2018年7月25日水曜日

大英図書館の展示室

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毎日暑いロンドン、日本よりも湿度が低いので日陰は涼しい。
ということで、日陰を好んで歩くという、イギリスらしからぬ光景をよく目にするようになりました。

緯度の高いイギリスでは、冬の日照時間がかなり短くなります。
そこで、おひさまは浴びられる時にたくさん浴びようという人が多いのです。

ちょっとでもいいお天気だったら上半身裸になったり、水着姿で公園に寝そべる人なんかも出てきます。
でももうおひさまは十分って感じ。

昨日は週末に訪れる予定の大英図書館に下見に行ってきました。
9時半にオープンなんだけど、9時半の時点で長い行列ができていました。
 行列の最後尾に並ぶと日なた。
なので、日陰で20分ほど待って、行列が短くなってから並びました。

この中の展示室、Sir John Ritblat Gallery のコレクションが素晴らしい。
マグナカルタやビートルズ直筆の歌詞、グーテンベルク聖書や4世紀の聖書、古い地図や奈良絵巻と本当に幅の広いコレクション。

でも大英博物館と違って、写真も禁止、そして大きなグループのガイディングも禁止。
静かに閲覧している人の邪魔になりますからね。



私は大きなグループの仕事はほとんど請けません。
普通は多くても5人までかな?
なので、ここの展示室では小さな声で囁くようにガイドします。

でも今回は20人以上のお客様。
音の問題だけなら「イヤフォーンガイドのシステム使えば」って言われそうだけど、小さな展示室で20人以上固まって動き回ると、本当に個人で来た人の邪魔になります。
それでも、じゃあ自由見学でどうぞっていうのも冷たい。
そこで、前回、お客様のために「おすすめ展示マップ」を作ってお渡ししたら好評だったので、そのアップデートのための下見です。
館内の邪魔にならないところで大まかな説明をして、マップを見ながら個人見学、質問は展示室を歩いている私に個別に訊いてもらうようにしています。

ここは展示の内容がよく変わるので、覚悟はしていたけど、前回ピックアップした20ほどのおすすめ展示のうち、3つを除いてすべて入れ替わっていました!

今日はそれを元に新しい「おすすめ展示マップ」を作って、やっと今その作業が終わったところ。

大英図書館は観光の人だけでなく、研究者や学生さんたちにも人気のあるところです。
WIFIも入っているし、カフェもあってのんびりできます。
切手のコレクションも素晴らしい。
以前ブログ記事にしたので参考にどうぞ(リンクします)

大英博物館よりも空いていて涼しいです(笑)
ぜひ覗いてみてください。
行ってみようかなって人のために、作りたてのマップを載せておきますね。
クリックすると大きくなります。




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2 件のコメント:

phary さんのコメント...

みきさん、いつもながらプロフェショナルですね。どうやったら限られた条件の中でお客様に満足してもらえるか、しっかり考えて実践してらっしゃる。このおすすめ展示マップのアイディア、すごくいいです。
こんなガイドさんに当たった方はすごくラッキーですよねー。

miki bartley さんのコメント...

Pharyさん、このコメントも投稿が遅れてしまいました!
いつの間にか通知が入らない設定に代わってしまったみたいです。
こういった下見って、実は楽しいし、自分のためにもなるのです。どうせ暇なので(笑)
展示が頻繁に変わるところたくさんのものを見てもらおうって意欲が見えて、個人的にはとてもいいと思います。でもガイド泣かせ(笑)