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2026年5月15日金曜日

配車サービスで納得いかなかった話

イギリスでは利用している人も多い「配車サービスアプリ」

私も利用することが多いです。
よく使うのは自宅から空港まで。
リッチモンドからヒースローまでは公共の交通機関でもアクセスできますが、配車サービスを使うと時間が半分に節約できます。
加えて車内で書類に目を通したりできるし、他の乗客を心配したり、乗り過ごしたりといったリスクがありません。
その代わり公共の乗り物に比べると費用が大幅に高くなります。

なので利用するときはその両方を天秤にかけて「今日はこっちにしよう」と決めるわけです。

私が普段使っているのは Uber 。
桃太郎君は Uber は高いから他のサービスと使い分けているそうです。
今は本当に何社も配車サービスがありますからね。

私もUber が高いと思ったことはあります。
特に、ロンドンの主要駅や空港から利用した時。
利用客が多い場所や時間だと「あれ、ブラックキャブと変わらないのでは?」ということがあります。
ただ、金額は前もって提示されるので納得して乗るかどうかを決められます。
他には車のカテゴリーが選べるのが便利。
エグゼクティブとかだと車も運転手もいいカンジ。
逆に普通のカテゴリーで結構クセのある運転手さんにあたったこともあります。
なので余裕がある場合はエグゼクティブのカテゴリーを指定する。


さて、本題。

先日、ロンドン郊外から開始、終了というお仕事がありました。
見積もりを出すときに旅行会社から「経費込みで出してほしい」といわれました。
これは英系の旅行会社ではよくあること。
「xxポンドくらいになると思います」だと、実際の費用と違ってくることがありますからね。
他にも「意外に時間がかかったので、見積もりには出しませんでしたがオーバータイムが付きます」とかも困りもの。
法人のお客様によくあるのが「見積もりにすべて含めて、追加請求は無し」というスタイル。
今回は「行きはタクシー、帰りは公共の乗り物」で予算を割り出しました。
受注した後、公共の乗り物でどうやって行くのがベストかなと思って調べてびっくり。
リッチモンドから3時間近くかかると出てきました。
「そんなわけはない、きっと何かの間違いでは?」
そう思っていろんなルートを調べたのですが、最短2時間半。
失敗したなぁ。
でも公共の乗り物の前後にタクシーを使うと1時間半程度で行けることがわかりました。
かかる時間と価格もハイブリッド(笑)

当日、行きは自宅から Uber 。
チップを入れて80ポンド。
無事にお仕事が終わって、さて自宅まで3時間はちょっときつい。
そこで桃太郎君と話した後に調べていた 他社のアプリ(念のためにダウンロードして支払いカードも登録済み)を開けてみると30%オフのキャンペーンをやっていて、自宅まで46.70ポンド。

もう乗るしかないですね。
チップを入れても50ポンドちょっと。
そこで車を手配しました。
そうしたら15分ほどで来るとの案内。
でもすぐに「ドライバーがキャンセルしたので他のドライバーを手配します、もうしばらくお待ちください」とのお知らせ。
加えて「プライオリティーサービスを利用するともっと早く5分ほどで配車できます」
でもね、金額は95.11ポンド。
自分が楽に帰りたいだけで急いでいるわけではありませんから「プライオリティーサービスを利用します」ではなく「金額を重視して長く待つ」方を選びました。
やがて運転手の名前と車種の情報が来て、それから10分ちょっとで車も来たので自宅まで楽チン。
アプリによれば40分で到着だそう。
どのルートで行くのかなと思ったら高速を少し利用して一般道に降りる最短ルート。
のんびりバックシートで寛いでいたら、思っていた場所で高速を降りずにどんどん行きます。
「次のジャンクションまで行ってそこから降りるのかな?」
いいえ、結局かなり遠回りにはなりますが、高速を最大限活かしたルートで距離は倍くらいですが、時間は1時間10分ほどで自宅に到着。
思っていたよりも時間がかかったけれど、無事についたことだし、チップはいくらにしようかな、そう思ってアプリを開けたら請求額が95.11ポンド。
もうびっくり。
同時くらいにクレジットカード会社からのお知らせで「さきほど要請があった45ポンドの支払いはあなたがしましたか?」
カードのアプリでチェックすると 配車アプリからのオリジナルである46.70ポンドがまず請求されていて、次いで45ポンドちょっとが請求されていたので「これは私ではありません」と返すと「ではこの請求は却下します」という返事がカード会社からありました。
数分後に調べると、45ポンドの代わりに95.11ポンドの請求が元々の46.70ポンド弱と並んで請求になっていました。

何の冗談かと思って 配車アプリ のカスタマーサービスに連絡したら、それはご不満でしょう、でもこの金額には不審な点はないという返事。
なので事のあらましを簡潔に説明したら「私には返金の権限がないので上につなぎます」となって、これで大丈夫かと思ったら甘かった。
「46.70ポンドというのは事前決済許可の金額で実際の引き落とし額ではないこと、この時間は忙しかったので結局は95.11ポンドが正しい金額であること、なのでこの金額には問題がないから返金はできません」と返ってきました。
「でもプライオリティーサービスは断って、長く待つ代わりに提示の低い金額を重視するを選びました」といっても「プライオリティーサービスを断ったこととは関係なく、需要と供給のダイナミック価格なので金額に問題ない以上返金はできません」の一点張り。
その後はいくらコンタクトしても自動返信サービスのセリフが返ってくるばかり。

酷いと思いませんか?
過去に Uber で遠回りをされて思った以上の金額になったことがあったのですが、カスタマーサービスに連絡したらすぐに差額を返金してくれたことがあったので、きっと この会社も同じような対応だと期待していたら全く違いました。

こうなったらクレジットカード会社に連絡して差額を返金してもらおうと思います。
イギリスではクレジットカードでの支払いがオンライン上の取引の場合、納得できないものに関して払い戻しを請求できる制度「チャージバック」があります。

それにしても私の文って長いですね。

ここまで読んでくださった貴重な読者の皆さんにちょっと耳寄りな情報←そんなに大した話ではない(笑)
ネットで同じ配車サービスの請求に不満を持つ人たちの経過を検索した時に出てきた情報なのですが、イギリスの消費者法の中にセクション75(リンクします) というのがあって、これによると100ポンド以上3万ポンド以下のカード請求額に問題がある場合(未受領品、不良品、供給業者による虚偽表示、または会社が倒産した場合など)はクレジットカード会社も責任を持つというものです。
つまりこの法律によって返金を求めることができるというもの。
(上に書いたチャージバックとはまた別)

請求は通常オンブズマン(リンクします)に苦情の申し立てをするというルートですが、普通はセクション75に沿って手続するといえば(特に少額の場合は)その時点で返金されることが多く苦情の申し立てまで行かないケースがほとんだだそう。

残念ながら私の請求額は100ポンド未満なのでセクション75は使えないのですが、カード会社の返金がスムーズにいかなければオンブズマンに苦情を申し立ててみようかと思っています。

正当な金額との差の50ポンド程度のことで時間をかける価値があるかどうかは微妙(というか、時給で考えるとありえない)のですが、お金じゃなくて筋を通したいんです。

ま、でもこの一件のおかげでセクション75のことなんかも知ることができたし、ブログの記事にもなったので(←そこ?)まあ気分的にはかなり落ち着いているんですけどね。
Bolt のカスタマーサービスとのやり取りはスクリーンショットに残してあるし、のんびり対応したいと思います。

とりあえず件のカスタマーサービスのチャットには「オンブズマンに苦情を出す」とメッセージしました。
そしたら5分くらいでビジネスチームから返事がありましたが、今度はダイナミック価格ではなく、私が95.11ポンドの料金を承認したと言ってきました。
だから返金はできないって。
アプリの操作はスクリーンショットしない限り手元に情報が残らないので言われ放題。
私が許可した金額が46.70ポンドなのか、95.11ポンドなのかも担当者によって意見が違うみたいだし、配車サービスとのやり取りはあきらめて、クレジットカード会社に申し立ててみました。

カード会社のカスタマーサービスで事情を話したら、手続きは決済の2週間後にアプリから自動で申し込みできるそうです。
そして手続きには1か月くらいかかることもあるそうですが、話した内容から「まず問題なく返金されると思います」と教えてもらえました。

あ~よかった。


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2026年5月3日日曜日

エネルギー供給会社を変えてみた!


最近またインフレが話題になっています。

多分、イギリスだけではなく世界中じゃないかな?
だって中東問題でエネルギーの供給が難しいから。

恐らく電気代やガス代といったユティリティのコストも上がると思う。

私達が現在契約しているのはEDFという大手の会社で来月に契約が終了します。
なので例によって Uswitch でお得なタリフを検索してみました。




ザルな性格の割にはこういったことはマメでしょ?(笑)
実は EDF から契約更新のメールが来たのがきっかけ。
かなり値上げされたタリフの提示が来たのです(しかも2年縛りで契約解除には違約金が必要なタイプ)
ティムちゃんは私以上にお金に鷹揚(物は言いよう)なので誰かがちゃんと管理しないとね!

スマートメーターを入れていることと、EDF の請求書に年間の利用量が金額と併せて記載されているので、新しいタリフの検索は簡単です。

単純に比較サイトで最も金額が安いものを選ぶのではなくて、契約の長さや違約金の有無、定額なのか値上げの可能性を含むのか、色々リサーチしたら、以前は高額で候補にも挙がらなかったグリーンなエネルギー会社がいくつも出てきました。


もちろん理想を掲げるのはいいことですが、これまでこういったグリーンな会社を選ばなかったのはタリフがあまりにも高価だったから。
それがここ最近いろんな会社がグリーンを謳いつつ現実的な価格を提示するようになってきました。
Uswich に登録しているところだけでも4社もあります。

ということでひと月10ポンド程度の差額以内なら納得できる会社がいいと思ってエコトリシティーに決めました。
1995年創立で風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーなどに力を入れているそうです。
エネルギー供給だけではなく、そういったイノベーションの開発にも投資しているとか、いろいろ良いことが書いてありました。

日本とイギリスではいろいろ制度が違うと思いますが、料金の見直しも含め、会社のことも調べてみると興味深いかもしれません。



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2026年4月21日火曜日

イギリスの万引きはどこで多いの?そして何が盗まれるの?



記事の中で国家統計局の公式統計なんかも少し紹介しましたが、今日はもう少し詳しい話をしようと思います。
なんか、いつもの「パブの肴」とぜんぜん違う!と思いました?
たまには真面目なところも見せておかないとと思っただけです!
だって、二日酔いだった~(リンクします)なんて記事ばっかり書いていると思われたくないですからね(笑)


これから紹介するのは 2024年にイギリス(イングランドとウェールズ)で警察に登録された万引きの統計調査結果の概要です。
パーセンテージは前年からの変化。
全ての犯罪がそうであるように、報告されないものもあるわけで、実際の数はもっと多いと想像します。
保険で処理するには届け出が必要だけど、少額の場合は保険の対象ではなかったり、補償を受けたために次回更新するときの保険料の増加を考えると必ずしも補償を受けることが得策ではなかったりします。

万引き事件の総件数 516,971 +20%
この数字は、2003年3月に現在の警察の記録方法が始まって以来の最高水準です。

1日当たりの万引き事件 1,417 +203
ということで、1時間あたり59件の事件😰

経済的損失 22億ポンド +22%
これまでの記録更新!

商店のスタッフに対する暴力 1日2,000人以上 +50%
そのうち1日に70件以上が武器を使う事件。

スタッフの安全に関する不安 47% +15%
離職の理由にもなっている。

どんな方法で万引きが行われるかというと、具体的には集団で大きなバッグを持って店にやってきて、高価な商品のセクション全体を組織的に奪っている状態。
日本で沢山の人達が想像する、お店の人の目を盗んで商品をバッグやポケットに隠して気付かれないようにお店を出る、というものとはスケールが全く違います。
こんなイメージは従来の万引き。
でもこの程度だったら今のイギリスでは先ず報告もされないんじゃないかな?(だからといってやっていいわけじゃないけど😅)

こういった犯罪白書では窃盗による直接的な損失だけを見てしまいがちですが、他にも大きな経済的影響があります。
例えば警備費用の増加、保険料の上昇、商品価格の上昇から販売数の低下、従業員の離職率の上昇、そしてそれらの結果として店舗閉鎖やその投資減少にも繋がります。

こういったトータルのコストを計算すると、経済的影響は前例のないレベルで、小売業が店舗を持つという従来のスタイルに疑問を持たないといけないところまで来ています。
そして、英国小売協会の調査では回答者の61%が事件後の警察の対応を「悪い」または「非常に悪い」と評価しています。
警察を含め、法執行機関の対応が足りていないという考えが犯罪組織を調子に乗せて、状況が深刻になっているという意見も。

地域社会への影響も無視できません。
犯罪多発地域では店舗閉鎖や投資減少が起こります。
そして、雇用や地方税収の減少から経済的な停滞地帯を生み出して、それが長期にわたる可能性もあります。
小売犯罪スタイルの変化は、現在のイギリスでおそらく最も重大なリスクのひとつ。
現代の万引き犯は、転売を頭においています。
なので価値が高くて持ち運びしやすくて、闇市場の流通経路を持つ商品を優先的に狙っています。
昔のように、ふとした瞬間のスリルや欲望によって万引きするスタイルではないのです。

万引き犯のターゲットリストも紹介しておきます。
何が盗まれるのか、そしてその理由も併せて書きますね。

商店が挙げた万引きされやすい商品カテゴリーと万引きの理由
1 食肉製品 85%  高価格で転売可能、レストラン市場向け
2 アルコール 78%  確立された闇市場の存在
3 菓子 72%  小型で隠しやすい
4 ベビーミルク     68%  高コストながら必要不可欠なので需要が高い
5 チーズ 65%  長期保存可能、レストラン市場向け
6 美容製品 62%  高額、オンライン転売
7 タバコ 58% 中毒性があり需要が高い
8 コーヒー 55%  高級ブランド、カフェ市場
9 洗面用具 52%  必需品、マーケットなどの屋台で販売
10 エレクトロニクス 48%  オンライン転売

レストランやカフェで盗品を買うなんて、信じられませんが、おそらくメニューが柔軟でないチェーン店ではなく、個人店だと思います。
本日のスペシャルメニューとかが盗品で作られた可能性があるってこと?(←私の単なる想像です!)

そしてイングランドとウェールズ全域における地域別の万引き発生率を分析するとかなり地域差があることがわかります。

地域 人口1,000人当たりの万引き数と全国平均(7.4件)との差
北東部     11.5件 +35% 非常に高いリスクレベル
ヨークシャー・アンド・ハンバー 9.7件 +24% リスクレベル高
イースト・ミッドランズ     8.9件 +14% リスクレベル高
ウェスト・ミッドランズ     8.2件 +5%  リスクレベル中
イングランド東部       7.9件 +1%  リスクレベル中
ウェールズ      7.4件 0%  リスクレベル平均
南東        7.2件 -8%  リスクレベル中
南西        6.8件 -13% リスクレベル低
ロンドン      6.5件 -17% リスクレベル低

意外とロンドンの数字が低いですね。
でも、例えばヨークシャーとひとくちに言ってもハロゲイトとリーズではかなりの差がありそうだし、エリアが広いとちょっとあてにならないような気もします。
こういった数字はロンドン内の33の地域ごとでも公表されています。
なので、ある地域がどんなところなのかを知りたいのならもう少し小さな区域で調べてみる方が確実です。

では最後に面白い統計をひとつ。
よく日本がいい国だといわれる際にお財布を落としても戻ってくるという例を出したりします。
イギリス人は拾ったお財布をどうするのでしょうか?



  • お金が入っているかどうかに関わらず、お財布を最寄りの警備員または警察官に引き渡す。 76%
  • お金が入っているかどうかに関わらず、お財布を見つけた場所にそのまま置いておく。 6%
  • 中に100ポンド以上入っている場合のみ、届け出る。 6%
  • お金は手元に残して、お財布は警備員に渡す。 5%
  • お財布からいくらかのお金を報酬として取り出したあと、最寄りの警備員に渡す。 2%
  • その他 4%

ということで、アンケートが正直に書かれたものならお財布を落としても3/4以上の確率で返って来るようです。

私は何故かお財布やバッグをよく拾います。
お店の中や前などの場合はそのお店に預けます。
私自身も落としてお店に届いていたことがありました。
大体、落とした時に行った場所を探すので、わかりやすい方法だと思います。
周りにお店がなくて警察に届けたことも数回ありましたが、届け出の手続きには30分くらい時間がかかるので面倒です。
しかも最近リッチモンドには警察署がなくなりました!
他にも名刺入りのお財布を拾った時には電話をかけてその人のおうちまで届けたことがあります。
でもコロナ以降、落ちていても拾わない。
もしかしたら変な菌とか薬品とかついていたら怖いし、届け出も面倒だから。


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2026年4月11日土曜日

パスポートの申請はオンラインがお得?

比較的最近始まった在外邦人向けのオンラインパスポート申請。

条件がいろいろあって、領事館に在留届が出されていることは必須条件のひとつ。
オンラインの申請は写真も自分で撮ったものが使えるから、写真屋さんに行かなくてもいいのも便利です。

ただ、スマートフォンを使うので、そういった操作がしにくい人や、スマートフォンを持っていない人にはハードルが高いようです。


オンライン申請から約1ヶ月で在英国日本国大使館の領事班からメールが届き、パスポートが準備できたと連絡が入りました。
受け取りは予約制なので、予約専用のページ(リンクします)から予約。
以前は無記名だった窓口の予約システムが、3月中に記名式に変わっていました。
ダミーでいくつも枠を取ったりすることに歯止めをかける目的だと想像しますが、本当のところは問い合わせたわけではないのでわかりません。

以前のシステムと違って登録したメールアドレスに予約番号と併せて確認メールが届くのも便利。←以前のシステムは無記名で、予約番号が表示されるのを、ページが変わる前にスクリーンショットしたり書きとったりする必要がありました。

さてパスポートの申請費用、現在は15900円です。
数か月後には約9000円になるのでちょっと惜しい(笑)
でも期限を切らせるわけにはいかないのが海外在住の辛いところ。
日本に住んでいるのなら、海外旅行に行かないのなら必要ないパスポート。
でも、海外に住む日本人にとって、パスポートは大切な身分証明書です。
私のイギリスの無期限在留資格もE-Visa というカタチでパスポートに紐づけされていますから、期限が切れるとイギリスでの身分も証明することが難しくなってしまいます。

ヨーロッパの国によっては外出の際に身分証明の携帯が義務付けられているところもあるそうです。
でも、イギリスはそうではありません。
私は旅行以外の業種の会社からの業務依頼などでヴィザのステイタスを証明しなくてはいけないことが年に数回あります。
就労可能ヴィザを持たない人を雇うと、その会社が処罰を受ける仕組みなので、たとえ1日だけのお仕事でも、まともな会社ほどその辺はきっちりと調べます。
旅行会社がなぜガイドのヴィザを調べないかというのは、公認ブルーバッジガイドの資格を取る時に就労ヴィザがあることがコース受講の条件だと知っているのが理由じゃないかな?

さて、この申請費用ですが、イギリスの通貨はポンド。
というわけで、費用も英国通貨での支払いです。
これまでは現金でおつりが無いように用意して窓口で支払うシステムでした。
申請した時の案内によれば、英国貨で85ポンド。
円安で現在 1ポンドが200円以上なので、単純に計算しても17000円以上支払っていることになります。
この金額、やはり為替の変動などのために見直しがされているようです。
というのも受け取りのお知らせ時に大使館のサイトを見ると84ポンドに値下がりされていたからです。
金額変更の頻度は知りません。

この英国貨での申請費用、オンライン申請ができるようになってからはクレジットカードの利用も可能になりました。
そして、オンラインだと現在の費用は窓口での申請84ポンドに対して82ポンドだと書かれています。

ところが、そんなに単純じゃない。

このオンラインでの引き落としって円建てなんです。
そう、ポンドじゃないので各カードの両替レートで金額が変わってくるのです。
そして、カードによっては外国貨(日本円はイギリス発行のカードからすれば外国の通貨)の場合の手数料が加わる場合もあります。

私は日本に銀行口座を持っていないので、手持ちのクレジットカードは全て英国のもの。
そのひとつは外国の通貨で引き落としの際に手数料がかからないもの。
イギリス発行のほとんどのカードは為替手数料が約3%ほど加算されます。
なので、海外旅行の際や、オンラインで日本を含め外国のサイトから何か購入の時に、この手数料なしのカードを利用しています。

今回も引き落としが日本円だという案内が大使館のページにあったので、手数料なしのカードを利用しました。
後でカードのアプリで実際の引き落とし額を見たら、75ポンド弱。
ということで、現金で窓口で支払うよりも約2000円得をする計算になります。

ま、たった2000円なんですが、7月の値下げを待てずに申請しなければいけなかった悔しさが少しだけ報われた気分です(笑)
2000円で気分が変わるなんて、安上がりな人間だなぁ。

ということで、これからパスポートを申請する人へ。
待てるのなら7月の値下げを待ちましょう!
海外での申請はオンラインが便利。
カードでの支払いはレートの確認と為替手数料の確認が必須。

新しいパスポートは以前のものがIC ぺージが中央にあったのに対して見開きの2ページ目に移動しました。
パスポートを上から見たらこんな感じ。
上が以前のもの、下が新しいもの。
分厚いページがICチップのページです。

これが新しいパスポートの表紙を開けたところ。
中もイラストがかっこよくなりました。
これから10年間お世話になるパスポートだけど、写真はあんまりきれいに撮れていなかったので、それが残念(笑)



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2026年3月22日日曜日

携帯電話のSIMを変えてみた!

満足じゃないのに、惰性で甘んじていることって誰にでもあると思います。
私も面倒がってそのままにしていることがいくつもあります。
そんなひとつが携帯電話のキャリア。

2022年の春にそれまで使っていたヴォーダフォンからO²というキャリアに替えました。
安かったのも理由のひとつですが、大手のひとつだし、安心感もあった。

ところが!
自宅まわりのエリアのコネクションがすごく弱い!!
例えば最寄りのバス停で次のバスいつ来るかな~みたいなサーチとかが地味にストレス。
Uber のアプリも支障が出たり。
リッチモンド公園の中も弱い(ただ、ここはどの携帯キャリアでもそれほど良くはないけれど)
他にもブロードバンドがダウンした時に携帯を経由してネット接続とかしても使い物にならなかったり。
ヴォーダフォンの時は感じなかったストレスなので、カバーエリアの強度チェック(リンクします)でサーチしたら、我が家のエリアはO²よりもヴォーダフォンの方がいいことがわかりました。
現在利用しているO²のタリフは月額10ポンド弱。
既に契約期間は過ぎているのでいつでもキャリア替えが可能です。
機種はSIMフリーを使っているのでどこのキャリアに替えても問題はありません。

これを調べたのはもう2年以上前。
それからアクションを起こしていませんでした。
面倒くさがり屋さんにもほどがあります。

似たようなことは他にもたくさんある私。
以前、イギリスのパスポートを取るためのテストを受けたことがありますが、結局その後は申請も何もしないまま今に至っています。
選挙がある度に「イギリスのパスポートがあれば投票できるのに」とは思うものの、ティムちゃんのお供で見に行くだけで満足している。
イギリスの市民権に必要なテスト、いつ頃受けたのか調べてみました。
ブログがあって便利(笑)
今は試験の難易度も変わって、多分もうこの時の結果は今は無効なんじゃないかなぁ。


さて携帯キャリアに話を戻すとSIM のみを替えるのにお得なパッケージが探せるサイトがあります。
ユティリティー会社を替える時に何度か利用したことがある、U-Switch(リンクします)

調べてみるとヴォーダフォンはこのサイトには出て来るものの、お得なタリフは4Gのみ。
でもヴォーダフォンの子会社で同じネットワークを使っていてスピードも5GというVOXI という会社があります。
契約期間は無し。
そして、このサイトで見る契約は普通4月に料金アップがされるものが普通だけれど、VOXI はそういった値上げシステムがないらしい。
満足できなければ、また他のキャリアに替えればいいだけ(←たぶんやらない)

ということでVOXI と契約することにしました。
これまでのキャリアは全て銀行口座からの自動引き落としだったのですが、なんとVOXI はクレジットカード決済。
これも便利です。

E SIMにもできるのですが、以前ティムちゃんの携帯がE SIM に変わった時に手伝って失敗した経験があるので実SIM にしました。
2日で届いたのがこちら。
翌日にO²から番号変更をして問題なく移行が完了しました。

まだVOXI になってから数日しかたっていませんが、リッチモンド橋のエリアでもストレスフリーにネットが利用できて幸せ。
こんなことならもっと早くに対応すればよかったです!

ということでイギリスで携帯のキャリア替え、もしくは料金の見直しを考えているのならカバーエリアの強度チェックと料金比較サイトお勧めします。

因みに私が契約したのは月額10ポンドで80GB データというもの。
ま、そんなに使いませんし、もっと安いキャリアもあるんですが、ブロードバンドのダウン時などの緊急事態も考えて安心と便利さで選びました。



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2026年1月9日金曜日

何もかもがデジタル!今度は税金も”Making Tax Digital”

一気にというわけではなく、収入が高い順に3年くらいに分けて導入が始まる仕組み。

私は来年2027年の4月から完全にデジタル移行の予定です。


ただ、急に何もかも変えてしまうことに不安があったので、実は去年の9月からいろいろなシステムを試し始めています。
税務署と繋げるのは政府公認の会計ソフトウェアである必要があります。
英政府公認の会計ソフトウェアにもたくさんの種類があるし、利用金額も色々。
経費の支払いも、これまではプライベートで利用するクレジットカードを使っていましたが、新たにビジネス専用のクレジットカード口座を開けたりして準備中。

一昨日にはAPTGプロフェッショナル観光ガイド協会(リンクします)の CPD でも税金のデジタル化についてのレクチャーがあったので参加しました。

今まで認識していたことが裏付けされてちょっと自信が付いたかも。
やっぱり基本は自分に合ったソフトウェアを利用して、お金の出入りを透明化するってことみたいです。
でも現在認定されているソフトウェアはかなりの数(60以上)に上ります。

その中で自分に合うものを探すなら、やっぱり早く始めて色々試してみるのが一番の方法。
会計士を使っているのなら、その会社との相互性も視野に入れる必要があります。

最近はイギリスにYMSのシステムを使って滞在している日本からの渡航者も多いです。
もし働いているなら、雇用システムが自営業でないことを再確認しておいた方がいいです。
毎月振り込みがあるからって、雇用主がいると思い込んでいても、実際は保険システムの節約などの理由で個人事業主になっていたりするケースも時々耳にします。

オフィス勤務でも委託という形になっていたりするケースもあるので給与明細はきっちり調べておくべき。
特に2025 年 4 月 6 日から雇用主の ナショナルインシュアランス率は15%に増加して、その適応も年間 5,000 ポンド以上となっています。
雇用でなく個人事業主への委託ということになればそういった費用も払う必要がなくなります。
給与明細などを確認しておくとその辺りの詳細が出ていると思うので、必ず確認した方がいいです。

以前、オフィス勤務の知り合いが個人事業主の制度を利用されて、本来ならあるべき有給休暇などの権利が適応されていなかったことなどが明るみに出たことがあります。

お互いが納得しているのなら犯罪とは言えないかも知れませんが、会計知識がない人たちを安く雇用するグレーゾーンといった体だったと記憶しています。

話を個人事業主会計のデジタル化に戻すと、9月から4か月間試してみた結果、経費の漏れがほぼなくなりました。
これまでは、例えばちょっとした支出は、それが経費であってもすっかり忘れて計上しないことがよくありました。
例えば鉄道の運賃。
ロンドン交通局の会計は既に個人用とお仕事用のオイスターカードに分けているのでそのままお仕事用のものを計上するだけなんですが、ロンドン交通局以外のトラベル経費は領収書の管理が雑で年度末に計上し忘れということがほとんど。
それがクレジットカードをお仕事用にして、会計ソフトウェアにカードを紐づけしたことで100%計上できるようになりました。

また、これまではエクセルでインボイスを作って、それをPDFにしてお客様や旅行エージェントに送っていたのですが、インボイスの発行もソフトウェアから直接するようになったので、そういった手間がかなり省かれました。
それらが携帯で完結するのも嬉しいところ。
これまではエクセルを使用するのにどうしてもラップトップが必要だったのですが、9月からほぼ不要になっています。

そういった手続きで、これは慣れると問題なくなると思うのですが、経費の種類がやたらあるので税金のコードを少し勉強しないといけないなって思っています。






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2025年12月14日日曜日

郵便切手は高いけれどクリスマスにはカード!


今年の我が家のクリスマスカード、1番に届いたのは数年前に利用したプラマー(配管工)の会社から。
12月1日に届きました!

元旦にまとまって届く日本の年賀状と違って、イギリスのクリスマスカードは投函された順にバラバラと届きます。

12月に入ったら送り始めるという人が多い。
というのはそれをクリスマスの飾りの一部として居間などに並べる習慣があるから。
早く送ると長く楽しめるということになるわけです。

ところが年々郵便切手のお値段が高くなっているので、もうカードは送らないという人も増えているようです。
カードのお値段もどんどん上がっていますしね。

私がお友達に出すのはそんなに高価なカードではありません。
多分、1枚 2ポンド(400円ちょっと)前後くらいのものかな?
もっと安いカードもいっぱい売られています。
でも最近問題になっているのはカードのデザインを無断でコピーしたもの。
コピーライトのあるものがネットで安く売られているケースは後を絶たないそうです。

それでもカードを贈るのはイギリスの文化のひとつ。
町のあちこちにカード屋さんがあります。

これはリッチモンドにあるカード屋さんのひとつ。
今はクリスマスカードがたくさん並んでいます。

このお店の前に出ている看板。
カードを贈るようなイベントに合わせてちょっと目を引く面白い一言が書かれています。
「大人にはなるな、それはワナだ」
クリスマスは子供のためにあるってことからかなぁ?
よくわかりません(笑)

私は美術館や博物館でカードを買うことが多いです。
ナショナルギャラリーとかだとクリスマスっぽい絵画も多いし、そういった売り上げは美術館の大事な収益になりますから。


さて、郵便切手はいくらくらいするのかといえばびっくりな金額です。
ファーストクラスが1.70ポンド(約350円)セカンドクラスが87ペンス(約180円)
国内の普通サイズの郵便です。
A4サイズだと倍くらいします。

元からこんなに高かったわけじゃない。
1980年にはファーストクラスが12ペンス、セカンドは10ペンスでした。
1990年にはファーストが22ペンス、セカンドは17ペンス。
1995年にはファーストが25ペンス、セカンドは19ペンス。
2000年にはファーストが27ペンス、セカンドは19ペンス。
それが2002年までそのままだったのが、2003年からまたじわじわ上がり続けて下の表みたいになりました。
最初の数字がファースト、ふたつ目がセカンドで単位はペンス(100ペンスで1ポンド)に統一してあります。
2003年 28 20
2004年 28 21
2005年 30 21
2006年 32 23
2007年 34 24
2008年 36 27
2009年 39 30
2010年 41 32
2011年 46 36
2012年 60 50
2013年 60 50
2014年 62 53
2015年 63 54
2016年 64 55
2017年 65 56
2018年 67 58
2019年 70 61
2020年 76 65
2021年 85 66
2022年 95 68
2023年 110 75
2024年 165 85
そして今年4月の値上がりでファーストクラスが1.70ポンド(約350円)セカンドクラスが87ペンス(約180円)になったわけ。

因みに日本の普通郵便は110円、大体50ペンス。
それでちゃんと届くんだから、日本はすごいなぁ。



日本の切手にはいくらのものだか金額が書かれていますよね。

イギリスの切手は金額が書かれているものもありますが、単純に「1st」とか「2nd」と書かれているものの方が一般的です。
買った時のお値段にかかわらず、ずっとその目的で使うことができるので、値上げされても問題なし。

実際に今私がよく使うのは2012年のロンドンオリンピックの際に大量に買った記念切手です。
かなり値上がりされるというのでその前にたくさん買ったものが今まだ残っているんです。
上の表を見たら46ペンスから60ペンスに値上がりした年ですね!
それからすでに倍以上になっているイギリスの切手。
1980年から比べるとほぼ15倍!!
その辺の投資話よりもよっぽどいいかもしれない(笑)

 


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2025年12月12日金曜日

銀行口座を開けるだけでお金がもらえるのは本当?



今日紹介するのはタイトル通り。

銀行の口座を開けるだけでボーナスが支払われたというお話です。



新しい顧客の開拓なのか、普段使いの普通口座を他行から乗り換えることでボーナスが出ます。
普通はこういったキャンペーンはいろんな条件が付いてくる。
「えっ、そんな美味しい話あるの?」と思って細かな説明を読むと注意しなくてはいけない規約がある場合がほとんど。
維持するのに有料の口座とかね。
他にもお給料の振り込み先に使わないといけないとか、自動引き落としが最低2つ以上アレンジされていなくてはいけないとか。
なのに今回のオファーは普通口座をTSB銀行に移動させるだけで 100 ポンドが振り込まれるという謳い文句。
有料の口座というわけでもなく、普通に無料の口座です。
その後、デビットカードを月に20回使うと6 か月間に月額 15 ポンドのキャッシュバック。
積立口座も開けて、その口座からリンクさせたら12か月間は5%の利子が付くって!
(ただし積立額は毎月 £25から £250までの間に制限されています)

ちょっと話が良すぎるんじゃないの?
そう思ったんだけど、リスクは特にないし、面倒なこともないので開けてみたのが6月の話。
そうしたら8月のはじめに約束通りちゃんと £100が振り込まれました。
日本円だと約2万円。
6月中に20回デビットカードを使ったんですが、7月のキャッシュバック・ボーナスは無し。
知らなかったんですが、デビットカードって使ったらその場で処理というわけじゃないんですね。
アプリで見たら19回目と20回目は6月29日に使ったのに処理されたのが7月1日と2日でした。

デビットカードは基本口座にあるお金しか使うことができません。
なので大きな金額には使えないのが不便。
普段はクレジットカードを使うので金額を気にせずカードを切るのに慣れてしまっていたのが不便に感じた理由。

7月からはギリギリを避けてきちんと早めに行動して毎月20回以上カードを使うことに成功しました。
そこで8月以降は約束通り £15 が毎月第2週目に振り込まれました。

ということで今のところ £175 ボーナス+キャッシュバックを受け取っています。
さらに 12月にデビットカードを20回以上使うと2026 年 1 月に追加の特典があるんだって。
でもそれが何だったか思い出せない。
確か保険とかのサービスを購入する時に割引が受けられるとかそんな感じだった気が。。。
キャッシュバックじゃなかったから、どうでもいいやと思ってきちんと確認していなかった(笑)

あと半年で積立口座の方はおそらく今よりも金利が下がると思うので、その頃にまた別の似たようなオファーに乗り換えようと思っています。
それまではとりあえず £250を毎月地味に振り込むつもり。
解約するころには £3000(+利子) になっているから、それを使うのも楽しそう。

上にも書いたように、こういったオファーは本当に口座を開けるだけでいいのか、従来の口座から移動させる必要があるのか、決まった金額を振り込まないといけないのかといった規定や制限などもありますから、詳細をきっちりと調べて思い違いが無いようにするのが肝心です。
こういったゲーム感覚でお金を動かすのが好きな人は Money Saving Expert の口座開設オファーのページ(リンクします)をチェックしてみるといいと思います。
今も開設ボーナス £200 とかがいくつか出ています。

このサイトはお金に関するちょっとしたヒントみたいなものがカテゴリー分けされていてとても使いやすいです。
例えば旅行に関すること、お買い物の特別ディール、私が使った様な口座開設に関するもの、保険や光熱費とか、生活のいろんな場面が網羅されています。

このサイトに写真が出てくる人はマーティン・ルイスという経済ジャーナリストで、元は彼がこのサイトを立ち上げました。
ただ10年以上前にこのウェブサイトは売却済み。
今もまだテレビ番組などで経済ジャーナリストとして活躍しています。

このMSEのサイトはその特性上いろんな会社のウェブサイトにリンクしているので、リンク先の会社は自分自身でも必ず調べて納得の上で契約するようにとのアドバイスがホームページにも記載されています。

私のくだらないブログですらそうですが、書いたときにはちゃんと調べていてもその後情報が変わったりすることもありますから「金融商品などの契約は自分でも調べてから」というのは本当に大事です。





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2025年12月2日火曜日

お魚屋さんからの訃報


トゥイッケナムにあるお魚屋さんからメールで訃報が届きました。
オーナーのスチュワートさんが急にお亡くなりになったそうで、しばらくはお店を閉めるというお知らせでした。
多分オーダー履歴がある顧客や、メール登録している人宛に送っているんじゃないでしょうか。
まだ50代。
もうきっと15年以上前、先代が亡くなった後お店を継いで、寡黙だけどいつもお店に立っていました。

グーグルで見たら、きちんと急な閉店中と情報がアップデートされています。
遠くから来る人達をがっかりさせないように、中の誰かがアップデートしたのかな?
以前からお魚一匹でも無料で地元の人たちに配達をしてくれていて、特にコロナの時にお世話になった人たちも多かったと思います。
私たちも毎週のように配達をお願いていました。
ここ数年はウェブサイトも充実してきて、取扱商品も広げてオンライン注文も軌道に乗っていた感がありましたが、実際はどうだろう。
前回記事にした今回の最低賃金の上昇など(リンクします)で一番影響があるのはこういった個人商店じゃないかと思います。

チェーン店ばかりのリッチモンドと違って、お隣のトゥイッケナムには個人商店がいくつもあります。
もちろんチェーン店も多いけれど、いまだに昔ながらのお肉屋さんやお魚屋さん、八百屋さんが健在。

イギリスには住居に対する固定資産税はありませんが、ビジネスレートとよばれる税金があります。

ある不動産が住居以外の目的で使われている場合に地方自治体に支払う税金で、各物件にはビジネスレートを計算するための価値である「business rates valuation」というものが設定されています。
これは住所さえわかれば政府のウェブサイトから簡単に割り出すことができます。

この物件価値に掛け算する形でレートは決まります。

例えばレート用物件価値が £500,000 以上の場合、
それに 50.8 penceを掛けた金額がビジネスレートです。

でもレート用物件価値が £51,000 以上 £499,999 以下の場合は、
48 pence を掛けたもの、
更に £51,000 以下の場合は43.2 pence を掛けたものが税金です。

そしてこれが商店などであれば低めの数字が設定されています。
レート用物件価値が £51,000 以上 £499,999 以下の場合は 43 pence、
£51,000 以下の場合は 38.2 pence という具合。

ただしこういった金額は地方自治体によって違います。

例えばリッチモンド自治体(トゥイッケナムもこの中)ではビジネスレートは一律 55.5ペンスですが、レート用物件価値が £15000以下の物件ではスモールビジネス割引、また商店などはそれ以上の価値でも認められれば 40%の割引を受けることができるようです。

お魚屋さんのサンディーのレート用物件価値は £26500 なので、割引が適応されるとすれば年間のビジネスレートは £8824.50、適応無しであれば £14707.50 となります。

これはもちろん収入に対する税金ではありませんから個人の所得税に相当する法人税も支払いの必要があって、そちらは国の税務署に納めます。
現在のイギリスの法人税は一律25%で、こちらもビジネスやその収入のサイズによって割引などの制度があります。

この後サンディーがどうなるのかはわかりませんが、もしこのまま閉めてしまったら、トゥイッケナムのハイストリートは淋しくなるだろうなぁ。
クリスマスイブやニューイヤーズイブのサンディーの行列は有名ですからね。

スチュワートさんのご冥福をお祈りします。



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2025年11月30日日曜日

イギリスの最低賃金はいくら?


秋の予算演説(リンクします)でイギリスの最低賃金が上がりました。
(実際は演説の1日前の発表)

イギリスの賃金は年齢によって違います。
18から20歳までは8.5% 上がって £10.85(2242円)へ、21歳以上は4.1% 上がって £12.71(2626円)になったのでフルタイムで働いていれば年間で約900ポンド(約18万円)増えることになります。
円のレートはこの記事を書いている今現在のもの(206.62円/£)

若い子のアルバイト的なカテゴリーがあって、それは16歳から17歳用。
そちらは6%上がって時給が8ポンド(1653円)になりました。
年齢が上でも見習いなども同じ金額です。

日本に比べると高いなぁって思います?
イギリスは日本よりも物価が高いです。
だから、時給が日本よりも高くても、それで生活できるかというのは別の話。
特に物価が高いロンドンでは非常に困難です。

そこでイギリスには最低賃金よりも少し高めの生活賃金(Real Living Wage)という考えがあります。
この機関によれば、現在この国では責任ある16000の雇用主が雇用者の生活を考えて最低賃金ではなく生活賃金を支払っているそうです。

この生活賃金というのは生活に必要な金額を考慮して計算されるそうで、現在国内の生活賃金は £13.45(2779円) そしてロンドンの生活賃金は £14.80(3058円) です。
ロンドンだと8時間で2万4664円。
1日120ポンドで生活できるかは、お家賃次第かな。
前にも書いたことがあると思うんですが、イギリスではお勤め先への交通費は自己負担。
というのも通勤費は経費として認められていないからです。


なので、最近ロンドンに多い日本からのYMS(所謂ワーキングホリデー)の人たちが直面するのは仕事を探すのにお家賃と交通費をどうするかという点ですね。
おうちの近所で働くことができれば交通費はかかりませんが、安いお家賃の場所にはカジュアルワーカーを雇うような場所は多くはない場合も多い。
郊外から中心地に向かうにはそれなりの交通費が必要。
そして意外に郊外でもお家賃はそれほど安くありません。
却って中心地の方が安い場合も多いですが、治安が心配。

全ての人にお勧めするわけではありませんが、キャリアなどを考えていないワーキングホリデーだったらオーペアとかも視野に入れてみるのはどうかなと思います。
子供の送り迎えなども含まれるので、責任感があって誠実な人柄が求められます。
写真は Wikimedeia から

我が家も桃太郎君が中学校に上がるまではオーペアを置いていました。
家族のように生活を共にして、学校への送り迎えや簡単な家事手伝いをしてもらう制度です。
オーペアというのはフランス語で「同等の」という意味がある言葉ですから正式な雇用関係ではありません。
あくまでも家族と同じ扱いということ。
ご飯も一緒に食べるし、お出かけもホリデーも一緒。もちろん費用は全て家族の負担です。
家事は日に5時間、1週間に5日でお小遣いは最低賃金以上というのが常識。
現在ロンドンだと週に£300前後だと思います。
オーペアのいい点はお家賃や交通費がかからないからお小遣いがそのままポケットに入るところ。
ただ、家族が自分に合うかどうかがポイントですね。
召使のように扱う家族がいないとも限らない。
酷い時なんて、ご飯を食べるものも別だったり、お部屋も狭いところをあてがわれたり、うちにいた女の子たちからお友達の境遇などいろんな話を教えてもらってびっくりしていました。
でもいいおうちだと、イギリスの生活がよくわかるし、その後もいい関係が続くことになります。
うちにいた子たちも、その何人かはいまだに連絡を取り合っています。
全員というわけではないですけどね。


住んでみたいなって思う町があったら、そこの語学学校なんかを覗いてみるとオーペア募集の広告があったりするかも。
他にもネットのエージェントから探してみたりするのも方法のひとつです。
このリンクはあくまでもこんな感じですという参考のために張っただけです。




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2025年11月26日水曜日

アカウント課のレイチェル

今日はお昼に秋の予算演説がある予定です。

いつもよりずいぶんと時期が遅いです。
普通は10月中に秋の予算演説があるので、例年と比べると1か月ほど遅い発表となります。

現在のイギリスの大蔵大臣はレイチェル・リーブスという女性です。
イングランド銀行やイギリスの大手銀行グループといった経済界で活躍してきた背景を前面に押し出した履歴書の中身がかなり誇張されているといった一部の批判から、最近では「Rachel from accounts(アカウント課のレイチェル)」というあだ名で呼ばれることがあります。
他には「Rachel Thieves(泥棒のレイチェル)」とかもある。
両方とも労働党に反対する人たちの間でのあだ名ですから、イギリス人がみんなそう呼んでいるわけではありません。

泥棒のレイチェルに比べたらアカウント課のレイチェルの方がマシだと思いますか?

これが結構ひどいあだ名なんです。
銀行アナリストとかの専門職ではなくて、会社の会計部門で簡単な仕事をしている職員といった響き。
特に大手銀行ではカスタマーサービスの部門にいたということで、経済のことはわかっていないという示唆も含まれているからです。

もちろん本当に彼女がこの重荷を背負うだけの度量があるかどうかは時が経ってみないとわかりません。
でも今回の予算演説はいろいろな増税を危惧している人たちが多いのは事実。
特にミドルクラスや年金生活者、高額所得者といった、普段から労働党が搾取のターゲット(笑)にしている層からは恐れられているのです。

実際にロンドンの住宅価格はこの1年で2%弱下がっています。
特に高額な住宅が多い旧市街地では15%、ケンジントンチェルシー区では11.3%も下がっているそうです。
税金がかけられる前に売りたい持ち主はいるのに、経済的な先行きがわからないから大きな買い物はしたくないという買い手不足がそのままマ-ケットに反映されています。

これ、日本の人に言うとびっくりされることのひとつなんですが、実はイギリスには固定資産税がありません。
家にかかる税金といえば、地方税の一種でカウンシルタックスという税金があって、これが物件の広さや場所によって金額が変わる仕組み。
このカウンシルタックスは地方自治体の収入になります。
以前、地方自治体がどんなことをしているか紹介したことがありましたよね?
今期の予算演説でその辺りの改正や高額な物件に対する税金なども盛り込まれると思われています。

無税で積み立てができる預金口座の上限(現在は1年あたり2万ポンド、約400万円まで)が下げられるという噂もあるし、節税に役立つ個人年金への振り込みの額(現在は1年あたり6万ポンド、約1200万円)も減らされるようだし、一生懸命努力してお給料が高くなってもいいことないみたいな風潮にならなければいいけど。
既に雇用者側が支払う社会保険費なども値上がりしているうえに、今回の予算では最低賃金も上がるようですから中小企業は雇用を控えざるを得ないということで失業率も上がりそう。
やっていけなくなる会社も出てくるんじゃないかと心配です。
そうなると福祉にお金が(更に)かかるようになるので逆効果だと思う人も多いようです。

ということで今日はお昼からテレビの前を離れない予定。
色々なテレビ局で予算演説のための特番が組まれていますから、普段政治に興味が薄い人たちも今日くらいは政治的になるかもしれませんね。




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2025年10月19日日曜日

ティファニーからお届け物

郵便屋さんが小さな箱を届けてくれました。

開けてみたらティファニーから。

もしかしたらクリスマスのためのプレゼントを間違って開けてしまったのかと思って一瞬焦りましたが、よく見ると伝票が同封されていました。
伝票にはお預かりの商品の返却と書かれています。
そういえば9月にティムちゃんが電池を交換するためにティファニーに持って行ってくれたのですが、電池がなかったので郵送してもらう手続きをしたって言ってたっけ。

普通だったらお店で10分程度で入れ替えてくれるのですが、こんな風に箱に入れて送ってくれるなんて嬉しいですね!
ずっと昔、20年以上前にもらった時計なのに、新しいプレゼントみたいでうれしいです。
「送料とか高かった?」って聞いたら無料で送ってくれたそうです。
でも電池の交換に65ポンド払ったらしい。
もっと安いところもあるだろうけれど、ティファニー以外で交換したら修理とかの時に受け付けてくれないとのことで、いつもボンドストリートのお店で交換してもらっています。

5年位前に針が止まってしまった時はお店で電池を交換しても動かなくて、故障のようだから預かって調べたいと言われました。
その時は1か月以上かかったけれど、きちんと修理してくれて、しかも無料で対応してくれました。
革のベルトが傷んでしまった時はお店で取り換えてくれます←それは有料。

高価なものって大切に長く使うので、長い目で見れば安価なものをいくつも買うよりはずっと経済的。
飽きないデザインだし、何にでも合うので私のお気に入りの時計です。

この話を知り合いにしたら、ティファニーの箱と同封されていた手提げの紙袋、時計が入っていたきんちゃく袋はネットに出せば売れるそうです。
そんなの誰が買うのと思ったら、中古の時計やアクセサリーを売る時に箱に入っていると高く売れるそうで、そのためにブランド物の箱やバッグを買いたい人がいるそうです。
まさか空箱が売れるなんて、と思ってネットで検索したら、私のと同じ箱や袋が売られていました。
いろんな需要があるんですね。






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2025年10月7日火曜日

プレミアムボンド今期の結果は?


さて、一昨年の秋から持っているイギリスのプレミアムボンド。



お待ちかねの今期の結果発表です!
誰も待っていませんよね(笑)
でもね、私はこういった統計とかまとめるのが好きなのでお付き合いください。


2024/25年の結果
11月 賞金無し
12月 賞金無し
1月  3つの賞金
2月  1つの賞金
3月  2つの賞金
4月  2つの賞金
5月  1つの賞金
6月  3つの賞金
7月  1つの賞金
8月  4つの賞金
9月  1つの賞金
10月 賞金無し

11,12月と続いて賞金がなかったのでかなりがっかりしました。
やっぱりきちんと利子が付く口座に入れようかとも思ったのですが、面倒でそのままにしていたら、今年に入ってからは毎月何らかの賞金が入ってきました。
今期は賞金の最少額が25ポンド、最高額が1000ポンドでした。
関係ありませんが、現在のイギリスのお札、最高額紙幣はこちら、チャールズ3世の50ポンド札。
イングランド銀行のウェブサイトからの写真です(リンクします)

1000ポンドの時はちょっとテンションが上がりましたよ。
たまにこういった金額が当たると、賞金がなかった月のことはさっぱり忘れて希望が湧いてくるというか、また次も、みたいな気持ちになってこのボンドのギャンブル性が確認できます(笑)
合計賞金を預入額で計算すると年利が6.17%なので、去年の3.25%から比べるとずいぶんよくなりました。
英国銀行の利子が4%なので、それよりも少し良い。

ということで来年も続けるつもりです。
来年の10月の結果発表をお楽しみに!←誰も待っていないって!(爆)



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2025年9月16日火曜日

カプチーノを頼まなくなったよ!


自宅からお仕事に向かう時はおうちで朝ごはんを食べない私。

でも早めに到着したらデーニッシュやクロワッサンと一緒にコーヒーを飲んだりします。
去年の夏頃くらいまで朝のコーヒーはいつもカプチーノを注文していました。
ランチの食後はエスプレッソ、そしてディナーの後はコーヒーは飲みません。
眠れなくなりますからね。

カプチーノ、大好きってわけじゃなくて、惰性で注文していました。
美味しいところで朝ゆっくり飲むのはいまだに好き。
でもチェーンのカフェで美味しくもないカプチーノも多いです。
そして、きまって量が多い。

飲みきれないのも嫌なので、ダブルエスプレッソに温かいミルクを入れてほしいってカフェで言ってみたら「それはマキアート」って教えてもらいました。
知らなかった~(笑)

ということで、最近、朝のコーヒーはほとんどがマキアート。

先日はお客様との待ち合わせ場所が鉄道駅。

忙しく行きかう人々を眺めながらのんびりコーヒーを飲んでいました。
今まで気づかなかったけれど、このカフェの紙コップにはいろんなコーヒーの種類が書いてあって注文したら色付けしてバリシタがその通りのコーヒーを作るといったスタイル。
注文する場所と受け取る場所が違います。
効率的ですね。

でもコーヒーを待つカウンターには、大概ひとりかふたり、注文がいつまでも来ない人が待っていたりします(笑)
多分誰かが自分の注文じゃないものを間違って持って行っちゃうんだろうな~。

そして、マキアートのいいところは飲み切れる量ということだけではない。
お値段が少し安めの設定なのも嬉しいです。
カフェによって細かい金額は違うけれど、カプチーノが4ポンドだったらマキアートは3ポンドといった感じ。

まだ待ち合わせの時間まで30分もある。
この日は地下鉄がストで大変だったんだけど、ラッキーなことに鉄道の利用だけで動く予定。
朝のコーヒータイムものんびり、なかなかいい日でした。



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2025年7月24日木曜日

優雅に過ごす朝のひと時



最近、何でも高いです。
ロンドンに来る人達みんなに言われる。

特にホテルや食事といった、旅行に必須のアイテムが高いとツラいですね。
でも予算とはいえ、安いところばかり行くのもさみしいな。
ま、みんながそう考えるかどうかはわかりませんが、そんな時は予算的に泊ることは難しいような高級ホテルにちょっと足を運んでみませんか?

え、泊ってなくても入っていいの?
もちろん大丈夫です。

きちんとした身なりをしていれば大丈夫。
それって清潔で人に不快感を与えないってことです。
高価って意味ではありません。

時間は朝がいいですね。
カジュアルな格好でお散歩してきましたってお泊り客も多いから。
そして夏も身軽な格好ができるのでお勧めです。

私は仕事柄ホテルによく出入りします。
もちろん高級ホテルも、そしてそうでないところも。
お仕事の時は万が一にも遅れるといけないのでかなり早めにホテルに到着します。

安いホテルから出発の場合は周りのお散歩をします。
「有名人が住んでいました」みたいなプラークはじめ意外な発見があったりするし、面白いお店の看板を見かけたり、お散歩は楽しいです。
行ったことがないカフェに入ってみるのもいい。

高級ホテルから出発の時はホテルでのんびりします。
お手洗いもゆったりしているし、ロビーでお茶を飲むのもいい。

もちろん安くはありませんが、泊ることを考えたらほんのわずかなお金で優雅さを味わえるお得なホテルの利用法だと思います。

この間はコリンシアホテルからの出発。
ここはノーサンバランド通りから入ると、入ってすぐ左手がお花屋さんになっています。
働いている人が見える右手部分がお花屋さん。
とってもいい香り。
お花は別に買わなくってもお花屋さんとの会話が楽しめます。
ロビーに飾られているお花の名前を教えてもらったりするのもいい。
切り花を長持ちさせるコツとか、最近人気の花束の構成とか、話題は尽きません。

グランドフロア中央にはバカラのシャンデリア。

こんな空間で優雅にお茶ができるんです。

アフタヌーンティーじゃないです。
それはお値段も優雅すぎる(笑)から、今回の話題じゃない。

普通に朝のコーヒーや紅茶を楽しみに来ればという話。
5つ星のホテルでお茶(これはカプチーノ)を注文するとビスケットが付いてくるのが普通。
そのホテルによっていろんなのが出てきます。

出る時に慌てたくないので、注文と一緒にお会計もしてもらいます。


ロンドンで今チェーンのカフェとかでコーヒーを注文すると4ポンド前後。
駅とかだともっとするところもあります。

高級ホテルだと6ポンドからって感じかな。
コリンシアは9.2ポンドでした。
朝のコーヒーに9.2ポンド?
はい。

でもゆったりできるしお手洗いだってきれいだし、そんなに高くはないと思います。
因みにビスケットは「美味しかったからもう一ついただけませんか」って言ったらいくらでも持ってきてくれます(笑)


こういった利用の仕方はロビーが大きなホテル向き。
小さなロビーのところはロビーでお茶を飲まないようになっている。
例えばコノートとかはロビーに椅子がない。

でもコノートは玄関前に座るスペースがあってドアマンがおしゃべりだから彼らとの会話が楽しいです。
「すごいだろ、この車、いくらすると思う?」みたいな会話で盛り上がります。

ロンドンでは自分の行動範囲を少し広げて、普段見ない世界を覗いてみてください。


今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)





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2025年6月4日水曜日

お得な銀行口座を開けてみた!



日本ではどうか知らないんだけど、イギリスでは時々お得な銀行口座の開設案内があったりします。

イギリスのお金情報を扱った Money Saving Expert (リンクします)のサイトで見つけたお得情報で「これいいな」と思ったのがTSB銀行のもの。

他にもあったオファーの中からこれを選んだのはDD(自動引き落とし)の設定をしなくてもいいから。

口座を自社の銀行に替える代わりに特典が付いてくる場合、よくあるのがその口座に紐づけられた条件。
お給料が毎月振込まれること、とかDD2件以上とか。

私が自動引き落としの手続きをしてあるのは大概お仕事関連のものなので違う口座にすると経理上すこし面倒。

今回のようにそういった紐づけがないなら今使っているメインの銀行にスペアの普通口座を開設してそれを利用すれば簡単。

今回のオファーは普通口座をTSB銀行に移動させるだけで 100 ポンドが振り込まれるらしい。
その後、デビットカードを月に20回使うと6 か月間に月額 15 ポンドのキャッシュバックがあって、さらに 12月にデビットカードを20回以上使うと2026 年 1 月に追加の特典があるんだって。

TSB Spend & Saveというアカウントで、2022 年 10 月 1 日以降に TSB からスイッチ ボーナスを受け取っていないことが条件。

とりあえず口座は開けてみたので後はメインバンクからの切り替えを7 月 19 日までにすればいいらしい。
100 ポンドは 8 月 2 日から 16 日の間に支払われるそうなので楽しみ。
1月のリワードはキャッシュじゃないからそれを入れずに計算しても190ポンド。
日本円なら4万円弱。
大した金額じゃないけど、口座の開設は5分くらいだったし、特に何もせずに手にできる収入って嬉しい。
オンラインで質問に答えるだけで、ID確認もなくてビックリ。
ただ、まだアプリを入れていないのでそこでチェックが入るのかも。

半年したら、また調べてどこか別の銀行に乗り換えてもいいと思うかもだけど、あまり頻繁に口座の開設をすると金融関係の信用度が落ちる可能性があるとどこかで読んだことがあるので、その辺は自己判断でどうぞ。








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2025年1月25日土曜日

王室の維持費っていくら?




さて痛風の話はちょっと中断して、王家のお財布事情の話題の続きです。
今回は公の資産について少し紹介しようと思います。


昔々、王様の資産はその国そのものでした。

1066年にウイリアム征服王がこの国の王様になった後、国土台帳を作ったのはそんな資産を調べるため。
ドゥームズディブック(Doomsday Book/Domesday Book)とよばれるその台帳は現在でも大切な資料として利用されています。
ドゥームズディブックが記されたのは1086年で、この国の大部分の土地の収益や、地域によっては家畜の個体までが記載されています。
この写真はナショナルアーカイブの公式ウェブから。


記載の例;
In PRESTON Hundred
William holds PATCHAM himself, in lordship. 
Earl Harold held it before 1066. Then it answered for 60 hides; now for 40.
Land for 80 ploughs. In lordship 8 ploughs;
163 villagers and 45 smallholders with 82 ploughs;
A church; 6 slaves; 10 shepherds; meadow, 84 acres;
woodland, 100 pigs; 26 sites in Lewes at 13s.
Richard holds 7 hides of this land; and a man-at-arms of his 1/2 hides.
In lordship they have 2 ploughs, with 2 smallholders.
Total value before 1066 £100; later £50; now £80.

プレストン区
ウィリアムは領主としてパッチャムを所有しています。
1066年以前はハロルド伯爵が所有していました。
当時の小作農は60家族、現在の小作農は40家族です。
農地には80台の鋤。領主8台の鋤、163人の村人と45人の小作人が82台の鋤を所有、教会、6人の奴隷、10人の羊飼い、牧草地、84エーカー、森林、100頭の豚、13シリングでルイスの26の土地を所有。
リチャードはこの土地の7家族の小作農を所有し、その半分の家族を兵士として招集することができます。
領主は2台の鋤と2家族の小作人を所有しています。
1066年以前の総価値は100ポンドです。後に 50 ポンド、現在は 80 ポンド。
*ドゥームズディブックに出てくる鋤というのは何頭もの牛にひかせる大型のもので、土地のサイズが想像できます。


さて、そんな王様の土地ですが、教会に売って軍資金や政治的な費用をねん出した時代もあれば革命で失った土地もあります。
逆に修道院を解散させて王様が土地や財産を教会から奪った時代もあって、土地の広さや不動産の数は常に変化してきました。

現在では王様の土地というのは「クラウンエステート(C.E.)」とよばれてその価値(2024年)は約11億ポンド。

私が住んでいるリッチモンドにもクラウンエステートがあります。
ロンドンのリージェント公園の周りには C.E. の刻印が入った柱や道の表示が多いのでそれとわかります。

さて C.E. の資産の半分はロンドンにあります。
大きさというわけではなく、やはり他よりも値段が高いのがその理由。
特にリージェント通り界隈とセント ジェームズ地区に多くの不動産があります。
もうなくなってしまったけれど、以前三越があった建物もC.E.です。

全国的には 17 のショッピング センターなども含まれます。
映画の撮影でよく利用されるウィンザー グレート パークも C.E.で撮影時の使用料も C.E.の収入の一部になります。
他にも185,000 エーカーの田園地帯(土地の3分の1はウェールズとカンブリア)があって、イングランドとウェールズで6番目に大きい地主です。
また C.E. は海岸線や前浜(イングランドとウェールズの前浜の半分と22kmまでの海底)なども持っています。
そこで洋上風力発電所や海洋骨材産業(砂利など)なども無視できません。
すべての洋上風力発電所の38,500kmのケーブルとライセンスは年間で12億ポンドの利益を生み出しています。

ということで巨大な利益を生み出す C.E. ですが、そのすべてが公費として使われるわけではありません。
 C.E. から得られる利益の一部が「ソブリングラント(S.G.)」とよばれ、S.G.が公的な王家の支出に充てられています。
因みに2024年の利益は8600万ポンドでした。
以前はこの利益の15%が S.G. になりましたがバッキンガム宮殿の修復費用のために10%増額されたのち、現在は洋上風力発電からの利益が急に膨大になったこともあって12%に落ち着いています。
こういった割合は2年前に決定されるので予定が組みやすくなっています。

S.G. は君主制と王室の費用を賄うために使われる公的な費用です。
ただし、これには警備費や儀式等の費用は含まれません。

では何に使われるかといえば、王室業務のために使用されている宮殿 (バッキンガム宮殿、クラレンスハウス、セントジェームス宮殿、ケンジントン宮殿(の一部)、ウィンザー、ホリールード宮殿) の人件費を含む維持費。
因みに王家関連のスタッフの数は約500人で、王室維持の費用は国民一人当たり1 人あたり 77 ペンスといわれています。

高いのか安いのかは意見がいろいろ出そうですね。



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2025年1月19日日曜日

イギリス王家のお財布事情

この冬もたくさんのCPDに参加を予定している私。

観光ガイドの CPD(専門職の能力開発継続制度)というのはコースやレクチャーだけでなくガイドウォークや観光地でのツアーなども含みます。
興味深い内容のものも多いし、発表後1日で残席無しなんてものも多いです。

この間も面白いレクチャーを受けてきました。
題して「Royal Finances(イギリス王家のお財布事情)」




20代でブルーバッジの資格を取った私ですが、実はそれってかなり珍しいことなんです。
イギリスのブルーバッジ観光ガイドの多くは何かの専門職の経験があって、その後資格を取ってガイドに転向したりします。
弁護士だったり軍の士官だったりお医者さんだったり宗教家や建築家もいたりします。
もちろん会計士もいるわけで、今回のレクチャーは元会計士のガイドが講義をしてくれました。
元会計士といっても今はガイドなので内容はわかりやすく楽しいです。
数字ばっかりの理詰めのレクチャーではない。


今日はそんな王室のお金の話を少し紹介したいと思います。
これは現在イギリスで使用されている最高額紙幣。
2024年に英国銀行で発行されたチャールズ3世の肖像入り50ポンド札とそれ以前のエリザベス2世の50ポンド札です。
ともにポリマー製。

実業界やお金持ちの人物を紹介するときに「xx さんの価値は ooミリオンポンド」などと金額で表すことがありますよね。
人の価値の表現はその相手が誰なのかによってお金で評価しきれるものではありませんが、それでもどれだけの経済力があるかという表現のひとつとして容認されています。

そういった意味で「ロイヤルファミリーの価値は?」という場合、注意しないといけないのは公と私の別。

イギリスの王族には個人財産があります。
それらは代々受け継がれていく王家の宝石類やお城や土地とはまた別。

今回のレクチャーではそういった公の部分と私の部分をわかりやすく学ぶことができました。
漠然とした知識が言語化されたので、受けてよかった授業。

数年前まで皇太子だったチャールズ3世。
彼が王様になったことで個人財産が変わりました。

彼の現在の個人財産は約500ミリオンポンドといわれています。
日本円だと約1千億円くらいです。

持っているのはサンドリンガムハウスやバルモラル城、馬や車、宝石類、切手のコレクションだけでもひと財産。
もちろんお金を生み出すエステート(土地や不動産)もあります。
それがランカスター公領(Duchy of Lancaster) 
↑で触れた百億円の財産にはこの公領は含まれません。
あくまでもここから得られるお金が収入としてカウントされるわけです。

というのもランカスター公領は1265年に君主の個人的な収入を生み出すために定められたもの。
君主だからといって部分的に売ったりすることは不可能ではないですが、かなり難しいです。
なので増えることはあっても減ることはあまり考えられません。
代々の君主がここからの収益を個人的に使ってきました。

2024年の時点でランカスター公領の評価額は 712ミリオンポンド(1400億円くらい)でここからの収益(主に家賃や土地の賃貸料)がで2024年3月までの1年間で£27ミリオン(54億円くらい)でした。

チャールズ3世は所得税を支払う義務はありませんが、自主的にこの収入から所得税相当の金額を政府に収めています。
ランカスター公領というのは名前だけでランカスター州にある土地や物件は全体の20%ほど。
それよりも多くの土地がヨークシャーに存在します。
またロンドン市内だとストランド通りの南側にあるサボイチャペルのエリアもランカスター公領です。



チャールズ3世が皇太子だったころの彼の個人的な収入はコーンウォール公領(Duchy of Cornwall )から得られました。
コーンウォール公領は1337年に皇太子の収入源にするために制定されたもので、広い農地などを含みました。
コーンウォール公領の評価額というのは2000億円くらいらしいのですが都会の土地や物件が少ないので利益は50億円を切ります。
実はチャールズ3世のお気に入りのお屋敷ハイグローブは1980年の皇太子時代にチャールズが購入したのでコーンウォール公領のもの。
なので現在はウイリアム王子がチャールズ国王の大家さんという変な図式になっています。
お家賃がいくらか知りたい?
1年間のお家賃は 521000ポンド(1億円ちょっと)です。

さて王族は相続税や贈与税を払うのかという問題。
答えは誰から誰へなのか、そしてそのタイミングによります。

王様や女王様から皇太子や皇太子妃に残されるものには相続税はかかりません。
そしてイギリスの相続税には7年ルールというものがあって、財産を贈った後7年以上贈り主が生存すれば相続税のための計算に入れなくてもいいのです。
エリザベス女王は長生きしたので彼女の残した個人財産にはあまり相続税がかかっていないと思われます。

逆にダイアナ妃は若くして亡くなりました。
ダイアナ妃がチャールズ皇太子と離婚した時にかなりの額の現金がダイアナ妃への慰謝料に支払われました。
チャールズ皇太子の財産のうち、現金がほぼ空っぽになったともいわれています。
彼女はウイリアムとハリーにそのほどんどを残したのですが、手続きの1年後に亡くなったことでその全額が相続税の対象になりました。
財産の約20ミリオンポンド(40億円)から8ミリオン(16億円)が相続税として支払われ、残りをウイリアムとハリーが受け取ったそうです。
ま、相続税を引いてもかなりの額ですけどね。


では次回は公の部分や王族がかかわる財団なんかも紹介しようと思います。









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