2015年8月26日水曜日

イギリスの DIY専門店の比較

今日のロンドン情報ブログリストはこちら(リンクします)


8月13日にはじまった、バスルームのリフォーム、まだ終わっていません(涙)

ビルダーのA さん、悪い人じゃないんですが、仕事ぶりはゆっくり目(笑)

来ると言って期待していたのに、来なかった日が1回。
来ると言ったけど期待していなくて、やっぱり来なかった日が1回。
9時に来ると言って、10時ごろだった日は1回。
9時に来ると言って、11過ぎてたことが1回。
8時に来ると言って、9時だったことが1回。

「1週間でできると思うけれど、最悪10日になるかもしれない」って言われたけど、
結局今日で2週間が終わるところ。

最低でもあと2日はかかるだろうなぁ。
新しい窓は入ってるけど、ブラインドはまだ。

シンクは置いてあるだけで、まだ繋がってないし。

 今日はタイルの目地を1日がかりでやってました。
そして、3時ごろごみを捨ててくると言ってそのまま帰ってきませんでした。
今日はもう帰るって途中で電話はあったけど。

ま、イギリスで何かしようと思ったら、これくらいは覚悟した方がいいのかな。



なので、イギリスでは「だったら自分でやっちゃえば」ってことで、
Do It Yourself  ということになる。
頭文字をとってDIY。
専門店もいくつかあります。

日本だと、ホームセンターとかっていうらしいですね。

そこで今日はイギリスのホームセンター比較をしてみたいと思います。

イギリスにはチェーンのホームセンターがいくつかあります。
スーパーマーケットと同じように、客層がずいぶん違います。



イギリス、ホームセンターの最大手はB&Q。
B&Qのウェブサイト(リンクします)
ここは高年齢者の雇用にも力を入れているところ。
DIYのお手伝いなら任せてって感じのお店です。
例えばDIYのクラスなんかも主催したりしています。

ウェブサイトを見ても、買い物だけではなく、ビデオなんかで作業のヒントを見たりできます。
私が視察でよくお邪魔するのはニューモルデンのお店。
大型店舗でプロ専門の窓口があったりもします。
アドバイスのできる店員さんも多いので、素人でも買いやすいお店です。

B&Qは、ある程度DIYの経験がある人向き。
といってもプロである必要はないです。
ペンキなどはカラースキャンができるので、欲しい色が手に入ります。


Homebase というお店も大手ですが、DIYの部門以外にもスペースが割かれています。
Homebaseのウェブサイト(リンクします)
以前視察に行ったときに「ターゲットはファミリーで年収5万ポンドくらい」
「業者任せにはしないけど、自分でDIYはできないので、リフォームのアイディアを見にお店に来るようなカンジ」なんてお話がありました。
なので、店内で買うものは照明とか、ガーデンセットとか、手を汚さなくてもできる模様替え関係が売れ筋。
ここのいいところは小さなサイズを少しだけなんて買い方ができるところ。
後、うろうろしていても場違いな感じがしないこと(笑)
カタログ販売で有名なアルゴスと同系列です。
比較的値段は高め。



Wicksは完全に業者向きって感じです。
Wicksのウェブサイト(リンクします)

店内で女の子は私だけって体験が何度もあります。
売っているものはかなりベーシック。
包装もインフォメーションがほとんどない。
店員さんの数も少ないので、アドバイスはあきらめた方がいいかも。
駐車場に屋台の食べ物屋さんがあるところが多いです。
バーガーとか、体に悪そうなものをバンに乗ってきたお兄さんたちが食べています。



Wicks と同じくらい素人が入りにくいのはSelco。
Selcoのウェブサイト(リンクします)
ネットで見ても値段は出てきません。
ログインして業者用の値段を調べるって感じです。
ここも何が欲しいのかわかっている人向き。
バンで乗り付ける人が主なので、公共の乗り物のアクセスはよくない場所が多いです。



最近業績を伸ばしているのはScrewfix。
Screwfixのウェブサイト(リンクします)
ネットでオーダー、1時間後には指定の店舗で受け取りといったサービス。
もしくは店頭でカタログオーダーです。
ツール類や定番のDIY用品なら品ぞろえはまずまず。
お店になければ翌日には用意しておいてくれるスピーディーさが売りのようです。
業者向きなんだろうけど、素人でも使えるかな?
でも窓口でアドバイスは無理っぽい。
商品は番号で認識しているだけという印象を受けました。


こういったDIYのお店では、何でもある代わりに素敵なものはほとんどない。
デザインにこだわるなら、やっぱり各専門店に行った方が品ぞろえはいいみたい。






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2015年8月23日日曜日

オイスターカードとワンディトラベルカード、どっちが便利?

今日のロンドン情報ブログリストはこちら(リンクします)


ロンドンには日本でいう「スイカ」のようなプリペイドカードがあります。
これは「オイスターカード」と呼ばれています。

オイスターカードには二つの機能があります。
お金を入れておけば、そこから利用した分だけ引き落とされるシステム。
これは Pay as you go と呼ばれています。
それほど頻繁に乗り物を利用しない人や、不定期な利用者向け。

そして、1週間とか1か月といった決められた期間に、決められた範囲を自由に動き回れる定期券のシステム。
ロンドンの交通網はゾーンシステム。
そこで、定期券の場合はそのゾーン内を自由に行き来できます。
何駅から何駅までという買い方ではなく、どのゾーンを利用するかということ。
例えば、ゾーン4に住んでゾーン1に会社があると仮定します。
するとゾーン1-4という定期を買えば、その中にある駅は全て無制限に利用できます。

大きな地図を見たい人はロンドン交通局のエリアマップ(リンクします)
一番中心がゾーン1、そこから外に広がるごとにゾーン2、3、と名前が変わっていきます。
地図バックグラウンドが、白とグレーに色分けされていて、ゾーンの境目を示しています。

さて、ここまではロンドンに住んでいる人なら「そんなこと知ってるよ」って内容ですよね?
話の本題はこれからなんです。

先月、ティムちゃんの会社の経理からお知らせが来ました。
「7月から経費の請求は、公共の乗り物の明細を提出するように」
これまではオイスターカードへの入金レシートや定期券の領収書だけでよかったのに、ちょっと面倒。

ティムちゃんはペーパーワークが苦手。
そこで、いつも私が経費請求の書類なんかを作っています。
どこからどこまで地下鉄に乗ったとかバスに乗ったなんてことは絶対に記録しそうにありません。
なので、オイスターカードを登録することにしたんです。

これは今現在使っているオイスターカードを自分名義にするという作業。
オンラインで簡単にできます。

他人がなりすましで登録するのを防ぐためだと思うのですが、最後にこのカードを使ったのはどの区間かといった質問がされます。
なので、覚えている間にやった方がいいです。
バスの場合は番号を聞かれます。

住所も聞かれるけど、手紙が来るわけではないので泊まっているホテルの住所でもいいかな?
これは未確認なので、責任は持てません。
海外の住所が登録できるのかは、ロンドン交通局に問い合わせてください。

で、登録が終わったら、自分が使った区間や時間などの情報がすべて引き出せるのです。

オイスターカードにはキャップ制度があって、1日一定の金額以上はかからない仕組みになっています。

私たちの住んでいるリッチモンドはゾーン4。
なので、中心地に行ってたくさんの乗り物に乗っても、1日9.20ポンド以上は請求されないはず。
それなのに、調べて見ると15ポンドとか、20ポンドくらい引き落とされている日が何日もありました。

これは地下鉄や鉄道利用の際に、きちんとカードの確認(タッチ)がされていないと起こるエラーです。
バスは乗るとき一回だけの確認(タッチ)です。
でも、地下鉄や鉄道は改札口から入るときと出る時の2回確認(タッチ)が必要です。
そのどちらかが、何らかの理由で行われないと5.90ポンド引き落とされて、この額はキャップに含まれないのです。

私もオイスターの Pay as you go を利用していて、たまにいつもよりお金が減るスピードが速い時があったんですが、どうやらこれが原因のよう。

登録していれば、この金額は返してくれます。
利用明細の5.90ポンドのところに Incomplete journeys という表示が出ているはずなので、乗り始めの駅か乗り終わった駅の名前を入れるだけ。

改札が混んでいる時によく起こりがち。
なので、Pay as you go を利用している人、ぜひ登録して明細をチェックしてみてください。

観光で来られる方はオイスターカードの方が安いけれど、ワンデートラベルカードはそういったエラーが起こらないのが魅力です。

また、地下鉄の切符売り場が自動化されて、窓口でオイスターに入金するのがかなり難しくなりました。
そこで、オイスターへの入金が5ポンド刻みになっていて半端です。
単純に金額だけで決められない便利さ。

因みにワンディトラベルカードは12ポンド。

町の中心しか行かないなら、オイスターカードならキャップが6.40ポンド。
でも保証金が5ポンド必要。
そして、自動販売機で買うなら10ポンドプラス5ポンド(保証金)で15ポンドかかります。
この保証金はカードを返却すると戻る建前。
でも購入後48時間以内は返却不可。

色々な要素があって、ややこしい。

とりあえず、ロンドン交通局の出している今年の料金表をリンクしておきます。
2015年のロンドンの交通費(リンクします)

イギリス在住の人は、コンタクトレスカードも使えます。
そしてこのカードもロンドン交通局に登録して明細を引き出せます。
こちらは1日のキャップに加えて週のキャップもあるので便利。

ただ、銀行系のカードを取り出しやすいところに入れるのに抵抗があるので、私はオイスターカード派。


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2015年8月20日木曜日

観光の記念におすすめなもの

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旅行って3回楽しめます。

計画を立てている時。

実際の旅行そのもの。

そして、その旅を思い出す時。

最近は旅行先で撮った写真はデジタルで保存している人がほとんど。
実際にプリントする人はどんどん減っているそうです。
デジタルだから、写真の数もただ事ではない。

旅行が終わったら整理しようと思っていても、忙しくてそのままって人が多いんじゃないかな?
私も6月のスコットランドの僻地の写真はみんなクラウドに入れたまま(笑)

もっと身近なところに旅行の思い出があったら…
というわけで、たくさんの人が思い出用に自分へのお土産を買うわけです。


観光地に行って、思い出用に何か欲しいなぁって時、皆さんは何を買いますか?

私は観光がお仕事なので、ガイドブックばっかり増えていきます。
ほとんど読まないけど、買っただけで勉強した気分になるから不思議(笑)

たまにショットグラスとか、スプーンとか集めている人にも出会います。
テディーベアも人気かな?

観光地にまつわる衣装のテディーちゃん、ほとんどの観光地で見かけます。

でもよっぽど大きなキャビネットがないと、コレクションを並べるのは大変。


そこで嵩張らなくて、なおかつ安い記念品は…というと、
イギリスの観光地によくあるペニープレス!

これは1ペニー硬貨を引き延ばして模様をつけるシステムです。

値段が安い。
そして、しかも割れ物でない。

ぜひ見かけたら、試してみてください。

数社が作っているみたいで、いろんな種類があります。
これはオクスフォード城で見かけました。


 こちらはシェイクスピアの生家のもの。

使い方は簡単。

まず、刻みたい柄を決めます。
お金を入れてしまったら変更できませんから注意!
4つくらい柄があるので決めた柄に矢印を合わせます。

お金を入れるスロットに指定の金額を入れます。
普通は1ポンド。
その横に1ペニー入れる場所があります。
このペニーが引き延ばされるので、きれいなものの方がいいかな。

それからハンドルをグルグル回すだけで出来上がり。

これは、ヨーロッパで一番高いビル、シャードのペニープレス。
ビルの高さだけじゃなく、展望台の入場料も高い!


柄はこの4種類。
右手の赤い矢印に好みの柄を合わせたところ。

ふつうはペニーを入れないといけないんだけど、ここのは要りませんでした。
ピカピカの硬貨が中に用意されている。

本当にいろんな場所にあるから、ぜひお試しください。

私のコレクションを少しお見せします。
左上から時計回りにビューリー、カーディフ城、ハンプトン宮殿、オクスフォード城。
この4つは一般的。
でもお城や紋章って図柄はありすぎて名前を読まないとどこかわからない。
右下のヘンリー8世もイギリスの観光地では何か所も関係してるので、特定しにくい。


左からロンドン塔、シェイクスピアの生家、シャード。
↑のと比べると図柄のインパクトが強いので、場所の名前は必要ない。
なぜカラスっていうのは、ロンドン塔で飼われているからです(笑)
ペニープレスではこういった柄を選ぶべき。


左から ビートルズ博物館、マンチェスターユナイテッド博物館、ビッグベン。

こうやって眺めると、シンプルなものが一番だと気が付きます。
ビートルズのものはごちゃごちゃしてすごくわかりづらい。
マンU のは機械の質だと思うけど、図柄がぼけてます。
ビッグベンのものは、どこで手に入れたか思い出せない。
国会議事堂の中にはペニープレスはなかったはずだし。
たぶん対岸のロンドンアイかな?

他にもいろんな場所に設置されています。

それぞれの場所のカメラマークをクリックすると図柄が見られます。






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2015年8月18日火曜日

ロンドンのどこに住むべきか

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昨日はロンドンの住宅事情をご案内するお仕事でした。


午前中は車窓から街並みをご覧いただいて、その町の特徴やおうちの値段などをご案内。

午後には実際に物件をいくつか訪問していただいて、内装も見てもらいました。

ちょっと小ぶりな寝室。


 寝室に付いているシャワールーム


 機能的なシステムキッチン。
この物件は2LDKで新築。
お値段は約5億円。
ケンジントンのオリンピア地区にある投資用のマンションです。
このあたりのお家賃は、これくらいのサイズだと週当たり22万円程度。

購入後賃貸に回すなら、定期預金よりは利率がいい。
単純計算でで2.3%
なおかつ物件の値段が将来上がることが期待できます。

やっぱり日本からお越しのお客様はロンドンの物価に驚かれます。
特におうちのお値段。

最近では庶民には手の届かないロンドンの住宅。
やむなく賃貸に住んでいる人もたくさんいます。

私がロンドンに来たのは1991年のことです。
イギリスにいるお友達に頼んで、とりあえず仮住まいできるところを探してもらいました。
マーケットが有名なカムデンでフラットシェア。

今でこそおしゃれな街ですが、その当時はそんなにいい印象はありませんでした。
しかもフラットシェアなんて、想像もしたことなかった。
カムデンには3週間くらいしか住みませんでした。

住むところって大事です。
ロンドンの生活はロケーションがすべてと言い切って問題ないと思います。
もちろん予算とか、いろいろな事情はあるだろうけど、無理してでも住みたいところに住むのがベスト。

でも、人によって、ロケーションに何を求めるのかは様々。

例えば駐在の日本人家族なら、日本人学校とか日本食料品店何かの近くが便利。
アーティストを目指しているんだったら、刺激になる場所がインスピレーションの助けになるかも。

歩いていて、道行く人を眺めながら、ここに住みたいなって思ったらその場所が向いている。

どんな人が周りに住んでいるのかなって気になりますよね。
だって住んでいるなら毎日その町の住人と顔を合わせるわけだし。

私はリッチモンドに住む前はサウスケンジントンに住んでいました。
賃貸で、当時の家賃と光熱費はもらっていたお給料とほぼ同額。
貯金を切り崩しながらの生活だったけれど、満足でした。
今はリッチモンドに住んでいて、緑も多いし安全だし、大好きな街に住んで幸せです。



街の雰囲気とか自分との相性は客観的に判断するのが難しい。

でも、数字に出せることも街にはたくさんあります。

私は客観的に町の案内をする時は政府の出している白書を利用します。

このサイトは私がよく利用するもの。
ロンドンのデータ(リンクします)

こんなことまで調べているのっていう面白情報がたくさん。
エクセルでダウンロードできるので、自分なりに数字を編集できるのが便利。

おうちの値段は、貧富の差が激しいロンドン、平均値の代わりに中央値で出ていました。

外国で生まれた住人も3位まで、その割合とともに書かれています。
因みにロンドンで一番外国生まれの割合が高いのはブレント区。
56.2%が外国人で、インド9.2%、ポーランド3.4%、アイルランド2.9%です。

2番目に移民が多いのはケンジントンチェルシー区で54.7%。
でも何人かというのがブレント区と大きく違う。
アメリカ5%、フランス4.2%、イタリア2.7%

失業率や失業手当をもらっている人の割合、
公務員の割合、
過去1年の間にボランティアしたことのある人の割合、
1000人当たりの犯罪被害率、
火事の件数、
高学歴の人の割合、
中学校卒業時の成績が良かった人の割合、
自転車に月1回以上乗る人の割合、
平均給与、
住宅手当を受けている家屋の割合、
おうちの値段(中央値)や持ち家の割合、
平均寿命、
緑地の割合、
ティーンエイジャーの避妊率まで載っています。
そして、それぞれの数字が区によって全然違うんです。


面白いなと思ったのは、人生の満足度、不安度などといった数値。
どうやって調べたんだろうという疑問は残りますが区によってそれほど差はありません。

一番差があったのは人生の満足度(10点満点)。
一番高いのは旧市街地で8.2ポイント。
ダガナム区が最低で6.93ポイント

幸福度はブロムリー区が7.55ポイントで一番高く、リッチモンド区は0.01ポイント差で2位になっていました。
一番低いところでもハックニー区の6.87ポイントだから、そんなに差はない。

不安度が一番高かったのは、ハックニー区で3.84ポイント。
逆にエンフィールド区は2.53ポイントで楽観的な人が多いのかな?

それにしても最大1ポイントくらいの差しかないわけで、ロンドンのどこが一番かというのは人によって違うと実証されたようなもの。


今回参考にした資料、ロンドンの各区のプロフィール(リンクします)




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2015年8月14日金曜日

イギリス人はリフォームが大好き!

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最近のロンドンでは、あちこちで建築現場を目にします。
住宅を建てていたり、オフィスビルを建てていたり。

もちろん古いものも大好きなので、外観を残した工事なんかもあります。

見かけが300年前でも、中はすっかりきれいに改装しているケースも少なくありません。


私の住んでいるおうちは日本風に言えばマンション。
こちらではフラットと呼びます。

大きなおうちを改装して集合住宅にしたのではなくて、始めからそのつもりで建てられました。

全部で25世帯入っているのですが、いつも誰かがリフォーム中です(笑)

ついこの間まで斜め下の人が1か月ほどかけて本格的なリフォームをしました。
それまでは賃貸に出していたのを、自分たちで使うためにきれいにするのが目的。

住むところが別にあるなら、リフォームはそんなにストレスにはなりません。
予算とスピードの問題はありますが、それくらい?
もちろん、すごく古いおうちで「改装が始まってから気が付かなかった問題点が出てくる」とかはあり得ますけど。

私たちが結婚してから行った大きなリフォームは2回。
お台所とバスルームです。

寝室の壁紙を変えたり、じゅうたんを入れ替えたりするのはもう少し頻繁。
でも、それって一部屋数時間でできる。

お台所やバスルームはそんなに簡単じゃありません。
両方とも私たちが生活している場所でのリフォームだったのですごく不便でした。


お台所は1週間で終わると言われて、結局終わったのは4週間後。
途中で、仕事が終わってもいないのに勝手にクレジットカードから引き落としがあったりして、かなり揉めました。

もうその会社は存在しません。

ティムちゃんと結婚する前に私が住んでいたすごく小さなおうちのキッチンも大変でした。
2m² 無いような小さなサイズだったのに1週間以上。

バスルームはタイルを張り替えただけだったので2日で完成。
タイル屋さんで薦められたポーランド人のお兄ちゃんでした。

今週、私たちはとうとうバスルームのリフォームに取り掛かりました。
タイルだけじゃなくて、トイレやシンクなどもすべて取り換える予定です。

数社から見積もりを取りましたが、一番高いところは20000ポンド。
安いところでもやっぱり手間賃だけで2500£+実際のパーツ類。

作業時間の見積もりも、2日から2週間と幅があります。

結局私たちが選んだ業者は1週間でできると思うけれど、万が一問題が出てきたことも考えると、最高10日かかるかもというもの。
9時から6時の作業時間以外はトイレとお風呂が使える状態にするという条件付きです。
でないと、その間ホテル住まいは不便ですから。

昨日、作業が始まりました。
昨日はタイルをまず全部はがしました。
今日はそのあとをスムーズにする作業。

パーツ類もほとんど届きました。
実は配達時に誰もいないとUPS から緊急電話があったんです。
もう次の配達は3日後なんてメールが入ってたので焦りましたが、1時間後に出直してくれました。
お届け済みのメールが入ってホッとしたのもつかの間。
今度は「お湯を止めるバルブが古くてダメになっている」とプラマーから緊急電話。
もうどうなることやらって感じです。


でも新しいバスルーム楽しみ。
狭いので、そんなに冒険はできませんが、出来上がったら写真を載せますね。




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2015年8月13日木曜日

英語をうまく話すには?

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アクセス解析を調べてみると、このブログを読んでいるのは、イギリスに興味がある人が多いようです。
中には英語の勉強をしている人もいると思います。
英語の上達って、難しく考えすぎていませんか?

英語って「通じればいい」程度のレベルだと、大概の日本人は問題ないはず。
中学校で日常会話に出てくる主な単語は修得していますから。

ただ、きれいな英語を話そうというのは難しい。
特にアクセントなんて、何年住んでいても治せない。
この国で生まれた人でさえ、親の母国語のアクセントがあったりします。


観光で来ていても、ネイティブみたいな英語を使ってみたいですよね。

ということで、今日紹介するのは英語のスラング(隠語)です。
これをマスターすれば、あなたは立派なイギリス人
(・・・そんなわけないけど)

イギリス人の普段の会話には頻繁に出てきます。
単語自体が簡単な割には、意味が全然通じないので、
「聞き返すのも何だな~」と思っているうちに、話題が変ってしまって、
後で聞いても「?」な場合が多いです。


そんな隠語の中でも、外国人にとって厄介なのがライミング・スラング(Rhyming Slang)。

ちょっとわかりやすく色で分けます。
これは意味したい言葉同じ韻を踏む言葉枕詞のみを使う方法です。

Apples はりんごだって、誰でも知っていますけど、これは階段のこと。

なぜかというと、りんごはいつもとセットになっていて、
英語だと Apples and Pears階段(Stairs)と同じ韻です。

例えばエレベーターに問題があって、階段を使わなくてはいけない時。
「Use Apples」=「階段を使え」となるわけ。



Bees はみつばち。
だからいつも蜂蜜とセットで出てきます。
蜂蜜は(Honey)、そしてこれは お金(Money)と同じ韻です。
だから、「金曜日まで一文無しなの」と言いたければ、
「I haven' got any bees till Friday」となります。


使い方はわかりましたか?

それでは少しだけ例を挙げておきます。
がんばって使ってみてください。
でもネイティブのイギリス人にしか通じません。
特にロンドンの下町で始まった言葉なので、地方によっては別の言葉が使われることもよくあります。


Ruby = Curry カレー (ルビー・マレー(人名)Ruby Murray)

Cat = House 家 (猫とねずみCat and Mouse)

Barnet = Hair 髪の毛 (バーネットのお祭りBarnet Fair)

Elephant's = Drunk 酔っ払い (象の鼻Elephant's Trunk)

China = Mate 友達 ( 陶器のお皿China Plate)

Glasshopper = Copper 警官

Hampstead = Teeth 歯(ハムステッド・ヒースHampstead Heath)

Loaf = Head 頭(一斤のパンLoaf of Bread)

Mince = Eye 目(ミンス・パイMince Pie)

Trouble = Wife 女房(トラブルと抗争Trouble and Strife)


でも外国人である日本人が、こんなイギリス的なことを知っているとは思わないだろうから、変な顔をされるかもしれません(笑)

上にあげた例は本当によく使うので、単純に単語の別の意味として覚えてしまえば使いやすいと思います。

例えば「何食べようか?」
「ルビー(カレー)はどう?」

「ねぇねぇ、あの人カッコいい!」
「えー、バーネット(髪)がやばくない?」
イギリス人の男性は20代で髪が薄い人が多いんです(笑)

ぜひ使ってみてくださいね。






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2015年8月11日火曜日

アフタヌーンティーのおすすめはどこ?

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イギリスで観たいもの、体験したいもの、いろいろありますよね。
「折角行くんだから」と、「あれも、これも…」とスケジュールを詰めすぎたりしていませんか?

英語のことわざに
「LESS IS MORE」
というのがあります。

日本語の同じような格言を知らないので、例を挙げて説明します。

デザインなんかで「シンプルな方が、インパクトが強い」という風かな?
ゴテゴテ着飾るよりも、すっきりした服の方が素敵というのもそう。

まぁ見た目は好みにも左右されますけどね。



観光で例を挙げると、例えば2時間しか時間が取れない博物館で、30のモノを観るよりも、10のモノを観た方がより深く楽しめるということ。

「選び抜いたものをじっくり楽しむ」
短い時間だからこそ、選択が重要になります。


さて、イギリスに来たら体験してみたいものの一つがアフタヌーンティー。
実は今週はアフタヌーンティー週間なんです。

日本でも高級ホテルで体験できるそうですが、なんといっても英国は本場。
ロンドンの4つ星以上のホテルなら、ほぼ間違いなくやっています。

お客さまにもよくどこがいいか聞かれます。
それでは以下は私のお勧め。
名前をクリックすると各場所のウェブサイトにリンクします。



まず、有名どころはかなり前に予約しないと席は取れません。

特に予約が難しいところは、
この二つは本当におすすめです。
雰囲気も味も本格的だし、特別な場所に来たって実感できます。
最高におしゃれして臨むべき。

特にゴーリングは行きたい日の2か月くらい前に予約してください。
アメリカ人の多い8月は、それでも取れない日があったりします。



おいしいし、素敵なんだけど、日本人が多いのでちょっと(と私が思っているのは)
横の席が日本人だったことが何回もあるし、見渡すと日本人が半分ということも少なくないです。
「別にそんなことは気にならない」というならどうぞ。
おしゃれしすぎると、おのぼりさんぽく見えます。
スマートカジュアルでキメてください。



カジュアルに服装を気にしたりせずに楽しみたいなら、百貨店。
価格も安くて気軽に楽しめます。
ただしゆっくり楽しむってカンジではないです。
予約はできません。

たまに子供連れでも楽しめるみたいな記載を見ますが、私はお勧めしません。
人の行き来が多いので、子供の気が散りやすい。
ガチャガチャしてるし、置き引きにも注意が必要。
子供連れなら子供用メニューがあるところがいいです。



じゃあ子供連れで楽しめるアフタヌーンティーは?
両方とも子供用のメニューがあります。
子供用のメニューみたいだけど、値段は大人というんじゃなくて、ちゃんと子供用の値段になっています(笑)
グロブナーはお土産に執事の格好をしたワンちゃんが付いてきます。




それでは大人が気軽に楽しめるけど、
それほど混んでいなくて、
しかも日本人がそれほど多くないところは?
そんな都合のいいところはありません。
って書いてあると思ったでしょう?

ちゃんと用意してありますよ。

私がよく使うのはファームデールホテル系列。
ここのアフタヌーンティーはおすすめ。
そんなに高くないし、その割にはゆったりできる。
しかも予約も取りやすい。
ロンドン中心地に数件あります。


ここのは普通のメニュー以外に男性用というのがあって、甘くない版。
女性も注文できるので、甘いものが苦手ならそちらをどうぞ。

ピカデリーサーカスから1分という立地。
まだあまり知られていないホテル。

この間行ってきた時の写真を載せておきますね。





他にもたくさんの場所でアフタヌーンティーが楽しめます。

割引や特別メニューを用意しているホテルも多いようです。










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2015年8月7日金曜日

チップっていくら払うのが正解?

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日本からのお客様が、戸惑うイギリスの習慣のひとつは「チップ」だそうです。
「どこでいくらくらい払うべきなのか、わからない」
「慣れないので、煩わしい」
といった意見もよく聞きますし、極端な場合は「賛成できない制度だから、払いたくない」という人もいるようです。

今日は、イギリスのレストランで、いくらくらい払うかといったことを、実例を挙げて紹介したいと思います。
別に、「私が紹介する事例が正解だ」とか、
「そうしなければいけない」とかってわけじゃなくて、
あくまでも事例の紹介だって理解してくださいね。
本当に、ケースバイケースの習慣ですから。

食事が終わってお勘定の時に、イギリスでは「Bill Please」と言います。
すると、お勘定書きをテーブルまで持ってきてもらいます。
この写真はそんなお勘定書きのひとつです。


上から説明していきますね。

まずはキアンティーワインが1本、29.50ポンドです。
次はシェフのシェパーズパイ、単価が10.95ポンドを2つなので、21.90ポンドです。
野菜の付け合せも10.95ポンド。
で、合計すると、62.35ポンド。
その下に、税務署で使用される登録番号。
一番下には「サービスチャージは入っていません」とかかれています。

こういった場合は、10%から15%くらいをチップとして置きます。
現金で渡してもいいし、クレジットカードで支払う時に、上乗せした金額にすることも出来ます。
チップの領収書がほしいときは、お店の人に言うと用意してくれます。
カードに上乗せしたら、カード利用の控えはその金額になりますが、そういった控えは、厳密には領収書ではありません。
経費の精算などの際に、厳しいところでは領収書として扱ってくれないケースもあります。

具体的に、私なら、カードに乗せるんだったら、トータルで70ポンドでカードを切ってもらいます。
カードの機械によって、トータルの金額をお店の人が入れてくれるものと、チップの金額を自分で入れなくてはいけないものがあります。
現金で置く場合は、普通のサービスなら7ポンド、すごくいいサービスだったら10ポンド札を置きます。
10ポンド札しかなくって、そんなに置きたくない場合は、
「ちょっと細かくしてくれる?」って聞いて下さい。
普通はすぐに小銭を持ってきてくれますから心配しないで。
いったん渡して「おつりくれる?」よりもスマートです(笑)

サービスチャージの付いていないレストランで働く、ウェイティングスタッフのお給料は本当に低くて、チップというのは収入のかなりの割合を占めるそうです。
それがいいとか悪いとかっていうのは、別の次元の話。
実際はそうだという事実が存在するわけ。
私はよっぽどイヤなことがなければ、チップは普通に払います。
チップを払わなかったりするのは、「担当のウェイティングスタッフに、面と向かってきちんと文句が言えるだけの理由があるとき」に限ります。
面と向かって言うまでもない事なら、それほど大事ではない事と考えます。


これもレシートの例です。

10%割引してもらった後に、サービスチャージが12.5%加えられていて、トータルが、34.93ポンドです。


こんな風に、サービスチャージが付いていれば、チップを置く必要はありません。

また、サービスチャージの前にOPと書かれているのはオプションの略です。
だから、これは「付けてますけど、取ることもできますよ」っていう意味です。

「こういった理由で、サービスチャージを払いたくない」
理由があれば、お店側はキチンと対応してくれます。
サービスが本当に悪い場合は、付いているからっていう理由だけで払う必要はないと思います。
ただ、難癖をつけたり、あまりにも主観的な場合などは、個人的にはルール違反だと思います。
私はきちんと事情を言って、付いていたサービスチャージを取ってもらった事が何回かあります。
そして、それらのお店には、再訪はしていません。

逆にサービスチャージが付いていても、上乗せする場合もあります。
そういった時は、直接、あげたい人に現金をそっと渡します。
あげたい人をテーブルに呼んで、「ここがこうよかった」とかってコメントして、その時にさりげなく渡すのが一番簡単。
後で立つときにあげようと思っても、別のテーブルに忙しかったりして、渡しそびれることも多いからです。

このレシートの時は複数のウェイティングスタッフだったので、20ポンドテーブルに置いておきました。
いくら渡すかは、本当にその時しだい。
ただ、個人的に手渡しのときは、小銭はやめたほうがいいと思います。
理由は小銭は邪魔になる場合があるから。
だってお財布を持ち歩いてるわけじゃないから、入れる場所がないと困るでしょ。



ティムちゃんは、普段から気前のいいほう。
タクシーやレストランなどのチップは普通よりも多めだと思います。
でも、お金にいい加減というわけではなくって、納得のできないものには出しません。



実はティムちゃん、おとといのレストランのお勘定について、ちょっとしたトラブル。

数人で会食(会社の経費)だったのですが、お金を払う時にテーブルで支払いたくなかったので、バーカウンターに一人移動して、そこにお勘定書きを持ってきてもらったそうです。
習慣になっているので、まず、一番下を見ます。
合計金額が書かれているからです。

そして、普通はすぐその上を見て、サービスチャージが入っているかどうかをチェックします。
そこに、Gratuity(チップ)を書く欄があったので、お勘定書きを持ってきてくれた担当のウエイター君に「あれ、サービスチャージは入っていないの?」と聞いたそう。
そうしたら、返ってきた答えは「No, It's not included. (ええ、入っていません)」との答えでした。
そこで、ティムちゃん、「僕計算が苦手なんだよね。12-3%だったらいくらかな?」とその場にいたウエイター君やバーテンダーたちに会話を振ったそうです。
例のウエイター君が「75ポンドくらいだ」と言うので、「じゃあ75ポンド足して、精算してくれる?」という会話だったそう。

ウエイター君がカードを機械に通している間、
「すごいねぇ計算機もないのにパッと出てくるなんて、チップの計算って面倒だから、自動でつけちゃえばいいのに。」なんて会話を振ったそうですが、みんな目を伏せて何も言わなかったんですって。
テーブルに戻ったティムちゃんは、カードの手続きの後受け取ったのは、カードの控えだけで、領収書がないことに気がついて、別のウエイター君に、領収書持ってくるように頼みました。

レストランではそれでおしまい。

次の日(つまり昨日)の朝、領収書の明細をみてびっくり。
下がそのレシートの一部です。

右手の小さな丸の中を見ると、チップを2重に支払っているのがわかりますか?

12.5%の自動計算のものと、新たに足した75ポンドと。

最初私が考えたのは、
「ちゃんとチェックすれば防ぐことが出来るのに、慌てものだなぁ」ってこと。
レストランはホテルの中にあるので、きっと、合計の後、ウエイター君が知らないところで12.5%ついたんじゃないかな?ということ。
でもそうなると、75ポンドの根拠にした、合計金額が食い違います。
人を疑いたくはないけど、よく考えるとそのウエイター君が怪しいわけです。
で、レシートを見ると、ホテルの宿泊客がサインで飲食できるように、部屋番号などを書く欄の上に、確かにGratuityの欄があります。
これは、よくみないと、間違える人は多そう。
このレストランを勧めてくれた人にこの話をしたら、そのウエイターに聞いてくれたそうで、その答えにティムちゃんはもうカンカン。
「君のサービスがすごくよかったから、サービスが付いているのはわかっているけど、チップを弾むよと言われて、75ポンド足した」ですって。

ティムちゃんは、今日か明日にでも、そのレストランに行って、責任者と話をしてくると言っています。
「みきちゃん、僕が本当にいいサービスだと思ったら、個人的に現金のチップを渡したよ。
会社の経費に乗せるなんてケチな事はしないし、そういった個人的なことを経費で支払う人間だとまわりから思われても不思議はないって考えられたことに腹が立つ」

「レストラン側だって、そんな従業員がいることは把握すべきだ」と言うティムちゃんの意見に賛成です。

皆さんも、お勘定書きはちゃんとチェックしましょう。
この件も、きちんとチェックすれば、防ぐことが出来たと思います。
ま、ティムちゃんにはそうは言わないけど(笑)




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2015年8月4日火曜日

学校がおやすみの時期、タダだからメチャ混みな博物館、どうすればいい?

今日のロンドン情報はこちら(リンクします)

家族でロンドンを楽しもうと、たくさんの人が訪れるこの時期。
海外からの訪問客だけではありません。
イギリス中から夏休みの家族連れがやってきます。

そこで無料の博物館や美術館はものすごい混みよう。
雨の日はいつ行ってもメチャ混みだけど(笑)


さて、それでも行きたいとなると、少し工夫が必要です。

大きな博物館や美術館の入り口は複数ある場合がほとんど。
正面入り口が一番混みます。
なので、別の入り口からどうぞ。

もう一つはお手洗い。
どこも混んでいます。
ついでに一番空いているお手洗いの場所も書いておきます。
今日ご案内するのは、私がよく使うテクニック。
もちろんケースバイケースなので、保証するわけではありません。
お天気や運にも左右されますから、そんな方法もあるんだ、くらいの気持ちで読んでください(笑)



大英博物館
大英博物館も、荷物検査をやっている時は30分以上並ぶ場合があったりします。
そんな時は北側にある入口にどうぞ。
私は北入口で並んだ経験は一度もありません。

もうひとつ、大英博物館は10時開館なのですが、その前に建物に入ることができます。
(10時前に入るときは、正面からしか入ったことはありません)
なので、早めに行くのがコツ。
もしくは4時過ぎるとずいぶん静かになります。

グレートコートの地下レクチャールーム脇のお手洗いが空いています。


自然史博物館
自然史博物館は学校のお休みに行くのはお勧めしません。
本当にすごい人。
20分から30分で入れたらラッキーだと思ってください。


ここは10時ちょうどには行かない方がいいです。
既にすごい行列になっているケースがほとんど。
それでも行きたいなら、サウスケンジントンの地下道を使わずに、地上からアプローチするといいです。
エキシビションロードとクロムウェルロードの角に立って、正面入り口で入場制限しているかどうかを確認します。
たくさんの人が正面入口にたむろしていたら、迷わずエキシビションロード側の入り口に進むといいです。
地球コーナー側です。

空いているトイレは、ダーウィンセンターのグラウンドフロア奥から左に入ったアルコール漬けの標本ディスプレイにあるお手洗い。


国立美術館
国立美術館は、正面に向かって右手に回り込んだところにレストランがあるので、そこから入ると並ばずに済みます。
空いているお手洗いは、セインツブリーウィングの地下のもの。


V&A
V&Aも正面ではなくて、エキシビションロードの入り口が空いています。
ただ、ここはそれほど行列が長いという経験はしたことがありません。
正面入り口わきのお手洗いはものすごく並ぶので、北側のカフェ(ランチ時を除く)か、リフトで4階まで上がってそのフロアのお手洗いを使うかすると並びません。



科学博物館
科学博物館はエキシビションロードから右手にぐるっと回ったところに団体用の入り口があって、係り員の裁量で個人でも入れてくれる場合があります。
あくまでも係員に依るので、この博物館は入口は一つと思った方がいいかも。
お手洗いはG階の一番奥まで進んで、IMAXの向かいがそれほど混んでいません。



ということで、メジャーな博物館や美術館の入場テクニックでした。
Happy Sightseeing!









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2015年8月1日土曜日

イギリス・フットボールの聖地ウェンブリーへ行ってみよう!

ウェンブリースタジアムは北ロンドンにある競技場です。
フットボールの本場、イングランドチームのホームグラウンドになるので、聖地とされています。

サッカー好きな人は聞いたことがある名前でしょう?

以前は国立競技場といった趣だったのですが、2007年に建て直された時に、陸上競技用のトラックがなくなってしまいました。

ウェンブリースタジアムにはきれいなアーチがかかっています。
これが結構遠くからでも見えるので、シンボルにふさわしい。
もちろん間近でも見えます。
近所のショッピングセンターから。

街角から、見上げるとアーチって感じです。

ロンドンオリンピックの時に整えられたスタジアムの周り。
ホテルやショッピングセンターが周りを取り囲んでいます。

ウェンブリーがオリンピックで使われたのは2回。
現在のものは2012年のオリンピックの時、サッカーの会場になりました。
なでしこちゃんたちの活躍の場です。

1948年のオリンピックで使われたのは、以前ここに建っていた、古い方のスタジアムです。
これはその時の旗。
写真だとよくわからないのですが、近くで見ると手作りなのがよくわかります。

まだ、配給切符が使われていた時代。
どの国も大きな国際行事をホストするお金がありませんでした。
もちろんイギリスにもなかったんです。
だから、お金をかけないオリンピックになりました。

選手村は学校の寮。
スタジアムも築25年の既存のもの。
選手たちの移動はバスや列車や地下鉄が利用されました。


でも普通のイギリス人にとれば、ウェンブリースタジアムはオリンピックよりも1966年にドイツを破ってワールドカップで優勝した場所という観念。
この間はおじいさんのガイドで「僕がその試合を見たのはこの辺の席だった」なんて写真を指差してくれました。


そんな話を聞きながら、スタジアム内をゆっくり見学しました。

ウェンブリーの内部ツアーは2種類あります。
一般のツアーに入って観る方法と、プライベートツアーで観る方法。

値段はずいぶん違いますが、プライベートツアーお勧めです。
一人55ポンド。
でもこんなバウチャーが付いてきます。
4枚綴りになっていて、ドリンク、記念ガイドブック、記念写真、お土産に使えます。
そして、プライベートツアーならではなのが一般ツアーでは行かない場所もゆっくりと観れること。


例えばボックス席。
サイズや位置でお値段はいろいろ。
企業や個人での年間契約になります。
一番小さくて、しかもセンターラインから一番離れていれば900万円くらい。
もちろん食べ物飲み物はついていません。

高いと思います?
コンサートとかのイベントで接待もできるし、普通の日のミーティングにも使えることを考えると、そうでもないと思います。

日本の国立競技場も、オリンピックの後で収入につながる工夫をすべき。
じゃないと維持費だけでも大変。



コンサートの時には客席の一部が舞台になります。

これはそんな舞台を片付けているところ。
ウェンブリーには屋根がありますが、全体を覆っているわけではありません。

屋根が覆うのは客席のみ。
そしてその一部がスライド式で開閉します。
屋根付きの建物としては、世界で一番大きな規模を誇っています。



きれいな芝生は人工芝と本物の芝のミックス。
イギリスでは、ほとんどのプレミエリーグもこの方法を採っています。
これは初夏の写真。
 
ある企業がサッカーの試合を楽しんでいました。
いくら払ったら試合をさせてくれるのって聞いてみましたが、知らないって答えが返ってきました(笑)



先週見に行ったときは白いシートが引かれていました。
芝生の種をまいたところだったんです。
発芽が完了するまで、鳥に種を食べられないようにという工夫。
太陽の光と水は通す、特別シートらしいです。
夏の間のコンサートがひと段落して、そろそろサッカーの準備が必要ですからね。


明日はチェルシー(リーグ優勝)対アーセナル(カップ優勝)の試合がここであります。
コミュニティーシールドと呼ばれていて、これでフットボールのシーズン開始。

どっちが勝つかなぁ。
アーセナル勝ってほしいなぁ。

ツアーに付いている記念写真はこんな風です。
カップはもちろんレプリカだけど、いい記念。

ウェンブリースタジアムのオフィシャルサイト(リンクします)



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