2009年2月10日火曜日

クレジットクランチ

イギリスは不景気です。

今朝のニュースで、ロンドンの高級ホテルがビジネスのお客が減っていることを理由に、週日の値段を下げ始めたと言っていました。
週末は個人のお金で来るお客様。
週日は会社の経費で来るお客様。
両方減っているはずなのですが、特に週日の減り方が極端なのだそうです。

レストラン業界も会社の経費削減の煽りをまともに受けています。
TVシェフでおなじみのAntony Worrall Thompson が4つのレストランを閉めました。
ロンドンではノッティング・グリルとバーンズ・グリル、彼の地元ヘンリーオンテムズのラム・インとグレイハウンドの4店です。
Jean Christophe Novelliも2店のパブを閉めました。
昨からティムちゃんとそんな話題で盛り上がっているのですが、二人とも、手を広げすぎてコストの抑制が効かないからじゃないの、という結論に達しました。
実際のところアンソニーは銀行から融資を断られたのが、閉店の理由だといっています。

去年の秋頃だったか、ティムちゃんがゴードンラムジーが危ないらしいという噂を聞きつけてきました。
その時は、まさかあのゴードンが?と本気にしなかったので、ティムちゃんにガセネタじゃないの、と言ったのを覚えています。
その彼も現在10ミリオンポンドの赤字が計上されています。
閉めることになったら、ロンドンのグルメたちが悲しむだろうなぁ・・・。

私も彼のレストランのお料理は好きですが、そんなことよりも、こういったレストランクローズの話題で思いをはせてしまうのはレストランに物を卸している人たちです。
レストランで働いている人たちも職を失うわけですが、彼らのお給料というのは、まず第一の優先権で対処してくれます。
それから残ったお金を借金の返済に充てるわけですが、その借金というのがレストランに食材やサービスを卸している会社や個人というわけです。
八百屋さん、魚屋さん、肉屋さん、ワイン屋さん、クリーニング屋さんなどなど。
有名なレストランほど、「買ってやっている」感が強くって、支払いのタームも他よりは長めに設定してあったりしますから、例えばアカウント(実際に手に入れてから支払いまでの日数)が60日なんていうところが普通。
ひどい場合は90日とかもありえます。
赤字計上で閉店の場合は、こういったサプライヤーまでお金が届かないことが殆ど。
自分で作っているものを売っている場合は、泣き寝入りということになるのですが、もっとかわいそうなのが買ってきたものを売っている場合。
自分の売っている先が倒産しても、自分のサプライヤーには払わないといけないわけで(しかも大概の場合は既に支払済みだったり)これまた、とんでもない赤字になってしまうわけです。
そうして雪ダルマ式に失業者が増えていくわけです。

1月の時点でアメリカの失業率が7.6%に、カナダでは7.2%に達したそうです。
イギリスの失業率は11月のものが手元にあります。
英国の全国平均が6.1%,
イングランド北東部8.2%
イングランド北西部7.6%
ロンドン7.4%
西ミッドランド7.1%
多分現在ではこれよりも高くなっているはずです。

9 件のコメント:

ゆき珠 さんのコメント...

ドイツでも同じような感じですよ。
とにかく、まともなお店が消え、安くてお腹だけは膨れるというお店がかろうじて残っているって感じです。

東京の築地市場も、実はそんな感じで10年以上前から悲惨な状況らしいですよ。仲卸業者は、自分たちが仕入れるためのデポジットを預けて仕事をしているけど、お客さんからはデポジットを預かってないから、仕入れられ損というわけです。

ドイツの失業率を見ていると、前までは他人事だったけど、そういうことも言ってられないんじゃないかと思うようになって来ました。

rosso さんのコメント...

ロンドンの不況もかなり重症ですね。
わたしが住む街でもたった二つしかないデパートがひとつは会社更生法を申請して、つぶれかかっていて、ひとつは売上低下で撤退する予定とか。
化粧品も洋服もお洒落なものはデパートで買っているいるわたしはどうしたものだか…
なんとか残ってもらえないかと願っているのですが、わたし程度の購買力ではどうにもなりませんね。
この街は大きな企業がないせいか、派遣切りの被害はありませんが、不況がまん延しています。
みきさんのお仕事には影響ありませんか?

あすか さんのコメント...

はじめまして。あすかと申します。よろしくお願いします。

ホームステイのこと興味あるのですが、15歳なので応募できませんよね???

でも将来ツアーコンダクターになりたくて英語を身につけたいのですごくきょうみがあります。アンダルシア行ってみたいです。

Miki Bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、こんにちは。
イギリスだけでなくって、ヨーロッパもあちこちで問題があるみたいですね。
イギリスでは、失業者が増えてきたので、工場などで外国人労働者に対する風当たりが強くなってきているようです。
築地は今、外国のお金が少しずつ入ってきているって、この間何かで読みました。
市場そのものが、もしかしたらすごく変ってしまうんじゃないか、といった内容のものでしたが、本当のところはどうなんでしょうね。

Miki Bartley さんのコメント...

Rossoさん、こんにちは。
日本は円高で大変みたいですね。
去年と比べるとポンドに対して円は倍以上になりました。
でもそれがありがたいのは海外に行く旅行者と、一部の輸入業者だけでしょうね。
私の仕事も少しずつ影響を受けています。
贔屓にしてもらっていた企業が、数社撤退しましたし、VIPの受け入れ自体、どこも控えているようです。

Miki Bartley さんのコメント...

あすかさん、初めまして。
ホームステイの件は、ごめんなさい。
ちょっと若すぎるようです(笑)

英語を身につけるのには、いろいろな方法がありますが、私があすかさんくらいの時は語学学校に放課後通っていました。
高校を卒業した後、アメリカでホームステイをしたのですが、やっぱり基礎ができていると慣れるのは早かったようです。

お勉強がんばって、夢をかなえてくださいね。

ririka さんのコメント...

本当ですね~
去年のようなボーナスも期待できなそうです。

 この前ピカデリーの某和菓子店に行ったのですが
「これって値段は去年と同じなのかしら?」
とおもいました。
 癖で日本でも売っている物をみると200円=1ポンドで計算してしまいます。

 ゴードンのお店、まだ行ったことがないのでなくならないでほしい!お食事おいしいですか?
メイズには行ったことがありますが、そちらはまだ行けないでいるので。

 追伸、私はセントラルロンドンにすんでいます。4年になりますね~早い!
ブログは人様のを拝見する専門です!!
桃太郎君ファンです~キャワイイ

あすか さんのコメント...

みきさん、無理言ってすいませんでした。

頑張って勉強してみます。

ところで語学学校って何ですか?

えいと@ さんのコメント...

こんにちは、えいと@です。

BUFの飛行機の事故のご心配、ありがとうございました。
えいと@夫妻は無事でございます。
自宅から車で30分ちょっとのところに墜落したので、かなり怖かったですが…。
亡くなられた方がお気の毒でなりません。。。


不景気の波は世界中に広がっていますね〜。
アメリカは本当に深刻で、失業者が激増しています。
あのGMが危ない…ってニュースが流れた時には背筋が寒くなりました。
失業者が増えると治安も悪化しますしね。
サブプライムが腹立たしくてなりません。

 えいと@