2008年8月13日水曜日

V&A

V&Aはヴィクトリア・アルバート美術館のことです。
さすが美術館だけあって、名前もカッコイイ。
こんな風に活字にすると、そうでもないんだけれど、ウェブや出版物できちんとロゴを見ると、バランスがたまらなく素敵です。

ここは産業博物館として、ヴィクトリア時代にオープンしました。
ヴィクトリア時代というのは1837年から1901年、大英帝国の豪華絢爛の時代です。
ヴィクトリア女王もだんな様のアルバート公もドイツ人だけあってまじめで向上心たっぷり。
国民の教育に乗り出した時代です。
学生や職工たちが、海外に行く必要が無いように、「この国に世界のすばらしいデザインを集めよう」という試みです。
デザインを見せるわけですから、コピーもありなんです。
フィレンツェにあるはずの、ミケランジェロのダビデ像のコピーとか、ローマ時代の建物のコピーとか、石膏の部屋は「ここはどこ?」状態です。
またテーマ別の展示も見事で、例えばガラスの部屋、とか鉄細工の部屋、といった風。

今日は昨日借りてきた、Linen Shopのサンプルを返しにサウスケンジントンにくる用事があったので、ついでにちょっと覗いてきました。
ロンドンにはたくさんの美術館や博物館があるので、こんな風にちょっと立ち寄る、という贅沢がいつでも出来ます。


数年前にここの「英国ギャラリー」が改装後オープンしました。
英国のデザインを、室内装飾も含めて時代別に見ることの出来る、大掛かりなギャラリーです。
このギャラリーにはディスカバリー(発見)コーナーがあって、大人も子供も楽しめます。

これは絵を基に自分でオハナシを作る、というもの
いい作品は展示に加えてもらえます。これは椅子を組み立てるチャレンジコンピューターで自分の家紋を作ってみるとかこれはなんでしょうコーナー

ついでに美術館でお昼を食べるときもよくあります。
私はここのパイが大好き。
ワインとパイのお昼ご飯。
これで16ポンド弱。
パイだけだと、7-8ポンドくらいだったかな?
帰りにハロッズでお夕食のお買い物。
和牛が美味しそうだったので、ちょっと買ってきました。
ハロッズの中は写真禁止なんだけど、携帯でメールチェックのフリで撮っちゃった。
普通のお肉はこんな風にディスプレイだけど、和牛はプラスティックに包まれています。
薄く切ってさっと焼いたら美味しい。
ローストとかステーキには、英国のお肉の方が美味しいと思います。
和牛は食感は素晴らしいけれど、でもあまりお肉の味はしません。
でもたまに食べたくなります。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

イギリスは、美術館が、身近にあって
いいですね~。
私も、たまに行くけど、
ちょっと、身構えちゃうわ。
普段の散歩感覚で行きたいものです~。

やっぱ、肉は、和牛といえば、
そちらでは、輸入肉ってことで、
やはり、新鮮な、イギリス産が
いいでしょう~。
こちらでは、やはり、国産(和牛)ですね。

匿名 さんのコメント...

ハロッズには食品が売っているのですね。アメリカのデパートでは食品は(特に生ものは)あまり売っていません。

お肉おいしそうです。塊肉いいですね。薄くきるのは御自分でするのでしょうか。

匿名 さんのコメント...

この美術館はちょっとお勉強に、っていう感じでしょうか。
家紋って、日本みたいなあっさりしたものではないのですね。
中世の時代だけかと思っていたけど、今でも使うのかしら?

わたしはあの霜降りと言われる和牛は苦手です。アブラを食べているような気がします。赤身のほうがお肉の味がして好きです。
もともと北海道では霜降りってみかけないからかもしれませんね。

Miki Bartley さんのコメント...

EMIさん、こんばんは。
そうなんですよ。身近なので、気構えなく楽しめます。
ちょっとトイレを借りたり、雨宿りをしたり(笑)
でもちゃんと寄付もしてますよ。
訪れる度にではなく、年会費という形ですけど。
和牛は食べ方を選ぶと美味しいですね。
でも高すぎます。
ハロッズでは1kgで175ポンドでした。
アンガスだと35ポンドくらいなので約5倍のお値段です。

Miki Bartley さんのコメント...

洋子さん今晩は。
こちらも普通のデパートはそうです。
例外はハロッズとフォートナムメイソン、そしてセルフリッジです。
最近ジョンルイスの中に系列のウエイトローズが出店したのは異例です。
薄切りは薄さにもよりますが、お肉屋さんにお任せです。

ところでホグワーツですが、ロケ地があります。
オクスフォードのクライストチャーチとグロスターの大聖堂で主に撮られました。
雰囲気そのままです。
他にもロンドンでいろんな場所があります。
そのうち記事にしますね。

Miki Bartley さんのコメント...

Rossoさん、今晩は。
ここはお勉強にはもってこいです。
でもカフェでのんびりするだけでもいいですよ。ウイリアムモリスのデザインしたお部屋です。
イギリスの家紋は基本的には貴族しか利用しません。
便宜上家紋と書きましたが、家ではなく個人に属する紋章です。
ですからお母さんの紋とお父さんの紋を足して新しい紋章にしますから、古い家ほど複雑になっていきます。

そういえばRossoさん、以前も霜降りは苦手ってどこかに書いてあったような・・・。
イギリスのお肉は美味しいですよ。