2013年7月27日土曜日

今年のバッキンガム宮殿

今週末から一般公開が始まった、バッキンガム宮殿のレポートです。
昨日、プレスとブルーバッジガイド用のプレビューがありました。
ゲストをひとりだけ認めてもらえるので、お友達のロンパラさんを誘って行ってきました。

最近では毎年恒例になった、バッキンガム宮殿の一般公開。
でも、始まったのは、1992年のウインザー城の火災の修復費用のためだったんです。

その当時は、限定5年間ということで、「今だけ感」ばっちり!

でもいつの間にか「1999年まで」になり、最近では「毎年恒例」に・・・。

そこで宮殿側も工夫を凝らすようになりました。
ここ数年は公開内容に「今年だけ限定の内容」を盛り込むようになったのです。

例えばおととしのテーマはロイヤルウエディング。
ケイトさんのウエディングドレスや小道具はとっても人気がありました。

去年は女王様のダイアモンドジュビリー(即位60周年)で、たくさんのダイアモンドの展示。

今年は即位の翌年行われた、戴冠式から60周年。

う~ん、王位の交代って即位と戴冠式で2度美味しい(!)行事なのね(笑)

これは、トップの写真の建物の裏側。

戴冠式がテーマなので、その時の写真が宮殿のあちこちに飾られています。
1953年6月のこと。

60年前だから、みんな若い。
だけど、ちゃんと認識可能(笑)
 中の展示は写真が撮れないので、是非本物を見に行ってください。
この写真に出てくる衣装も全て揃っています。

映像もたっぷりで、戴冠式の様子がよくわかります。
戴冠の式典に使う宝石類はロンドン塔に保管されているので、可能ならそこも観た方がいい。


バッキンガム宮殿の中はガイド禁止です。
でもイヤフォーンガイドが日本語でも用意されているので、案内を聞くことは可能。
ゆっくりと見学の後は、裏庭の仮設カフェでゆっくりお茶。

カプチーノを頼むと、ちゃんとチョコレートが王冠の形です。

 久しぶりにここのアイスクリームを食べたら、激しく味が変わっていました。
後味が舌にべっとり残る感じで重すぎ。
全然美味しくない。
残念だなぁ、毎年楽しみにしていたアイスクリームなのに・・・。


これが裏庭の写真。
白いテント状の場所がカフェ。
 お庭を出口に向かって進んでいくと、仮設のお手洗いと売店があります。

仮設といってもしっかりしたつくり。
中はこんな風。
コーギー犬のぬいぐるみもあり。
 でも、さすが~と思ったのはこちら。

ロイヤルベイビー関連のお土産を探しているなら、ぴったり。
 クリスマスツリーなどに飾れるようにひも付き。

笑っちゃったのは、男の子か女の子か分からなかったから、ピンクも存在すること。
写真はないけど白もありました。

12.95ポンド出して買いたいかどうかは別の話だけど、話題にはいいかも。




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2013年7月26日金曜日

キューパレス

キューガーデンは、ジョージ王朝時代に作られました。

ジョージ王朝は、1715年に即位したジョージ1世から4世までの約100年ちょっとの間のこと。

キューガーデンは特に、ジョージ3世とその母親、オーガスタ皇太后とのかかわりが深いのです。


植物園の中には、ジョージ3世の時代に使われた小さな宮殿があります。

名前はキューパレス
管理はロイヤルパレスで、ハンプトンコートやロンドン塔と同じ扱い。

以前は別料金が必要だったのに、現在キューの入場料に含まれるようになりました。


中の展示も最近ずいぶんよくなったので、是非立ち寄られることをお勧めします。

これなんかは、ジョージ3世の朝ごはんセット。
手前左手はゆで卵を作るための器具で、取っ手のリングの下には砂時計。

ジョージ3世は神経系の病気で、一時はカトラリーの使用も禁じられていました。
「The Madness of King George」という映画では、王の病気を中心に当時の王室を描いています。
今は亡き、ナイジェルホーソーンがすごく好演で、お勧めのイギリス映画。
邦題は「英国万歳!」らしい。
「Madness」とは、狂気ってこと。

病気のために、公にも顔を出さず、この小さな宮殿に住んでいたそうです。

やっと病状が快方に向かって、再びカトラリーの使用が認められたのもこの宮殿でのこと。

その時代のメニューの一部がこのテーブルです。
中央にパイが3種類並んでいます。
ウズラの丸焼きもある。


イギリス人の女の子(ティーンエイジャー?)が、テーブルを見て叫びました。
「うゎーっ、ミアキャットも食べてたんだー!!」
確かに似てますけどね、こんな風にお皿に載せると。
このお部屋にいた人たち、大うけでした!!

ちなみに、これはウサギです!


宮殿のお隣には菜園やキッチンもあって共に公開されています。
これはアーティチョーク。
つぼみの時に食べるので、花を観る機会は珍しいかも。
壁沿いに桜が植えられていて、さくらんぼがいっぱい。
これはえんどう豆の一種みたい。
赤い花が咲いていました。
キッチンの建物の中には、宮殿の食費専門の家計簿。
こんな風に何でも記録が残っているのがイギリスのいいところ。


さて、このキューパレスとキッチンはエリザベスゲートが最寄なのです。
メインのヴィクトリアゲートからは歩くと距離はありますが、お勧めです。



広いキューガーデンの、全く逆側にもジョージ3世時代の建物。
シャーロット王妃のコテージです。
このシャーロットとは、ジョージ3世のおくさんのこと。


日本庭園からずっと林の中をずんずん歩いていくと・・・

いきなり現れます。
このあたりはうっそうとした森の雰囲気。
5月ごろにくれば、そんな木々の間のブルーベルがきれいなところ。
ぜひ違う季節にも来てみて下さい。
18世紀中ごろから末にかけて建てられました。
田舎の農家をモチーフにしているところは、マリーアントワネットと同じ。
現在中の展示はホガースの銅版画などがびっしり。
個人的には、近くにいるならちょっと歩いてみる?ってカンジのところです。
わざわざこれだけを観に来る価値はどうかな?
ただ、もちろんブルーベルの季節は別です。



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2013年7月22日月曜日

今日のお昼ごはん

今朝は、雷で6時頃目が覚めました。
激しい雨も降ったみたいだけど、起き出した9時には快晴。

どんどん暑くなって、多分また30℃を越えてる。
食欲もなくなりがちだけど、桃太郎君にはしっかり食べてもらわないと。
そこで、実だくさんの冷やし中華を作りました。
モッツァレラチーズが乗っているのがヨーロッパでしょう?
奥から、
錦糸卵、
モッツアレラチーズ、
きゅうり、
ハム、
トマト、
アスパラガス。
 
桃太郎君、おいしいって、ペロッと平らげてくれました。 
 




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2013年7月21日日曜日

キュー植物園

 昨日はイギリスのお友達のロンパラさんと、キュー植物園に行ってきました。


ここのところ、連日30度越えのロンドンなので、開館の9時半に入ろうと9時15分に待ち合わせ。
待ち合わせ場所はリッチモンド駅です。

なぜ、キューガーデンの駅や、植物園の入り口で待ち合わせにしないのか?


実はキューガーデンの地下鉄駅や鉄道駅から、植物園までは結構歩くのです。
植物園の入り口で待ち合わせだと、待つ場所もないし。

リッチモンドの駅にはお手洗いもカフェもあるので、待ち合わせにお勧め。
駅のお向かいのバス停から65番のバスに乗ると、植物園の各入り口横に停まるのです。

運転手つきの車でお客様と来る時には、エリザベスゲートから入る場合が多い。

一般の人は、ヴィクトリアゲートからって人が多いんじゃないかな?
このゲートが、キューガーデンの地下鉄駅から一番近いから。

ということで、一番混んでいる入り口でもあります。

そこで、私たちはライオンゲートから入りました。
これはキューの一番南西にあるゲート。
で、利用する人がほとんどいないので、待たずには入れる利点があります。
ただし、ショップやレストラン、お手洗いは遠いので、すぐの利用を考えている人は要注意。

キュー植物園は広いので、どこから入るのかは結構重要です。


今日は、日本庭園を楽しんでから、ツリートップウォークを体験するというプラン。
私は何回も来ているキューですが、ロンパラさんはふたつとも初めてだそう。


日本庭園を過ぎた辺りから、ところどころでアジサイ。

これなんかは、これからってカンジかな?

色がとってもきれい。

さあ、お待ちかねのツリートップウォークです。
 これが入り口のリフトと階段。
 てっぺんまで上がると、木の上の部分がよく観察できます。
 この季節は、栗の実がなっているのがよく見える。

高さ18メートルっていうんだけど、もっと高く感じます。
 ウォークウェイの長さは200メートル。
栗の木々の間を、ぐるっと円を描くようになっています。

遠くまで見晴らせる場所もあるんだけど、ロンドンのランドマークは見えませんでした。
 景色を見るには木が邪魔(笑)

 ロンパラさんは、高いところが好きらしい。
 でも私は全然ダメ。
かなりしっかりしっかりした造りなんだけど、振動を感じます。
でも、手すりの高さが結構あるから、思ったよりも怖くない。
でも全然怖くないわけじゃない(笑)

リフトは車椅子でも大丈夫です。
ただ、ベビーチェアは乗り入れ禁止らしいので、子供連れの人は要注意。


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2013年7月16日火曜日

ウィンブルドンのツアー

 この写真はウィンブルドンのセンターコート。

たまにテニス好きのお客様を、ウィンブルドンにご案内します。
時間が少ないとき(1時間以内)は、テニス博物館をざっと見るだけ。
でも2時間以上時間が取れるのなら、ウィンブルドンのツアーがお勧め。

これはブルーバッジガイドによるツアーで、クラブで決められたコースを歩きます。
今年のウィンブルドンは、スコットランド人のアンディーマリーが優勝しました。

イングランドでは、いいことがあると、スコットランド人のことをブリティッシュと表現します。
で、嫌なことの時は、スコットランド人。
とても都合がいい(笑)

77年ぶりに男子のシングルスで、ブリティッシュが優勝。
次回はいつになるやら・・・

私はウィンブルドンのツアーはやりません。
いろんな国の人が参加する混載タイプなので、英語のガイドじゃないとダメなのです。
でも日本のお客様のために、英語の案内を訳したりすることはあります。

この間、ウィンブルドンツアーに参加したときは、ガイドの学校で同期だったパメラが担当でした。
彼女は住んでいるところも近く。
オリンピックや国会議事堂の追加資格でも、一緒に勉強した仲です。

この写真で彼女が案内しているのは第1コート。
ハウスガイドにはいろんな人がいるので、聞き取りにくい英語の人もいたりします。
でも、ブルーバッジガイドの場合は普通、問題なし。
ガイドの学校で、話し方などに問題があれば、合格させてくれません。
パメラの英語もとてもはっきりしているので、ツアーに参加している外国人も安心です。


 ウィンブルドンが、他のグランドスラムと違うのは、ここがプライベートのクラブだということ。
だから、ツアーの途中でメンバーがプレーしていたりすることもあります。

 ウィンブルドンは、クラブとしていろんなチャリティーを行っています。
これはその一環。
試合の途中に席を立って、もう戻ってこない時、チケットを入れる箱です。
そのチケットは、もう一度売りに出され、途中から見たい人が買うのです。
一番下のA.E.L.T.C というのは、全英ローンテニスクラブの略です。
つまりウィンブルドンのこと。

箱に入れなくても、出口でチケットをスキャンして、席を放棄することもできます。
そういったルールが書いてあるのがこの表示。
集まったお金は、基金を管理している銀行、HSBCが倍にして、チャリティーにまわされます。
今年のウィンブルドンでは、チケットの再セールで、何と30万ポンド以上が集まりました。


ついこの間までは、ヘンマン・ヒルとよばれた、スクリーンの出る丘。
今ではマリー・マウンドとよばれていて、ヘンマンがちょっとかわいそう・・・。
この丘から、 遠く、ロンドンの金融街まで見渡せます。

 このコートは18番コート。
 ここで2010年にあった試合が、これまでの歴史で一番長い試合だそうです。
3日間に渡る試合だったんですって。
スコアの最後、見えますか?
70 対 68!!!


これ以外にも、クラブの成り立ちだとか、興味深い話が盛りだくさん。
ツアーは混む時もあるので、事前予約がお勧めです。

ツアーの途中にはトイレがないので、カフェで済ませておくことを忘れずに。
1時間半強の行程です。





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2013年7月14日日曜日

シルバー・ヴォルト

今日紹介するのは、銀製品の専門店。

ちょっと特別なプレゼントを探している人にお勧めです。

エリアは金融街の入り口、王立裁判所の裏手。
普通はお買い物とは縁のなさそうなエリアなんだけど、コレクションの幅がすごい。
 お値段の幅もものすごくって、50ポンドくらいから、何万ポンドというかんじ。
 アンティークもあるし、新品もあります。
調度類もあれば、アクセサリーの類も。
 シルバー・ヴォルトの存在は知っていても、敷居が高いと思っている人が多いみたい。
でも、そんなことはありません。

入り口は、なんとなく博物館みたいでしょう?
荷物検査を入り口で受けたら、地下に降りていきます。
そうして、金庫の扉をくぐるとその中がアーケードになっているわけ。

ずらっと並んだ扉の一つ一つがシルバーの専門店。
セキュリティーの関係で、廊下の写真が撮れないのが残念。
ヴォルトというのは金庫ってカンジかな。

ハリーポッターに出てくるグリンゴッツ銀行を普通にしたら、ここってカンジ(笑)
入場料がかかるわけでもないし、興味本位で覗いてみてください。







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