2026年9月5日土曜日

今度こそゴッホ!


ということで、改めてゴッホのおはなし。

パッと見れば痛々しい絵ですよね。
普通、けがをしたことがはっきりわかる自画像を描こうなんて気になります?
しかも、そのけがは自傷行為。
いったいどんな気持ちでゴッホは筆をとったんでしょう?

「ゴーギャンに捨てられたかわいそうな僕を見て」って自虐的に描いたのかな?
でも、もしそうだとすれば、背景にごちゃごちゃ他のものを入れずに、その当時ゴッホが気に入っていた、補色を壁紙のような背景にして、もっと自分を際立たせることもできたはず。

ゴッホがこの絵を描いたのは1889年の1月7日直後だと言われています。
ゴーギャンとの口論の後、自分の耳を切った事件が12月23日なので、その約2週間後です。

ゴッホが切った耳を紙に包んでなじみの売春宿に託したことから警察が介入して、部屋で意識のないゴッホが発見されるといった経緯。
発見された後、彼はアルルの私立病院に2週間ほど入院することになりますが、そこを退院したのが1月7日というわけです。

1月7日に書かれたテオへの手紙では友人のローランがよくしてくれたことや、その日の夕食を共にしたことと併せて、翌日から絵を描き始めるつもりであることにも触れています。
その同じ手紙で、ゴッホは静物画から始めるつもりだと書いているのですが、実際にはこの自画像を描いて画家をあきらめない決意を表したようです。
自分との約束。

バックグラウンドを見てください。

包帯の側にイーゼルが置かれているのが見えますよね。
キャンバスにはまだ色がない。
つまりこれから描くってことじゃないかな。

そして右手側には浮世絵らしいものが見えます。

この作品は実際にゴッホが持っていたもの。
でも、現在では失われてしまったそうです。

大英博物館で広重展があった時にもゴッホと浮世絵についての紹介がありました(リンクします)

この自画像に浮世絵を入れたのは、次に描く題材を示唆したんだと思います。

次に描いたのはカニ。
こちらは現在ロンドンのナショナルギャラリーに展示されています。
実はナショナルギャラリーの所蔵ではなくプライベートのコレクションからのローンです。

弟テオからお金だけではなく、画材やその他のものなども送ってもらっていたゴッホですが、1888年の9月にもいろいろと「日本のもの」を受け取っています。
9月22日のテオあての手紙にそのお礼と Le Japon Artistique(日本の芸術を紹介した雑誌) の編集者についての言及があります。

テオからこの雑誌を送ってもらっていたことは何かで読んだことがあるので、私はてっきり蟹の表紙の号を思い浮かべていました。
インパクトがあるし、なんとなくゴッホが好きそうな感じがしたので。

この浮世絵は leJapon の表紙のひとつで八島岳亭という人の作品。
でも調べてみたら、ゴッホが題材のひらめきを受けたものではないみたい。
というのもこの浮世絵が表紙だったのは1890年の4月号の表紙でした。

ということは1889年の1月に描かれた絵のインスピレーションにはなり得ません。
なので、テオが送ったという1888年の5月号と6月号を調べてみました。
この雑誌、5月が初版なので6月号が2号目なんです。←ちょっとややこしい(笑)
ここに出てきます。
これは後に発売された総集編みたいなものの51ページ目。

そしてこちらが57ページ目の一部分。
ゴッホが描いた蟹とはずいぶん違いますよね。
そりゃそうです。
アルルはプロヴァンス地方なので地中海が一番近い。
ゴッホは地中海で普通に捕れる蟹を市場で買ってきたそうです。
日本の蟹とは違って当然。

ということで、ゴーギャンがいなくなった後も頑張ろうって思って描いたゴッホの自画像が最初に紹介したコートールドのものということなんです。
そして、ちゃんと静物画も描いた。

それなのに、世間はゴッホに冷たい。
アルルの住人達がゴッホを追放する運動を始めたんです。
30人以上の署名を集めてゴッホを糾弾する嘆願書が作られてアルルの市長に届けられたのが1889年2月。
「狂った赤毛」とあだ名されていた外国人のゴッホは、嘆願書にも間違った名前が記載されていました。
酔うと何をするかわからない危険人物で女性や子供が危ないので隔離か追放を望むという訴えでした。
嘆願書の後はすぐに病院の独房に隔離され、黄色い家は警察によって封鎖されてしまいます。
その後ゴッホはサンレミの療養所に移る決心をするのでした。

以前書いたゴッホ関連の記事をリンクしますね。
お時間があればどうぞ😉





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2026年9月3日木曜日

お酒を控えて2か月でどうなったか?

そうなんです!
お酒を控えて2か月が経ちました。
なんだかすごい書き出しですね!

私のブログを定期的に読んでくださっている奇特な(なんて書き方!)皆さんは私がジムのメンバーになった話を憶えているかもしれません。

憶えていない人のためにこちらをどうぞ!

お客様とイギリスのジム巡りをして興味を持ったことも要因のひとつだったんですが、実は血液検査の結果があまり良くなかったんです。

イギリスでは持病がある人のお薬はGPから定期的に処方してもらえます(これは無料)
でイングランドに住んでいる16歳以上60歳以下のまともな収入がある人は約10ポンドを処方箋ひとつに付き支払ってお薬を購入する仕組みです。
この年齢外や収入が少ない人は無料でお薬を貰うことができます。
また、スコットランドではみんな無料。
桃太郎君がスコットランドからリッチモンドに戻ってきて、最初に文句を言ったのがこれ。
彼はリッチモンドに戻ってきてから初めて処方箋にお金を払いました。


いろんな理由で定期的に飲むお薬がある人は、お薬が身体にあっているかどうか、年に一度検査をします。
私の場合はこの検査が血液検査。

痛風だと診断されてからお薬のおかげで傷みもなく過ごしていますが、春ごろに血液検査をして問題がないかのチェックがありました。

血液検査の結果はGPのアプリに数値が届くので、興味があれば自分でチェックすることができます。
でも問題があればGPから連絡があるだろうし、自分からは何もする必要はありません。

で、あったんですよ、そのGPからの連絡が(涙)
数値のひとつが変なのでちょっとお酒をやめてみて数値が下がるか見てみましょうって。
正直、それ以前から飲みすぎている自覚はあったので、おうちで飲むのは低アルコールのワインのみにしていました。
10%から12%のワイン。
これくらいのレベルのワインって最近少ないんです。
一般的には12.5から14%くらいのものが本当に多い。
特に赤。
ま、強いお酒は元から飲まないのですが、ワインは毎日飲んでいました。
それをおうちで飲むのは週末のロースト料理の時にグラスに1杯だけにしました。
お外でご飯の時は、ひとりの時は飲まない、お客様と一緒の時は特に制限なしって決まりにしました。


なので厳しい制限ではありません。
だって守れないくらい厳しかったら意味がないですからね。

他にもカラダスキャンを買いました。
体重だけじゃなく脂肪とかも測れる体重計。
以前持っていたのはWIFIとかに繋ぐタイプだったんだけど、今回はなるべくシンプルな測るだけのタイプを探してきました。

そして毎朝体重を計る癖をつけました。←えらい!
はじめは脂肪とかも測っていたんですが、そちらは途中で週1くらいに減ってしまいました。
毎日測ってもあんまり意味ないかな~と思ったので。

体重も実際は毎日変化があるので週の平均とかを調べないと意味ないと思うんですけどね。

で、2か月で体重はそれほど減りませんでした。
お酒を減らしたらもっと減ると思っていたのに残念。←どれだけ飲んでたの⁉
でも、1㎏減ったので良しとします。

それよりも内臓脂肪が減ったのが大きい。
オムロンでは内臓脂肪の数値がレベルで表されます。
始めた時は6だったのが5になりました!
この表はオムロンのカラダスキャンのものです。
判定 内臓脂肪レベル
標準 1~9(0.5~9.5)
やや高い 10~14(10.0~14.5)
高い 15~30(15.0~30.0)
ブログに書くから調べたんですが、調べるまで数値は1から10までしかないと思っていました。
だから6から5って大きいと思いましたが1から30だったら全然大きな変化じゃない😅

でもお酒のカロリーは内臓脂肪になるって聞いていたから、ここに一番変化が出たのは減らした甲斐があったというものです。

これからもあんまり飲みすぎないようにして、内臓脂肪を減らしていこうと思います。


ところでジム通いはどうなったか?

聞かないで~(爆)
まったく行っていません。
やっぱり高いところに入会しなくてよかった。
賢明な判断だったわ、私😀←そこじゃない!

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2026年9月1日火曜日

ティムちゃん、ごめんね🥺

9月に入りました。
イギリスでは秋のはじまり。

え、まだ暑いのにって思うかもしれませんが、8月は既に秋だって思っている人も多いです。
今年は暑かったイギリスも先週くらいから気温が落ち着いて、雨不足のロンドンにも少し雨が降りました。

キッチンでお料理するのが苦になるほど暑い日が続いたイギリスだったのですが、これからは煮込み料理とかじっくり火を通す系のお料理が増えていきます。

昨日はキャセロールを作ったのですが、牛肉をソテーしている時に失敗してしまいました。
といってもお料理の方じゃない。


これ、去年のクリスマスにティムちゃんにプレゼントしたマグ。
本来は子供用らしいんだけど、柄が可愛かったのと、小ぶりなサイズが気に入って一目で購入を決めました。
マグの内側にも柄が入っているので飲み物を注ぐときの目安にもなる。
ティムちゃんも喜んで毎日使っていました。


これがそのマグの現在の姿😭
フライパンの柄でぶつけて落としてしまったんです。
ホブの上を移動させるのに横着してずらした先にこのマグがあったというマヌケな失敗。

破片が揃っているかチェックのためにちょっと組み立ててみました。
落ちた破片でケガをしないように、掃除機をかける前に念のため破片を集めてみるんです。
ガラスなど透明なものは特に、そうでなくても陶磁器の破片はお掃除する特に踏んでケガをしたりすると大変だから。

こんな細かな方法まで書くと、普段からよく物を割っているのがバレますね(笑)

買ってもらったちょっといいグラスをその日に割ったこともある。
気をつけてはいるんだけど、事故は起きる。

我が家ではみんなでお揃いのものもありますが、グラスやカップ類はそれぞれ自分専用の特別のものを使っています。

ティムちゃん用のマグは他にもいくつかあるんだけど、これが一番好きだって使う度に言っていたからかなり罪悪感。

一点ものというわけじゃないので同じものを買うこともできますが「しばらくは他のマグを使うから買わないで」ってくぎを刺されてしまいました。

多分またクリスマスに買ってもらいたいんじゃないかな。
クリスマスに貰ったら新たなプレゼントだけど、今買うと割ったものの代替えだから嬉しくないってことだと思う。
私も同じように思うのでわかる(笑)

こんな話題に出てくるくらい、クリスマスはもうすぐって感じのイギリス。
9月に入ったので、スーパーマーケットにもクリスマス商品が顔を出す時期なんです。

いくらなんでも早すぎる?
ですよね。
でも、そう思っていてもあっという間にクリスマスになっちゃうんですよ!



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