2008年11月29日土曜日

ヨークシャープディング


ローストビーフの付合せに、ヨークシャープディングがよく登場します。
日本ではなじみがないそうで、「一体なんですか?」って聞かれることが殆どです。
ガイドブックには「シュークリームの皮みたいなもの」って形容されます。
まぁ、そんなに遠くもないかな?

昨日は桃太郎君がお友達のところに行って、ティムちゃんはお仕事ディナーだったので晩ご飯は私だけ。
そこですごく大きなヨークシャーを作って、ソーセージと一緒に食べました。
ダイニングルームではなくって、居間のティーテーブルです。
ここでテレビを見ながら、ゆっくりご飯。

イギリスには「Toad in the Hole」というお料理があります。
訳すと「穴の中のヒキガエル」
これはヨークシャープディングとソーセージを一緒にオーブンで焼き上げたものです。
でも私は別々に焼く方が好き。
なぜかというと、Toad in the holeにしちゃうとソーセージにきれいな焼き色が付かないから、という単純な理由です。

国によっていろんなソーセージがあります。
私はイギリスのソーセージはとっても美味しいと思います。
イギリスの国内にだって、いろんな種類のソーセージがあって、入っているものが微妙に違います。
たまにイギリスのソーセージにはお肉が入ってないなんていう人がいますが、それはその人の食べたソーセージに入っていなかっただけです。
安いソーセージにはそれなりのものしか入っていないのは当たり前。
まともなお値段のものは、重さの80%以上がお肉です。
じゃあまともな値段はいくら位か、というと6本入りで3ポンドちょっとです。
そんなに高くないでしょう?

イギリスのソーセージはグリルしたり、フライパンで焼いて食べる方法が一番です。
茹でて食べる人はまずいません。

マッシュポテトと一緒にたまねぎのグレイヴィーで食べるのが「バンガー&マッシュ」
ヨークシャーで食べるのが先に書いた「トード・イン・ザ・ホール」
是非お試しください。

ヨークシャーの作り方は水と牛乳を75mlずつ合わせて、卵を1個、塩ひとつまみを加えます。
薄力粉を50g加えたら、よく混ぜて1時間くらいそのまま寝かせます。
この量でマフィン型12個分です。
ヨークシャーを作りたい容器に油を多めにひいて、オーブン200度から220度くらいで熱くしておきます。
タネを入れて30分ほど焼きます。
決してその間オーブンは開けないように!!!
小さく焼く代わりに、大きなのを一つ作っても美味しい。

6 件のコメント:

  1. ヨークシャープディングって私も知らなかった。
    1ヶ月くらいいた時には食べたのかな?たぶん食べていないと思う。

    でもこれ、何かの付け合せに良さそうですね。普通にドイツの焼きソーセージにも愛想だし。
    近いうちに試してみます!!ありがとう!

    最近FC2のせいなのか?何かが消えちゃうって事があるんです。ごめんね。

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  2. Mikiさん、こんにちは。
    僕も知りませんでした、ヨークシャー・プディング。
    Mikiさんがおっしゃるように、イギリスには旨いものがないと言うのは、旨いものを知らないだけなんですね。
    惜しいことをしたなぁ。

    イギリスではソーセージを茹でないんですね。これまた目からウロコでした。

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  3. ヨークシャープディングって名前は知っているけれども、実際にはどんなのかは知りませんでした。多分食べた事もないのかなぁ・・・。
    もうひとつ何とかプディングってありませんでしたっけ?
    ほらクリスマスに食べるやつで?
    最近ね、名前が覚えられないんですよ・・・。
    ひょえ~っ、アルツハイマー一歩手前ですかね?!
    私も今度時間のある時に試してみま~す。

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  4. ゆき珠さん、おはようございます。
    食べたことない人、多いんですねー。
    イギリスだとどこででも見ますけど。
    これって真ん中が一度膨らんだ後凹んで、お皿のような形になります。
    そこにいろいろ盛り合わせたりするお店もあります。
    パーティーのときなんかには、小さいもの(直径4センチくらい)の中にローストビーフのスライスとホースラディッシュを詰めたり、活用度は結構高いと思います。
    Yorkshire Puddingでグーグル(写真の方)するといろんなのが出てきてイメージしやすいと思います。
    大きなものは必ずお皿の形になるけど、小さいのは膨らんだままの形だったり、その時によって変化が出るのも作っていて楽しいです。
    とりあえず、油を多めに(ひくというより)入れるのがきれいに仕上げるコツです。

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  5. Nomoさん、おはようございます。
    ソーセージを茹でないっていうのも、知らない人が多いみたいですね。
    でもこんなことって住まないとわからないと思います。
    日本にないものだったら「これはどんな風に料理するんですか?」って聞くこともあるだろうけれど、日本に(同じか似たようなものが)ある場合はわざわざ聞きませんものね。
    http://www.englishsausages.com/
    このサイトはリッチモンドのファーマーズマーケットに来るソーセージやさんです。
    英語のサイトだけど、ソーセージの種類とか料理法がたくさん載っています。

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  6. マダム、クリスマスプディングです。
    これは蒸す(というか茹でる)プディングです。
    アガサクリスティーの「クリスマスプディングの冒険」に作る場面が出てきます。

    プディングというのは「デザート」という意味もあるので、イギリス料理のレストランではメニューに「デザート」の代わりに載っています。
    でもイギリス料理のメニューの中に「スティームプディング」と書いてあれば、お肉が入っていてメインコースです。甘くありません。
    そして、クリスマスに食べる「ミンス・パイ」はミンス(ひき肉)ではなくて乾燥フルーツの詰め物が入っていて、とても甘いんです。
    ああ、イギリス料理ってややこしい・・・。

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