2011年4月29日金曜日

ロイヤルキス

1回目はあまり急だったので、カメラが間に合わなかった。
2回目はキャッチ!

リーダーシップ合宿

昨日、桃太郎君の学校で大学進学に関する説明会がありました。
イギリスと日本では教育のあらゆる面に違いが見られますが、大学入試の方法も大きく異なります。
ロイヤルウエディングが終わったら、そのうち記事にします。

今朝は、ロイヤルウエディング関係の報道で、朝から随分華やかなロンドンです。
実は今、桃太郎君を学校に送って帰ってきたところ。
道はガラガラでした。
きっとみんなおうちでテレビを見ているせいじゃないかな?

今日はイギリスは祝日。
このロイヤルウエディングのためです。
じゃあ何で桃太郎君が学校に行ったかというと、今日から2泊3日の合宿があるからです。
「リーダーシップ合宿」
先日桃太郎君がプリフェクトに選ばれた話を書きましたが、お隣の女子高と合同で、ハンプシャーにある施設を使ってプリフェクトの合宿があるのです。

この施設は桃太郎君が今の学校に入った初めての年に、1週間ほどのチームビルディング合宿が行われたところです。
その時は、荷造りなども全て私がやりましたが、今回は学校からのお知らせをみながら、全部自分で準備を整えました。
「おなかが空いたら食べられるように、おにぎり作って」っていうのはありましたけどね(笑)

将来どんな大人になるかはわかりませんが、イギリスではこんなに早い時期に「将来のリーダー」という意識を持たせる教育をするんですね。
なんでも横並びの日本とは違うなぁと思いました。

2011年4月26日火曜日

ペンネ・アラビアータ

我が家の定番パスタ料理のひとつを紹介します。
パスタといえば、イタリアのものといった感覚ですが、イギリスの家庭料理にもよく登場します。
子供も大人も大好き。
レストラン(特に大衆的なところ)やパブでも、ほぼ間違いなく何らかのパスタメニューが用意されています。

今日紹介する「ペンネ・アラビアータ」はチリがたくさん入っているので子供向きではありません。
シンプルだけど、飽きない味。
ぜひ作ってみてください。

我が家では乾燥したパスタを利用しています。
いつも使っているのはこのブランド。500g入りなんだけど、桃太郎君は250gゆでたら全部食べちゃいます。
一人分って100gから125gくらいが目安だから、倍以上。
このパスタは13分茹でろと書いてありますが、私は14分茹でています。
好みの問題だけど、ペンネはあまり硬すぎるのは好きではありません。

作り方
たまねぎ(1個半くらい?)をみじん切りにします。
私は家にあったら紫色のたまねぎを使いますが、なければ普通のも使います。
これをオリーブオイルでゆっくり炒めます。
オイルは大目(多分50ml以上)に使うほうが美味しくできます。
別にカラメル色になるほど炒める必要はありません。
にんにくは3かけぐらい。
これもみじん切りにして加えます。
今度はトマトの缶詰を1缶、そして、スープストック(私は自家製のチキンを使っています)を同量加えて煮詰めます。
チリ(赤でも緑でもお好みで)は辛い方が好きならたまねぎと一緒に炒めると辛くなります。
フレッシュな味のほうがよければ、煮詰める途中で加えたほうが、生のチリの風味が残るのでお勧め。
これ、いつも深みのあるフライパンで作るのですが、こんな風になったら出来上がり。かなり煮詰めるので、味付けは最後のほうにしないと、塩辛くなりすぎるので注意。
仕上げにお砂糖をひとつまみ、それからレモンの絞り汁をちょっと加えると、ぐんと美味しくなります。
手元にないときは、スープストックを省いたりしますが、コクが随分違ってくるので省かないほうがいいかも。
なければもちろんインスタントで代用できますが、塩加減は注意したほうがいいと思います。
バジルかパセリをみじん切りにして、盛り付ける数分前に加えるといいです。
どちらを選ぶかはお好みで。
茹で上がったパスタに、このソースをよく絡めて大きなお皿に盛ってテーブルに出します。
グリーンサラダと一緒にどうぞ。

2011年4月25日月曜日

お勧めのアイスクリーム屋さん

今日もロンドンはとてもいいお天気です。
イギリスの人たちは、日本と違って太陽が大好きです。
お天気のいい日には、みんな外で日光浴。

リッチモンドでは川沿いのお散歩や、グリーンでのピクニックなど、みんなが太陽を楽しんでいます。
リッチモンドグリーンは、チューダー時代にヘンリー8世が騎馬試合などを楽しんだところです。このグリーンから少し入ったところに、お勧めのアイスクリーム屋さんがあります。
Gelateria Danieli というお店。
イタリアのアイスクリーム屋さんで、特にお天気のよくない日でもお客さんがいっぱいです。
各種コーンだけではなくて、チョコのコーティングがしてあるコーンとか、カップにスプーンなんかもあります。
アイスクリームの種類は20種類くらい。

このナナメ向かいにDanieliというイタリア系の洋服やさんがあって、とても趣味がいいのです。
多分おんなじ人がオーナーじゃないかな?

私はイチゴ味のアイスクリームが好きなんだけど、今日はなかったので、シシリアン・シトラスというのにしました。
さっぱりしてとても美味しかった。
オレンジピールなんかも入ってました。グリーンを横切る間にすっかり食べ終わってしまいました。このお天気、ずっと続けばいいのにな。

2011年4月23日土曜日

欲を言えば・・・

同じ、観光業に関る立場から、何かお手伝いできることはないかと、東北地方の観光業界のサイトなどを探していたら、日本の観光庁のサイトにたどり着きました。

日本の観光庁の報道のページから、東北地方でボランティア・パッケージをはじめるお知らせを目にしました。

「被災地から少し離れた旅館やホテルにボランティアの人達が泊まって、食事などのアレンジもそこで手配、現地のバス会社などで移動を行い、現地のボランティアセンターの指示で必要な作業を行う」
アレンジが全てされているので、一人でも気軽に参加できることと、現地の宿泊施設などを含むサプライヤーを利用することで、地元の復興に一役買うことが利点です。
25人参加した場合の経費がパッケージ料金として提示されていて、参加人数がそれ以上になると、一人当たりの経費は下がるわけですが、それは現地の寄付や物資の購入に当てるそうです。
その一人当たりの経費(つまりボランティア参加費)は、37,000円(2泊5日)だそうです。

イギリスに住んでいるせいか、ボランティアには関心があります。
いつも日本のボランティアの話を聞くと、参加したくてもできない人のことを考えてしまいます。
例えば今回のこのパッケージにしても、暇と体力はあるけれど、お金がない人も参加できるようにすればいいのにとかって考えてしまいます。
イギリスのボランティアは(もちろんすべてではありませんが)往々にして、ボランティア活動をしている人たちを応援する制度が整っています。

簡単な例を挙げると、あるチャリティー活動のために、ロンドンマラソンに出る人がいれば、その人が走ることを応援する人達が、その人に寄付をするといった流れの存在です。
このパッケージにも、そんな風に応援できるシステムが付いていれば、もっと参加が増えるだろうに、と思いました。
「東北地方に行って、5日間、チャリティーで自分の時間を使いますから、参加費用の一部を寄付してください」みたいな。
日本ではまだまだ2次的な応援の話を聞くことがありません。
イギリスとの伝統の違いかもしれません。

でも、こんなことを書いて、このプランを非難しているつもりは全くありません。
人のいない観光地が、とても惨めなのは職業柄よく知っているつもりです。
少しでもたくさんの人達が、東北地方のホテルに泊まったり、レストランを利用して、地元の復興に一役買うことができることを願います。
タイトルどおり、「欲を言えば・・・」ということです。

2011年4月21日木曜日

特別なオイスターカード

ロイヤルウエディングももうすぐ。
もうあちこちで記念グッズが売られています。
でも殆どのマトモな記念グッズは実際の役には立ちそうもないものばかり。
マントルピースの上に飾ったりするのにはいいのかなぁ?
冗談グッズもいっぱい。
この間紹介した着せ替え紙人形とか以外にも、ロイヤルウエディング記念なんてグーグルすると、いろんなものがでてきてびっくりします。

私は記念グッズには興味はありませんが、オイスターカードのロイヤルウエディング・特別ヴァージョンが発行されるというので、それは買おうと思っていました。
というのも、私の最近オイスターカードが古くなってきて、使いにくくなっていたので、新しいものと取り替えるつもりだったからです。

上の写真はさっき買ったばかりのカード。
普通のオイスターと並べてみますね。
こっちが表。こっちは裏面。
私のこのカードは随分使い込んでいるので、グレーぽくなっています。
上がいつも使っているもので、下が新しいもの。オイスターカードは、今回のロイヤルウエディング以外にも、将来、国を挙げての大きなイベントの時に、特別ヴァージョンを発行する予定だそうです。
まずは来年のオリンピックが次のカードになるかな?

女王様のお誕生日


イギリスの元首はエリザベス2世です。

わたしは観光でホースガーズプレースを通る時に、
「ここで毎年女王様のお誕生日の式典が行われます」
そうご案内した後に
「さて、女王様は現在おいくつでしょうか?」とお客様に聞いてみます。
殆どの方は80歳から90歳くらいの年齢を想像されるようです。

そこで私が
「そうですよね、それくらいに見えますよね」と言った後
「もう何十年も前に、お誕生日の数が100回を越えてるんですよ」と続けると、びっくりされます。

このやり取りはヒッカケです。
私は年齢を聞いた後、お客様の答えが「そう」だとも「違う」とも言わずに、「お誕生日の数」を引き合いに出しました。
実は女王様のお誕生日は年に2回あるのです。

本当のお誕生日は今日。
4月21日です。
今年で85歳を迎えられました。
でも、ジョージ2世の治世以降、イギリスの君主には公式お誕生日にがあります。
エリザベス女王様の公式お誕生日は6月に設けられています。
その時は閲兵式があって、テレビで放映もされますし、パレードを観にロンドンへ行く人たちも多いのです。

今日はウエストミンスター寺院でのお祝いの式典がテレビで放送されていました。
来週ロイヤルウエディングのあるところです。

テレビ中継でも、ことあるごとに「来週は・・・」とアナウンサーが続けていました。
聖歌隊の歌がとっても綺麗でした。

2011年4月20日水曜日

山菜

いつもガイディングで案内する草花ならともかく、そうでないものは苦手です。
特に山菜。
私は自慢じゃないけど都会生まれの都会育ち。
小学校にも中学校にも校庭に地面がありませんでした。
夏はプールになる場所に鉄板が敷いてあって、冬にはそこが校庭。
普段の生活で自然と触れ合えるのは、おうちから学校までの街路樹と、その周りの雑草だけでした。

いつだったか淀川の河川敷に何かの機会でツクシ採りに行って、おうちで随分ほろ苦いツクシごはんを食べたことぐらいが私の山菜の記憶です。

普通はお散歩に行っても、かわいい、この花なんていう名前かなー程度。タンポポに似てるけど、違うよね。

春というのはヨーロッパのブロガーさんたちの、山菜発見の記事をたまに目にしますが、見分けもつかなければ、食欲さえわかないので、「ふうーん」で終わってしまいます(笑)
ゆき珠さんの記事
Pharyさんの記事
そういえば、この間、ウェールズでお散歩した時に、こんな写真を撮りました。
後で調べようと思って、そのまま携帯に残してた。
やっぱり興味のないものは調べる気も起こらないみたい・・・。これは前の写真のとは違うよね。それよりも、海で、海草を見たときに、「食べれるのかなー」とかって考えるほうが真剣。
他には森できのこ、とかね(笑)

これはブルーベル。
これから湿度のある場所で、たくさん見られます。
林の中とかじゅうたんみたいにブルーベルが咲いていると、とてもきれい。ロンドンは最近とてもいいお天気なので、来週あたり、リッチモンドのイザベラプランテーションに行こうかなーと思っています。
ロンドンにいる方は、多分、今ぐらいからが見ごろだと思います。

2011年4月19日火曜日

ソフトオープン



昨日、リッチモンドに新しくオープンした「メッドキッチン」というレストランに行ってきました。
このサイトは、以前「トゥッチー」というチェーンレストランが入っていましたが、2年ほど前に倒産しました。
それ以来、空き家だったところに、やっと新しいお店が入ったわけ。

メッドキッチンもチェーンのレストランで、お値段はかなり低めの設定です。
この店のオープンから、ここリッチモンドが旗艦店になるそうです。

まだ、ソフトオープンなので、一般のオープンは木曜日からだそう。

ソフトオープンというのは、無料か、もしくはかなり(例えば90%オフとか)のディスカウントで、試しに実際の業務をこなしてみる期間のことです。
レストランやホテルでは、実際に対面でどんな問題が起こるかを体験してみないと、なかなか上手くまとまりません。
そこで、言葉は悪いけど、モルモット客が必要なわけ。
こういったソフトオープンに呼ばれるのは、開店の準備にかかわった人たちや、地元のこれからお世話になりそうな人たち、また各業界の関係者など。

昨日は全くの無料で、普通にメニューからオーダーしました。
ただ、ワインはリストの中からすでにピックアップされたものからしか選べませんでした。

はじめは2階のバルコニーに通されて、そこで食前酒。
私はイギリスらしく、ピムスをいただきました。甘口で、初夏にぴったりな飲み物です。
イチゴやきゅうり、ミントなんかが入っています。

夕暮れ時なので、ちょっとロマンティックなカンジ。
しばらくしてからグラウンドフロアーに降りてお食事。
写真をいくつか載せておきますね。
このクレイフィッシュのカクテル、美味しかった。ステーキは焼き具合もよかったし、値段も安い。
でも、チップスは細いタイプだった。
私はもっと太目が好きだなぁ。夜のリッチモンド、きれい。
これから夏に向けて、このお店の前の芝生で生演奏が聞けたり、お散歩にもとてもいい場所です。

2011年4月16日土曜日

ツイッター

イギリスでは最近、ツイッターの中で交わされている会話の、どこまでがプライベートなものかという話題があります。
去年の11月、利用予定の空港が雪で閉鎖されたことに怒って「爆破する」とツイッターでつぶやいた人が罰金刑になりました。
これを受けて、言論の自由に対する侵害と考える人たちが、いろんな手段で抗議しています。
ツイッターファンで知られる、スティーブンフライなどの有名人も含まれます。
中には「ポール・チェンバース(罰金刑になった人)の冗談には賛成できないが、彼がツイッターでそうつぶやくのは自由のはず」と考えている人もいます。

ツイッターはその回転の速さから、規制する側はどうしても後出にまわらざるを得ないと思います。
もし、情報が出る前の規制なら、それこそ言論の自由がなくなることになります。
今回の震災でも、かなりのデマがツイッターを介して流れたようですが、逆に、すばらしいスピードで必要な情報も広がることが出来ました。

私のお気に入りブログのひとつ「新(米)所長日記」にも、ツイッターが活躍したいい話が載っていたのでリンクしておきます。
ここに出てくるジュエリーデザイナーさんを、個人的に知っているわけではありませんが、ここにリンクすることで、少しでもこの話が広がるといいな、と思っています。Rustロンドン

2011年4月15日金曜日

ウェールズからのお手紙


郵便屋さんが来ました。
封筒のひとつは、カーディフ、ウェールズの首都からのものです。
あて先がティムちゃんだったので、ティムちゃんが開けました。

中身はなんと、ウェールズ警察からのスピード違反のお知らせでした!

イングランドのスピード違反は、罰金はいくらとか、どんな選択があるか、などが書かれています。
違反の程度が大きくないものは、「スピード違反の恐ろしさを勉強する会」みたいな講習を受けると罰金無しになったりします。
ティムちゃんはわざとじゃない駐車違反(時間を越えちゃったとか)はよくやりますが、スピード違反は今まで1回だけ。
しかも、時速40マイルだと思っていたら30だったなんていう場所で、数マイルオーバーしただけ。

今回はウェールズで、一箇所、まずいかなーと思うシーンがありました。
2車線で、準高速道路みたいに、歩道が関係しない場所で、監視カメラのサインの標識がありました。
周りには最高速度の標識がないので、「ロンドンだったら、これで最高速度が40とかって、小さくどこかに書いてあって、違反でいっぱい稼ぐんじゃないのー」なんてのんきな会話をしていました。
実際、それ以下で走る方が難しい場所だったのです。
多分、そこでやられちゃったんじゃないかな?
40マイル制限のところで、46マイル出していた、と書いてあります。

このウェールズのスピード違反のお知らせは、2枚同封されていました。
ひとつがウェールズ語でもうひとつが英語。
何度も読み返しましたが、罰金について触れている箇所はありませんでした。
裏面に運転免許証の番号などを記載して、送り返すようになっています。
とりあえず、必要事項を書いて送りました。
この後どうなるかは、またウェールズからのお手紙がきたらお知らせします。

2011年4月14日木曜日

ディナー@Celtic Manor

「Celtic Manor」にはレストランがいくつかありますが、メインダイニングは「The Crown」という名前です。
お仕事で、この手のレストランに行くことが多いので、実はティムちゃん、このタイプ(コースでちょこちょこ出てくるモダンヨーロピアン系)のレストランがキライです。
そこで「ルームサービスか、ステーキとか、シンプルなお料理が多い「Rafters」でごはんを食べようよ」と言ってみましたが、ティムちゃんらしい2つの理由でクラウンで食べることになりました。

ティムちゃんらしい理由その1「結婚記念日だってホテルの人たちに言ったから、ホテルの中では一番のレストランで食べないといけない気がする」
バカみたい。

ティムちゃんらしい理由その2「ラフターズのメニューはいいけど、内装がロマンティックじゃないから結婚記念日らしくない」
女の子みたいなこと、考えるんだなぁ。

ま、折角かわいいドレスも持ってきているので、言われたとおりにクラウンで食べることにしました。

メニューは2種類。
選べない6コースメニューか、選べる3コースか。
もちろん選べるほうにしました。
じゃないと、ティムちゃんがかわいそうなので。

写真がみんな暗いのは、フラッシュを使うと他の人たちに迷惑だから。
どのレストランでも写真を撮るのはかまわないのですが、フラッシュは厳禁です。

はじめに出てきたのは上の写真。
ティムちゃんが、この手のレストランが嫌いな理由のひとつが、こういった「アミューズ・ブーシュ」です。
「注文してもいないし、好きか嫌いかも聞かずに勝手に持ってくるレストラン側のおこがましさ」だそうです。
私は結構好きかも。
だって、レストランって、結局は自分の好きなものしか注文しないから、こういったもので、普段は食べない素材とか、料理法なんかを見るいい機会。

この後に、スターターが来るかと思ったら、さらにまた、アミューズ。メモを取ってたわけじゃないし、かなりお酒も入っていたので、すっかりどんな味だったか忘れてしまいました(笑)
私ははじめのアミューズのコンソメが一番だと思ったけど、ティムちゃんは、ビスケットにのった、おつまみ系のものが美味しかった(気がする)と言ってます。

これは私の前菜「天然のスズキ、オレンジのオイルと塩フェネル」
Wild sea bass, orange oil emulsion, salted fennelティムちゃんの前菜「ヤギのチーズのコロッケ、アプリコットゼリー添え」
Crottin goats cheese croquette, apricot jelly私のメイン「タルボットと黒キャベツ、細切りの野菜とサフラン添え」Fillet of turbot, creamed cavolo nero, spaghetti of vegetables, Saffronティムちゃんのメイン「ウェールズのサーロインと肩肉、にんじんとクミンのピューレ、丸麦、ボーンマローのソース」Welsh beef sirloin, braised feather blade, carrot and cumin purée, pearl barley, bone marrow jusその後お口直しのプラムティムちゃんはデザートにウェールズとイギリスのチーズの盛り合わせ。
トレイから、係りが選んでくれます。お皿にのるとこんな風です。私はスフレ。その後、コーヒーは飲みたくなかったので、場所をバーに移して、ゆっくり飲んでいたら、バーに小さなお菓子を持ってきてくれました。
こういったものは普通、コーヒーと一緒に出されます。小さくてかわいいので、そんなに甘くもないし、食べちゃいました。
そうしたら、最後に気がついた。
結婚記念日おめでとうって書いてある。

2011年4月13日水曜日

Celtic Manor

先週ウェールズに行ったのは、実は結婚記念日のお祝いなのです。
記念日とかって、昔はプレゼントとかを楽しみにしていました。
でも最近は無理に欲しいものを探すのも馬鹿らしいので、数年前から「記念日には、テーマを設けて一緒にいる時間を楽しむ」というコンセプトに変えました。

今年は「どこかに貝殻を拾いに行きたい」というリクエストに応えて、ティムちゃんがウェールズを選んだのです。
ベースにしたのは「Celtic Manor」というホテルです。
ゴルフが好きな人は、聞いたことがあるかも。
ライダーカップのゴルフ場で有名な、リゾートホテルです。
お部屋のバルコニーから、ゴルフコースが目の前。でも、これはライダーカップのコースではないそう。
ライダーカップのコースはずっと奥のほうです。

お部屋には、ロゼのシャンペンとハンドメイドのチョコレートがが用意されていました。私が用意したのは、お手製のカード。
数日前にホテルに届くように郵送しておきました。

ちゃんとそれもお部屋に入っていたので、ほっ。
私はよくこんな風にカードを送ります。
封筒にホテルの名前の下に宛名と、何日にチェックインか書いておけば大丈夫。
普通はお部屋に入れておいてくれますが、ホテルによってはフロントで渡されることもあります。お夕食はホテルのレストランを予約してあります。
が、夜中におなかがすくときのために、ルームサーヴィスのメニューをチェックするティムちゃん。ここのルームサーヴィスは、なかなか美味しそうなものが並んでいました。
スパもあるし、お散歩コースもあるし、のんびりするにはいいホテルです。
写真を撮り忘れたけど、バスルームも広くって、シャワールームとバスが別。
大理石いっぱいで、豪華な感じです。

2011年4月12日火曜日

チャリティーツアーの報告

震災の後、ロンドンで何かできることをと思って、ガイド仲間に声をかけたのが始まりで、結局3月19日から4月11日まで、毎日ロンドンのどこかでチャリティーガイドツアーを行うという、かなりの規模での募金活動を行うことができました。

昨日は最後の日。
わたしのツアーはなかったのですが、先輩が大英博物館のガイドを担当してくれたので、参加してきました。
普段は自分が話す側なので、人の話を聞くのは実は苦手(笑)

ロンドンのガイドにはマニュアルがないので、ピックアップするものも違えば、ものを見るときの角度も違って、なかなか勉強になります。
今回のチャリティーは、ガイドも(お客様として)参加できたので、実際、たくさんのメンバーが、いろんなツアーに顔を見せたようです。
わたしも参加したかったツアーが幾つかあったんだけど、時間のあるときには自分がツアーをやっていたこともあって、断念したツアーも多かったんです。

わたしはこの期間、全部で6本のツアーを担当しました。
わたしのツアーに参加してくださったのは、のべ47名様。
778.19ポンド集めることができました。

被災地で必要な額から比べると、本当に小さな額だけど、なんらかの助けになればうれしいと思っています。
とりあえずは、一旦お休みになります。
でも、多分これからも、頻度はわかりませんが、ツアーは続けていこうと思っています。
参加してくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございます。

2011年4月10日日曜日

Spatchcock

イギリスでは、日曜日のお昼ご飯は、家族が揃って食べるのが伝統です。
サンデーローストなんて、パブやレストランの看板文句になっていたりもします。
もちろんローストもいいのですが、お天気のいい日には、お外でバーベキューも楽しいものです。

ただ我が家はフラットと呼ばれるアパート住まいなので、残念ながらバーベキューはできません。
今日はいいお天気だったので、せめて、キモチ、バーベキュー(つまり、オーブンでバーベキューの真似事)してみようと思い立って、ロースト用に買っておいたチキンをスパッチコックしてみました。

スパッチコックというのは、鳥肉(あえて鶏肉とは書かない)を平たく開いてお料理することです。
平たくすることで、熱が均等に伝わることから、バーベキューなどに向いていますし、ローストよりもずっと短時間で調理できるのが魅力です。
ね、バーベキューみたいでしょう?お肉屋さんで「スパッチコックにして」といえばやってくれますが、おうちでも簡単に準備できるので、今日は写真を何枚か載せておきます。
ぜひお試しください。
失敗したら、ばらばらにしてお料理すればいいので、怖がる必要はありません(笑)

ようは背骨を取り除くというだけ。
こんな風に、鶏肉を丸ごと買ってきます。
用意するのはよく切れるナイフか調理バサミ。
ちなみに、イギリスでは、胸肉だけ、とかもも肉だけなんて風にも買えますが、丸ごと買うのが一番安い方法です。胸肉を下にすると、こうなります。そして、この線に沿ってナイフを入れるか、はさみで切ると、こんな風になります。
そのまま裏返すと、スパッチコックのできあがり。今日は、マリネしてからグリルで仕上げました。
ただ、平たいといってもかなりの厚みはあるので、オーブンと相談して調理時間は決めてください。
私は皮を上にして15分、下にして5分強グリルした後に、低温で25分ほどローストしました。
普通にローストする時には、このサイズだと1時間30分強オーブンに入れるので、かなりの時間短縮です。
それからマリネしたせいもあるけど、ローストとはまた違った食感で、とても美味しくいただくことが出来ました。
このサイズだと、普段のローストでは少し余っちゃうんだけど、今日は残り物なし。
完食は後片付けが楽なのも、うれしいかもね。

2011年4月9日土曜日

ウェールズ

ティムちゃんとウェールズに行ってきました。
私たちが普通イギリスと呼んでいる国は、日本語で連合王国といいます。
つまり、いくつかの王国が集まったもの。
スコットランドなんかもイギリスとよんでしまいがちですが、イングランドとは別の国です。
そういった国々の中でも、特に独立精神が強いのがウェールズ。
ちゃんと別の言葉まであります。
ティムちゃんに言わせると、
「ウェールズというのは、ビーチがきれいで羊がたくさん住んでいて、物価の安い国」
マイナスポイントは、
「町並みが美しくない、イングランド人が嫌いな人が多い」

確かに物価は安いです。
パブでランチを取ったのですが、ロンドンの半額でした。
これはティムちゃんのビーフパイこちらは私のバンガーアンドマッシュ飲み物と食べ物も合わせて、全部で15ポンド。
思わず「安ーい!!」とつぶやいたら、ティムちゃんから睨まれました。
「ロンドンから来たって判るような振る舞いはしないほうがいい」そうです(笑)
なぜかというと、ずっと昔、ウェールズでパブに入ったら、フレンドリーな感じだったのに、ティムちゃんがイングランドから来たってアクセントで判ると、みんながウェールズ語でしゃべり始めてすごくイヤだったんですって。
そういえば、「ガヴィンアンドステイシー」にもイギリス嫌いっぽいシーンがあったっけ。

ロンドンからは「M4」もしくは「M48」の高速道路を使って、セヴァーン川を渡って入ります。
今回は行きに「M48」帰りは「M4」を使いました。
橋の写真を載せておきます。
ちなみのこの橋は有料で、一般車両は5.70ポンドです。
ただ、イングランドからウェールズは有料で、その逆は無料。
これが、「M48」の橋。
結構短かったので、ちょっと拍子抜け。こちらは帰り道、セヴァーンの河口側に位置しているので、少し行きよりも長いのです。