2010年1月29日金曜日

やけどに効く民間療法


我が家の食料は、野菜はオーガニックの農家から、週一で配達してもらっています。
お肉は全員肉食系なので、ほぼ毎日お肉屋さんで食べたいものを買うようにしています。
お魚も食べるけど、週に一回位かなぁ?
これもやっぱり食べたいものを、その都度お魚屋さんで買います。

今日はローストビーフを作りました。
美味しく作るコツはありません。
ただ単に、いいお肉を買うことに尽きます。

なんて、レシピの紹介になっていないけど(笑)
ローストビーフはいろんな部位で出来るけれど、今回は骨付きのサーロインを買いました。
ロンドンでは1kgあたり、25-30ポンドくらいです。
なぜイギリスと書かずにロンドンと書いたのかは、地方はやっぱり安いからです。
同じ品質のお肉が、田舎では15-20ポンドくらいで売られています。

お魚にしてもお肉にしても、買うときは部位の名前や種類を言って買うわけだけど、自然なものだけに味は毎回微妙に違います。

今日のお肉はとっても美味しかったけど、代償も大きかった・・・。
普通我が家でローストビーフを作るときは、お肉を入れる時、オーヴンの温度を普通よりも高くして、一気にシーリングしてしまう方法をとります。
お肉を入れたら、温度を普通に戻して、適当な時間焼くわけです。

ところが今回はお料理する前に、「エコクッキング」なるものを見てしまい、オーヴンの余熱の無駄について知ってしまいました。
その解決策として、「シーリングをオーヴンでせずに、フライパンを使った方がエネルギーが無駄にならない」ということを習いました。

フライパンで焼き付けてから、オーヴンに入れると、オーヴンだけを使うよりも環境にいいそうです。
これがシーリングをしているところ。で、お肉を返す時にフライパンの脂がはねて、私の左手にかかってしまいました。

ひどいやけど。

氷水につけたりしたけれど、痛くてたまりません。
お薬を買いに行くにも、もう夜だし。

ティムちゃんは病院に連れて行ってくれるって言ったんだけど、そうしたら、ローストビーフはどうなるの・・・?

食い意地のすごさ(爆)


何か痛みをとる方法はないのかって考えた結果、大昔の記憶がよみがえりました。

私が子供の頃、よく捻挫をしたのですが、そのために我が家には湿布薬がいつも用意されていました。
ところがある時、湿布薬がきれていた事があって、お薬やさんが開く時間まで、「民間療法」でしのぐことになったのです。

パパもママもパニック気味で、多分5歳くらいだったと思うけど、すごく鮮明に覚えています。

その民間療法というのは、「メリケン粉(小麦粉のことだと思う)を水に溶いて、ガーゼに塗って湿布の代わりにする」というものです。
そんなものが効く訳ないとかって言い争いの後に、とっても「ひんやりした」湿布をしてもらったのです。

とりあえず、作ってみました。
別に害になるわけでもないし。

これが私のかわいそうな腕・・・。
ベタベタも困るので、ラップで巻いてあります。とりあえず痛みは取れました。

ローストビーフも美味しかったし、やけどの価値はあったかな?
(次回からはやっぱりオーヴンでシーリングします)

2010年1月28日木曜日

ある日、バスの中で


数日前、ティムちゃんと「トゥーティング Tooting」というところに行く機会がありました。
駐車関係の事情で、公共の乗り物を利用しなくてはいけなかったので、確実で出来るだけ早く行く方法を探すように言われました。
私と知り合うまでは、路線バスに乗ったことすらなかったそうで、いまだにティムちゃんは公共の乗り物が苦手です。
地下鉄も嫌いで殆ど乗りませんから、お出掛けの時にはいちいち私に目的地までの行き方を聞くのです。

はじめ聞いた時は「信じられない」と思いましたが、いくらロンドンに住んでいても、車によく乗る人は、公共の乗り物がよくわかっていないのが当たり前みたいです。
却って地下鉄やバスの路線に詳しかったりすると、英語で「Geeky」といって敬遠されます(笑)

リッチモンドからトゥーティングまでは、地下鉄を乗り継いだり、鉄道を使ったり、いろいろな方法があるのですが、それぞれの場所での乗り換え時の待ち時間を考えると、渋滞を考慮しても路線バスで行く方法が確実だと思いました。
バスの時刻表によると、リッチモンドから65分(ラッシュ時以外)ということです。
バスの頻度は15分に1本。

イギリスのバスは何分に1本という案内で、何時何分にそこへ来るかということは、普通かかれていません(長距離のものは別)。
そこでバス停で待つ時は、一体何分待ては次のバスが来るのかは、さっぱりわからないのです。
最近ではバス停に電光掲示板が付いていて、何番のバスが、後何分で来るか、といった案内が出るものもあるのですが、全てのバス停がそうではないのです。
というより、ウエストエンドならともかく、住宅地ではそんなバス停の方が数えるほど。

今回乗ったのは493番というバスで、一階建て。
35人くらいが座れるサイズです。
行きは75分くらいかかりました。
リッチモンドを出たらシーン、ローハンプトン、パットニー、ウインブルドンテニス場、ウインブルドン駅、そして、トゥーティング。
乗り換えもなく、乗ればゆっくり出来るので、用事が済んだ後も同じバスで帰ることにしました。
鉄道よりも街の細かな観察が出来るので、ちょうどいい機会。
行きにもかわいいパブの看板なんかを見つけて、ちょっと面白かったんです。

一階建てのバスは、ちょうど車体の真ん中くらいに、車椅子やベビーカーが乗せられるスペースがあって、その辺りは座席がありません。
そこで座席というのはバスの前方と後方にきっぱり分かれるようになっています。
私たちが座ったのは後ろの部分の真ん中あたり。
私はバスに乗るなら前の方が好きです。
なぜなら客層がいいから。
もちろん時間帯や路線にも拠りますが、問題がありそうな人ほど後ろに座っている気がしてなりません。
みんな進行方向に向かって座っているわけですから、前の方ほど人目があるというのも、前に座る理由のひとつです。
でもその時はティムちゃんと一緒なので、空いている後ろに座ったのです。

トゥーティングを出てしばらくして、ドッグレース場の横くらいから、私と同じ年くらいのカリブ系の女の人が乗ってきました。
私たちの斜め前に座ったのですが、何となく周りをみると、乗っている人の半分以上がカリブ系でした。
イギリスに来た当時はわからなかったけれど、イギリスに住んでいる黒人は主にアフリカ系とカリブ海系に分かれます。
それぞれ文化や風習、服装や顔立ちなんかも違います。
バスに乗ると、こんな風に地域の観察が出来るのが面白いのです。
乗って気が付いたのですが、この路線は典型的なロンドン郊外の裕福な地域と貧しい地域を巡りますから、とても興味深い観察が出来ます。

その人は気の強そうな顔立ちで、ちょっと怖そう。
身なりは悪くありませんが、特に「プロフェッショナルな仕事についている」といった雰囲気はありませんでした。

お昼前くらいの時間で、バスは結構混んでます。
定年を越えている人たちが半分以上。
大きな病院が路線上に2つあるので、そこへ向かう人たちか、おうちへ帰る人たちかもしれません。

しばらくすると乗客の誰かが咳をしました。
すると、その女の人が誰にも何もいわずに、いきなりバスの窓を開けたのです。
(イギリスでは周りの人に一言断るのが礼儀)
車の種類にも拠りますが、普通の1階建ての路線バスには屋根の少し下に横幅の広い(1メートル弱x15センチくらい?)窓が付いています。
手前に引いて開けるタイプの窓。
その日はものすごく寒かったので、すぐに後ろの席の人が意見しました。
「こんな寒い日なんだから、閉めてください」
女の人は窓の下に座っていたのですが、バスは動いているわけですから、冷たい風が彼女の後ろに座っている人たちにもろに当たります。

すると彼女、なんて言ったと思います?
「私は新鮮な空気が吸いたいのよ」

びっくり。
横で聞いていた私は「だったら歩けば?」と思いましたけど、何も言いませんでした。

5分位して、私たちの側にも(足元までも)かなり冷えた空気が広がってきました。
路線バスなので、基本的には乗客はみんな外を歩く格好をしているわけですが、それでもとても寒いのです。
さっきの男の人が立ち上がって、黙ったまま窓を閉めました。
そうしたら彼女が再び窓を開けて、男の人を睨みつけて言いました。
「黙って閉めるなんて失礼よ!これは私の窓なのよ。」
男の人も負けていません。
「あんたの窓から入ってくる冷たい風が、みんな後ろに来るんだ。いい加減閉めたっていいじゃないか」
これで終わりだと思ったら、彼女がまた窓を開けて言いました。
「寒いんだったら席を移りなさいよ。汚い空気を吸って病気になったら、私の面倒は誰も見てくれないんだから身勝手なことを言わないでよ。」
この台詞には、バス後方の人達はお互い顔を見合わせてびっくりしました。
更に彼女は続けて、
「私はもうすぐ降りるんだから、私にはそれまで新鮮な空気を吸う権利があるのよ。窓を閉めたいんだったら私が降りた後、閉めればいいことじゃないの」

「そんな性格だから、あなたが病気になっても、誰もあなたの面倒なんてみたくないのよ」
よっぽどそう言ってやろうかと思いましたが、こんな人を相手にするのは自分のエネルギーの無駄だと思って何も言いませんでした。
・・・というか雰囲気を察したティムちゃんに止められたのが理由(笑)

とりあえず「すぐ降りる」という言葉を信じて、その時が来るのを待ちました。
ティムちゃんと、彼女がどこで降りるか賭けようと思いましたが、二人とも「ローハンプトン」
仕方がないので
「あの人、降りる時に窓を閉めるかどうか賭けよう」
二人とも「閉めないで降りる」と予想したので、やっぱり賭けは成立しませんでした(笑)
結局予想通り、彼女はローハンプトンで窓を閉めることなくバスを降りました。

降りたあとは例の男の人が窓を閉めて、バスの中の雰囲気が一気に和らぎました。
そして見ず知らずの乗客同士が、いかに彼女が身勝手か話し始めました。
イギリスでは、どんなに長く隣に座っても、知らない人とは話をしません。
「Excuse me」「May I?」「Thank you」の3つくらいかな?
でも30分ほど一緒につらい思いをした人たちの間には、何となく「同胞」みたいな感情が芽生えていたのかもしれません。
イギリスの生活のひとコマです。
私にはとても興味深い1時間でしたが、ティムちゃんはもうコリゴリですって。
写真はこっそり撮ったので、写りは悪いのですが、この人がその彼女です。
バスの中ってこんなカンジ。
横長の窓が見えるでしょう?

2010年1月27日水曜日

イギリスの景気

1月もそう少しで終わりです。
ロンドンの街はどこを見ても「セール」の文字が目に入ります。
クリスマス前後から始まったセールも、最終段階。
50%オフなんて、まだまだ。
70%なんてところもあります。
「ファイナル・リダクション」というのは「最終値引き」のこと。
そういった文字も、ウインドウを飾っています。
いつも思うんだけど、それでも儲かっているのかしら?
それとも捨てるよりはいいから、とりあえずお金にしたいのかしら?
リテールに係わったことがないので、実情はちょっとわかりません。
でも「値引きをしないと買わない」という人が増えているのは実感できます。

ロンドンに観光に来る最近のお客様の質問も、随分変わりました。
ブランド物よりも、「プライマーク」とか「H&M」なんかの場所を知りたいって。
「オクスフォード通りにあるお店は、安いけど、質がそれほど良くないのでお勧めしません」って少し前まではご案内をしていたけど、「それでもいい」っていう人が増えたみたいです。
日本の方から伺うのも、いまだにデフレや不景気な話ばかり。
「みきさん、ユニクロのジーンズが800円台。
日本では信じられない値段で物が売られていますよ」
日曜日の夜、ディナーの席で,こちらに駐在の日本の方から伺いました。
同席の日本在住の方が、すかさず「それはね、本物のユニクロではなくって、ユニクロの中の安いブランドなんですよ」
「ユニクロって安い」という観念だったのですが、更に安いものがあるなんて。
一体、働いている人たちや作っている人たちに、いくらお給料を払っているんでしょう?
お金がないのなら、私だったら、安い物を買うんじゃなくって、何も買わないのに、とかって思ってしまいます。
でも景気回復のためには、いくら安いものでも、買ってくれる人がいるというのが大切なのかもしれません。


昨日のニュースで「イギリスがとうとう景気後退から抜け出た」なんて話をしていましたが、実際はどうかなぁ?
でも18ヶ月ぶりに失業率が下がったそうで、それは何より。
「イギリスの経済回復に先駆けて、フランスとドイツが去年の夏、日本も去年、景気後退を脱した」とBBCのニュースでは言っていますが、あまり実感はわきません。

今朝のBBCのニュースでは、イギリスの貧富の差が40年前に比べると随分広がっているという話が出ました。
ニュース自体は簡単なんですが、添付されている政府のドキュメントがかなり興味深いので、リンクしておきます。
性別や人種、家庭環境などに加えて、職種や地位などあらゆる角度から分析が行われたそうです。
要約判で全部で56ページ、英語なんですが、経済や社会問題に興味のある人には面白い読み物だと思います。

英国の経済的不平等の構造(要約判)

2010年1月13日水曜日

オイスターカード

ロンドンの交通費が高いのは世界的に有名みたいです。
為替の関係で、最近は少なくなりましたが、1ポンド200円から250円くらいの時は、よくお客様に驚かれました。
「ロンドンの地下鉄の初乗りが1000円ってホント??」
「バス代が一回500円って聞きました!!」などなど。
確かに現金でその都度買うと高いのですが、ロンドンっ子はそんな買い方はしません。
普通は定期(トラベルカード)かオイスターカード(日本のスイカみたいなもの)を使います。
また、その日一日だけ乗り放題なんていう、ワンデートラベルカードもお徳です。

オイスターカードが始まったときには、持ち主の動向が記録可能ということで、人権問題に敏感なイギリスではかなり反対意見も多かったのですが、このカードを利用するとかなり交通費の割引があるという懐柔策で、何となくみんな買ってしまいました。
オイスターカードの登録義務も免除されたので、旅行者でも簡単に利用ができるようになりました。

このオイスターカードは地下鉄とバスなどで割引料金で利用が出来るプリペイド機能があるのですが、今まで利用が出来なかったナショナルレイルにも、今年からプリペイド機能が使えるようになりました。

私の住んでいるリッチモンドはロンドンの交通網ゾーンでは4に位置しています。
ゾーンはロンドンの地下鉄の環状線(サークルライン)の駅を含めてその内側がゾーン1、それから外側に向かって、数字が大きくなっていきます。
例えばヒースローの飛行場(中心地から約25km西に位置しています)はゾーン6です。
ロンドン交通網の地図を見たい方はこのリンクからどうぞ。


リッチモンドは便利な場所で、ロンドンの中心に行くのに3つ以上の方法があります。
例えばピカデリーサーカスへいくとします。

バス33番でハマースミスへ、それから9番でピカデリーサーカスへ
この方法だとバスx2なので料金は現金だと4ポンド。
オイスター利用だと、2.40ポンド。
時間は込み具合で違ってきますが、下手をすれば1.5時間以上?

地下鉄だとディストリクト線でハマースミス、そこでピカデリー線に乗り換えてピカデリーサーカスまで。
料金は現金だと4ポンド。
オイスターカードだと時間や曜日で違ってきますが2ポンドちょっとで、所要時間は30分強。
でも混んでます(笑)

私は地下鉄が嫌いなので、普通は鉄道を利用して、ウォータールーまで行きます。
これまでは3.70ポンド払っていましたが、これからはオイスターカードが使えるので、ピーク時(朝と夕方)は3.20ポンド。オフピークだと2.30ポンド。
ウォータールーからは、バスか地下鉄。
そこでまた料金がかかりますから、普段はワンデートラベルカードを利用したりします。
朝一番から使えるものはゾーン1-4だと10ポンド、9時半以降のものは6.30ポンド。
これまでは紙のカードをその都度買わなくてはいけなかったのですが、オイスターがキャップ(料金の上限)を設けてあるので随分便利になりました。
オイスターのキャップというのは「その日の料金の合計がワンデートラベルカードを越えない」というものです。

でもお友達のガイドから聞いた話ですが、路線によってはオイスターの料金の方が普通の切符よりも高いところが存在するようです。
細かい料金の案内はここでは出来ませんからロンドン交通局のサイトを紹介しておきます。
料金以外にも時刻表とかイロイロ出てきます。
ロンドン交通局
オイスターカード

今日、ロンドンは雪!
上に紹介した以外に、リッチモンドからはオーバーグラウンドという線が出ているのですが、今日は雪のためお休みだそうです(笑)
でも2センチくらいしか積もっていないんですが・・・。

2010年1月12日火曜日

桃太郎君のお誕生日

桃太郎君、今日で16歳です。

我が家の郵便は普通9時少し前に配達なので、お誕生日や何かの記念日にはカードは郵送しません。
だって、朝起きてすぐに受け取れないとイヤでしょう?
お玄関のところに、夜のうちに、いかにも郵便やさんが持ってきたみたいに置いておくのです。

プレゼントもお玄関のところに置いておきます。

今年はクリスマスに買わなかったPS3のゲームを2つ買いました。
「お洋服とかは買わないでね」と言われていたので買いませんでした。
本当はかわいいのを何か買いたかったんだけど。
年とともに自分の好みがはっきりしてきて、私たちが着て欲しい服と、本人が着たい服に随分開きが出てきました。

昨日の夜、ティムちゃんと二人で、カードを書いたりプレゼントを包んだりしながら、桃太郎君の小さかった頃の写真に見入ってしまいました。
どこに連れて行っても女の子に間違われるくらいかわいかったのに、最近はそんなこともなくなりました。
この写真は10年位前。
これもそれくらい前じゃないかな?
このジャケットは、もちろんもう着られなくなったけど、本人の希望でちゃんととってあります。
普通はみんなチャリティーショップに寄付してしまうんだけど、幾つかのお気に入りはどうしても手放したくないみたい。今晩のお夕食は、桃太郎君の希望で、照り焼きチキンとお味噌汁とふりかけご飯。
お誕生日のデザートには、毎年イチゴのショートケーキを作ります。
食べ物の好みは、この写真の頃とちっとも変わりません(笑)

2010年1月7日木曜日

カラダ・スキャン

年間を通してみると、イギリスではジムの加入とデートエージェンシー(結婚相手を見つけるまじめなもの)の加入が1月の前半に集中しているそうです。
新年の決心が大きな理由です。
クリスマスの後すぐに新年、ということで、食べすぎ飲みすぎに自覚がある人が多いのがジム加入の理由。
デートエージェンシーに関しては、クリスマスや新年に家族の団欒といった、孤独感をあおるような光景が多いからかもしれません。

健康オタクのティムちゃんに、私が買ったクリスマスプレゼントのひとつは、オムロン社の体重計「カラダ・スキャン」でした。
これは体重と、体脂肪、筋肉、内臓脂肪のモニターです。
以前ドイツ製の似たようなのを買ったのですが、すぐ壊れてしまったので、今度買うなら日本製、と決めていました。
12月は外食の機会が多くて、我が家では自宅で夕食をいただいたのは数えるほど。
しかも自宅でのご飯も、この時期はその殆どが高カロリーのものばかりなので、実際私も自分の体脂肪は気になっていました。
といっても、一体体脂肪がどれくらいであるべきなのかなんて、説明書を読むまで知らなかったんですけどね(笑)

私の体脂肪は予想通り、かなり高くって、35.4%。
筋肉は逆に少なすぎ、22%しかありませんでした。
でもBMIはばっちり、20.4でした。
内臓脂肪のレベルも問題なし。

桃太郎君は体脂肪がなんと11.9%、BMIは18.6でした。
さすがティーンエイジャーの男の子。

ティムちゃんは体脂肪が20.4%、筋肉が36.6%、BMIが23.5、悪くないです。
年齢に応じてふさわしいレベルが表になっているのですが、ティムちゃんは全部自分の年齢で合格。
私のレベルだと、体脂肪は60から80歳レベル(しかもギリギリ)!!!
筋肉だって60歳から80歳のおばあさんよりも少ないのです。
筋肉って大事なのかなぁ?
(当然大事なんだろうけど、すごく大事なのかなぁ・・・?)
なんとなくこのモニターって、Wii年齢よりも科学的な気がする・・・。
Wiiにはここ半年ほど触れてないけど、Wii年齢だけチェックしてみようかなぁ?

2010年1月6日水曜日


イギリスは寒波の真っ只中。
道路の凍結や雪の影響で学校は休校。
お仕事をお休みする人たちも増えています。
桃太郎君の学校は明日(7日)から新学期が始まる予定だったのですが、今日の午後3時ごろ、休校のお知らせがメールで届きました。
GCSE(全国統一中学校最終試験)の模擬がある予定だったので、ちょっと肩すかしを食らったカンジみたいです。

実は学校の始まる前の日、ということで、今晩アーセナルの試合を見に行こうとエミレイツのチケットを用意していたのですが、こちらもメールで延期のお知らせが来ました。
実際は、メールよりも先にラジオで延期のお知らせは聞いたのですが。
見に行く予定だったフットボールの試合が延期になったのは、今回が初めてです。
この記事を書いている時点では、まだいつこの試合が行なわれるかは発表になっていません。
今もっているチケットは、「延期された試合には有効」だというお知らせのみです。
でもその日に都合が付かない人なんかはどうなるのかな?
新たなお知らせが着たら追記することにします。

で、どれくらい雪が降ったのか、なんですが、ロンドンでもかなり差があるみたいです。
リッチモンドでは5センチ強かな?
この程度の雪で麻痺してしまうロンドンって・・・。

折角なので、桃太郎君とティムちゃんと3人で外に出かけてみました。
おうちのそばの公園です。
雪だるまを作ってみました。あまり作る機会もないので、結構下手です。
でも楽しい。

他の人たちもたくさん公園に来ていました。
犬を連れていたり、子供を連れてきたり。

この雪だるまは上手。
誰が作ったのかは知りませんが、口のところはペニー硬貨でした。
鼻が人参ってことは、おうちから持ってきたのかしら?

この後、テムズ川沿いのパブで一杯飲んでから帰りました。
明日はお仕事も学校もお休みの人たちが多いみたいです。

2010年1月1日金曜日

Inglorious Basterds


明けましておめでとうございます。
ステキな年になりますように。
今年もたくさんの記事をアップしていきたいと思います。
どうぞよろしくお付き合いください。

さて早速ですが、2009年の終わりに見た映画について。
Inglorious Basterdsです。

この作品は桃太郎君のクリスマスリストに入っていました。
はじめは暴力シーンが多そうなので(だって、タレンティーノだし・・・)クリスマスのプレゼントにはふさわしくないと思って買うつもりはなかったのですが、12月の半ば過ぎに私も観たいな、と思って買ってしまったDVDです。
もちろん包装して、ラベルには桃太郎君へって書きました(笑)

さすがに25日や26日には、ちょっとキリスト様への遠慮もあったので観ませんでしたが、27日にはそろそろいいだろうと、家族揃って楽しみました。

タレンティーノ監督は天才だと思いました。

今までの作品と比べると、かなり洗練されています。
たくさんのチャプターに分かれているのはこれまでも同じ。
軽いテンポでどんどん作品中に引き込まれていきます。

私はブラッドピットはあまり好きではないのですが、この作品は彼にぴったりで、他の配役は想像できません。
舞台は第2次世界大戦中の、ナチスドイツ占領下のフランス。
そこに乗り込んでくる、アメリカ人のチーム、反ナチのInglorious Basterdsが主人公です。
あまり内容に触れると、これから見る人たちに悪いので、桃太郎君の感想を書いておきます。

「これまで観た、どの戦争映画よりも、戦争には行きたくない、と思わせられた」
15歳の男の子にそう思わせられる作品って、かなりたくさんの要素がないと。
リアルさ、迫力、ストーリーの面白さ、映像。
いろんな部分で、ふとしたユーモアが小気味よく登場します。

ティムちゃんはストーリー展開(というか結果)に不満があったようですが、私は逆にそれがすごくいいと思いました。
あまり詳しく書くとネタバレになっちゃうので、簡単に書きます。
映画が終わった直後の会話。
ティムちゃん「オチが出てこない・・・見逃しちゃったのかな? ダブルだったとか?」
桃太郎君と私「違うよ、本物だよ」
ティムちゃん「でもそれじゃ話が違ってくるよ」

私は問題のシーン(映画館で何が起こったか)は、映画というメディアに対する、タレンティーノの皮肉だと思いました。

まだ見ていない人は是非どうぞ。
私の好きな映画ベスト10入りしました。