ロンドンは東京や大阪といった町に比べると緑が多いと思います。
ロンドン中心地の地図を見ると公園以外にも住宅地にあるスクウェア(四角い広場)もあるし、ビルの屋上に芝生が敷かれていたり、壁に植物があしらわれていたりする場所もある。
街灯などにフラワーバスケットが下がっていたりもします。
そして緑色でなくても興味深いものがたくさんある。
嵐で折れてしまった木も公園や森の中では大切な生き物の居住区。
キノコなどの菌類が古い木を栄養にして育っています。
いくつかの菌類は大きな木を地面に帰す手助けをしていたり。
イギリスの森や公園で大きな木が倒れているのはそれぞれの理由がある。
倒れかけているものを安全のために切ることもあるし、いくつかは1987年のグレートストーム(大きな嵐)で倒れた木だったりもします。
この間、桃太郎君とハムステッドヒースを歩いていた時、こんなプレートを見かけました。
グレート・ストームの記念碑らしい。
周りにぐるっと名前が記されているから、嵐の記念というよりは、たぶんその保存やメンテナンスのためにお金を出した人たちの記念だと思います。
倒れた木は撤去することもあるだろうけれど、森や公園のエコロジーの一環としてそのままにすることも多いです。
ただし、倒れかけの木は危ないから何らかの処置がされますけどね。
私の知り合いの旅行関係者がこの嵐の前の晩に飲みすぎて早朝の空港でのお客様のお迎えに寝過ごしてしまったそうです。
でも(その人にとっては)幸いなことに、飛行機は全て嵐を避けるためにロンドンには到着しなかったので問題にならなかったと聞いたことがあります。
昔は日本からの便はアンカレッジ経由で早朝の到着だったんです。
最近は早朝便もありますが、ついこの間までは直行便は全て夕方の到着でした。
ティムちゃんは偶然にもこの嵐の前の日に寝室の窓を2重サッシに替えたそうで嵐には全く気付かずに朝を迎えたそうです。
一緒に住んでいたガールフレンドの両親から心配の電話がなって目覚めた後、テレビのニュースで見たあまりの被害にびっくりだったそうです。
その日のBBCニュースをYOU TUBEで見つけました。
この嵐の前日、BBCニュースのお天気コーナーでベテラン予報士のマイケルフィッシュさんが「嵐が来るって噂があるけど心配いりません」みたいに言ったのが今でも語り継がれています。
見たい人はそのお天気コーナーのビデオもどうぞ。
桃太郎君にそんな話をしながらハムステッドヒースを歩いていました。
ハムステッドヒースと桃太郎君。
このツアー、桃太郎君からのお誕生日プレゼントだったんです。
一緒にお散歩を楽しんで、いろいろ勉強もできて、本当にうれしいプレゼントでした。
ところでロンドンで木耳(キクラゲ)が採れるなんて知っていました?
え、やっとキクラゲ?
ここからが本番ってことで、これまでの話は前振り?
そうです(キッパリ)オマタセシマシタ🤣
やっぱりどんなところで採れるか、雰囲気感じてもらおうって思って(笑)
↑
嘘です。
書きだしたら話がそれてしまっただけ(笑)
これもジョージさんのツアーでロンドンで木耳が採れるって教えてもらったんです。
この幹、えらくごつごつしていますね。
お庭に植えたりする若い木はエルダーフラワーというお花で有名ですが、古くなった木には木耳ができます。
見える?
見えている葉っぱはこの木に寄生している植物の葉っぱでエルダーのものじゃないです。
ちょっと大きくしてみました。
これ、キクラゲです。
ポロっと簡単に取れます。
採ってすぐは柔らかいけれど、すぐに乾燥が始まります。
でもお水に漬けたら柔らかくなる。
木耳は年中生えているそうですが、1月や2月にたくさん見つかるらしいです。
エルダーはイギリスではかなり一般的な木のひとつなのでこの季節に目星をつけておいて冬になったらキクラゲを探しに行くのも楽しいかも。