2008年1月17日木曜日

イギリスの税金


お正月だと思っていたら、もう1月も後半に突入しました。
ティムちゃんも私も今月末までに税務署に所得申請をしないといけません。
今月を過ぎると自動的に100ポンドの罰金です。
更に課される税金に(遅滞の)利子が加算されます。
私は自営業なので所得申請はわかりますが、何で会社からお給料をもらっている、という体裁のティムちゃんまで出さなきゃいけないのかよくわかりません。
毎年のように用紙が届くので、一応書き込んで送ります。
でもティムちゃんのお給料は税金が既にひかれていますから、この申請を出すことによって普通は少し戻ってきます。
書き込むところはホンの数欄。
個人で掛けている年金と、預金の利子額です。
後は税務署が計算してくれて、払いすぎの税金分を返してくれます。

私の収入はティムちゃんが払っている税金の半額にも満たない額なのですが、きちんと整理して申請します。
自営業なので収入、経費、その他イロイロ書き込む事はたくさんあります。
税金の申請は難しくはありません。
失敗する人は大概経費を上乗せしすぎだそうです。
先輩のガイドに聞くと洋服のクリーニング代とかお化粧品まで経費扱いにするそうですが、それってちょっと・・・。
私が経費で出すのは携帯電話代の半額、交通費、仕事中の食費、宿泊費、リサーチ費のみなのでとっても簡単。
リサーチ費は下見に行ったときの旅費とか資料費用です。
美術館や博物館で特別講座を受けたりする費用もここに入れます。
収入はもっと簡単。
旅行会社からの振込み通知や、私が発行した請求書のコピー、エクセルを使って月ごとにまとめて、一年分を計算します。
お仕事用の口座の明細と照らし合わせて漏れがないかどうかをチェックします。

今は便利になって申請はオンラインで行えます。
必要な数字を入れていくだけで、その場で税金を計算してくれて、そのまま銀行のカードでオンラインで払い込みまで出来ちゃいます。

以前はティムちゃんみたいに用紙に記載して郵送していました。
でもオンラインの方がずっとスピーディーで確実です。
払うものはさっさと済ませた方が楽だしね。

反対にティムちゃんのはいくら返ってくるかが楽しみなので、ユックリ郵送で待ちます。
ちなみに返金分はみきちゃんへのご褒美。
だってこの申請も、毎月の経費の計算とかも全部やってあげてるんだもん。
銀行口座の管理だってネットだから全部私の担当だし。
もうすぐチェックが届く予定なので楽しみです。

さあそれではイギリスの所得税ですが、
まず収入の初めの5035ポンドまでは無課税です。
次の2150ポンドの収入には10%の税金がかかります。
次の31150ポンドには22%、その後(年収38335ポンドを超えた額に対して)は一律40%の所得税です。
預貯金の利子には年収に加えた額が38335ポンド以下が20%、以上が40%です。

例えば年収が100000ポンドの場合。
5035x0=0
2150x10%=215
31150x22%=6853
61665x40%=24666
全部足すと31734ポンドの税金です。
この場合は預貯金からの利子収入には40%の税金がかかります。

更に国民健康保険と国民年金がここから引かれます。
これはまとめてナショナル・インシュランスと呼ばれて年収が34840ポンドまでは年収の11%、それ以上は超過分に対しての1%が加わります。

全て払って、さあのんびりお買い物。
お買い物に行くと消費税は17.5%。
イギリスってヨーロッパのほかの都市もそうだけど税金たかーい。
でも北欧とかってもっと高そう。

7 件のコメント:

ゆき珠 さんのコメント...

ドイツは年明けから1年以内に申請してくださいね。。。って感じで、実際は5年くらいまで遡って申請ができるんですよ。
ただし、税金の戻りとかに対して異議申し立ての裁判を起こすときのために、半年以内にするのが良いって言われてます。
うちは夫のお給料で家族全員を養っているので、夫の分だけだけど、税理士任せ。
自営じゃないのに、契約書に書かれた細かいあれこれのお陰で、経費が多く認められているので、しくじらずにしっかり奪い返してもらうのが目的。もちろん、個人でもできるんですけど、毎年税法がコロコロ変わるし、税理士のサインが入っていると、税務署も簡単に『これは却下!』なんて言えないので。

でも、年々戻ってくる金額が減って、お小遣いが減ったって感じ。

Yogacat さんのコメント...

確かにヨーロッパって税金高いですよね。でもその分社会保障がしっかりしていますよね。ドイツなんて大学はこの前まで無料で今でも日本や米国と比べたらただみたいなもんです。
日本は便利だけど、Quality of lifeはやっぱりヨーロッパの方が上かなぁと思います。(アメリカは金持ちにはいい国だと思うけど…、だって先進国で未だに国保がないなんて信じられん)。

Miki Bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、
税理士使ってるんですねー。
そしたら結構何でも経費にしてくれて、彼の費用くらいは十分に捻出できそうですね。
税法が変わるのは(特に外国人には)辛いものがありますね。

イギリスの税金は計算がそれほど難しくありません。
基本的には収入と預貯金、個人年金、後は経費なんですけど、私の友達でも税理士を使っている人達が殆どです。
でもイギリスではもし税理士が何か間違えても責任は自分にかかってきます。

費用は規模にもよりますが、個人でチョコチョコ仕事をしている程度なら500ポンドくらいだそうです。
そしてやっぱり税理士が作った書類は経費なんかはほぼ認めてもらえるそうです。

Miki Bartley さんのコメント...

Yogacatさん、

アメリカとヨーロッパって本当にいろんな違いがありますね。
イギリスにもたくさんのいい制度がありますが、最近気になるのはやっぱり税金の無駄遣いです。
特にティーンエイジャーの妊娠とかドラッグ漬けの人達のサポート、失業者の保護など納得できないものにどんどんお金が消えていきます。
本当に困っている人を助けるべきサポートが、それがあるために更なる堕落を呼び込んで大変な状態です。

税金の使い道はどこの国でも共通の不満の種だと思います。
特にこうして支払うときに一番考えてしまいます。

ドイツの大学も有料化したんですか。
イギリスもそうです。
確か10年位前までは政府が負担していたんですけどねぇ。
それでも日本とかに比べたらまだ安いのかしら?

rosso さんのコメント...

日本も確定申告の季節です。
サラリーマンの妻のわたしは、医療費が年に10万円をこえていれば申請できるらしいです。
そのほかにもいろいろと申請するものはあるのですが、医療費くらいしか一般家庭では該当しないみたいです。

昔イギリスは「ゆりかごから墓場まで」と言って、社会保障が充実していると聞きましたがかわっているのですか?
日本に住んでいたので知ってると思いますが、日本はあまりに老後の保障が少なくて、今は財源不足のために、老人からもどんどんお金を払わせるように変わってきています。消費税はいまは5パーセントですが、近く上がるでしょうし、それなのに、生活の質は下がっています。
日本人の貯金好き、働くのが好きというのは、単に好きではなく、将来の不安からくるものでしょうね。

今の日本の社会では子供に塾やお稽古ごとなどたくさんのお金がかかるうえ、大学や特に私立校の学費の高さといったら!そのために、子供を持つのをためらう人も少なくありません。学費で老後の資金が消えてしまいますからね。

Miki Bartley さんのコメント...

Rossoさん、
社会保障は充実している、と言っていいと思います。
でも悪利用している人が多すぎます。
保障があるのでちゃんと働いている人のお給料よりも手当てを受けている人たちの収入の方が多い時があります。
自分たちの払った税金の使い道はやっぱり気に掛かりますよね。

匿名 さんのコメント...

私は、英国に長年住んでいて(今は日本在住です)、会計を専門にしていましたし、主人が自営業でしたので、主人の取得申請もしていました。

英国では、会社勤めの方でもお給料が高い(税率40%を徴収される方)方は、個人で改めて所得申請をしなければいけません。例えば銀行預金の利息には通常22%の税金が自動引き落としされますが、高収入の方は40%の税金を納めなければいけませんので、不足分の税金を申告して納めなければいけません。(その逆に個人年金に投資した場合は、年金投資額の40%に対し税金の控除があります。=限度額ありですが。=これも申告しなければもらえません。)

でも、英国の税務署はかなりフェアだと思います。所得(税金)の深刻方法もウェブを見ればシンプルで誰にでも分かりやすく記載されています。逆に日本はかなりひどいです。専門化が見ても分からないように税率が複雑になっていて、直接税務署に問い合わせければ分からない仕組みになっています。(問い合わせても職員でさえすぐには答えられないようで、問い合わせると税関検査が入るかもしれませんね)

英国は、弱者には優しい国です。社会保障もしっかりしています。でも、医療でいえば日本が安心できます。お金はかかっても低所得者には月額医療費の限度額があって、かなり安く抑えられています。英国では医療費は無料ですが、治療を受けるまでかなり長期間待たされ、その間に症状がどんどん悪化します。自分で医者を選ぶことも出来ないしかといってプライベートだと医療費は高額ですしね。

でも、弱者にとっては英国の方が暮らしやすいでしょうね。