2017年12月5日火曜日

イギリス人が大切に考えていることって何?

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昨日はティムちゃんとディナーデートしてきました。
隣町のイタリアンレストランです。
オープン40周年ということで、なんと当時のメニューを提供するって企画。

40年前の価格ですよ!
(残念ながら、40年前の価格はお料理だけで、飲み物は今年の価格です)
11月7日から月末まで、月曜日から木曜日のみってことだったんですが、好評なので12月7日まで延長したそうです。
実際、私たちも予約がなかなかとれずに、やっと昨日の来店となりました。

メニューを開いて当時の価格にビックリ‼

 ミネストローネ、65ペンス‼
 サーロインステーキが3.95ポンド。


よくこんな値段でお商売できるね~なんて話していたんですが、その時にティムちゃんが言ったこと。
すごくイギリス人らしい考えの一つなので紹介したくなりました。
「Everyone has to play the game」
直訳すると「みんなゲームをしないといけない」なんですが、意味は「フェアプレイ精神が大事」ってことです。
この会話の中では、「レストランが原価ギリギリくらいで特別サービスしてるんだから、客の方も飲み物とかで儲けが出るように注文するのが暗黙の了解ってもの」って感じの内容でした。

ティムちゃんは、通っていたプレップのモットーが「play the game」だったそうで、よくこの言葉を口にします。
イギリス人が使う「ゲーム」という言葉には、日本語にはない深い意味が含まれている気がします。
ゲームに必要なのはルール。
みんなが同じラインに立って行わないと、フェアなプレイになりません。
なので、負けることは厭わなくても、ズルしたりすることにはすごく敏感だったりします。


他の人が何をしているのか、干渉することはイギリスではあまりいいことではありません。
そういった人は Nosy って言われます。
でも他人のことがすごく気になるのが本音。
干渉は良くないけれど、観察するのは大丈夫らしい(笑)
なので、気にしないふりをしながら周りをじっくり観察します。
 ティムちゃん、レストランを見渡して、他のテーブルがワインを注文しているかどうか確認していました。
「よかった、みんなワインを注文している」
注文していない人がいてもどうしようもないのに、くだらないと思いましたがこんな些細なことで喜んだり怒ったりできるって、イギリス人は面白いなぁ。

このレストラン、サービスはイギリスのスタンダードから見ても遅かったです。
でも、古き良き時代のイタリアンで楽しめました。

90ペンスの小魚のフライ。
 イワシは85ペンス。
ラムのキノコソースは3.10ポンド。
ティムちゃんがメインに食べた子牛のレモンソースは写真に撮ったはずなんだけど撮れていなかったみたい。

 ろうそくと一輪挿しはお約束の小道具。

 フェアプレイ精神でワインは2本。
ご機嫌な私(笑)

 ティムちゃんも楽しかったみたい。
 食後酒まで注文して、今日はちょっと二日酔いでした。
 こちらがお会計。
3コースで11.55ポンド。

チップ入れて80ポンド支払いました。
ごちそうさま。




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