2012年12月14日金曜日

大阪生まれの粉もん屋

ロンドンでおなじみの、日系フリーペーパージャーニーを読んでいて広告発見。
「本場大阪生まれの粉もん屋」 
「某大手ソース会社監修・レシピ開発」

「おぉっ、これは行かなければいけない」って、誰もが思いますよね?

ロンドンには私もよく行くおなじみの「あべの」というお好み焼きやさんがあります。
値段も手ごろだし、味もサービスもとってもいいので、お気に入り。

だからって新しいお店を無視するわけにはいきません。

今日は近くで時間も取れたので、早速行ってきました。


まず、お店に入ってびっくり。
広告のイラストから、ゆっくり座れると思っていたら、大間違い。

中には、窓に面したカウンターに5脚、テーブルは1個だけ。

てっきりちゃんとしたお好み焼き屋だと思っていたので拍子抜けしました。

結局は作り置きの、半ば冷めたお持ち帰り専門店。
お値段はかなり安いです。

注文をとってくれた女の子は、とっても親切。

「広告を見てはじめてきたんだけど」
なんて、会話を振ると、きちんと笑顔で対応してくれました。

とりあえず、いろいろ試してみたいのってことで、
一番上は「お好み焼きオリジナル」
あべののお好み焼きの半分くらいのサイズかな?
正直、ディスプレイは、食欲をそそるものではありませんでした。
「これ、本当にお好み焼き?」
という私の質問に、係りの女の子は
「・・・ですよね。でも一口食べたらお好み焼きって味ですよ」だって。

確かに一口目はお好み焼きって味でした。
でも二口目も食べたいかって聞かれるとビミョー。

因みにお店では、オリジナルっていうのが一番人気だそうです。
ソースはおたふくですって。

で、2番人気のチキン照り焼きお好み焼きは、さらにソースが甘いそうです。
これ以上甘いお好み焼きなんて、想像不可能(笑)

お好み自体も粉だけで、キャベツの存在は確認できませんでした。

こんなのが、本場大阪の味なんて思われると、広島の人からバカにされそう(笑)

さて、次はたこ焼き。
もう、見ただけで、これが大阪って言って欲しくない。
食べると、それが怒りのレベルにまで達するかも(笑)
でも意外にタコがちゃんと入っていた。
だけど、タコ以外は中が空洞。
いったいどんな焼き方したらこうなるんだろう?

 いくら味見だけだからって、ちょっと野菜も食べないとって思ったら、サラダを発見。

で、カウンターの女の子に、
「わぁ、サラダもあるのね。どれが日本風?」

そしたらね「うどんサラダが日本風です」ですって!!!
あぁ、そういった感覚は、大阪でちょうどいいかも(爆)
ほんとはね、サラダが食べたかったんだけど、うどんかぁ。
(まともな野菜サラダもありました(だけどそれは日本って味じゃないそうです)

味ですか?

聞かないで下さい。

ドレッシングは自家製だそうです。

美味しいんだろうけど、甘い。
しかも食べにくい。

また注文するか? と聞かれれば、答えはノーです。

これ、チキンのから揚げ。
熱かったら、美味しいかもしれない。
でもコロモ厚すぎ。

お店を出るころには、「あべの」のママにはここへ来たことは黙っていようと決心しました。
ごめんね、浮気しちゃって。


結論
お好み焼きが好きな人は決して行くべきではない場所です。

だけど、働いている子達の名誉のために書いておきます。
ふたりとも、とても丁寧なサービスで、説明もきちんとしていました。

とりあえず、ウェブをリンクしておきます。
これが大阪の味って、イギリス人には広めてほしくありません(笑)

お好み焼きが食べたいなら、あべのにどうぞ。
こっちもリンクしておきます。






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