2014年10月24日金曜日

野鳥料理で気を付けないといけないこと

これなんだかわかりますか?

ちょっとぼけててごめんなさい。
直径は2~3mmです。


答えは鉛弾(!!)です。

ヨーロッパの秋の味覚のひとつに野鳥料理があります。
ここイギリスでも猟が解禁になる秋口からレストランのメニューにも登場します。


昨日の我が家のディナーがこちら。
これはパートリッジという鳥で「やまうずら」と訳されます。
スパッチコックにして、グリルしました。

スパッチコックというのは鳥の背骨をとって平たくしてお料理する方法。


このディナーを食べているときに「ガリっ」と音がして出てきたのが上の弾。
別に不思議なことでも珍しいことでもありません。

ロンドンのレストランでも野鳥料理を置いてあれば注意書きがあります。

これは老舗レストラン「ルールズ」のメニューの一部。

ゲームメニューの部分を抜粋しました。

面白いのでちょっと紹介しますね。

雉のカレー、£22.95
ヤマウズラのロースト、£19.95
野兎の足のロースト、£23.95
野ガモのロースト、£27.95
赤足ヤマウズラのロースト、£25.95
鹿の腰肉、£36.95
雷鳥のロースト、£32

で、それ以外の野鳥も、あれば伝統的にお料理しますよって書いてあります。
そして最後に「ゲーム料理には鉛弾が入っている可能性があります」


鉛の弾を実際に見ることはそれほど多くありません。
ほとんどは調理の際に取り除かれます。

だけど、お肉の中に埋もれていれば、今回のように食べているときに出てきます。

注意しないといけないのは調理法。
単純にローストしてあるものはほとんど害がないのですが、煮込みはまずい。

なぜかといえば酸性のソースで煮込むと鉛が溶け出す可能性があるからです。
1年に数回とかっていう量なら気にしなくてもいいだろうけれど。

イギリス政府からのアドバイスはこちら(リンクします)

子供や妊婦といったハイリスクカテゴリーの人は気を付けた方がいいようです。

但し、スーパーに売っているような野鳥は農場で育てているものも多い。
そういった鳥は銃では撃ちませんから、弾も入っていません。

我が家では野生のものを扱っているお店で買ってきますが、野鳥を食べるのは年に数えるほど。
今回のように弾が出てくることもまれにありますが、面白いので記事にしてみました。




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