ティムちゃんとおしゃべりしていると英語の面白いことわざを聞くことがあります。
その場で面白いと思っても、書き留めることまではしません。
おしゃべりの途中ってペンとメモを持っているわけではないし、探している間に会話は進んで忘れ去ってしまうことがほとんど。
というのもそういったことわざに出てくる単語はほとんどが日常の何気ない言葉だから。
知らない言葉だと「それ何?」って聞いてそこで頭に入るけれど、知っている言葉だとわざわざ別にインプットしないです。
そして、ほとんどの場合は英語のことわざって日本語に訳すとヘンテコになってしまったりします。
習慣や物の名前って文化圏によって変わってしまうから、意味を説明してもそれだけでは少し違和感が残るものも多いです。
でも昨日聞いて、これは日本語でも簡単に想像してもらえるからブログに書こうと思ったのが、「Square peg in a round hole(丸い穴に四角いペッグ)」というもの。
ティムちゃんの会社で働いていたある人が、とうとうクビになったという話の中で出てきました。
「He was a square peg in a round hole」
スクウェアは日本では正方形と訳されています。
イギリスでももちろん正方形なんだけど、普通にスクウェアという時はただの四角という意味で使われることも多いです。
または「型にはまって柔軟ではない」といった意味もある。
ということで Square peg というのは四角いペッグ。
ペッグは普通は洗濯ばさみのことなんだけど、木の小さな杭のこともそうよびます。
日本語では木タボというそうですね。
簡易家具の組み立てなどで穴に差し込む小さな木の杭。
もしくはゲームボードの得点や位置を示すための小さな杭もペッグです。
もちろん小さな四角なら入るけれど、スカスカで役立たない。
ということでこのイディオムは「適材適所ではない」という意味になるわけです。
面白いのは「適材適所」という言葉も、元は木造建築で正しい場所に適した素材を使うという意味なんですね。
ティムちゃんにブログに書くからって言ったら「じゃあ同じ意味で別の言い回しも教えてあげよう」と恩着せがましく言われたので一応書いておきます。
「A centre forward playing as a goal keeper」
フットボールのフォワードの選手がゴールキーパーするものってことです。
意味も分かるし状態も想像できるけれど、サッカーが好きじゃなければしっくりこないからペッグの方がいいなぁ(笑)
ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。

イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。