ラベル 今日のニュースから の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 今日のニュースから の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年7月9日木曜日

エキセントリックなイギリス

イギリスで私が大好きなことのひとつは「エキセントリックさ」
きっと他のどの国でも今から紹介するような事例はないんじゃないかな。

おととい、7月7日のお昼過ぎ、国会議員のひとりであるナイジェル・ファラージ氏が記者会見を開いて辞任を発表しました。

彼はリフォーム(改革)党の党首で、この党も彼自身もよく議論の的になります。
つい最近、議会倫理委員会がファラージ氏が国会議員になる前に改革党の献金者であるクリストファー・ハーボーン氏から500万ポンド(約10億円)の贈与を受けていた件について調査を開始したとの報道がありました。
他にもナイジェル・ファラージ氏は友人ジョージ・コットレル氏が、彼が選出される前年に警備費用のために非公開の資金を提供していたことに対して調査を求める声があります。

記者会見の中で、彼はメディアや「既成勢力」が自分を標的にしていると非難しました。
特に彼の政治に全く関係がない娘の住所がメディアによって明らかにされたことに憤りを覚えると感情的に訴えていました。

いつも思うけれど、ナイジェル・ファラージ氏は演説がうまい。
話の内容はどの政党を支持しているかで大きく評価が分かれると思うけれど、話のまとめ方や熱の入れどころなど、人前で話をするガイドの立場から見れば参考になることがたくさんあります。
結局彼の記者会見は「有権者に自分の進路を決めてほしい」と議員を辞職して補欠選挙に新たに立候補するという内容で終わりました。

昨日の国会ではこの彼の辞任についていろんな意見が交わされていました。
ここまでならいろんな国でも起こりえると思うのですが、今日のおはなしはここから。

実はイギリスでは慣習法といって昔からの意味のない習わしがそのまま使われている事例が数多く残っているのです
国会議員が亡くなったり辞任したりすれば、イギリスでは補欠選挙という運びになります。

ま、亡くなったら仕方ないのですが、辞任って辞表を出して終わりってわけじゃない。
17世紀からの習慣で、次のような慣例があります。
  1. 議員が辞職したい意思を示す
  2. 財務大臣に「チルターン・ハンドレッズ管理官」または「ノースステッド荘園管理官」任命を申請する
  3. 財務大臣が慣例的に承認する
  4. 「チルターン・ハンドレッズ管理官」または「ノースステッド荘園管理官」に任命される
  5. 下院議員資格を失う
  6. 議席が空席となり補欠選挙へ
という形です。

「チルターン・ハンドレッズ管理官」または「ノースステッド荘園管理官」というのは名前だけで現在では実質的な仕事も給料もなく、下院議員資格を失わせるためだけに維持されている「法的フィクション」

理論上は財務大臣が任命を拒否することもできるのですが、現代では辞職申請は慣例として受理されています。
昨日は彼女が辞任を受理しないのではという憶測も流れていました。

そしてさらにエキセントリックな話題が実際の補欠選挙に誰が立候補するのか、ということ。

この補欠選挙に有名人が立候補したのです。
その名は「ビンフェイス伯爵」

「えっ、貴族?」って思いました?
違います(笑)
この人は総選挙ではおなじみの人物。
頭にゴミ箱を冠っています。

イギリスらしいのはこの人に投票する人がいること。
そして、賭け屋さんがちゃんとオッズを出すことで、賭ける人もいるんですよ!
ブックメーカー各社は、主要政党が今回の補欠選挙への立候補を拒否したことを受けて、ビンフェイス伯爵のオッズを大幅に引き下げました。
というのも改革党に反対する人たちがナイジェル・ファラージ候補を落とすためだけにビンフェイス伯爵に投票して、もしかしたら番狂わせの勝利を収める可能性が高まっているからです。
ということで賭け屋ウィリアム・ヒル社はビンフェイス伯爵を9対2のオッズで2番人気としているそうです。

ティムちゃんも面白そうだから賭けようかななんて言ってるし、ちょっとみんなもっとまじめになって!

因みにビンフェイス伯爵の過去の公約は以下の通り。
  • テレビのテキストサービスであるCeefaxを復活させる。
  • 20,001人の警察官を街頭に戻すというのは、保守党が20,000人の警察官を増員するという公約をもじっている。
  • 鉄道模型の国有化。
  • 英国の欧州連合加盟に関する2回目の国民投票の実施に関する国民投票を実施する。
  • アイルランド国境にいるチェコ人をそのままにしておくこと。
  • アデルの国有化。
  • 貴族院の廃止。
  • すべての人に無料のブロードバンドを提供する。
  • 抑圧的な政権への武器販売を停止する。
  • ピアーズ・モーガンを2030年までに排出量ゼロにする。 
  • ロンドン橋を「フィービー・ウォーラー・ブリッジ(イギリスの俳優・脚本家)」に改名する。
  • 投票年齢を最低16歳、最高80歳とする。 
  • 毎週1兆ポンドをNHSに送る。
  • ジェイコブ・リース=モッグの議員休止。
  • ケイティ・ホプキンスをファントムゾーンに追放する。
  • アクスブリッジのクラウン・アンド・トリーティ・パブの男性用トイレにあるハンドドライヤーを「より適切な位置」に移動すること。 
いったい何票集まるのか、ちょっと興味がありますか?
何と過去のロンドン市長選では25000票弱を集めた経歴があります(驚)


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年6月25日木曜日

暑いよ~!!




写真はBBCの記事から(リンクします)


休校になる学校や、イベントが続出。

観光地でも影響が出ています。
主なものを下に挙げますが、他の場所も要確認です。

衛兵の交代式
バッキンガム宮殿、水曜日、木曜日、金曜日の交代式はキャンセル。
ウインザー城、木曜日の交代式はキャンセル。

タワーブリッジ(入場観光)
水曜日と木曜日は休館、金曜日は開く予定(要確認)

カティーサーク(入場観光)
水曜日と木曜日は休館、金曜日は開く予定(要確認)

グリニッチ王立旧天文台(入場観光)
水曜日と木曜日は休館、金曜日は開く予定(要確認)

V&A
ヤングV&A 水曜日と木曜日は休館、金曜日は開く予定(要確認)
サウスケンジントン ギャラリーのいくつかが閉鎖

ストーンヘンジ
入場時間の短縮

大英博物館
ギャラリーのいくつかが閉鎖

自然史博物館
ギャラリーのいくつかが閉鎖

ロンドン動物園
入場時間の短縮


観光地だけではなく、移動にも問題点がたくさんあります。
詳しくは各路線の運営状況を確認してください。

ガトウィック・エクスプレス (Gatwick Express):ロンドン・ヴィクトリア駅とガトウィック空港を結ぶ特急ですが、日中の運行を全面休止しています。

ロンドン・ノースウェスタン鉄道 (London Northwestern Railway):ユーストン駅発着の近郊路線。トリング(Tring)発着の始発・終着便はすべて運休、その他の区間も通常の半分以下に減便されています。

ロンドン・オーバーグラウンド (London Overground):ミルドメイ線(Mildmay line)が通常の50%に減便(リッチモンド/クラパムジャンクション〜ストラトフォード間は1時間に2本のみの運行)

エリザベス線 (Elizabeth line):一部のルートで大幅な減便と遅延が発生しています。

ユーロスター (Eurostar):ロンドン〜パリ・ブリュッセルを結ぶ国際列車も、欧州大陸側の熱波の影響を含め、一部の便が事前キャンセルされています。

地下鉄もバスもひどい暑さなので避けることをお勧めします。



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年4月25日土曜日

飛行機のキャンセル状況は深刻?

中東での戦争が始まってから飛行機の値段が上がっています。
燃料の問題もあって、一部の航空会社は運航便数を減らしていて、キャンセルが増えているようです。





イギリスに就航している多くの飛行機会社は、運航便数を減らす計画だと発表しています。
例を挙げると;
  • KLM
  • エア・カナダ
  • アシアナ航空
  • デルタ航空
  • ルフトハンザ
  • SAS

英国航空はスケジュールを変更する予定はないと表明しているのでちょっと安心。
でも値段は爆上り(笑)
でもそれは英国航空だけではないですけどね。

欠航される便の多くは比較的本数が多く出ている路線で、経費を減らすために何便かをまとめて飛ばしたいという理由じゃないかと思います。
でもそれは飛行機会社の理由。
飛行機の時間をベースに予定を立てている旅行者にとっては大迷惑です。

私のお友達の何人かは、日本への一時帰国を見合わせたり、夏のホリデーの予約を思いとどまったりしています。

ジェット燃料不足で価格が3月と4月前半の間にほぼ倍増したそうです。


いったい何を信じていいのかわかりませんね!

とりあえず旅行の中断が補償対象なのか、入っている旅行保険を確認することが重要です。
他にもキャンセル後の払い戻しには時間がかかることが多いのでクレジットカードの枠に余裕があるかチェックしておくのも肝心。
特に旅行中にキャンセルがあったら、振替便の購入にお金がかかります。
後で払い戻しされる前に新たな飛行機のチケットやホテル代をカードで払わなくてはいけない時に枠が足りないなんてことになったら一大事。

私は日本からのお客様が少なくなったらちょっと困る。
今年の夏は忙しくなるかなぁ?

却って、現地に住んでいる人向けの企画とかを出すべきかな。





イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年4月21日火曜日

イギリスの万引きはどこで多いの?そして何が盗まれるの?



記事の中で国家統計局の公式統計なんかも少し紹介しましたが、今日はもう少し詳しい話をしようと思います。
なんか、いつもの「パブの肴」とぜんぜん違う!と思いました?
たまには真面目なところも見せておかないとと思っただけです!
だって、二日酔いだった~(リンクします)なんて記事ばっかり書いていると思われたくないですからね(笑)


これから紹介するのは 2024年にイギリス(イングランドとウェールズ)で警察に登録された万引きの統計調査結果の概要です。
パーセンテージは前年からの変化。
全ての犯罪がそうであるように、報告されないものもあるわけで、実際の数はもっと多いと想像します。
保険で処理するには届け出が必要だけど、少額の場合は保険の対象ではなかったり、補償を受けたために次回更新するときの保険料の増加を考えると必ずしも補償を受けることが得策ではなかったりします。

万引き事件の総件数 516,971 +20%
この数字は、2003年3月に現在の警察の記録方法が始まって以来の最高水準です。

1日当たりの万引き事件 1,417 +203
ということで、1時間あたり59件の事件😰

経済的損失 22億ポンド +22%
これまでの記録更新!

商店のスタッフに対する暴力 1日2,000人以上 +50%
そのうち1日に70件以上が武器を使う事件。

スタッフの安全に関する不安 47% +15%
離職の理由にもなっている。

どんな方法で万引きが行われるかというと、具体的には集団で大きなバッグを持って店にやってきて、高価な商品のセクション全体を組織的に奪っている状態。
日本で沢山の人達が想像する、お店の人の目を盗んで商品をバッグやポケットに隠して気付かれないようにお店を出る、というものとはスケールが全く違います。
こんなイメージは従来の万引き。
でもこの程度だったら今のイギリスでは先ず報告もされないんじゃないかな?(だからといってやっていいわけじゃないけど😅)

こういった犯罪白書では窃盗による直接的な損失だけを見てしまいがちですが、他にも大きな経済的影響があります。
例えば警備費用の増加、保険料の上昇、商品価格の上昇から販売数の低下、従業員の離職率の上昇、そしてそれらの結果として店舗閉鎖やその投資減少にも繋がります。

こういったトータルのコストを計算すると、経済的影響は前例のないレベルで、小売業が店舗を持つという従来のスタイルに疑問を持たないといけないところまで来ています。
そして、英国小売協会の調査では回答者の61%が事件後の警察の対応を「悪い」または「非常に悪い」と評価しています。
警察を含め、法執行機関の対応が足りていないという考えが犯罪組織を調子に乗せて、状況が深刻になっているという意見も。

地域社会への影響も無視できません。
犯罪多発地域では店舗閉鎖や投資減少が起こります。
そして、雇用や地方税収の減少から経済的な停滞地帯を生み出して、それが長期にわたる可能性もあります。
小売犯罪スタイルの変化は、現在のイギリスでおそらく最も重大なリスクのひとつ。
現代の万引き犯は、転売を頭においています。
なので価値が高くて持ち運びしやすくて、闇市場の流通経路を持つ商品を優先的に狙っています。
昔のように、ふとした瞬間のスリルや欲望によって万引きするスタイルではないのです。

万引き犯のターゲットリストも紹介しておきます。
何が盗まれるのか、そしてその理由も併せて書きますね。

商店が挙げた万引きされやすい商品カテゴリーと万引きの理由
1 食肉製品 85%  高価格で転売可能、レストラン市場向け
2 アルコール 78%  確立された闇市場の存在
3 菓子 72%  小型で隠しやすい
4 ベビーミルク     68%  高コストながら必要不可欠なので需要が高い
5 チーズ 65%  長期保存可能、レストラン市場向け
6 美容製品 62%  高額、オンライン転売
7 タバコ 58% 中毒性があり需要が高い
8 コーヒー 55%  高級ブランド、カフェ市場
9 洗面用具 52%  必需品、マーケットなどの屋台で販売
10 エレクトロニクス 48%  オンライン転売

レストランやカフェで盗品を買うなんて、信じられませんが、おそらくメニューが柔軟でないチェーン店ではなく、個人店だと思います。
本日のスペシャルメニューとかが盗品で作られた可能性があるってこと?(←私の単なる想像です!)

そしてイングランドとウェールズ全域における地域別の万引き発生率を分析するとかなり地域差があることがわかります。

地域 人口1,000人当たりの万引き数と全国平均(7.4件)との差
北東部     11.5件 +35% 非常に高いリスクレベル
ヨークシャー・アンド・ハンバー 9.7件 +24% リスクレベル高
イースト・ミッドランズ     8.9件 +14% リスクレベル高
ウェスト・ミッドランズ     8.2件 +5%  リスクレベル中
イングランド東部       7.9件 +1%  リスクレベル中
ウェールズ      7.4件 0%  リスクレベル平均
南東        7.2件 -8%  リスクレベル中
南西        6.8件 -13% リスクレベル低
ロンドン      6.5件 -17% リスクレベル低

意外とロンドンの数字が低いですね。
でも、例えばヨークシャーとひとくちに言ってもハロゲイトとリーズではかなりの差がありそうだし、エリアが広いとちょっとあてにならないような気もします。
こういった数字はロンドン内の33の地域ごとでも公表されています。
なので、ある地域がどんなところなのかを知りたいのならもう少し小さな区域で調べてみる方が確実です。

では最後に面白い統計をひとつ。
よく日本がいい国だといわれる際にお財布を落としても戻ってくるという例を出したりします。
イギリス人は拾ったお財布をどうするのでしょうか?



  • お金が入っているかどうかに関わらず、お財布を最寄りの警備員または警察官に引き渡す。 76%
  • お金が入っているかどうかに関わらず、お財布を見つけた場所にそのまま置いておく。 6%
  • 中に100ポンド以上入っている場合のみ、届け出る。 6%
  • お金は手元に残して、お財布は警備員に渡す。 5%
  • お財布からいくらかのお金を報酬として取り出したあと、最寄りの警備員に渡す。 2%
  • その他 4%

ということで、アンケートが正直に書かれたものならお財布を落としても3/4以上の確率で返って来るようです。

私は何故かお財布やバッグをよく拾います。
お店の中や前などの場合はそのお店に預けます。
私自身も落としてお店に届いていたことがありました。
大体、落とした時に行った場所を探すので、わかりやすい方法だと思います。
周りにお店がなくて警察に届けたことも数回ありましたが、届け出の手続きには30分くらい時間がかかるので面倒です。
しかも最近リッチモンドには警察署がなくなりました!
他にも名刺入りのお財布を拾った時には電話をかけてその人のおうちまで届けたことがあります。
でもコロナ以降、落ちていても拾わない。
もしかしたら変な菌とか薬品とかついていたら怖いし、届け出も面倒だから。


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映ります。

2026年4月9日木曜日

イギリスは万引き天国?

ここ数日、イギリスで話題になっていることのひとつが「万引き」

日本もイギリスも法治国家ですが、私は窃盗に関する考え方にはかなりの開きがあると思っています。

もちろん個人差がある問題なので「イギリス人は」とか「日本人は」といった風にまとめる気はありません。
でもこの間、何かの折に「日本で有名人がサンドウィッチを万引きしてニュースになった」という記事を読んで「今のイギリスだったらきっと問題にはならないだろうな」とは思いました。

食べ物を盗んで社会的な制裁を受けるというフレーズで私が真っ先に思い浮かべるのは小学生の時に読んだ「ああ無情」という物語。
この作品は日本で育った普通の子供にはかなり理解しがたい物語だと思います。
泥棒はいけないことだと教えられてきたのに、主人公は泥棒です。
そしてその彼を追いかける警察の方が悪者のような扱い。
しかも、ひたすら暗くて救いがない。
実際、私は高校生になるまでこの作品がよく理解できませんでしたし、嫌いな作品のひとつでした。
本を読むことが大好きで何度も読み返すことが多かった子供時代「嫌いな本」がほぼなかった私にとって、珍しいので良く憶えています。
アルセーヌ・ルパンのようにヒーロー級の泥棒の物語は好きだったので、モラルの問題ではないと思います(笑)

日本には「謝って済んだら警察は要らない」と主張する人もいますが、対してキリスト教の国々では「懺悔すれは赦される」という考え方があります。

私は英会話を勉強し始めたころ、英語の理解の助けになるように聖書を読むこととイギリスのコメディーを見ることに時間を使いました。
変な高校生だったと自分でも思います(笑)
でもおかげで高校の授業で見る英語の世界とは全く違う世界が存在することはわかりました。

そんな私の高校生時代、忘れられない思い出のひとつに「英会話の先生の万引き事件」があります。
私が高校生の時に通っていた英会話教室にはたくさんのネイティブの先生たちがいました。
その中のひとり、イギリス人のある先生と何人かの生徒たちでコンビニに行った時、その先生がヘアジェルを万引きしたんです。
後で私が見ていたことに気づいたその先生は「みきちゃん、僕はかっこよく見せるためのこのヘアジェルが必要。かっこよければみんな僕の話を真面目に聞いて英語がうまくなる。そうするとこの国が良くなる。だからこのヘアジェルは日本の幸せのために手に入れた」とにっこり笑いながら片言の日本語でいいました。
あらゆる理由で突っ込みどころ満載ですが、その当時まだ16歳くらいの私は大人でしかも先生という立場の人に何て返していいのかわかりませんでした。
これ、作り話じゃないですよ。
学歴を詐称していた先生も多かった(←お教室を辞めてから知った)し、とんでもない英会話教室でしたが個性的でおもしろい先生が多くて、ここに通った2年間で私の英会話は格段に上達しました。


さて、イギリスの現在の万引き事情に話を戻すと、つい先日ロンドンのクラッパムで若者が集団で万引きを含めた反社会的行動をするという事件がありました。

映像を見たい方はトーク・ニュース(保守派のオンライン・ニュース番組)の映像をどうぞ。

これはかなり特殊な例ですが、問題視されているのは万引きがあまりにも普通になっていること。

イギリスでは現在200ポンド以下の窃盗に関しては罰則がないと思っている人も多いです(もちろん罪ではないという事ではありませんが、検挙されない場合が多いのは事実)
というのも2014年反社会的行為・犯罪・警察法のために、盗まれた商品の総額が200相当以下の場合、通常の窃盗犯罪とは別の「簡易罪」として扱われてきたからです。
加えて、スーパーマーケットで働いている店員や警備員も、万引きは見て見ぬふりをするというポリシーのお店が存在します。(これは窃盗犯と対峙して従業員がケガなどを負うリスクを減らすため)
実際、数日前にウェイトローズの店員が万引きをとがめたことがお店のポリシーに反するといって解雇される事件が起こり、あちこちから非難の声が上がりました。
ウェイトローズ以外にもコープも同じようなポリシーだといわれています。
興味深いのは、広告戦略に評判があるアイスランド・スーパーマーケットのCEOがその人を雇用する用意があると発表したと話題になったことです。

国家統計局の公式統計によると、2024年12月までの1年間でイングランドとウェールズで警察が記録した万引き事件は516,971件で、前年の429,873件から20%の増加になりました。
この数字は、2003年3月に現在の警察の記録方法が始まって以来の最高水準です。

英国小売協会の犯罪調査によると、小売業者は2023/24年に窃盗だけで22億ポンドという前例のない損失で、前年の18億ポンドから22%増加したそうです。

これを受けての「セーファー・ストリート(安全な街)」ミッションとして、2025年2月に法案が提示され、3月より審議が進んでいます。
審議の主な内容は;
*リスペクト命令(Respect Orders)の導入:
  • 反社会的行動を繰り返す人に対し、特定の場所(商店街や公園など)への立ち入りを禁止する強力な命令。
  • 年齢制限の引き下げ: 従来の成人(18歳)以上から、16歳以上の若年層にも適用拡大。
  • 罰則強化: 違反に対する罰則が強化され、最長5年の拘禁刑が科される可能性。
  • 警察権限の拡大と即時対応:
*反社会的行動に関与した車両を警察がその場で差し押さえる権限の強化。
  • 200ポンド以内の万引きを警察が軽視しないように2014年法のセクション176を廃止。
*住宅関連の対策:
  • リスペクト命令を受けた犯罪者が公営住宅の入居待機リストの最下位に回されるなどの住宅関連のペナルティを検討。
どんな結果になるかはわかりませんが、イギリスの社会問題は地域差や階級の問題など深いところに根があるので簡単に解決できそうにもありません。

実際、万引きの実態にもそういった問題が浮かび上がっています。
ちょっと長くなったので、そんなお話はまた今度紹介したいと思います。


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年4月1日水曜日

生ごみの分別が始まったイギリス


私が集合住宅に住んでいることは折に触れてお話してきました。
一般の住宅と集合住宅の違いというのは色々あって、そんなひとつはごみの処理。
一言で簡単に言えば集合住宅の方が「弛め」

私が住むリッチモンド区では収集日の朝、自宅前にゴミを出すシステム。
こんな感じです(写真はリッチモンド区の公式サイトから)

住んでいる人のモラルが丸見えなので、変な出し方はできません。

でも集合住宅の場合はごみ置き場があって、自分の都合のいい時にゴミを持っていけばいい。
どの住人がどんな出し方をしているのかはわからないし、住人以外が捨てに来ることさえある。
ゴミ置き場のドア(鍵なし)を開けると中には何種類かのゴミ箱があって、それぞれに分けて入れればいいだけです。

私たちのフラットのごみ置き場には、紙のリサイクル専用、プラスティックとガラスと金属の混合リサイクル、一般ごみ、そしてそれに加えて1年ほど前から食品ごみ専用のごみ箱が加わりました。
それに先立って、家庭のキッチンに置くためのの小さな生ごみ専用の蓋つきバケツ(容量 5ℓ) が区から届いて、利用の仕方が細かく規定されています。

この、食品専用ごみ、イングランドでは今年の3月31日からエネルギー源としてリサイクルするために自治体での収集が義務付けられました。
リッチモンド区では義務に先立って導入されていた模様。
その準備のために各自治区には補助金なども出されていたのに、いくつかの区はまだ実施できていないとニュースになっていました。


このニュースによれば、約1/4の自治体(数え方によれば1/3にも!)で食品ゴミの回収ができていないそうです。
ニュースの記事中にはどの自治体が補助金をいくらもらって、ゴミ収集ができているかどうか、できていなければいつ頃になるかのリストまでついています。
ご丁寧にアルファベット順なので探しやすいし、30ページも繰りたくない人用に検索もできるという優れもの(笑)

ゴミの分別はイギリスよりも日本の方がずっとモラルが高そう。
町内会とか、マンションの管理事務所とか、いろんなところでチェックがありそうなイメージです。

私がイギリスに来た30年ほど前はこういった分別などもなければ、リサイクルもそれほど一般的ではありませんでした。
ほとんどのごみはランドフィルとよばれるゴミ捨て場にまとめられていただけ。
未だに一般ごみのほとんどがそういった原始的な処理がされているところも少なくありません。
食料品を含む生ごみがそういった場所で熱を持ったりするトラブルもあったので、今回の分別規定でごみの削減だけではない効果が期待されています。


イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年3月2日月曜日

中東問題の影響

皆さんの週末はいかがでしたか?

私もティムちゃんもおうちでニュース三昧の週末でした。
もちろんアーセナル対チェルシーの試合を含めスポーツ番組も観ましたが、主に観ていた番組は中東問題を取り扱ったニュースや討論ものです。

我が家で時事的なニュースを追う場合はいくつかのチャンネルを交互に見比べるようにしています。
というのもチャンネルによって内容や視点がかなり違うからです。

私は日本のメディアのことは詳しくないのでイギリスの事情と比べてお話しすることはできませんが、報道に自由がある国では、どの国でもいろんな考えの人たちが自分の好みに合ったニュース番組を選ぶのではないかと想像します。

我が家はヴァージンというケーブル会社と、アダルト系を外したフルパッケージを契約しているので、ニュース番組専門チャンネルだけでもいくつもの選択があります。
以下はヴァージンで観ることができるニュース専門チャンネルとその特徴(私の主観なので正確ではないかもしれません)




*BBC News  公共放送局なので政治的な立場は中立のはずだけど、政治的な配慮が目立つので左に見られやすい、各地に特派員がいる。

*Sky News ニュースの速さが売り、やや右より、広いけれど浅い報道。

*GB News ポピュリスト、右、保守派の支持層、政治的な討論番組が多い。

ということで我が家は3つのチャンネル(BBC、SKY、GBN)を移動しながらニュースを追う流れ。

今回のイスラエル・アメリカが行ったイランへの攻撃ですが、どのチャンネルでもかなりの時間を割いています。
特にドバイの空港やホテルがイランから攻撃された時から単なる中東問題から身近なニュースへと雰囲気が変わった感じがしました。
イラン→中東のとある国(自分には直接関係がない遠い国)
ドバイ→ホリデー先、知り合いが住んでいる(つまり自分にも関係あるかもしれない都市)

実際、イランから革命が原因で逃れてきてロンドンに住んでいる人たちを私もティムちゃんも知っていますが、感覚としてイランが近いと思ったことはありません。
でも、そのイランからドーバー海峡程度の狭い海を渡ったUAEはお友達も住んでいるし、ホリデー先の候補に挙がったこともあるし、一気に身近になるのです。
今回のニュースでも中東に住んでいる英国人のことが話題になりました。
GBNでは何と25万人ほどの英国人がドバイに住んでいると報道されていました。
本当なのか気になって、AIに聞いてみました。
「中東に在住の英国人の数を国別に教えて」
そうしたらUAEで5万5千人。

ドバイの英国人の数を聞いたら25万人。
あまりにも矛盾しているので原因を訪ねたら「25万人という数は 不動産市場や現地ビジネス関係者の推計 を基にした「都市ドバイに住所を構える英国籍者(居住者ベース)」 を指していて実際よりも多めだそう。
そして、5万5千人の統計は「英国国籍保持者を何らかの国勢調査等の公式統計で計上した人数」なので二重国籍者や一時的滞在者(非居住扱い)の除外がされた、実態よりも大幅に少ない数だそうです。

人口ひとつをとってもどの数字を使うのかで大きな違いが出て来る。
ソースの特定って大事ですね。

今朝、3月2日の時点で英国外務省は、おそらく9万4千人と想定されるUAEに住む英国人(この数字が一番実際に近い?)に対して確認のための登録を呼びかけています。
避難作戦の準備のようです。
ドバイのホテルに滞在中の観光客に対しては、すでにUAEから各ホテルに宿泊客の延泊を認めるように通達がされている(この情報は要確認)ようなので現在は様子見といったところなのかと思います。
エアスペースが使えないので陸路安全な場所まで出て、そこから船か飛行機という避難路になるでしょうか?

現在イギリスと日本を結ぶ飛行機のルートは、ロシア・ウクライナ戦争のあおりで北極圏を通るか、中東を通るかというルートに加え、中華系の飛行機会社でロシア上空を飛ぶという3つの選択肢がありました。
中国の航空会社はここ数か月、日本ルートの本数を減らしています。
現在中東のハブ空港が使用停止。
ということで北極圏を通るルートが主なルートとなりそうです。
トルコの空港は今のところ大丈夫のようですが、状況によってどうなるか流動的なので、フライトの予定があるのなら、各航空会社に直接問い合わせをした方がいいと思います。

私は3月半ばまでのお仕事をキャンセルしました。
後半は少し様子を見て決めようと思っています。
特に土曜日はデモなども予想されるし、中心地ではテロなどの危険も高くなると思うので外出の際は十分に気を付けてください。
これは私の主観ですから賛同できない人もいるかと思います。
個人のリスク管理の考えはいろいろだと思いますからご自身で判断を。

ニュース番組の話に戻ると、上にあげた3チャンネルの他にも、何かに特化していたり、海外ベースのチャンネルなどもイギリスで見ることができます。
以前はNHKも入っていたのにいつの間にかヴァージンでは取り扱いがなくなりました。
というか、NHKワールドはニュースがほとんど無くて日本の紹介番組とかが主なので、ニュースの枠に入っていたのが間違いなんですけどね。。

BBC Parliament  国会中継や政治の委員会などの中継に特化。

Bloomberg  ビジネス、金融情報専門。

CNBC 経済やビジネス関連のニュース番組。

Euronews ヨーロッパの国際ニュース。

NDTV 24x7 インドベースの国際ニュース。

Al Jazeera English カタールベースの国際ニュース。

France 24 English  フランスベースの国際ニュース。

CNN アメリカベース、左派、リベラル、広く浅い報道で単純。

さて、次の記事はもう少し平和なことを書きたいです。



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年2月28日土曜日

戦争が始まった



この記事では「何事もなければいいけれど」と結びましたが今朝、2月28日のグリニッジ標準時間7時半にテヘランでイスラエル軍からの攻撃が確認されました。

次いでアメリカからも攻撃開始のアナウンス。
8時過ぎにはイランからイスラエルに向けてミサイルが発射されたようです。

この地図は BBCニュースの記事(リンクします)からの借用で、イラン内の核に関する場所を示しています。


そしてこちらの地図が現在イスラエル‐アメリカ軍からの攻撃を受けた場所。

イランの東側に国境を接するパキスタンとアフガニスタンでも紛争が続いています。

この週末はニュースに付きっきりになりそうです。



イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2026年2月22日日曜日

不穏な空気

外務省のたびレジに登録しているのに加え在留届もちゃんと出しているので、いろんなメールが外務省から届きます。

「疫病の感染に気を付けてください」とか
「人混みでテロ事件に巻込まれないように」とかの一般情報もあれば、
「パスポートの期限が迫っているので更新を」とかの個人的なメールも来ます。

外国に行く用があるとか、感慨に住んでいる人は登録しておくと安心です。

メールが来るのは不定期で、必要に応じて送られてくるようです。
金曜日の朝にも【広域情報】中東情勢の急激な変化の可能性に関する注意喚起というタイトルでメールが届きました。

中東地域の情勢が急激に変化する可能性があるなんて書かれています。

イギリスのメディアでもアメリカがイランに攻撃を仕掛けるかもしれないという話題がイギリス領チェイゴス諸島の主権問題も合わせて話題になっています。

チェイゴス諸島にはアメリカ軍(と英国軍)の基地があって、現在はイギリス領ですが、その主権をモーリシャスに返還する協定が進んでいます。

もし返還してしまえばアメリカ軍が基地として使えなくなるので、現在中東問題が悪化している中、かなり重要なポジションなのです。

サウジアラビアとイランの間にホルムズ海峡がありますが、もし紛争が始まったらこの海峡を利用する物流が止まる可能性があります。
石油をはじめたくさんのタンカーがこの海峡を使っています。
もちろん戦争ということにでもなれば、私たちが知っている世界が大きく変わることにもなりかねません。

今日で冬季オリンピックも終わり。

オリンピックが終わるまでは攻撃はないのでは、という見方もあるようです。
が、こんな風に外務省からのお知らせを受け取ると一気に緊張感が増しますね。

何事もなければいいのですが。




イギリスの観光ガイドはライセンス制です。ご予約の際は英国政府公認ブルーバッジガイドを雇用しましょう。(リンクします)





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年12月24日火曜日

今年のクリスマスのナンバーワンは?

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


イギリスではクリスマスにトップチャートに輝くとかなり名誉なことのようです。
毎年世界中でたくさんの歌が生まれるわけですが、やっぱりこの時期にはプレゼントに歌を送る人も多いですからね。
もちろん最近は実際のレコードやCDなどを買うことはほぼなくなりましたが、ダウンロード数で人気というのは数値に出ます。
クリスマスナンバーワンは実物の売り上げ、ダウンロード数、ストリーミング数を合わせた数字だそうです。

イギリスの歴史を紐解くと、クリスマス直前の1週間の売り上げをチャートにしたのは1952年から。
ただ、特にクリスマスヒットとしてトップを争うようになったのは1973年だそう。
それ以降クリスマス用の(といえば語弊があるかもしれませんが)名作が数多くこの世に出てきました。


2024年のクリスマスナンバーワンは、何と Wham のラストクリスマスでした!
80年代の歌です。

実は直前まで現首相をからかった歌がかなりいい線を行っていたので、おそらく労働党による裏工作があったのではという懐疑派もいるくらい(笑)
実際のところはわかりませんが、労働党のメンバーがみんなでラストクリスマスをストリーミングしているところを想像すると可笑しいです。


首相、キア・スターマーをからかった歌は「Sir Starmer and the Granny Harmers」というバンド名、歌のタイトルは「Freezing This Christmas」

観てみたい人のためにYouTube の動画を貼っておきます。

冬の光熱費サポートを取りやめて年金生活者を苦しめているという政策をパロディーにしたものでメロディーは1974年に流行った「Lonely This Christmas」です。
こういったのがイギリスのユーモア。





  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年11月10日日曜日

今年はメタルのポピーが増えた!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)

10月の終わりから11月前半にガイドすると、よくお客様からポピーに関する質問を受けます。

「テレビのニュースキャスター含めみんな赤い花をつけているのはなぜ?」

このブログでもポピーに関する記事はいくつか紹介してきました。

ポピーアピール(リンクします)

11月11日はイギリスの戦没者の日です。
この日には私たちのために亡くなったり、怪我をした兵士たちを考える日です。
この日に一番近い日曜日には王室のメンバーの参加の元、ホワイトホールで荘厳な式が挙げられます。
リメンバランス・サンデーと呼ばれています。

今年のリメンバランスサンデーは今日、11月10日です。


赤い花は芥子の花のつもりなんです。
第一次世界大戦で最も激しい戦場だったのが今のベルギー、そこには芥子の花が咲き乱れていたそうです。
私が住んでいるリッチモンドにこの造花を作る工場があって、見学したこともあるし、記事にもしたと思ったんだけど、探しきれない。
書くつもりで写真を撮って書かなかったのかもしれない。

今年思ったのが、このリッチモンドで作っている紙のポピーよりも、メタルのポピーをつけている人が多いこと。

実は私も今年は小さめのメタルのポピーをつけています。
私が最初にメタルのポピーを買ったのは2014年。

それ以降いろんなポピーを着けてきましたが、ここ2年ほどは紙製に戻っていました。
メタルのポピーには年号が入っています。
なので来年はまた別のものを手に入れるために寄付することになる。
紙と違って材料費も高額だろうから、寄付の金額も増える(と思う)という人が多いんだろうと想像します。

写真を載せておきますね。

毎年、厳粛な雰囲気の中、イギリスの各地でセレモニーが行われますが、今年はいくつかの地方都市でパレスチナの人たちのためのデモが予定されています。

イギリスでは、大切なこの日を邪魔されたくないという人たちと、デモをする権利があるという人たちとの間で争いになっています。

戦争で亡くなった人たちや、その人たちが守ろうとした平和の式典でいさかいが起ころうとしているのはなんて皮肉なんだろうと思います。

大きなもめごとに発展しないことを願っています。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年7月23日火曜日

今季プレミアリーグの観戦はどうなっちゃうの?!

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


朝、目が覚めたら先ずベッドの中でXをチェックするんだけど、今朝はビックリなニュース。

22年からプレミアリーグの日本放映権を持っていた SPOTV が今季の放映権を放棄するって😱

本場イギリスでは土曜日の3時の試合はTVでの放送がありません。

ここ数年はVPNでIPアドレスを日本に繋いで、日本での放映権を契約している会社のサイトから観戦していました。
アーセナルの試合は土曜日の3時以外に振られることがほとんどだけど、やっぱり年間を通してみると数試合はこの方法の利用が必要。

例えば昨シーズンだとプレミアリーグ38試合中、5試合が土曜日3時の枠で行われたので、イギリスでの生中継は無し。
そこで、日本での中継をラップトップからテレビに繋いで通して観戦しました。
正直、アーセナルのようなクラブはテレビ中継される試合の方が多いので、ファンとしてはありがたいです。
一言でプレミアリーグといっても、イギリスでの生中継がほとんどないチームも多いだろうと思います。

日本での放送をちゃんと契約して観戦する前は、私もいろんな方法を試して、失敗したこともあります。

今季の放映権、いったいどこが入手するんだろう。
私が結んでいる SPOTV との年間契約は3万円しなかったと思います。
はじめの年は月間契約を更新していましたが、2年目は年間契約。
それがこの8月に切れたらもう更新はなし。
この会社(ほかにもABEMAもそう)のいいところはイギリス発行のクレジットカードで口座が開設できて、支払いも問題なかったことかな。
前に日本での放映権を持っていたDAZN はイギリスにも会社があるからか、テリトリー管理が厳しかった。
例えばVPNを駆使しても、イギリス発行のカードが使えなくて、日本に住んでいる妹経由で開設と支払いをしなくてはいけませんでした。
アメリカの会社で放映権もっているところも、ほとんどがイギリスとかかわりがある会社なので、この点がネック。
口座開設や支払いがイギリスからできないようなシステムがきっちりしている。

イギリスで正式に土曜日の試合を放送してくれるようになれば、すべて解決するのになぁ。

これは1節目の試合予定。
土曜日の3時だけ放送が無いのがよくわかります。
スカイTV のサイトから切り取ったので出てはいませんが、12時半の試合はTNTで生中継。


アーセナルの試合に限れば、1節目は土曜日の3時で中継なし。
その後は、対ヴィラがスカイ、対ブライトンがTNT、対スパーズがスカイ、対シティーがスカイで中継ということで土曜日の3時以外に試合が予定されています。
そしてその後はまだ不明。

試合の組み合わせは、通常の発表では全て土曜日の3時という設定です。
そして6週間前までに正式な日時が設定されます。
有名なチーム同士の対戦だと、数か月前に発表になることも多いですが、それでも変更の可能性が全くないわけではないので、やっぱり6週間というのは目安として覚えておいた方がいいです。
放映するかどうか、そしてどの会社かは直前に決まることも多いです。
特に春の試合。
鬩ぎあっているチーム同士とかの場合を考慮するから。

日本からチケットを用意してお越しのお客様でたまにあるのが、その事実を知らなくて土曜日の3時で決定だと思い込んだ日程で来る人。
前日の金曜日だったり、翌々日の月曜日に変更になる可能性もあります。
なので、試合予定日6週間以前の土曜日3時というのは信用してはいけません!!

プレミアリーグ放映権に話を戻すと、今朝のうわさでは U-NEXT という会社が有力候補だとか?
でも正式発表を待たないと、何とも言えないようですね。
今のうちにアカウントだけ作っておこうかな?
そう思って手続きしてみたら、やっぱりクレジットカードが使えない。
日本の電話番号もいるみたい。

こういった日本限定のネットサービスにつないでくれる日本の会社ってないのかな?
手数料払っても利用したい人多いと思うな。









  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月28日金曜日

ガーター勲章

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


ウインザー城に行くと、必ず触れる話題が「ガーター勲章」

イギリスで、最も高貴な勲章です。
24人の終身制の騎士たちと、国王(もしくは女王)そして皇太子の26人からなる騎士団。

なぜ、ウインザー城で話題になるかというのは、この騎士団に所属する貴族たちの家紋が城内のセントジョージ礼拝堂にかけられているから。


ずらりと旗が並んでいますね。

右手のオレンジ色の旗、見えますか?
真ん中が菊の御紋。
これは、上皇さまがガーター勲章をお持ちなので、ここにかけられているのです。


ガーター勲章を制定したのはエドワード3世という王様です。
この人!
ふたつの王冠が剣に刺さっているのは、イギリスの王様というだけではなく、フランスの王位継承権を請求したからです。(もうひとつはスコットランド)
そのために起こったのが100年戦争。

自分のために戦ってくれる勇士たちのための勲章がガーター勲章ということです。
赤十字の旗を金で縁取りされた青いベルトがぐるりと囲んでいます。
赤十字はセントジョージの旗。
そして、ベルトはガーターですから留め金があるように見えるの、わかりますか?
そこにはラテン語で「邪悪な考えを恥じよ」と刻まれています。

これには面白い逸話があります。
100年戦争は、100年間ずっとひとつの戦争があったわけではなくて、色んな戦争が含まれています。
あるときイギリスが勝った後のお祝いパーティーで、エドワード3世が片思いのお姫様を見つめていました。
するとあろうことか、その彼女がはらりとガーターベルトを落としてしまったのです。
「あっ」と思った王様は彼女の元に駆け寄ってガーターベルトを拾って手渡したそう。

周りのみんなのくすくす笑いの中、彼はガーターベルトを高々と掲げ、
「邪悪なる考えを恥じよ(Honi soit qui mal y pense)」とラテン語(の一種)で言ったとか。
そこで止めておけばよかったのですが、その後「お前たちもすぐにガーターを身に着けたくなるだろう!」と言ったので勲章を創る羽目になった、というもの。

眉唾物のお話ですが、面白いですよね。

本当は、馬に乗る騎士たちがつけて一番目立つのがひざ下の靴下留めだというのですが、全く面白みがありません(笑)
なので観光ガイドは普通ダンスパーティーの話をします。
他にもお相手の女性は長男ブラックプリンスのガールフレンドだとか。

天皇陛下は宮中晩餐会の少し前にこちらを受け取られ、それを身に着けて晩餐会に臨まれました。
写真はBAZAARから(リンクします)




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月26日水曜日

ペリカンもごあいさつにやってきた?天皇陛下の公式訪問

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)



昨日はお天気が悪く気温も低かったイギリスで、いきなり真夏日。
熱中症も心配というから、私は一日中おうちにいました。

テレビにくぎ付けだった在英邦人も多かったんじゃないかな?

というのも丁度、天皇陛下と雅子さまが公式訪問でイギリスにおいでです。
テレビ局のいくつかが、そんなお二人の様子を中継していたので、私もおうちに居ながらしっかり見ることができました。

閲兵式の後、馬車でのパレードでバッキンガム宮殿に向かわれたお姿は、英国らしい行列でとても華やか。

日本のテレビでも取り上げられたようですね。

こういった中継はテレビ局によってカメラワークがいろいろ。
なので、チェンネルを替えながら見ていました。

多分一番ながく放送していたのはGB Newsという番組じゃないかな。
天皇陛下がチャールズ3世と一緒にお乗りの馬車がヴィクトリア女王の像を過ぎたあたり、カメラのアングルが少し変わってヴィクトリアメモリアルガーデンの花壇が映りました。

何と、そこにはペリカンが!!

あっという間の出来事だったので、きれいな画像じゃないです。
2羽いますね。
歩いていた姿がかわいい。ビデオにとればよかった。
普段はお隣のセントジェームス公園にいるので、ここまで出てくるのは珍しい。
この花壇まで出てくるのを見たのは、私は初めて。
ペリカンは前に撮ったのがあるはず。
このビデオの背景に白い壁が見えるでしょう?昨日のペリカンはその壁の向こうをのんびり歩いていたのです。

夜には宮廷で晩餐会が開かれました。

チャールズ3世がスピーチをして、カンパイって締めくくった後の天皇陛下のスピーチです。

これもテレビの中継で全部見ることができました。

今回のご滞在中に、天皇陛下はイギリスで一番権威がある「ガーター勲章」をチャールズ王から贈呈されました。
木曜日には、ウインザー城のセントジョージ礼拝堂へ、エリザベス2世のお墓参りが予定されていますが、その時には菊の御紋が入った旗がチャペル内に掲げられるんだと思います。
現在上皇さまが受け取られた勲章のための菊の御紋が飾られているので、チャペルに2本の御紋がかかるのを見るのが楽しみです。

これもテレビで中継してくれると嬉しいな。
というのも一般の人は中で写真が撮れないから。

どこかに出たら、このブログでも紹介しますね。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2024年6月20日木曜日

夏至といえばストーンヘンジ!それなのに…

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


今年のイギリスは雨が多くて気温も低いです。

こんなにお天気が悪いのは、私がイギリスに来て以来かも。
それでも今週はいいお天気が続いて嬉しいです。
そして、今日は夏至。

一年で一番陽が長い。
ということは、明日からまた少しずつ朝が遅くなるんですね(涙)

私が住んでいるリッチモンド(ロンドンの南西部)では、きょうの日の出は4時44分。
日暮れは9時22分です。

夏至と冬至は太陽信仰にとってはとても大切な日。
太陽のサイクルの重要なポイントです。

赤道に近いならともかく、緯度が高い地域では陽の長さは1年を通して大きく異なります。
そんな陽の長さが1年で一番長いのは北半球では6月20日頃。

夏至といえば日だと思っている人が多いのですが、実は夏至は地球の軸の角度が太陽に対して最も大きくなる瞬間のひとつ(もうひとつは冬至)です。
地球のどこにいるかで夏至の瞬間の時間は違います。
イギリスの今年の夏至は、今日6月20日の夜8時51分。

太陽の周りを公転している地球は、公転の軌道を円周と考えると、その円周から90度に自転の軸があるのではなくて、少し傾いています。
なので、黄道を一周する1年の間に、太陽に対するこの軸の角度が変化するわけです。
こんな風に書くとややこしいですが、イラストにすると分かりやすい。
コンピューターでパパっと描いたからちょっと変だけど、太陽の周りの水色の円盤が黄道を表しています。
そして地球に刺さっている軸が自転軸。

左の地球が夏至で、北極に一日中陽が差すのが想像できると思います。
宇宙レベルではなく、地球上から太陽の動きを見ると、北半球では正午の太陽が1年で最も高くなるのが夏至。
逆に一番低くなるのが冬至というわけです。

太陽信仰の人たちはそういった太陽の動きをモニターできるような設備を持つことでも知られます。
そんなひとつがイギリス南西部にある世界遺産「ストーンヘンジ」

昨日はこの大切なストーンヘンジに、環境問題を提議する JUST STOP OILのメンバーたちがオレンジ色の粉末ペイントを噴射するという事件が起こりました。

許せない暴挙です。

ストーンヘンジ自体は基礎部分が約5000年前に作られた建造物です。
古代からここにあるとても大切な場所で、石そのものにも貴重な地衣類(簡単に言うと藻の仲間)が見られます。
今回のこの事件のために、この地衣類に被害があったのか心配する声が出ています。

イギリスでは昔から人権のひとつとして問題提起の機会を守る風潮がありますが、目立つために何をしてもいいというこのような行動は許されるべきではないと思います。

今回はこの貴重な文化財に対する暴行、
地衣類への危険行動、
太陽信仰を持つ人たちの神殿への暴挙、
自分がやりたいことのために、さっと数えただけでも3つの大きな暴力が振るわれました。
皆さんはどう思われますか?



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2022年9月13日火曜日

学校もスーパーマーケットもお休み!

故エリザベス女王の国葬の日取りが、9月19日(月曜日)と正式に発表されました。

この日はバンクホリデー(イギリスの祝祭日)と認定されたので、学校はお休みです。
職場はどうかといえば、それは雇用主と被雇用者との契約次第なので、一概には言えません。
もし雇用契約が「バンクホリデーは休日」ということならその人はお休みですが、そういった契約ではなく「休日は年にxx日」といった体裁ならバンクホリデーが増えても関係ないかもしれません。

でも働いている人たちが国葬をテレビ中継で見る権利を奪うのは「世間体が悪い」ということで会社をお休みにしたり、国葬の前後数時間をお休みにしたりするところは多いと思います。

多分、スーパーマーケットもそうだろうなと思って、ニュースで探してみると、やっぱりいろんなお店がお休みになるようです。

今朝の段階で私が把握できたのは以下の情報です。

19日の営業はしないお店
John Lewis(デパート) 
Waitrose(スーパーマーケット、国葬のルートにあたるミニ店舗は国葬の前後のみ開店) 
Primark(衣料品店) 
Homebase(ホームセンター)
Sainsbury's(スーパーマーケット、コンビニとガソリンスタンドは時短営業)
Argos (カタログショップ)
Aldi (スーパーマーケット)
Lidl (スーパーマーケット)
Tesco(スーパーマーケット、大型店は閉店、エクスプレスは時短営業)

大型のショッピングセンターは開けるところが多いようです。
中で、国葬をスクリーン上映するみたい。

Ocado(オンラインスーパー)はウェブで確認したら19日の配達は取り扱わないようです。
Whole foods(スーパーマーケット)はウェブに情報が出ていないので問い合わせ中です。
メールもツイッターの返事が来ないので、リッチモンドの店舗に電話したら「まだ決まってない」って言われました。

ライバル企業の様子でまだ検討中みたいな感じが、いろんなニュースを通じて伝わってきます(笑)
時短営業を決めているところは数時間閉めるとか、夕方から営業とか、夕方まで営業とか、ソースで結構変わってくるので、時短営業で統一しました。



2022年9月9日金曜日

エリザベス女王のご崩御



昨日、9月8日はお昼頃から「バルモラル城にご滞在中のエリザベス女王のお加減が良くないらしい」とニュース。

そのうち「ロイヤルファミリーがバルモラルへ向けて、公務をキャンセルして移動を始めた」というニュースに変わり、キャスターたちが黒を身にまとい始めたかと思ったら、いくつかのテレビチャンネルで放送予定を変更して「女王陛下に関する特番」を放送し始めました。

5時45分からアーセナル対チューリッヒの試合をスポーツチャンネルで観戦中、いきなり画面が黒く変わってエリザベス女王のご崩御がアナウンスされました。

私もティムちゃんも、エリザベス女王がいないイギリスを知りません。
会ったことがあるわけでもない人物なのに、何かぽっかりと失ったような気分なのは不思議です。
ダイアナ妃がお亡くなりになられた時もショックだったけれど、私自身にとっての喪失感ということでは桁違いです。

今日、9月9日は、観光地も閉鎖の場所が多いです。
バッキンガム宮殿やウィンザー城といったロイヤルコレクもちろん、ロンドン塔やハンプトンコート宮殿などを擁するヒストリックロイヤルパレス、トラファルガー広場に面した国立美術館も休館のようです。

国全体で国葬が終了するまで喪に服すことになりました。

今週末のスポーツの行事もことごとくキャンセルが発表されています。
お出かけの予定があるなら事前のチェックをお勧めします。

国葬はこの記事を書いている今は、まだ、正式発表がありませんが、おそらく18日の日曜日か19日の月曜日になるようです。
その4日前には国会議事堂内のウエストミンスターホールで柩の安置があって、国民が最後のお別れができるように配慮されています。

お亡くなりになる前々日までご公務をこなされていて、保守党の新しい首相リズトラス氏をバルモラル城で迎えたのが最後になりました。

一生を女王として公に捧げたエリザベス女王のご冥福をお祈りします。


私のブログも公式の喪が明けるまでランキングバナーへのリンクを外します。



2021年10月1日金曜日

イギリスの流通問題とユティリティー会社の倒産

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


ここ最近のイギリスの話題と言えば、ガソリンのパニック買いとユティリティー会社の倒産。

ガソリンが不足しているわけではないので落ち着いてって言われても、映像で行列を見せられると買いたくなる人もいるんですね。
去年、スーパーマーケットの棚からトイレットペーパーが無くなったの、全然教訓になっていない。

我が家では最近は車に乗ることもめったにないので、ニュースでガソリンスタンドに何時間も並んだなんてニュースを見ても、実感がわきませんし、万が一必要になった時のために買いに行こうとかも思いません。

でも昨日はティムちゃんのフィジオセラピストが来ていたんですが、彼女はガソリンが無くなりそうだけど、並ぶ時間もないからどうしようかなんて話をしていました。
勤務先から離れたところに住んでいるエッセンシャルワーカーの人たちにとれば重要な問題だろうと思います。

まだリッチモンドはバス網も発達しているし、地下鉄や鉄道もあるのでいざとなればなんとかなりそうですが、ロンドンの一部や、まして田舎で公共の乗り物がほとんどない地域では死活問題です。

この状況、ガソリンが不足しているのではなく、トラックの運転手不足から配送の問題が原因の一つらしいです。
同じ問題がスーパーマーケットの一部商品の品不足の原因にもなっているそうで、イギリスは緊急にヨーロッパの大型トラック運転手に3か月の労働ビザを発給することになったとニュースにありました。

イギリスがユーロを離脱して、26000人の大型トラック運転手がヨーロッパに帰国したのが事の起こり(インディペンデント紙)

それにしても、3か月の労働ビザなんかのためにわざわざイギリスで働きたい運転手さんなんているのか疑問です。


さてガソリンの話はそれくらいにして、もう一つの話題はユティリティー会社の倒産。
最近、天然ガスの卸価格の高騰でイギリスのユティリティー会社が次々と倒産しています。私が利用していた会社も倒産しました。
でも、自動的に大手に吸収されるので、サービスが滞ることはないそうです。

今月倒産したユティリティー会社。
Avro Energy 
Green People’s Energy 
Utility Point 
MoneyPlus Energy 
PFP Energy
Igloo
Symbio Energy
Enstroga


私が利用していた会社からは倒産のお知らせ、吸収した会社からはあいさつのメールが送られてきました。


それ以外は何の変化もないです。
でも引継ぎが終わったら、新たなタリフが送られてくるので、それを見てから他の会社のタリフと比べてみるつもりでいます。

我が家はほぼ電気だけの生活で、ガスは雰囲気のために暖炉に火を入れる時しか使いません。
だけど、フラット全体の暖房や給油のシステムはガスを使っているので、共益費が値上がりするだろうな~。

他にも燃料や輸送費のコストから、食料品の値上げも心配されています。

ティムちゃんは、すでにクリスマスの七面鳥やガチョウの情報をお肉屋さんや農場に問い合わせしていますが、例年よりは値段の決定が遅いみたいです。
きっとコストの調整だろうなと思っています。
もう9月も終わりなのに、まだ料金は未定というお肉屋さんが多くてびっくり。
その割にはオーガニックの七面鳥は売り切れのところも多いです。
値段が未定なのに売り切れって、ちょっとすごい。
値段が出ているところは、去年よりも10%から20%高いです。
去年はロックダウンでクリスマスの集いもままならなかったから、今年は派手にお祝いしようという人も多いだろうし、値段は高くても売れるんだろうなと思います。


もう明日は10月。
今年はクリスマスのプレゼントも早めに買う人たちが多くなりそう。



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2020年4月30日木曜日

トム大佐、100歳になる! コロナ日記、4月30日

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)



昨日まではトム大尉だったトム・モーアさんの100歳のお誕生日。
今日からはトムモーア大佐。
少佐と中佐の位を飛び越しての名誉大佐になりました。

先月まで、トムさんのことを、知っていたのはごく少数。
だけど、このコロナ騒ぎが始まってから、NHS(イギリス国民保険)のための募金活動を始めて、それで一躍有名人になりました。

4月の初めに、月末のお誕生日までに、自宅のお庭の端から端まで100往復して1000ポンド集めることが目標でした。
100歳近くのお爺さんが、コツコツ自分のできることで募金活動を行っていることに共感した人たちが寄付を続けて、なんと今朝の募金総額は3000万ポンド(約40億円)
テレビやネットなどでも大きく取り上げられて、たくさんの人々のインスピレーションになりました。

今朝はエリザベス女王やボリスジョンソン首相からもお祝いのメッセージがあったそうです。

お誕生日をお祝いするカードもたくさん届いて、記念のために郵便局が彼の自宅近くに郵便ポストを設立したそうです。

暗いニュースが続く毎日の中、明るいニュース。
たくさんの人がトムさんのお誕生日をお祝いしました。

今日で4月が終わり。

私はこのひと月で1回しか外出しませんでした。
ティムちゃんも1回だけ。

おうちに篭る生活にも慣れて、それほど悪くないなって思い始めています。

私は毎日ブログ記事を書きました。
10年以上続けているブログですが、1か月間毎日書いたのは初めて。
通常の生活に戻った時に、いい記録になると思います。
記録といえば、3月の終わりごろから毎日午後4時前後におうちの外の通行量を調べています。
明日はそれをブログに載せようかな?

今日のお昼ご飯はビーフのサラダ。


夜ご飯はスペアリブ。

お肉屋さんにマリネ済みのスペアリブがあるか聞いたら「スモークBBQ」「中華風」「ピリピリ」の3種類があるというので「中華風」を持ってきてもらいました。
袋を開けてびっくり。
ピンク色だし、変なスパイスの匂い(スパイスであってほしい)だし。
気持ち悪いから捨てちゃおうかってティムちゃんに言ったら、洗って蜂蜜とお醤油かけて焼いたら大丈夫かもって。
でその通りにしたら、変な匂いも消えておいしく食べられました。

そんなこんなで1年の1/3が終わりの日。
明日も無事に過ごせますように。

STAY SAFE !




  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。

2020年4月1日水曜日

スクープ! 英国のリーダーたちの間で秘密裏に進められている計画とは?

今日のイギリス情報ブログのランキング(リンクします)


毎日暗いニュースが世界中で流れていますが、少しずつトンネルの先の明かりみたいなニュースも入り始めました。

イギリスでは医療現場と研究イノベーション機関、民間産業が一体となって新しい医療器具の生産にあたったり、新薬の治験などの話題も出ています。

早くコロナウイルスが終息してほしいです!


さて、今日ご案内するのは、本日4月1日に特別に入手した情報です。
最後の一行までちゃんと読んでくださいね。

英国のリーダーたち、つまり王室と政府が、コロナウイルス終息後の英国の経済発展のための計画を秘密裏に進めています。
この計画には英国の観光業界も関わっていて、その経路で公認観光ガイドである私にも情報が流れてきたのです。

コロナウイルス対策のために、他国に比べると大盤振る舞いの感もある英国政府。
支出は国民健康保険や失業手当なども含む社会保障といったものや、外国から国民を呼び戻すための経費など多岐にわたります。

そこで、終息後になるべくたくさんの外国資金を誘致して、特にダメージを受けた観光産業(航空、宿泊施設、飲食業を含むホスピタリティー一般)を活性化する狙いもあるそうです。

具体的な決定はまだされていませんが、現在候補に挙がっている9つのアイディアをお伝えしたいと思います。
全てオークションで競売に出され、最も高額なオファーを募ることになりそう。
そして、オークションの売り上げは全て国庫に入ります。


1、Afternoon tea、  内容;女王様同席のアフタヌーンティー、ロケーションは未定ですがロンドンの高級ホテルの名前がいくつか候補に挙がっています。セキュリティーチェックのため、1か月以上前の応募が条件。ドレスコードあり。オークションで勝ち取れなくてもがっかりしないで! 女王様がご参加後、実際のアフタヌーンティーと同じ場所で同じメニュー「Queen's Afternoon Tea」(女王さまは在席しません)を一人150ポンドで楽しむことができて、うち90%が税金として納められるそうです。英国政府、なかなか商売っ気があるなぁ!

2、Place to stay、 内容;政府関係、王室関連の主要な建物の民泊化。コロナウイルス終息後から1年間の限定です。現在候補に挙がっているのは首相官邸、バッキンガム宮殿、ウインザー城、チェッカーズ、国会議事堂など。申し込みは、すでにAir BnB に1年以上登録していて、いいレビューを受けているアカウントのみ受け付けるそうです。

3、Reality Royal、 内容;王位継承権6位以降の王室メンバーによるリアリティーショー。ハイランドの森の中で、ロイヤルメンバーが大自然を相手に、執事やスタッフ無しで、難関に立ち向かうサバイバル系の予定。オークションに出されるメディアへの放映権だけでなく、オリンピック・パラリンピックの代替えでアメリカのスポンサーも募る予定なので、期間は7月末から9月半ばが設定されています。メーガン妃の参加が期待されています。

4、Island Escape、 内容;スコットランド沖にある、無人島の所有権。島で放し飼いになっている、海藻を食べる羊100頭とミッジ100万匹がもれなくついてきます。

5、Legal Experience、 内容;イギリスの最高裁判所で裁判官を務める権利、ただし担当する裁判は選べないそうです。Ede & Ravenscroft で用意されるカツラと法衣は落札価格に含まれます。

6、Father Boris、 内容;首相ボリスジョンソン夫妻に代わって、出産予定の彼の子供の名前を付ける権利、すでに主要ブックメーカー(賭け屋)のオッズでは Emirates が一番人気。

7、Oxford University Diploma、 内容;オックスフォード大学の学位。これがあれば世界中の政治家とコネクションを持つことができる最高の人脈 基盤になります。

8、Observatory Right、 内容;世界の標準子午線があるグリニッチ天文台と標準子午線を落札者の希望の場所に移設。但し移設にかかる工事費用は落札者の負担。そして、この建物は保存指定がされているので、移設後も外観を変えることは許されていません。

9、Loch Ness Monster、 内容;すでに発見されて、秘密の場所に隠されているネッシーと24時間過ごす権利。水泳ができることが申込時の条件。


どれも英国が世界に誇るものばかり。
オークションの日程が決まったら、またお知らせしますね。
それでは最後に9項目の頭文字をつなげてください。
わかった?

この記事を書いているとき、いろんな可能性を考えながら、とっても楽しかった。
皆さんのエイプリルフールはいかがでしたか?



  ブログのランキングに登録しています。 よかったらクリックして応援してください。
イギリスランキング コメントは承認制なので反映に時間がかかります。