2009年12月1日火曜日

アプスレイ

ロンドンのハイドパークコーナーにレインズバラーというホテルがあります。
そのメインダイニングは、アプスレイという名前で、お料理はイタリアン。
最近ロカンダが美味しくなくなったので、ちょっと代わりを探していました。
もう一つ、これもハイドパークコーナーですが、インターコンチネンタルのテオ・ランドルもお勧めです。

今回はお昼ご飯をここでいただいたのですが、天井がガラスなので、とても開放感があります。
テーブルもゆったりしていて、ランドルやロカンダよりも高級感があります。

このレストランで選んだのはクリスタルのロゼ。
ヴィンテージは2000年です。
クリスタル自体置いているレストランは多くありませんが、ロゼとなると、更にそう。
私は今回初めて頂きました。
アプスレイでは、1本750ポンドでした。
多分、他でも似たようなお値段かな?

シャンペン作りに使われる葡萄は主に3つあって、
シャルドネ(白葡萄)エレガントさを味に加えます
ピノ・ノワール(赤葡萄)奥行きを味にあたえます
ピノ・ムニエ(赤葡萄)クセを加えます。

ロゼのシャンペンには2通りの造り方があります。
ひとつは白いシャンペンに赤ワインを加える方法。
冗談とかではなくって、本当にこの方法でたくさんのロゼ・シャンペンが造られています。
もうひとつは赤葡萄の皮を、シャンペンが少し色づくまで残す方法。
高級なシャンペンほどこの方法を採ります。

さて、お料理です。
これはとりあえず出てくる、「付きだし」といったところ。イタリア料理だけど、なるべく地元の新鮮な素材を使う、というのがモットーだそうです。
ここのシェフのシグネチャーディッシュ(看板料理)お刺身の盛り合わせ。
いろんなおさかながいろんな方法で出てきます。私が前菜に選んだのは、ロブスターのサラダ。
おなすのピューレとトマトが添えられていました。
完全に火を通さずに、生と半生の中間みたいなカンジ。
とっても甘くって、トマトの酸味がきいていてバツグンでした。メニューには載っていなかったのですが、シーズンのお勧め、ということで、注文をとりに来る前、ウエイターが握りこぶしほどもある「白トリュフ」を持ってきました。
なかなか食べられないので、
「パスタでシンプルにお料理してください」と注文したら出てきたのがこれ。
白トリュフのタリアターレそして、テーブルでも上からトリュフを削ってくれました。トリュフを食べるなら、私はこの方法が一番好きです。
私はトリュフが大好きなのですが、ティムちゃんは「汗のにおいがする」といいます。
こういったものは、やっぱり珍味といわれるだけあって、好き好きなんでしょうね。

お食事の後は、ラウンジに移ってからお茶をいただきました。
窓から見えるのはハイドパークコーナーのウエリントンアーチ。
ロンドンで、一番忙しい交差点のひとつです。
でも、そんな喧騒は、全くここでは感じることができません。
特別なときに、お勧めのレストランです。

6 件のコメント:

NOMO さんのコメント...

ひぇ~!!
1本750ポンドのシャンペンをランチでオーダーしてしまうだなんて、
mikiさんは、一体どんだけセレブな生活をされているのでしょうか!?
我が家なら一家4人が一ヶ月暮らせるかも・・・ちょっと無理か^^;

ただですね、いつもは比較的リーズナブルな価格で美味しそうなお店を紹介してくれるmikiさんが、いきなり昼から今の思いっきり円高のレートで換算しても1本10万円もするシャンペンを飲んじゃうのだろうか?・・・と思いネットでクリスタルの2000年を探したら、税込みで39,800円でした。
これがレストランで出される時には、x2.5の価格になるってことは十分有り得ますよね、うんうん。

ネットの宣伝文句も「セレブ御用達の超高級シャンペン」とか「シャンペンの最高峰」と言った文言が並んでいました。
う~ん、いつか飲んでみたいなぁ。

Rottenmeier さんのコメント...

よだれが出そうなほどおいしそうですが、お値段のことを考えると手が出ません。B級グルメに徹したいと思います。
この前からなんですけど、執事、気になります。

miki bartley さんのコメント...

Nomoさん、こんばんは。
イギリスはね、飲み物が高いんです。
ここでいただいたランチは、アラカルトだったので、ちょっとしましたが、セットランチを頼むとそんなに高くはありません。

イギリスのレストランの飲み物は、卸し値段の大体4-5倍というのが相場です。
小売の値段からすると、3倍前後かな?

私は外食することがよくあるのですが、やっぱりこのクラスのところは特別なとき用です。
たまには、いいかなってカンジ。

miki bartley さんのコメント...

ロッテンマイヤーさん、こんばんは。
ここはね、ランチのセットメニューは30ポンドしないんですよ。

ロンドンでお金をかけずに贅沢する方法はたくさんありますが、高級レストランのセットメニューは特にお勧めです。
この日はアラカルトだったので、2人で1000ポンドちょっとだったのですが、飲み物を変えて、セットランチだったら、多分100ポンドで収まると思います。
ミュージカルにしても、火曜日から木曜日だったら殆ど半額以下で観ることができます。
執事、いいですね。
私のお友達で、何人か執事みたいな人がいます(笑)
ひとこと言えば、なんでも理解して、パパッと手伝ってくれる人。
とっても貴重な存在です。
なぜか全員男性というのが面白いです。
執事ってやっぱり女性よりも男性って感じですよね。
ロッテンマイヤーさんの周りにも執事みたいな人っていますか?

ゆき珠 さんのコメント...

飲食に掛けるお金って、気持ちよく美味しければあまり気にしないのですが…。
特に、私の場合はあんまり外食しないし…。

私(と夫)も実はトリュフが苦手なんです。
ついでに、(普通のキノコ類は大好きだけど)松茸がダメ。
多分、一生克服できないと思います…

miki bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、こんにちは。
えートリュフ嫌いなの???
しかも、マツタケも?

やっぱり、好みってイロイロなんですね。

私、その他の好物は、「ジュンサイ」です。
ま、これは匂いはないから、問題なしかな?
でも外国ではなかなか手に入りません。