2018年8月7日火曜日

断り切れなかったこと、すごく後悔してるんだけど、今更どうしようもない話

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今日のお仕事はウインザーで終了。
なので、列車でリッチモンドまで帰ってきました。

携帯電話でお仕事のレポートを書いていると、向かいの席に座った女の子が
「お邪魔してごめんなさい、でもあなたの靴、私、好きだって言いたくって」
そんな風に話しかけてきました。

イギリスでは全く知らない人から服装とかアクセサリーに対してのコメントをもらうことも多いので、それ自体は全く普通のことです。

でも、今日履いていた靴はいい靴じゃなかったし、楽さで選んだものだったので、
「どうもありがとう、だけど、オンラインで買った安物なのよ。職業がガイドだから歩きやすい靴と思って買ったの」そんな風に答えました。

そうしたら、
「わかるわ~私もガイドを6か月していたことがあるから、歩きやすさって大事よね!」

それから彼女が自分自身のことを話し始めて、最近仕事を首になったこととか、こどもを2人亡くしたとか男の人には幻滅してるとか、なんだか聞いているだけでお気の毒な内容でした。

で、なんとなく励まそうといろいろポジティブなこととか話そうとするのですが、そんなに簡単じゃなかったです。
26歳だっていうので、まだまだ若いんだし、人生はこれからじゃないのって言ったら、気分は46歳とか言われて、こっちがガ~ンってカンジだったし(笑)
他にも、ガイドの仕事が楽しかったのなら、何か探してみればいいんじゃないってことで、どんな資格があるとか話し始めたんだけど、メモしたいって言われた後に、ディスレクシア(綴りができない識字障害のこと)だからつづりを言って欲しいって言われて、本当にかわいそうになりました。

明るく見えるし、知らない人に話しかける度胸もあるのに、なんて不幸な境遇にいるんだろうと思っていたその時、電話番号教えてって彼女の携帯を差し出されたんです。

もしこれが男の人とかだったら、携帯電話の番号聞かれた時点で「Very Funny」の一言で終わりにするんだけど、今回は何となく差し出された携帯に番号を入れてしまいました。
彼女はその番号を保存して、折り返しかけて確認した後、列車を降りていきました。
「あなたと話せて本当に良かった。今度はお茶しながらおしゃべりしましょう」って言いながら。

でもその瞬間、「あ、私、間違ったことしちゃった!!」って後悔の始まり!
だって、彼女は私がお友達にしたいタイプの人ではないし、共通点も全くないし、話していてもかわいそうという感情しかなかったんです。

だから、たぶん彼女が電話をかけてきたら、居留守(というか出ない)もしくは出ても忙しいって言って会うのを断ると思うんです。

だったら最初に「知らない人には番号は渡したくない」ってはっきり言えばよかった。


おうちに帰ったらティムちゃんが「How was today? (今日はどんな日だった)?」聞くので、彼女の話をしたらひどく怒られました。

知らない人に電話番号を渡して、会おうって言われて、会っている間に空き巣に入ったりする詐欺事件とかがあるって。
住所も苗字も教えてないけど、そんなことってあるのかな?

他にも電話番号を悪用される可能性だってあるって。

そういった意味で後悔してたわけじゃないんだけど、言われてみれば知らない人なんだし、もっと慎重にならなきゃいけなかったかと反省しています。

でも、もしかしたら、本当に落ち込んでいた時に、ちょっと話し相手になってあげただけでも小さな助けだったんじゃないかって思いたいんですけどね。

彼女が悪い人じゃないことを祈ることくらいしかできないなぁ。




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2 件のコメント:

phary さんのコメント...

読んでいる途中から、これはちょっとまずいんじゃ、、、と思いました。
しっかりしたみきさんにしては珍しいことですね。
彼女がどういう意図でみきさんの電話番号を知りたがったのかちょっと想像がつきませんが、悪い人ではないことを祈っています。

miki bartley さんのコメント...

コメントの通知が入らなくて、投稿に時間がかかってごめんなさい。
今のところは何の連絡もないので、もしかしたら向こうも見ず知らずの私に番号を渡してしまって後悔してるのかも!