2012年7月4日水曜日

Alberi Del Paradiso

シチリアのチェファルーは、パレルモから電車で約1時間。
リゾート地なのでたくさんのホテルがあります。

私たちが選んだのは、「Alberi Del Paradiso」
少し高台にあって眺めがいいホテル。
そして、プールがあることも条件の一つです。


 これは、私たちのお部屋からの眺め
 ホテルの外観はこんな風です。
ちょうどジャスミンの花の季節だったみたいで、タクシーから降りた途端とてもいいにおい。
ホテルの入り口にジャスミンがたくさん植わっていました。

チェファルーのメインの砂浜にプライベートビーチ。
で、姉妹ホテルの脇にも素敵なプライベートビーチ。
姉妹ホテルはチェファルーのロックの向こう側にあります。

プライベートビーチとホテルの間は、無料のシャトルバスが走っています(要予約)

私たちはデラックスルームというカテゴリーのお部屋に泊まりました。
浴槽があるお部屋はそんなに多くなさそう。
お部屋の写真を探したのですが、どうやら撮らなかったみたいです。
唯一見つかったのがこの写真。
これ、テレビでシャーロックホームズ(イタリア語に吹き替え)をやっていたもの。
ジェレミーブレット主演。
イタリア語のシャールックに大笑いだったので、記念に撮ったのです(笑)

テレビは100チャンネルくらいあって、NHKもありました。
圧倒的にイタリア語なんだけど、こういった吹き替えものはオリジナルにも変更可能。
お部屋も広いし、バルコニーも広い。
インターネットも無料で早い。
ベッドは普通、パレルモのほうが良かった。
湯船もパレルモのほうが深かった。

朝ごはんは宿泊とセットだったんだけど、朝10時までしかやっていない。
そこで、5回くらいしか食べられなかった。
リゾート地なんだから、せめて10時半、できれば11時まで開ければいいのに。
でも内容は結構良かった。
オレンジを絞る機械があって、ジュースを飲むだけでも価値があるかも。

でも、またここに泊まるか、と聞かれれば、多分もっと中心に近いホテルを探すと思う。
中心まで歩いて15分というのは、少し遠い。
タクシーはチェファルーのどこから乗っても10ユーロ。
町でご飯を食べた後はいつもタクシーを利用しました。

パレルモの空港までのタクシーは80ユーロでした。
空港までの料金は聞く人によって全然違ったので要注意かも。
140ユーロと言われたこともあった。
タクシーに乗るたびに、いろんな運転手に聞いて、個人的に予約しました。
因みにホテルでは120ユーロといわれました。

2012年7月3日火曜日

シチリア旅行のリンク

2012年にシチリアへホリデーに行きました。

パレルモに4泊、チェファルーに16泊。

シチリアに行ってみようかなーという方のために、記事のリンクをこのページに集めておきます。

パレルモのホテル

Palazzo Sitano 

パレルモのレストラン

Il Maestro del Brodo
Trarroria La Cambusa
Ristorante Santandrea
Antica Focacceria San Francesco


チェファルーは、パレルモから電車で約1時間というお手軽な距離なのに、たくさんの日本人が来ているようではありませんでした。
多分、もっと有名な観光地を訪れるだけで、滞在期間が終わってしまうんでしょうね。
日本語のブログなどで、情報を集めていても、そんなに量がなかったので、少しだけ記事を書いておくことにします。


チェファルー
ロック(まだ書いていません)
カステルブオーノ(まだ書いていません)

チェファルーのホテル
Alberi Del Paradiso

チェファルーのレストラン

ケンティア
ラ・ボッタ
黒猫(まだ書いていません)

Palazzo Sitano

今回のホリデーは、いつものようにヴィラに泊まるのではなく、ホテルに滞在。
だから、一番ネックになるのは食事。
レストランの開いている時間に、レストランの出すものしか食べることが出来ません。
パレルモの市場を見たときに、本当にヴィラ滞在でないのを後悔しました(笑)

でも、もう桃太郎君も来ないホリデーは、ティムちゃんと2人きり。
ヴィラだと寂しいかな? そう思って、今回はホテル。
 パレルモでの宿泊先は「Palazzo Sitano」というホテルです。

まず、空港からのアクセスですが、イタリアのタクシーはあまり信用できない(ロンドンのタクシーが優秀なので)かもしれない、そう思ってホテルに予約してもらいました。

私たちのフライトが到着する頃を見計らって、名前を描いたボードを持った運転手とミート。
パレルモは、空港から中心地へのリムジンバスがあるそうですが、面倒なので。
この方法だと、ホテルが分からない、なんてことにもなりません。
料金は37ユーロ(チップは別)でした。

お部屋のカテゴリーは
コンフォート、
スペリオール、
デラックス、
そしてスイートの4種類で、私たちのお部屋はデラックスタイプ。
ベッドがすごくよかった。
 街中なので、景色が綺麗ってわけじゃないけど、市場の近くというのが気に入りました。
 それから浴槽の深いのも。
肩までゆっくり浸かれるお風呂は、贅沢な気分になります。
フロントの対応もよかったし、満足なんだけど、インターネットは無料なのが1日30分だけ。
と言うか、1回30分。
それを越えるとまた新しいパスワードをフロントでもらわないといけません。
面倒なので滞在中は有料のサービスを使いました。
24時間で15ユーロ。
スピードも悪くなかったので、ネットを使いたい人も安心。
パレルモに来る機会がまたあったら、多分リピートすると思います。

La Botte

 今日紹介するのは、シチリア、チェファルーの小さなレストラン。
名前は「La Botte
客層に、地元の人が混じっている、チェファルーでは珍しいレストランです。
リゾート地なので、服装と言葉で観光客かどうかが分かります。
地元の人は、レストランに行くのに、少し改まった格好をしています。
イタリア人だって、チェファルーに来るだろうけど、やっぱり外国人のほうが多そう。

ここではイタリア人の食べているものを見て、あれは何? 同じものを下さい。
という方法が一番いいかも。
そんなのは、ちょっと恥ずかしい?
でも一度もイヤな顔はされなかったし、(お店の側も、食べている人も)
それよりも、そこから会話が始まったりして、楽しかった。

ただ、このレストランではあんまり写真を撮らなかった。
特に、見たものを注文した時は、写真を撮ったりする時間が、何となく後ろめたくって(笑)

上の写真はタコのサラダ。
とっても美味しかった。
タコのサラダは好きなので、メニューになくても作ってもらったりします。
ここのメニューにはちゃんと載っていました。

これも私がよく注文するメニューのひとつ。
シンプルなボンゴレのスパゲッティー。
「ロッソ(赤)、ビアンコ(白)?」って聞かれたので、ビアンコ。
つぶれていないチェリートマトなら、ロッソも好きだけど、万が一イタリア語のみだったら、
そこまでイタリア語で細かく言う自信がないので(笑)
 ティムちゃんは初めて行くお店では、焼き魚を頼む場合が多いです。
そして、いつも同じ事を言います。
「マッシュポテトがあればいいのに」
確か、このときはチップスを頼んだはず。
ケンティアのある、後ろが海に面している通りの、1本内側の通りにあります。
だから、景色はなし。
でも味は、多分、チェファルーでは一番だと思う。

2012年7月2日月曜日

Kentia

7月に入りました。
私立の学校は、今週の終わりくらいに夏休みに入ります。
イギリスでは、夏のホリデーに出かける人たちも徐々に増えてきます。
ということで、先月に行ったシチリアのレストランを何軒が紹介しておきます。
チェファルー滞在中に、ホテル以外のレストランで、もっとも多く足を運んだレストン、
Kentia」を紹介します。

レストランは、長い廊下からやっとたどり着く、完全に屋内の部分と、
海に張り出したテラスの部分があります。 
テラスといっても屋根もあれば、ビニールの壁もあるので、あまり屋外っぽくはありません。 
このレストラン、何が一番よかったか、というと、サービスです。 
食べ物の味は70点から80点くらい。 でもサービスは90点くらい。 
それから立地も、海を見ながらのお食事ということでステキです。
 レヴューでは、そんなに評価が高くなかったけど、他の評価の高いレストランよりも、私たちには満足度が高かったです。 
チェファルーで1回しか食事のチャンスがない、というなら、迷わずここをお勧めします。 
ただ、メニューには幅があるので、絶対においしいという保障はできません(笑) 
去年はカプリで 
「島だし、しかも観光地だから、モッツアレッラが美味しくない」 
といううわさを聞いて、ちょっとがっかりしたのですが、
それなりに美味しいものを食べることが出来ました。 
でも、チェファルーでは、1回も美味しいモッツアレッラを食べることが出来ませんでした。 
Kentiaだったら、大丈夫かな、と思って、カプリサラダを注文してみましたが、
やっぱりモッツアレッラは大ハズレ。 
だから注文しない方がいいです(笑) 
ツナのカルパッチョもだめだった。 
じゃあ何がいいかといえば、お好みですが、ロブスターのパスタとか?
 もうひとつ、ハウスのパスタ(魚介類のソース)の方が、味に深みはあるけれど、やっぱりロブスターが入っていると、豪華な気分になれるので(笑)
お値段もそんなにしなかった。20ユーロだったと思う。

それから、チェファルーで捕れる、小さなお魚を揚げたもの。
素朴な味で、身もしまっていて、白ワインのおつまみにぴったり。

 これは、ティムちゃんが気に入って、行くたびに注文していた前菜のスープ。
お豆のスープです。
量がすごく多かったのに、美味しいって全部食べてた。
ティムちゃんは気に入らないと何も食べない人なので、よっぽど気にいったんでしょうね。
 メニューにはなかったけど、タコのサラダを作ってもらったこともあります。
これもすごく美味しかった。
チェファルーのいろんなレストランで、タコのサラダを注文したけど、ここは2番目に美味しかった。
因みに1番はボッタというお店。
 これは、ラムチョップ。
イタリアの割には美味しかった。
ラムはイギリスで食べる方が美味しい。
食後酒の出し方が、仰々しくて面白いので行く度に必ず頼みました。
これはレモンチェッロ。
もっと強いお酒の時は、火をつけて持ってきてくれたり。
そういったものって、ロンドンで注文しようとは思わないけど、ホリデーらしいので、つい(笑

おまけ
これは帰る前日。
まだ、シーズン本番でもないし、平日のお昼なので、すいていました。
いきなり、生演奏が始まったんだけど、いつもは見たことがありません。
演奏の部分をちょっとだけ録画しました。

2012年7月1日日曜日

きゅうりのサンドウィッチ



今日紹介するのは、イギリスらしいお料理。
きゅうりのサンドウィッチです。
「サンドウィッチをお料理とは呼べない」
そんな声が聞こえてきそうですが、
美味しいサンドウィッチを作るのには、手間もテクニックも必要です。

どんなサンドウィッチも、具と相性のいいパンがあります。
きゅうりのサンドウィッチには、白いパン。
キメは細かい方がいいけれど、工場で作られたプラスティックのようなパンはダメ。
ある程度、コシのあるパンがいいです。

午後のティータイム用のサンドウィッチなので、お昼ごはんが終わったら用意を始めます。

パン生地はしっかりこねて、濡れたペーパータオルをかぶせて1時間ちょっと置きます。
 こんな風に倍くらいに膨らんだら、きれいにまとめて型に入れて、また1時間。
 入れた時にはこんなカンジだったのに、
 オーヴンに入れる頃にはこんなに膨らみます。
焼きあがったら布巾に包んでおきます。
こうすると、パンの耳が硬くなりすぎない。
サンドウィッチを美味しく食べるコツは、いただく直前に作ること。
でも、パンは暖かいと切りにくいから、食べる時間の1時間前までには焼き上げておきます。
無塩バターも室温に戻しておきます。

さて、肝心のきゅうりです。
まず、皮をむきます(厚くむき過ぎないように注意)
そして2mmくらいの薄切りにします。
ごく軽めに塩を振って、レモンを振りかけて20分くらいおきます

さて、全ての用意が整ったら、パンを切ります。
はさむ材料によって厚みを変えます。
左はきゅうりのサンドウィッチ用で、右はベーコンのサンドウィッチ。
1.5倍くらい右の方が厚いでしょう?
バターをきちんと塗ります。
そして、軽く水分をとったきゅうりをこんな風に。
 パンの耳は全部とって、食べやすい形に切って出来上がり。
今日紹介したのは、イギリスのきゅうりのサンドウィッチです。
日本では何でも「こうするともっと美味しい」みたいに工夫をしちゃうんですが、
「イギリス風」を楽しみたいなら以下の工夫はご法度です(笑)

1、バターにマスタードやマヨネーズを混ぜる。
2、きゅうりの水分をとりすぎる。
3、きゅうりの皮をむかない。
4、ハムなど、きゅうり以外の材料を加える。

さあ、なぜご法度か? 
1は、きゅうり本来の味が楽しめません。
2は、食べるときにぱりぱり音がします。
3は色が濃くなりすぎ+上品な味でなくなります。
4はボリュームがありすぎ。

もちろん、イギリス風にこだわらないなら、好きなように作ってください。


きゅうりのサンドウィッチは、おなかが空いていない時に食べるのが基本です(笑)
おなかが空いている時には、ベーコンとレタスののサンドウィッチ。
こっちは桃太郎君用。
耳は切り取らずに、ざっくり半分に切ってお皿に盛ります。




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2012年6月30日土曜日

ビッグベンの名前

私の職業は観光ガイドですが、だからといってロンドンやイギリスのことを何でも知っているかというと、もちろんそんなことはありません。

今日も、何となくお気に入りのサイトをチェックしていて、びっくりしました。
お気に入りブログ、ロンドン日々のあぶく。の新記事のタイトルが
「国会議事堂の名称変更」

ちょっとサーチしてみると、いろいろ記事が出てきました。
デイリーメールの記事(リンクします)を読むと、国会議事堂の有名な時計塔の名前が、ダイアモンドジュビリーの記念でエリザベスタワーに改名されるようです。
本当は、この塔は「時計塔」なんですけど、みんなビッグベンだと思い込んでいます。

ロンドンの観光の行程に「Houses Of Parliament(国会議事堂)」が入っていると、「ビッグベンには行かないの?」なんてよく聞かれます。
実は、有名な「ビッグベン」は、国会議事堂の時計塔の中に収められているベルの名前です。

最近傾いてきているとか、いろんなニュースにでてきます。
でも、イギリスの「顔」のひとつ。
名前を変えても、きっと「ビッグベン」としか覚えてもらえないだろうに。

2012年6月29日金曜日

ベッカム抜きのチームGB

昨日、オリンピックのフットボール・チームGBに、デイビッド・ベッカムが選ばれなかったことが、とっても大きく報じられていました。
とりあえず英語だけど、デイリーメールの記事をリンクしておきます。

誰もが予想しなかった結果です。
彼は東ロンドンの出身でもあるし、オリンピックの会場から遠くないところに、フットボールの養成学校を作ったこともあって、今回のオリンピックのテーマである、レガシー(次の世代のための遺産)にもぴったりのイメージがあります。
ギリシアまで聖火をとりに行ったり、オリンピックの公の場でも活躍していました。

このニュースは、監督を務めるスチュワート・ピアースから、直接電話でベッカムに伝えられたそうです。
話を聞いていなかった英国オリンピック委員会や、LOCOG(オリンピック・パラリンピック・ロンドン組織委員会)の人たちもびっくり。
ピアース監督が言うには、「守りに力を入れたかったから」

このニュースをどう受け止めるかは、本当に人それぞれ。

LOCOGのトップを務めるコー卿は、自分の役職をベッカムに譲る話までした、とのウワサまででています。
ニュースに対するコメントの欄を見ても、ベッカム出過ぎだからちょうどいいんじゃない、という意見もあれば、勝つだけがフットボールの目的じゃない、なんていう意見も。

実は、またこの間、例のラジオ番組(リンクします)に出る機会があって、私も「ベッカムが選ばれるかも」
なんて、話していたんですよね。
お聞きになりたい方は、ウェブラジオ(リンクします)でどうぞ。
でもこれで、またフットボールのチケットの売れ行きに影響が出そう(笑)
イギリスのオリンピック公式サイトでは、問題なくフットボールのチケットが手に入ります。
(この記事をアップした時点)
ベッカムが出るから売れるってわけじゃないだろうけど、彼の功績は、メンバーに入れるっていうことで讃えてもいいと思うけどなぁ。
彼のスポンサーの企業も、みんながっかりらしい。

しかし、スチュワート・ピアースはこの一件でかなり敵を作ったと思う。

オイスターカード

じゃーん。
新しい、オイスターカードです!


今年はダイアモンドジュビリーの特別仕様のものが発売されると聞いていたのですが、
ホリデーのためにすっかり忘れていました。

オリンピック用のものも出るっていう発表もありました。

そこで、この間からいろんな駅で聞いてみているのですが、
「うちの駅では売っていない」という返事ばかり。
ダイアモンドジュビリーのお祭りが終わった後だから、売り切れたかもしれないけれど、
オリンピックのは、6月(日にちはなし)から売り出すってウェブに出てるし・・・。

リッチモンドの駅では「ジュビリーのものは、ここでは売られなかった」という情報も。
で、昨日、ウォータールーの駅で、やっと両方買うことができました。
使うつもりはないのですが、数枚ずつ購入。

駅で(つまり正規の方法で)購入すると、1枚5ポンド。
ちょっと、オークションサイトを覗いてみたら、いろんなお値段で売られているようです。



ダイアモンドジュビリーのものは、
女王様のお写真と併せて、
ちゃんとカードに「ダイアモンドジュビリー」と書いてあります。
でもオリンピックのものはかわいい図柄に「2012年夏の特別仕様」としか書いてありません。


みんな気軽にオリンピックという言葉を使いますが、実はオリンピックという言葉が使えるのは、正式なスポンサーだけなんですよねー。
もちろん使い方によるので、会話などは問題ないです。
でもウェブサイトに載せたり、カードに記載するのにはいろんな規制があります。
だから、きっとこのカードには「オリンピック」と書いたり、
5輪のロゴを入れたり出来なかったんでしょうね。

私もオリンピックの開催に合わせて、特別な追加認定ライセンスのための講習を受けて、
無事に試験にも受かりりました。
でもだからといって、お仕事のサイトにオリンピック公認ガイドとは書けません。
控えめに、ロンドン2012オフィシャルガイドって書いてあります(笑)
何のことか分かりにくいですけど、しかたないんです。
それはオリンピックという言葉にも、また、5輪のロゴにも規制があるから。
スポンサー以外の事業のサイトに、5輪のロゴを見かけたら、それはルール違反。
ウェブでは結構見かけます。

いつだったか、テレビで、レイトン(オリンピック会場近くの下町)のカフェが
「Olympic Cafe」の看板を出していたところ、注意を勧告されて
「O」を取り外して「lympic Cafe」の名前で営業を続けた、と話題になりました。
すぐ後に、そこを通りかかった時にはちゃんと「O」が戻っていたので笑っちゃいました。
取り外し自由になっているのかもね。


2012年6月27日水曜日

Hill Close Gardens


私のお客様の大部分は、初めてお会いして、きっともうお会いすることのない人たちです。
でも中には、毎年お越しになる方や、不定期ですが、何度も渡英される方もいらっしゃいます。
そんなお客様に、何人か、英語の先生がいます。
ある先生は、毎年6月のいい季節に、サマースクールに生徒さんたちと参加されます。
私はもう何年もその先生のために「コッツウォルズの日帰り旅行」をアレンジしています。
コッツウォルズの村のいくつかに、1箇所だけお庭の訪問を入れるといった風です。
先生は毎年お越しですが、生徒さんたちは毎回違うので、同じコースを組めば良さそうなものですが、それも芸がないので、いつも新しいお庭を組み込んでいます。


今日は、先日その先生と訪れた、イギリスの素敵なお庭を紹介します。
Hill Close Gardens」という名前で、多分、あまり日本の人には知られていないと思います。

イギリス人は、日本人と同じように、お庭が大好きです。
ヴィクトリア時代(150年ほど前)のことですが、街中に住んでいるために、お庭をもてない人たちのために、町外れに「貸し庭」の制度が出来ました。
貧しい労働者のため、というよりは、ある程度収入があるロウワーミドルクラスが対象でした。
庭は区画(プロット)に分けられて、プロットごとに貸し出されました。

ヒルクローズガーデンは、ウォリックの町外れにあります。
はじめは貸すだけだった庭は、そのうち売りにも出されるようになります。
20年ほど前には、ヒルクローズのもとの貸し庭は、16プロットを残してデベロッパーに売却され、その16プロットも荒れ放題となっていました。
そしてとうとう1993年に、ウォリックの地方自治体がその16プロットの所有者になって、30軒の家を建てる申請が出されたのです。

ヒルクローズが盛況だった時代には、人々はお庭を自分の好みに造って、自宅では求められないくつろぎや、子供たちの遊び場、市場では手に入らない珍しい野菜や果物のための菜園などに利用しました。

雨の日にもお庭を楽しんだり、用具入れのために、各プロットにはサマーハウスが建てられました。
サマーハウスは4畳半くらいの小さなおうちです。
材料は木だったり、レンガだったり、持ち主の好みで建てられました。
16プロットの中でも、荒れ方が一番ひどかった庭にも、サマーハウスが建てられていました。
レンガ製だったので、ちゃんと残っていたこの建物は、建築許可申請(プランニング・パーミッション)の時の調査で、当時考えられていたよりも古いことが分かりました。
さらに調べてみると、ヴィクトリア時代には国内に何百と存在していたヒルクローズのような「貸し庭」が、現在では4例しか残っていないことが分かり、1994年にグレード2の保存指定を受けたのです。

そして2000年にはヒルクローズ保存のためのトラストが設置され、2005年からお庭の修復が始まりました。
現在では1人のプロ(有給)の庭師頭を筆頭に、ボランティアの庭師たちがお庭の手入れを担当しています。
プロットごとにいろんな雰囲気が楽しめるのは、イギリスで人気のヒドコートのような「Rooms」風です。
でも、もっともっと、親しみの持てる庭。
予約すると、ボランティアの人が、1時間弱でゆっくりと案内してくれます。

私のグループは、クリスという名前のおじいさんが案内してくれました。
「どこから来たんだ?」と聞くので、ロンドンから、と答えたら、ロンドンからのグループは初めてだって言われました。
やっぱりまだまだ知られていないんだ。

ツアーが終わってから、クリスさんに「どの季節が本当のお勧め?」って聞いてみました。
「Ah、That is very good question (うーん難しいね)」
と前置きして、
「春には果物の木が、それは綺麗な花をつけるんですよ。日本でもサクラが有名でしょう?」
サクラは日本では花ですが、イギリス人にかかっちゃうと果物の木なんですね(笑)
「そして夏には、ご覧のように、お花が見事です。」
「秋には果樹園が実って、梨やりんごの味比べをしたり、やっぱり難しい質問ですねぇ」

ウォリックを訪れるなら、是非足を伸ばしてみてください。
ウォリックの競馬場のお向かいです。

お庭を楽しむのにも、ソーシャルヒストリーの勉強にも、いろいろ役立つと思います。