2011年8月19日金曜日

Royal Mews

ロイヤルミュウズの下見に行ってきました。
ここは何年ぶりかなぁ?
自分で観に行ったことはあるけど、お客様と一緒に行ったことはありません。
あんまりメジャーじゃない観光地です(笑)

多分、王室の観光担当の人も、それを知っているんでしょうね。
夏のバッキンガム宮殿の入場観光のチケットに、これを含んだ「セット物」がありました。
そこまでしないときっと売れないチケットなんだと思います。

と書いたからといって、面白くないという意味ではなく、目立たないということなんですけどね。
ミュウズ「MEWS」というのは厩のこと。
ロンドンの高級住宅地を歩いていると、大通りに平行した裏通りの名前が「・・・Mews」になっていることがよくあります。
現在では改装されて住宅になっていたりしますが、昔はお屋敷の裏手にある厩と運転手家族の住宅だったところです。

もちろんここはロイヤルと付くくらいですから、ただの裏通りではなくて、バッキンガム宮殿の裏手に位置しています。
そして、なんと住んでいる人たちは約200人!!

入り口でチケットをうけっとってすぐ右手には乗馬のレッスン場。250年ほど前、ジョージ3世の時代に作られました。
現在では馬のトレーニングに利用されています。
特に、音楽や信号、観光客など、ロンドンで馬を使うにはいろいろな障害が考えられます。
ここで、そういった障害を乗り越えられる馬に仕立てるわけです。
昔は王室のメンバーが乗馬を習う時にもここが使われました。

そして、その脇から入場すると、お決まりのセキュリティー。ここで、イヤフォーンガイドを受け取って、自分のペースで観光します。
セキュリティーを過ぎると、儀式用の馬車などが並んでいて、その中にはリムジンも。これは、ロイヤルウエディングの時に、ケイトさんがお父さんと一緒に、ウエストミンスター寺院に向かった時に使われました。
ちゃんと写真入で説明があります。

この馬車は1988年に、オーストラリアの有志の人々から贈られた馬車です。よく観ると、カンガルー。
そして、エリザベス女王の頭文字「E」が見られます。イギリスのいろいろなものにもエリザベス女王の頭文字が入っていますが、その場合は「E II R」と書かれています。
それは現在の女王様がエリザベス2世で、以前にもう一人、エリザベス女王がいたからです。
ところがオーストラリアにはエリザベス1世はいませんでした。
ですからオーストラリアの人々にとっては、現在のエリザベス女王は1世というわけ。
こういった馬車をぐるっと見て、今度は実際の厩の部分に。
これは馬具のお部屋です。脇には厩での生活と題して朝5時に仕事が始まると書いてあります。
しばらくここに立って案内を見ていた私の横で、ほとんどの観光客が、
「すごーい、朝5時だって。大変な仕事なのねー」なんて話しながら通り過ぎます。

デモね、よく読むと、「国会の開会宣言の日の朝の支度」と書いてあります。
しかも、朝の11時半までしか、用事はないし(笑)

少し広いところに来ました。
馬の名前が書いてあったり、他にもいろいろ。例えばこれはクリスマスのそり。このミュウズで生活している子供たちに、クリスマスの時、サンタさんがこれに乗ってプレゼントを届けにくるそうです。

また、同じお部屋の中央には、テレビのスクリーンでロイヤルウエディングの様子が映し出されていました。
というのもここに展示の馬車が、ケイトさんとウイリアム王子を乗せた馬車だからです。

なんだか、ロイヤルウエディング、経済効果高いなぁ(笑)次の部屋に入ると、豪華な馬車。
この馬車はジョージ3世の時代のもの。
外側は豪華だけど、乗り心地は最悪だそうです(笑)
海に乗り出して一流の国になったイギリスらしく、海の神様がたくさんあしらわれています。住んでいる人たちも多いから、配達の車も入ってきます。
このトラックはスーパーマーケットの車
ミュウズの駐車場にはたくさんの車が駐車されています。
これは住んでいる人たちの車です。駐車場には「お医者様の専用」と書かれたスペースも。
さすがお医者さんだけあって、アストンマーティン。
しかもまだ、新しい。
最後は厩らしく、本物のお馬を見て、それからおみやげ物屋さんを抜けると出口です。

4 件のコメント:

かんとく さんのコメント...

Mikiさん
こんにちは。先日、バッキンガム宮殿とクイーンズギャラリー行ってきました。とっても楽しめました。RoyalMewsも入れるチケットだったのですが、時間の関係で廻れませんでした。こちらも面白そうですね。

rotenmeier さんのコメント...

暫くご無沙汰しました。暴動の方はもうすっかり収まったのでしょうか?あちこち言っている間だったのでニュースもろくにチェックをしていませんでした。
昔、アメリカでも似たようなことがあった気がしますが、こういうことがあると災害にあったときの日本人の態度に世界が賞賛の声を浴びせる理由が分かる気がします。
それはさておきロイヤルウェディングの余韻が楽しめる場所のご紹介ありがとうございます。私はまともにバッキンガム宮殿に行っていないので(20年以上前に衛兵の交代だけ見た。)ロンドンにはちゃんともう一回観光に言ってもいいなあと思い始めましたよ。

miki bartley さんのコメント...

かんとくさん、こんにちは。
ケイトさんのドレスとウエディングケーキ、いかがでしたか?
それともファベルジェ展のほうがよかったでしょうか?
最近は毎年ちょっとずつ違う展示が加わるので、一度見た人でも楽しめるようです。
ミューズはやっぱり最後に回ってしまうみたいですね。
でも写真も撮れるし、他の2つよりは、かなりリラックスして観光できます。

miki bartley さんのコメント...

ロッテンマイヤーさん、こんにちは。
ブログの更新がなかったので、多分お出かけなんだろうなーと思っていました。
とても景色のきれいなところにお出かけだったみたいですね。
ロイヤルウエディング、バッキンガムの中もそうだし、ここも、映像や写真で思い出させてくれました。
ビデオの流れているところでは、ちゃんとロイヤルキスの瞬間を待ってシャッターを押しました(笑)
他人の結婚式が、何でそんなに大事なのかという人もいますが、やっぱりおめでたいというか、明るい話題はいいですね。
観光、ぜひお越しください。