイ・ハヴァです。
高さは2メートルほどなので、ホア・ハカナナイアよりも50センチほど低く、少しだけぽてっとしています。
2体並んだ企画とか、将来的にはあるかもしれませんね。




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2025年8月1日金曜日

サービスが良かった安いレストラン



先日ヴィクトリアでひとりで晩ご飯を食べる機会がありました。

お客様が会食だったので、その間の時間つぶし。
このエリア、ヴィクトリア通りの南側はあんまりいいレストランがない。
周りはチャリティーで建てられた、低所得者層が住む住宅が多い地区。
明るいけれど、夜だし、あんまり遠くにも行きたくない。
そこで、徒歩5分以内でレビューの良いところを検索してみました。

そうしたら家族経営っぽいイタリアンがヒットしたので行ってみることに。
ウェブサイトはないようなので、グーグルマップをリンクしました。

暑い日だったので、ワインに氷を入れて持ってきてもらった。
パスタもピザも手作りっぽいので、どっちがおすすめかウエイターさんに聞いたら
「ピザにしな」
ということで注文したマルガリータ。

オープンキッチンで、ピザの種を放り投げながら伸ばしているのが見えました。
写真のタイミングが悪くてそれは撮れなかった!
忙しい時間にひとりでテーブルに座っているんだし、ワインをおかわりしてデザートもとることにしました。

小心者なので、気を使ってしまいます(どこが!!)
ティラミス好きだから、それを食べようと思ったら売り切れ。

件のウエイター君が「ピスタチオのティラミスもうまいぜ」というので持ってきてもらいました。
正直、見た時はうわぁって思ったんですが、美味しいかもしれないと気を取り直してひと口。
めちゃ甘。

甘いものが苦手な私にはとても食べられる甘さではありませんでした。
頑張ってふた口食べたけれど、それ以上は無理。

ウエイター君が来て、どう?って聞くから正直に甘すぎって言ったらお勘定から引いてくれました。

私が注文したんだから払うって言ったんですけどね。
彼が言うには普通のティラミスは甘くないんですって。
だから今度はそれを食べに来てって。

すごくおいしい、とかじゃないけれど、こういったやり取りができるレストランって好きです。
人気店のようで、いっぱいなのもうなずける。
きっと地元の人たちが多いんだろうな。

ワインは大きいのをひとつと小さいのをひとつ注文しました。
お勘定の半分以上はワイン代。
ソフトドリンクとかだとすごく安いと思います。
パスタは食べなかったからお味はわからないけれど、周りを見たら盛りは多め。
家族連れが多くて子供も歓迎みたいでした。








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