先日、世界遺産のひとつであるアイアンブリッジに行く機会がありました。
アイアンブリッジというのは橋の名前でもあり、またその橋の建っている町の名前でもあります。
上の写真はアイアンブリッジから見た街の様子。
すごく寒い日で、前日に降った雪が残っていました。
この橋ができる前は、この谷を降りて、船を使わないと、対岸にはたどり着けなかったのです。
天候や水かさのために、船はいつでも使える訳ではありません。
水害などのために橋が流されたりして、私たちは初めて橋がどんなに重要なものかを知ることがあります。
でもそういったことがなければ、今、それがなかった時を想像するのは非常に難しいのです。
脇の階段を下りて、下から眺めた様子。この橋は鋳鉄で出来ています。
固いけど、粘りのない鉄。
そんな材料で橋ができるのか、当時の人たちはとても不安だったそうです。
この場所は、よく、産業革命は始まった場所といわれます。
そんな定義をどうやって持ち出してくるのかには諸説ありますが、この場所には産業革命に必要なものは全て揃っていました。
水、石炭、鉄鉱石。
谷間にあるという地形の為に、ほかの場所よりも地下鉱物の採掘が簡単だったのです。
橋が作られたのは1779年。
エイブラハム・ダービーという人が作りました。
彼以外にも、18世紀の英国を代表するエンジニアーたちの努力が集積されています。
このエリアには博物館がいくつもあるので、丸1日を過ごしても時間が余ることはありません。私はバーミンガムから車を使いました。
雪が残っていたので、あまりスピードを出さなかったためか、1時間少々かかりました。
カフェやホテルなどもあるので、計画をキチンと立ててから行くことをお勧めします。
1時間ほど歩いた後はカフェでゆっくりお茶。
ちょうど橋の見えるところにダービーという名前のカフェがありました。
寒い時だったおかげで、他に観光の人はいませんでした。
夏場は混むかもしれません。
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