2014年7月17日木曜日

カモのたまご

我が家では普段ニワトリではなくて、カモの卵を食べています。
ウエイトローズでも、ホールフーズでも扱っていて、6個入りで2.50ポンド前後。
なので、お値段はニワトリのとほぼ同じ。

カモの卵のほうがビタミンが豊富だという記事を読んでから変更しました。
味がどうこう言う人もいますが、そんなに変わりません。
というか、言われなかったらきっとどっちかわからないだろうなぁ。

おうちで使うのは黄身ばかりです。
マッシュポテトに入れるのも黄身だけ。
ティムちゃんが目玉焼きにするのも黄身だけ。
なので、白味は捨ててしまいます。

カモの卵のほうが黄身が大きいのも、こちらを買う理由の一つ。

さて、先週からヨークシャーの小さな村に滞在している私たち。
お隣が小さな農場です。

ニワトリもカモも飼っています。
羊や馬もいます。

で、生みたての卵を売ってもいるのです。

このあたりの小さな農家では、門の前にそういった売りたいものを並べてあります。
で通りがかりの人たちが、勝手に持っていくわけ。
お金はバスケットとかに入れておきます。
お釣りがないので小銭を用意しておかないといけません。

お隣の農家のカモの卵は6個入りで1.50ポンドでした。
衛生状態がわからないので、卵はひとつずつきれいに洗いました。
お皿を洗う洗剤とスポンジで洗ったので、きれいになったかな?
割るときに、殻についているバイ菌が中身に付くと嫌だから。
マッシュポテトなんて、生のままだしね。

きれいになったでしょう?
リッチモンドで買うのはもっとこれよりも白い殻です。


これは、放し飼いのニワトリたち。
なんと、どこにもフェンスがないのです。
なので、おうちのお庭にも入ってきますし、道を渡ってお隣の農家に遊びうにも行くようです。

本当のフリーレンジ(笑)

これは、カモ。

初めて見る鳥なので、聞いたらカモだって言われました。

本当かどうか調べてみたら(疑い深い)ちゃんとカモ。
Muscovy duck という種類です。


 他にもほろほろ鳥がいます。
いつもつがいで行動しています。
1羽でいるのを見たことがありません。
ほろほろ鳥も道を渡ってお散歩によく行来ます。
でも、追いかけようとすると大急ぎで農場に戻っていきます。
安全な場所ってわかっているんだなぁ。

ほろほろ鳥の卵は見たことがありません。
そんなにたくさん産まないのかもしれない。



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2014年7月15日火曜日

ハンプトン宮殿

ロンドンの南西にある、ハンプトンコートです。
地下鉄ゾーン(地下鉄じゃないけど)6に位置しています。
なのでトラベルカードやオイスターカードでもアクセス可能。

ウォータールー駅から36分です。

ここは1日がかりでじっくりと観てください。

チューダー朝(400年から500年前)の宮殿やチャペルも見ごたえがあります。

また、ジョージアンの時代(200年から300年前)の部分も面白い。

家具や調度類も当時を意識して展示してあります。
このお部屋なんて、すぐにお茶が飲めそうでしょ?
お部屋のわきにはポット類も揃っています。
3種類のポット。

何に使ったのかな~?
わかりますか?
左から、紅茶、ホットチョコレート、コーヒーのポットです。

さて、それではジョージアンの時代、一番高価だった飲み物は?

それはホットチョコレートです。

そして、ハンプトン宮殿の中にはホットチョコレートの専門キッチンがありました。
もちろん専門のシェフがいます。
名前はトーマス・トシエー。
彼のキッチンが当時の様子で再現されています。
こんな道具を使ってホットチョコレートを作ったんです。
ポットの頭が丸く高くなっているのは撹拌の棒が収まっているため。
出来立てのホットチョコレートは、キッチン脇の階段を上って、すぐに王様に届けられました。
ここのシェフの奥さんグレースはグリニッチでホットチョコレート屋さんを始めたそうです。
王様専属のチョコレート屋さんの奥さんなわけで、箔がついています。
ここ以外にも、ロンドンのメイフェアやセントジェームスにチョコレート屋さんができました。

高貴な人たちが集まる場所ということで、そのいくつかは紳士クラブになりました。
ロンドンで一番入るのが難しいクラブ「ホワイト」も、元はチョコレート屋さん。

大英博物館の中に、ホットチョコレート屋さんの名刺やカップも展示されています。
ロンドン滞在中に併せてみると面白い。
エンライトメントギャラリーの一番南側のケースです。


ハンプトン宮殿で忘れてはいけないのがお庭。
1年中楽しめますが、5月の終わりのバラと6-8月の形式庭園が見事。
いくつか写真を載せておきます。



写真を撮らなかったけれど、この脇に大きなブドウの木があります。
先週行ったときには実がたくさんなっていて見事でした。
グレート・ヴァインと呼ばれて250年位前に植えられたものです。
毎年300㎏程の実をつけて、9月初旬にそのブドウを買うことができます。





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2014年7月12日土曜日

Buy to Let(賃貸投資物件)

イギリスでは不動産を投資のベースにする人が多くいます。

買ってすぐに売る人もいれば、長く持って家賃収入を見込むなど、想いはそれぞれ。
と言っても、大家さん業務は大変。
素人でもやっている人は多いけれど、やっぱり任せられるところはプロに任せた方が安心です。

金利が低い近頃、色々な業者がそういったサービス込の物件を扱っています。
貯金代わりに物件を買うわけ。



リスクが少ないと、リターンも少ない。

各銀行が出している定期預金の金利なんて、1%ちょっとというふざけた率。
だけど、投資会社に回すと7%くらいのリターンも見込める分、リスクも伴います。

そこで、金融商品よりは手堅い物件購入という人が出てくるわけ。
目標は5%強の収入。
これは、Buy to Let (賃貸物件)の1年の収入です。

ただ、金融商品と違って、売りたいときに売れるかどうかは運。
また、テナントの確保や質など不安要素もいっぱい。
なので、短期では考えずに、長期でリターンを考える人向きです。


先日、イギリスの北にある、ある地方都市に行ってきました。
実はそういった投資物件を買ったので、実際に見に行ったのです。

すでに買ってから見ても、手遅れなんですけどね(笑)
でも、すべての手続きはロンドンの自宅からネットと郵送でできたので、来る必要はなかったのです。
だけど、今回北の方にホリディに行くので、ついでに見に来たわけ。
投資会社の人を介してアポもとってもらいました。

この物件は、学生用の寮。

学生寮の物件は普通の物件に比べて色々なメリットがあります。

まず、テナントが学生なこと。
つまり、大人のトラブルメーカーがテナントになる可能性は極めて低い。
しかも家賃の1年分を先払いなんていうのもあるから、家賃の取り洩れリスクが少ない。

レンタルのサイクルが1年と決まっている。
簡単な家具調度類で満足するので維持費がかからない。
破損や汚れの場合も簡単に修復、補てんが可能。

VAT(付加価値税)がかからない。
安い物件なので印紙税がかからない物件がほとんど。
その他いろいろ。


デメリットももちろんあります。
次に売るときに、買う人は投資目的の人だけ。
普通の物件なら、住むのが目的の人も人もいるので対象が広い。
なので、クライアンテールが狭い。
大学がなくなったりすると、お先真っ暗だしね。
でもリスクなんて考えだせば何もできない。


ということで、建築途中の学生寮に入れてもらった私たち。

これ、ティムちゃんの後ろ姿。
こっちを向いているのは、この物件のデベロップメント業者です。
 今回、この業者の建てている学生寮の物件を2部屋購入しました。

シェアではなく、お部屋の中にキッチンとシャワールームがあります。
小さなキチネット。

シャワールームとお手洗い。
オリジナルのデザインではガラス張りだったんだけど、いつの間にかちゃんとした壁。

桃太郎君が借りているところと比べても、ちょっと広いし設備もいい。


 窓からの眺めはこんな感じ。
今月末には出来上がるそうで、既に学生が予約しているそうです。
予約がなくても家賃収入はデベロッパーが保証してくれています。
 1週間の家賃が100ポンドちょっとなので、桃太郎君の借りているところとほぼ同じ。
ま、彼はレスター、こことは少し違うけれど。


このビル全体で150室ほど。
ジムやシネマルーム、ゲームルーム、ミーティングルームなど、シェアのエリアも充実しています。机の上だけで進めてきた投資だけど、実際に見て満足しました。





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2014年7月7日月曜日

イングリッシュガーデンを観るモデルコース1 後半

前記事(リンクします)で、ケントにある素敵なお庭、シシンハーストを紹介しました。


さぁ、お庭をゆっくり楽しんだ後は、お腹がすいたでしょう?

シシンハーストから20分くらいのドライブでイギリスが誇るワイナリー(笑)に到着します。

そう、イギリスでもワインを造っているんです。
ただし、かなり小規模。

名前はチャペルダウン。

ここのレストラン、私のお気に入りの一つです。
新鮮な素材をあっさりお料理しているのが魅力。

しかも量が少なめ。

だから、日本の人には味覚も量もぴったりです。
お値段もすごく良心的だし。


ここのワイナリーに来たら、絶対に試してほしいのがロゼのスパークリングワイン。

ウエイター君が持ってきてくれました。
ここのスタッフはこのワインが自慢なので、ちゃんとこんな風にポーズをとってくれます。
いつも必ずやってくれるから、遠慮せずに聞いてみてください。

さあ、なぜこのスパークリングワインがそんなにご自慢なのか・・・。

実はウイリアム王子様とケイトさんのロイヤルウエディングで出されたものだからです。
しかも、国際的なワイン関係の賞をたくさん取っています。

去年だけでもこれだけずらり。
Decanter World Wine Awards 2013 金賞
The International Wine and Spirit Competition 2013 銅賞
The International Wine Challenge 2013 銅賞 
The UKVA English and Welsh Wine of the Year Awards 2013 銀賞
The China Wine and Spirit Awards 2013 銅賞


ちょっとラベルの部分を拡大しておきますね。
「ロゼブリュット」と発音します。

ものすごく軽い。
さわやかで、初夏にぴったりのワインです。


じゃあお料理も紹介しておきますね。

これは、7月のメニューから。
サバとキュウリの前菜。
脂ののったサバの切り身を表面をフライパンで焼きつけたさっぱりキュウリでいただきます。


これもおいしそう。
キュウリのガスパチョ。
う~ん、イギリスの7月はキュウリが旬なのね(笑)
ガスパチョってスペインの冷たいスープです。

え、スープ?って思ったでしょう?


ちゃんとスープです(笑)



こちらはメインのタラ。
ケントの海で採れたもの。
丘ひじきや旬のグリーンピースなどといただきます。
お魚がプックリ、とってもおいしかった。


これもおいしいです。
ラム。
ケントは海があるので、潮風に吹かれた牧草を食べているラムがおいしい。
これは柔らかくって、おかわりしたくなる味でした。

レストランの下はショップになっているので、お土産も買うことができます。

敷地内に小さ目だけどお庭もあるので少し歩くのもいいし。

 ワイン畑のツアーなんかもありますが、そちらは予約制。
こんな風に畑をちらっと見るだけなら予約は要りません。

3時半にここを出たら、ロンドンに着くのが5時半です。

まとめますね。

ロンドンを出るのが9時。
シシンハーストのお庭をゆっくり見学して、チャペルダウンへ。
お昼ごはんとお買い物とお散歩。
ロンドンに帰着が5時半。

チャペルダウンは混むことも予想されるので要予約。



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2014年7月5日土曜日

イングリッシュガーデンを観るモデルコース1 前半

今日紹介するのは、ロンドンから日帰りでイングリッシュガーデンを楽しむコースです。
有名なガーデンをたくさん短い時間で回るとかではなくて、
 ゆっくりひとつだけ。
それにおいしいランチを組み合わせて、日帰りコースにしました。

ガーデンはシシンハースト(リンクします)
ロンドン中心地からは車で1時間半から2時間弱。
9時に出れはちょうどいい時間に到着です。
ガーデンは11時からですが、車を停めてチケットを買ったりしたらそんな時間になっちゃいます。


この間、お客様に撮ってもらった写真。
う~ん…ちょっとダイエットしよう(笑)

シシンハーストはヴィータ・サックヴィル・ウエストという貴族のお姫様のお庭。

彼女はダウントンアビーみたいな筋書で、女だという理由だけで、限定相続条件の付いた先祖代々のお屋敷を相続できませんでした。

しかも一人っ子だったのに。

それで、結婚した後に旦那様と二人でお城の廃墟を買い取って、お庭づくりに励みました。

初めの写真に出てくる塔には上がることができて、敷地を一望できます。

この塔。
ただし螺旋階段なので、すべての人にはお勧めできない(笑)


 でも、上からの眺めは素晴らしいので、ぜひどうぞ。
 敷地にはたくさんのコテージが散ばっています。
ヴィータと夫のハロルドは敷地全体をお屋敷に見立てて、各コテージをお部屋と考えました。

だから、間にあるお庭もお部屋。

貴族のお屋敷を見学すると、たくさんのお部屋からお部屋へと抜けていくでしょう?

そんな感覚を敷地全体で表そうとしたわけです。




この建物は400年位前のもの。
この中は図書室になっていて、ヴィータとハロルドの蔵書が置かれています。
この間行ったときは、ボランティアの人たちが忙しくしていました。
修復の必要な本をより分けたり、サイズを測ったり。

古いものって置いてあるだけじゃなくて、見えないところでいろんな努力がされています。

シシンハーストで一番有名なお部屋は白のお庭。
塔から見るとこんな感じです。

見学には1時間半強は欲しいです。

なので、ここを出るのは1時ごろ。

朝ごはんはしっかり食べてから出かけてください。

それでは次の記事でお勧めのランチを紹介します。



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2014年7月1日火曜日

デザートがおいしいパブ

このパブ、ロンドンじゃありません。
なので、ロンドンのパブだと思ってみちゃった方にはごめんなさい。

でも場所はバース、観光地だからいつかはどうぞ。
バースはとてもおすすめのところです。


さて、パブの名前はTramshed (リンクします)

中心地の北側にあって、アビーからは徒歩で5分強。
この間お客様とお夕食をいただきました。

メインはまあ普通においしかったんだけど、デザートが特に良かったので紹介しておきます。
これは前菜の代わりにとったおつまみ。
サラミとか、ハムの盛り合わせです。
最近パブのメニューにシェア用ということでおつまみの盛り合わせを置くところが増えました。
小食の人たちは前菜とメインという組み合わせは多すぎたりするので、こういったシェアものがお勧めです。
メインだけ頼んでもいいんだけど、出てくる迄に時間がかかるものも多いので、おつまみ系はその間に。


レストラン(パブでも)デザートはメインを食べ終わってからメニューをもらいます。
だって、お腹の具合で決めたいでしょう?

これはリンゴのクランブル。
簡単に言えば煮込んだりんごにパン粉を載せてオーブンで焼いてあります。
熱々のを冷たいアイスクリームと一緒に食べるとおいしい。

これは定番のクランブーレ。
日本ではクリームブリュレというらしい。
舌をかみそう(笑)

さて初夏のイギリスデザートの女王。
イートンメス。

あの有名な寄宿舎学校のイートンで始まった(らしい)デザートです。

イチゴとクリームとメレンゲを混ぜたもの。

いろんなレストランで見かけるので、ぜひどうぞ。
混ぜ合わせてぐちゃぐちゃにして食べるとおいしい。





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