2010年4月24日土曜日

吉田都さんの最終公演

昨日はバレエを見てきました。
ロイヤルバレエの吉田都さんの最後の公演がロイヤルオペラハウスで行われました。
この最終公演は先週の土曜日にもあったそうですが、昨日が最後の最後だそうです。

私のガイドのお友達から先日メールが入りました。
「例の火山灰の関係で、この最終公演のチケットをたくさん用意していたのに、来られない人がいるかもしれない」
彼女は吉田さんと、個人的な友達なので、チケットをさばきたいというよりは、せっかくの最後の舞台に空席が出て欲しくないといったことが行間から感じることができました。

私は特にバレエのファンではありません。
歌や会話が好きなので、ミュージカルとか、ドラマ(シアター)はよく見に行きます。
でもせっかくのチャンスだし、お友達を誘ってみることにしました。
もちろんはじめはティムちゃんに声をかけたんだけど、だめでした。
ティムちゃんがクラッシックミュージックとかが嫌いなのは知ってましたけど、バレエも好きではないんですって。

そこで、日本人のお友達に声をかけたら、すぐに話がまとまりました。
通常の切符の20%引きにしてもらったのですが、やっぱり高い。
ミュージカルだったら、いい席が半額で手に入るお値段です。
でもオペラよりは安いけど。

肝心の舞台ですが、私はバレエファンではないので、あまりよくわかっていないということを頭に入れて読んでください(笑)
吉田さんの動きは他の人に比べると、すごく、「ちゃんとしてる」って印象で始まりました。
動きの端々に、ポイントがあって、しかも可憐。
流れを止めるコツ、というか、動いているときと止まっているとき、両方が美しいのです。
線が細いのですが、存在感があります。
私は今回の舞台は衣装が特に気に入りました。

フラゴナールとか、プッサンの絵画を見ているような気分。

何となく、美術館にいて、フランス絵画が動き出したようなカンジ。

でも1幕目は正直なところ、「こんなもんかな」というのが感想。
今回は最終公演だから、特別だとしても、普段この値段のチケットを買って、自分で見にきたいかと聞かれたら、答えは残念ながら「ノー」です。

でも2幕目が始まって、男性がダンスに加わると、印象が随分変わってきました。
バランスがとてもよくなって、全体に引き締まった印象です。
どんどん舞台に引き込まれていくのが自分でもわかります。
「やっぱり舞台で見る価値はあるなぁ」という気分になってきました。

3幕目が終わって、幕が引かれた時にはたくさんの花束が舞台に届けられました。
そして、客席の方からもたくさんの花が舞台に投げられて、それはいつまでもやみませんでした。
どうやら吉田さんのお友達が仕掛けたみたいです。
本当にたくさんのお花。
本当はもっときれいだったんだけど、私の写真の腕が悪いのに加えて、携帯電話を替えたばっかりで、設定ができていなかったのですが、ちょっと、写真を載せますね。でも吉田さんって、45歳!
それであんなにクルクル回れるなんて、すごい。
特に2幕の半ばごろ。
単純にそれを見ただけでもすごかったかも。
毎日のトレーニングってがんばっているんだろうなー。

0 件のコメント: