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2026年5月5日火曜日

バンクシーの最新作を見てきたよ!

先月(2026年4月29日)の未明に、バンクシーのアート「盲目の愛国者」が設置されました。

描かれたと書かずに設置されたと書いた理由は、彼のたくさんの作品が壁の落書きスタイルなのに対して、今回は 3D の像だからです。

ちょうどお仕事の開始場所が近くだったので、少し早めに行って写真を撮ってきました。

場所はピカデリ・サーカスからリージェント通りを南に降りてパルマル通りと交差するところ。

ナイチンゲール像を含む、クリミア戦争の記念碑の南側です。

「どの角度から見るのがいいかなぁ」って、ぐるりと回りながら写真をいろいろ撮ってきました。

像は南を向いています。
その像を南東から見上げたらこんな感じ。
旗が顔を覆っているところ→つまりこの人には何も見えない。
踏み出した左足の下には台座がない→つまり台から落ちてしまう。
それが一番わかりやすい角度だと思います。

後ろの覆いがかかっている建物はこのエリアに多い紳士クラブのひとつでアセニウムクラブ。
そして像の背後にはクリミア戦争の記念像。
つまり、ザ・大英帝国って感じの場所です。

街路樹を背景に撮ってみた。
像の真横から西を向いて撮ってみた。
踏み出した足がよくわかりますね!

やっぱりかっこいいのは正面からかなぁ。
今度は南西側から撮ってみた。
どの角度も良いですねぇ(笑)←誰も褒めてくれないから自分で褒める(爆)

台座の北側にはサインも入っています。
誰が置いたのが枯れてしまったバラが添えられていました。

これまでのバンクシーの作品は消されてしまったり、逆にアクリルなどで保護されたり、作品によってその将来はいろいろだったのですが、この像があるウエストミンスター市の広報によれば「バンクシーの最新の彫刻作品がウェストミンスターに設置されたことを歓迎します。これは、活気に満ちた市の公共アートシーンに印象的な彩りを添えるものです」とのことです。
裁判所の脇に描かれた司法の不公平さを揶揄した落書きがすぐ消されてしまったのとはえらく対応が違いますね。
ということで、少なくともしばらくの間はそこに行けば見ることができるようです。

この像の解釈はタイトル通り「盲目の愛国者」
設置された場所も併せて色々考えさせられる像です。


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2026年4月13日月曜日

ブロッコリーがアートならレンガだってアート!

どう思いましたか?

「あれがアートだったら何だってアートじゃん」そう思う人もいるでしょうね。
しかも元々は本当にスーパーマーケットで買ってきたブロッコリーを半分に切って壁に貼り付けただけだったんですから。
「アート素材として野菜を使うなんて、素晴らしいアイディア」
そんな風に肯定的にとらえる人もいるかもしれません。


レンガ大のサイズのカラフルなアートが東ロンドンのいろんな場所で観られます。

この間のブロッコリーと共存している壁もある。

レンガは彼の作品だってわかりやすいんですが、実はレンガ以外のモチーフもあるので少し紹介しますね。

これ、なんだと思いますか?
東ロンドンの道の標識。
Scalater が道の名前で ST はストリートの略、E1というのはロンドンの郵便番号です。
その下にはベンガル語で通りの名前。
このエリアは移民の町として知られている場所のひとつ。
ロンドンの中華街に漢字で通りの名前が入っていたりするのですが、それと同じようなもの。
つまりベンガル語を話す人たちが多いエリアってことです。
ベンガル語は主にバングラデシュの人たちが使っている言葉で、このエリアにインド料理屋さんが多いのも頷ける。

ストリートアートに話を戻すと、道の標識の下にほぼ正方形の銀色のアートが見えます。
浮き彫り?
よく見ると頭でっかちな恐竜がスケートボードに乗っている化石風アート。
これもロンゾの作品です。

彼の生み出したキャラクターのひとつ、スケーターザウルスはこんな風に化石になったり、絵になったり、立体になったりして東ロンドンに点在しています。

スケーターザウルスに似ているキャラクターでお金を食べているモンスターもいる。
ロンゾはドイツから来たアーティストで2000年ごろからロンドンの街角に彼の作品が出始めたらしいのですが、お金を食べているものは不況をもじったもの。
ロンゾは有名なので企業とコラボしたりもするようです。

これなんかはコラボ作品でQRコードでウェブサイトに飛ぶことができるようになっているのが今ってカンジ!

レンガだけならわかりやすいけれど、こんな風にいろんなキャラクターが増えていったりコラボ作品が現れたりするので、ストリートアートは奥が深そう。


そういえば、以前バンクシーの動物シリーズのヤギを紹介したことがありました(リンクします)
このヤギさんは建物の改装でその後見られなくなってしまいました。
同じ時期に描かれたお猿さんのアートがこの近くにあるのですが、そちらも残念ながら消されてしまったようです。
何となくうっすらと跡が残っているのが見えますか?
下の写真と比べてみてください。


こんな風にストリートアートは姿を消してしまうものも少なくありません。
消されたり、上書きされるだけではなくて、風化して見えなくなってしまったり、壊れてしまったりするものも多い。

ただの落書きといってしまえばそれまでですが、いくつかのストリートアートはハッと何かを気付かせられたり、美しさを感じるものも多い。
どのあたりに落書きとアートの線を引くか、というのが難しい。
カラフルでグレーな世界、というのがぴったりなのかも。

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2026年3月30日月曜日

ブロッコリーはお金になるのか?

東ロンドンはストリートアートで有名です。

ストリートアートといえば「バンクシー」くらいしか知らないという人も多いはず。
私もそんな感じ(笑)

いろんなアーティストが個性を競い合っている感があるストリートアートですが、そんな中に一目で「あ、あのアーティストだ!」ってわかる人がいます。

彼の名前はエイドリアン・ボスウェル。
またの名をブロッコリーマン。
理由は彼がブロッコリーを題材にしているからです。

ほらね。

ブロッコリー? カリフラワーじゃなくて?

色付きなんです(笑)ほら、他の色もあるよ!

以前、彼が本物のブロッコリーをスーパーマーケットで買ってきて、それを半分に切ってあちこちに設置していたころ、酔っぱらった人たちが「ブロッコリー・チャレンジ」という罰ゲームで、その風雨にさらされた古くなったブロッコリーを食べるという遊びをしていたそうです。
酔っ払ったイギリス人は何をするかわからない😱
もちろんお腹を壊す人たちが続出。
その後本物のブロッコリーは使わなくなったそうです。


彼のブロッコリー・レーン・ギャラリー(というかショップ)は東ロンドンの ブリックレーンを入った小路ドレイウォークにあります。

お店の前にはブループラークもどきがあって1957年生まれらしい。


お願いしてツーショットしてきました。
アーティストというよりも気さくなおじさん。


このお店以外にもオンラインで彼のブロッコリーを買うことができます。


お店の前には巨大なドクター(ブロック)マーティンが置いてあって、靴ごと履けるようになっています。
こういうの好きなので試してみた!
他にも東ロンドンの街角ではいろんなアートを見ることができます。
お散歩に是非どうぞ!


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2025年12月8日月曜日

イギリスの孤児院

ロンドンの大英博物館そばにイギリスの孤児院博物館があります。
名前は「Foundling Hospital」
ホスピタルとありますが、病院というわけではなくて、「世話をする」というラテン語が元の言葉。
そして、わかりやすいように孤児と書きましたが、実際は棄児(つまり親がいないわけではない)捨て子という言い方もありますが、ちょっと響きが残酷。


この孤児院は1739年にトーマス・コーラムによって設立されました。
コーラムさんは海軍のキャプテンです。
なのでこの博物館の前には彼の銅像が置かれています。
ロンドンにある銅像のいくつかは音声を聞くことができるようになっているものがあって、これもそのひとつ。
そのためのQRコードやリンクが像に付けられています。

効くことができる銅像は他にもいろいろあるのでマップもどうぞ。



イギリスの孤児院がどんな理由で設立されたのか、どんな風に経営が成り立っていたのかを詳しく観ることができるので、18世紀のイギリス社会を勉強している人たちにとっても興味深い場所です。

ここで受け入れることのできる子どもたちの数は限られていたので、1768 年までは抽選で受け入れが決められていたそうです。
母親が袋からボールを​​引く抽選方式。
白いボールが出れば入所、オレンジ色のボールが出れば入所待機、黒いボールが出れば失格でした。
後に孤児院の入所は請願制度に変わったので、状況によって入所が検討されることになります。
結局は政府が児童の家庭養育を重視する法律を可決した後、この孤児院は1954年で閉鎖されて、現在、英国最古の児童慈善団体であるCoram(リンクします)に姿を変えました。


昔、子供を連れてきた(主に)母親は、将来こどもを引取りに来ることが前提でした。
子供たちは入所すると母親の保護のために名前を変えられてしまっていたので、親との絆として「トークン」とよばれるしるしを託すことが多かったそうです。
この博物館にはそういったトークンがたくさん展示されています。
使われることがなかったためにここに残っているってことで、見ていると悲しくなります。

ドラマに出てくるようなペンダントとかももちろんありますが、経済的な理由で連れてこられた子供の親が提供できるものは下着の切れ端や紙切れである場合も多かったそうです。


さて、コーラムさんはもちろん素晴らしい慈善家です。
でもこういったチャリティーは立ち上げることと同じかそれ以上に、持続させることの方が難しかったりします。

ここで登場するのが画家のホガース。
このブログでも彼のアートを紹介したことがあります。


ホガースはこの孤児院の中にギャラリーを設けました。
そこへ足を運ぶのが上流階級のファッションになって、チャリティーに賛同した彼らからたくさんのお金が集まります。
絵を展示するアーティストはパトロンを見つけるチャンス、かわいそうな子供たちのためにという建前ですが、実益を伴うことで孤児院は存続することができたのです。
音楽家のフレドリック・ヘンデルも孤児院にアートを提供したひとり。
彼の有名なメサイア(ハレルヤの合唱が有名な曲)がそうです。
孤児院のチャペル設立基金のためにメサイアのコンサートを行い、それが評判になって彼は孤児院の評議会メンバーに選ばれました。
その後も亡くなるまで毎年メサイアコンサートを開くようになり、その流れで孤児院では子供たちに合唱のクラスを設けて音楽の才能を伸ばすようになっていきます。

そういったかかわりから博物館の中には最上階にヘンデルのコーナーがあります。
ヘンデルの胸像はルービリヤック作。

耳元から音楽が聞こえる椅子も置いてありますからのんびりどうぞ。

このお部屋にはバロックの時代年表みないな趣向のテーブルがあります。

テーブルの引き出しの中にはヘンデルの懐中時計なども展示されていました。
大英博物館所蔵のものでこちらの博物館に貸し出されているそうです。

他にもヘンデルの遺書も展示されています。
貴重なものなので保護のために覆いがかけられていますから、見学する人は覆いをまくり上げて観るというスタイル。

もちろんそばに詳しく説明された冊子が置かれているので、ヘンデルの音楽を聴きながらゆっくり座って読むこともできます。

他にもアートのお部屋がいくつもあります。

設立当時の孤児院の建物を描いたもの。

他のよく知られたチャリティーの建物と並べることで孤児院の箔を付けようとしたことがわかります。

こちらはセントトーマス病院。

こちらはグリニッチの旧海軍士官学校。
元は病気やけが、または老齢で引退した海軍兵のための施設でした。

コスプレのコーナーもあります。
こんな子供たちの格好ができるんですが、全部子供用のサイズでした。

ということで帽子だけ被ってみましたが、サイズが小さくて全然ダメでした(笑)
何だか出来損ないのコックさんみたい!!

ぜひ訪れてみてください。
Foundling Hospital 博物館(リンクします)





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2025年11月16日日曜日

イギリスで有名なインテリアコーディネーター といえば?

イギリスで有名なインテリアコーディネーター 、それはずばり、メアリ女王です。

誰それ???

イングランドの女王として君臨したのはメアリ1世(在位1553‐1558、エリザベス1世の姉)メアリ2世(在位1689‐1694ウイリアム3世との共同統治)が知られています。
スコットランドではメアリ女王といえばジェームス6世の母。

それ以外には、王様の妻という立場の女王が何人かいます。
チャールズ1世やジェームス2世の妻もメアリ女王として知られています。

でもインテリアコーディネーターとして有名なのはジョージ5世(在位 1910-1936)の妻であるメアリ女王。

メアリ女王はジョージ3世のひ孫、英国王家のマイナーなメンバーでした。
血筋の割にはさほど裕福な家庭ではなかったので、一家は節約のためにヨーロッパにお引っ越しもしています。
イタリアに住んで、フィレンツェで芸術に目覚めたのは16歳のころ。
その10年後には遠い親戚であるイギリスの王位継承者ジョージ(のちのジョージ5世)と結婚します。
彼が英国王になった後は彼女はバッキンガム宮殿やウインザー城、それ以外の場所でも家具や壁紙、装飾品の配置などに熱心でした。

倉庫に眠っているいろいろなものを見つけては、それらを修復させたりもしています。

たくさんの王家の所蔵品はそのころまだカタログ化されていなかったのを彼女の影響でまとめる動きがスタートしました。

現在ロイヤルコレクションが管理している所蔵品のことです。
RCINで始まるコレクションには何万点もの所蔵品があります。
ではその1番目な何かというとジョージ4世がブライトンの宮殿「ロイヤルパビリオン」に飾るために購入したり作らせたりした4つのパゴダです。
これらは中国製の部分だけではなく、イギリスで作られた部分もあって、かなり複雑なつくり。


パゴダというのは仏教やヒンドゥー教の影響を受けた建物や装飾品で重なる塔の形をしたものです。
これはバッキンガム宮殿の中に飾られているもので、何と高さは5m以上!
ロイヤルコレクションが組み立てのビデオを出しているのでちょっと紹介しますね。

ロイヤルコレクションのページも載せておきます(リンクします)

ロイヤルコレクションのカタログナンバーは古い順というわけでもないし、飾られている場所別になっているわけでもないようです。

ざっと見てみたら、若い番号はジョージ4世が集めたり作らせたコレクションが多いようですが、それだけというわけでもないようです。

それではこのロイヤルコレクションからいくつかを数回に分けて紹介しようと思います。
実際に観ることのできるもの、ということで展示場所も含め紹介できたらいいなと思っています。

ちなみにこのパゴダが飾られているのはバッキンガム宮殿の東翼。
通常の夏の一般公開で見ることができるのは西翼なので東翼のツアーも色々ご紹介したいと思います。


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2025年11月10日月曜日

最後の晩餐をコッツウォルズで見てきたよ!


先日紹介した南コッツウォルズ Nailsworth の地区教会セントジョージ(リンクします)

この教会の祭壇には最後の晩餐が飾られています。
もちろんダヴィンチの描いたものじゃない。
でもパッと見ただけで「最後の晩餐」だとわかる構図です。

こちら。
実際に教会の中で私が撮った写真なので少し歪んでいます。
なので見やすい画像をオフィシャルサイトから紹介しておきます。
作者はローナ・メイ・ワズワース。



教会の中にローナ自身が書いたこの絵の紹介が置いてありました。
登場人物がだれだかわかりますか?といった趣向。

彼女によると、完成した作品を見た人たちの中に、この赤い服の男性がキリストだと思ったという人が一定数いたそうです。
紹介文には「その原因は私の構成力不足なのか、それともイエスが黒人である可能性を人々が潜在意識的に疑っていた証拠なのか、私には分かりませんでした。」と書かれていました。
だとすればその人たちは一体青い布をまとった人物が誰だと思っているんでしょうね!

私にはイエスは彼以外には思い当たりませんし、赤い服の男性はイエスの愛した弟子ヨハネであることはそのポーズから明らかだろうと思うんですけどね。

さてこのふたりから左手に少しいくと人差し指を突き出して立ち上がっている男性がいます。
伝統的に使徒たちの中で人差し指が目立つのはトマスなんですが、彼女の作品ではこの人物はペトロだそうです。
この晩餐の後に起こる裏切りと悲劇をイエスから聞かされて「主よ、私は決してあなたを否定しません」と息巻いているのですが、ペテロはこの後 鶏が鳴く前に3度「私はその人を知りません」と言うことになるのです。

そしてそのペテロが身を乗り出している場所に冷静に座っているブロンドの男性。
この人物が裏切り者のユダ。
ローナによると人を裏切るのは往々にして一番それらしくない人物、ということで金髪の愛すべきハンサムな人物を描いたそうです。
イエスが差し出している手を拒んでいるのか引き合いながらも触れていない、もしくは触れないように少し引いた様子の手。
この部分を注視すると緊張感が伝わってきます。

ローナはこの4人(イエス、ヨハネ、ペテロ、そしてユダ)が彼女の最後の晩餐の中心人物なので「他の人物は想像にお任せ」でいいそうです。

実際に誰が誰なのか、いろんな解釈ができそうです。

ということで私もひとりだけこの4人以外を推理してみたいと思います。

推理するのはこの4人(というか、まとまった中には5人いますよね?)の真ん中にいる人!
皆さんは誰だと思いますか?

私はこの人は福音書記者のひとり、マタイだと思います。
彼の目線がヨハネ(彼も福音書記者)のイエスに対する視線と呼応しているし、何よりこの4人のドラマの真ん中にいることから、それを書き残すのにふさわしいのではないでしょうか?

そういえば以前ダヴィンチの最後の晩餐も紹介しましたよね。
ご参考までにそちらの記事も紹介しておきます。
この作品と比べると興味深い。
お時間のある時にどうぞ(リンクします)



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2025年10月25日土曜日

大聖堂の中に太陽を見つけた!


大聖堂というのは英国国教会の地区教会をまとめている、いわば親みたいな存在です。
なので英語では Mother Church という言い方もします。

そしてそれらの大聖堂をまとめているのがカンタベリー大聖堂。
ということで教会を会社に例えると本社がカンタベリー。
そして各都道府県にある支店が各大聖堂、その下にある地区教会が地元の営業所ってカンジかなぁ。
あくまでも例えですけどね。

Mother Church には、他にも自分が洗礼式を受けた教会という意味があって、それらは普通は地元の地区教会です。
ですから文脈によってどちらを指すのかは違ってきます。


先日ブリストルでお仕事がありました。
せっかくなので久しぶりに大聖堂に寄ってみた。
右手の弓型の建物は市役所、左手のゴツゴツした建物がブリストル大聖堂です。

中に入るのは久しぶり。
びっくり、中に太陽が出ていました!
そうか~、ここに太陽があるから外は曇りなんですね(笑)
身廊を進んでいると途中で小さな青いボール。
もし、この太陽が本当のサイズだったら地球はこのボールくらいの大きさですって書いてありました。

このインスタレーションは今だけの展示だそう。
10月6日に始まって11月2日まで。

7メートルの直径の「太陽」は内側から照らされていて、近くで見ると中が動いているのがわかります。
近づくとすごい迫力!

黒点やフレアーの様子はたくさんの実際の写真から作られたそうです。
利用されたのは天体写真家スチュアート・グリーン博士が提供した太陽の写真40万枚(2018年5月から2024年6月の間に撮影)とNASAの太陽観測データ。
本物の太陽は肉眼で観察することはできないけれど、これなら安全に見ることができますね。

作者はルーク・ジェラムというアーティストでブリストル出身。
ブリストルといえばバンクシーが有名ですが、そういった興味深いアートが生まれやすい環境なのかな?
太陽が大聖堂の中にあるなんて、すごく意味が深い。
というのはキリストは明かりに例えられることが多いからです。

キリストが明かりを手にあなたのドアの前に立っていますがドアには取っ手がありません。
内側からしか開けることはできないのです。
これはラファエル前派のホルマンハント「世の光」という作品。


ギリシャ神話の太陽の神様である「ヘリオス」と名付けられたこのアート。
もうすぐ展示は終わってしまうので、今のうちにどうぞ。
ブリストル大聖堂での展示の後はどこかに常設してほしい作品です。






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