ブリストルの大聖堂にあるチャプターハウスはイギリスで最も古いもののひとつです。
入り口のアーチが丸いのに気が付きますか?
これはノルマン様式といってゴシック様式のひとつ前のスタイルです。
大聖堂は長い年月をかけて建築された後も、改築や増築が行われることが普通。
だから、建物のどの部分かで作られた時期は様々です。
本堂の部分を新しいスタイルにしても、脇にある付属の部分には手を加えなかったり。
ブリストル大聖堂の場合は、現在の大聖堂の一番古い部分がこのチャプターハウスで、建築は1160年ごろだと言われています。
鎌倉時代よりも前!!
中はこんな感じ。
窓の上部が丸いことに注目してください。
チャプターハウスというのは教会の会議室。マイクがなかった時代ですから建築を工夫して音響効果がすごくいい。
お部屋の端に座って普通の声でしゃべるのが反対側でしっかり聞き取れます。
ロンドンだとウエストミンスター寺院の中にもチャプターハウスがあります。
エドワード1世という王様が、そこでいろんな階層の人々から政治に関する意見を聞いたのがこの国の国会の始まり。
ダヴィンチコードの最後の方でクリプテックスを落とすシーンがある、あの場所です。
ただし、映画の中に出てきたのはウエストミンスター寺院という設定ですが、実際は撮影の許可が下りなかったのでリンカーン大聖堂のチャプターハウスが使われました。
後姿のトム・ハンクス。
長い年月の中で何回も修復されて、第2次世界大戦の時にほとんどのステンドグラスは失われてしまいました。
教会を訪れる時には、ぜひ本堂以外のこういった付属建築の部分もご覧ください。
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