2009年9月28日月曜日

日本からのカード


お客様からのカードが日本から届きました。
最近では、殆どのお手紙はメールでいただくのですが、時々写真やカードをこんな風に送っていただくことがあります。
これって立体のカード。
写真を撮りやすいように、寝かせましたけれど、封筒から取り出して、広げるだけです。
裏側にはちょっとメッセージが書けるようになっています。

とってもうれしかったので、ブログに載せてみました。
Kさん、わざわざ送っていただいて、ありがとうございました。

イギリスでは色々な機会にカードを送る風習があります。
街角にはカードの専門店があって、お誕生日以外にも機会ごとにカードを選べるようになっています。
例えば「運転免許の試験に受かっておめでとう」なんて細かい種類にまで分かれているんですよ。

イギリスに来られたら、是非カード屋さんによってみて下さい。

イギリスの秋

9月も後半、イギリスはすっかり秋です。
昨日はとてもいいお天気だったので、マーブルヒルパークをお散歩してきました。
公園を縁取るように、たくさんの木が植えられていますが、その一つがこれ。
マロニエって言うとかっこいいでしょ?
おフランスってカンジで(笑)
英語ではホースチェスナッツ(馬の栗)といいます。
日本だと、トチノ木。

木の足元を見ると、この季節はこんな実が落ちています。幾つかセーターの裾をポケットにして持って帰ってきました。食べるためじゃないですよ。
なんてったって、馬の栗ですから(笑)
これにね、タコ糸を通して、ゲームをするためです。
家族でトーナメントをしようと思って。
ティムちゃんも自分用に3つばかり拾ってきました。

ゲームの方法は前の記事を読んで下さい。
とりあえずコンカー世界チャンピオンのオフィシャルサイトもリンクしておきますね。
イギリスって面白い国でしょう?

2009年9月25日金曜日

みきや海苔店

少し前にアイスベアさんのブログで「みきや海苔店」のことを知りました。
別に特に海苔が大好物っていうわけではないけれど、美味しいって言われたら、食べないわけにはいかないので(笑)、早速注文してみました。
何を頼んでいいのか、サッパリわからなかったので、数回メールのやり取りをして、注文を決めました。
今日の午後、アイスベアさんのブログ通り、裏返した箱に詰められて到着。今回注文したのは焼き海苔。
3種類あります。
それから海苔専用のいれもの。
せっかく美味しいものも、保存が悪かったらダメになっちゃうので、一緒に注文しました。
でもこのパッケージはちょっと重いので、重量がちょっとかさんでしまいました。
そんな小さなことも、ちゃんとメールしてくれたので、事前にわかってよかったです。桃太郎君は味付け海苔が好きなので、彼のために2種類注文しました。
それから焼き海苔じゃなくって、兵庫江井ヶ島一番摘み乾海苔っていうのも注文しました。今、学校から帰ってきたので、早速味見をしてもらいました。
味付け海苔、2種類の味見です。
名前はいわずに、海苔Aと海苔Bとどっちが好き? みたいな。
桃太郎君の応えは
「海苔A,でもどっちも美味しいよ、どうもありがとう」でした。
因みに海苔Aは兵庫産です。
もう一つのは有明産。
「どう違う?」って聞いてみたけど「何となく」ですって。
「でも、いつものよりずっと美味しい」そうです。
明日はご飯を炊いて、巻いて試してみます。
海苔のことはよくわからないけど、ロンドンでいつも買っているものとは香りも舌触りも全く違います。
私は特に口溶け(漢字が違うかもしれません)がとっても素晴らしいと思いました。
お値段はロンドンで買うより送料を入れても安いくらい。
海苔が好きな人は是非どうぞ。

2009年9月21日月曜日

旧手術室博物館


変なタイトルでしょう?
博物館の名前です。
この博物館は、お客様からのお問い合わせで、初めて知った博物館です。
ロンドンの中にはいろんな博物館がありますが、ロンドンのガイドだからって、全部知っているわけではありません。
メジャーな博物館は、ガイドする頻度も高いのですが、マイナーな博物館はその存在すら知らないこともあります。

病院関係の博物館といえば「フローレンスナイチンゲール博物館」が有名です。
今月から改装に入って、現在は閉鎖中です。
再オープンは2010年5月の予定。
以前はクリミア戦争と彼女の功績を讃えた内容で、看護学校の学生さんたちが多く訪れていました。
お土産に白衣のテディーベアなんかを売っていて、結構人気でした。
閉鎖中なのを知らずに来たら、さぞかしがっかりでしょうね。

さて、旧手術室博物館へ明日、お客様をご案内する予定なので、今日はちょっと足を運んできました。旧手術室博物館にはかわいいお土産はありませんでした(笑)
展示も「フローレンスナイチンゲール博物館」よりもちょっとリアルで薄気味悪いカンジ。
でもすごく楽しめました。
今日は下見だったので、そのせいもあるのですが、一つ一つのケースをじっくり眺めて注釈を読んで、あっという間に1時間半ほど使ってしまいました。

興味の度合いにも拠りますが、最低でも30分は必要じゃないかな?
ここは教会の屋根裏部屋を利用しているので、すっごく狭い螺旋階段からアプローチです。
そこで残念ながら足の不自由な方は入ることができません。

変わったものが好きな方は是非どうぞ。

少し写真を載せておきますね。

これは入ってすぐのキャビネット。
昔、薬として利用されたものが並んでいます。これが手術室。
ここは女性患者専用で、たくさんの医学生たちが手術の様子を見学したそうです。麻酔や衛生の観念がなかった時代には、手術は最後の手段でした。
いろんな道具は進歩したものもあれば、いまだに似たような物を使っているものもあります。
例えばこれは切断手術のための道具。これなんかは進歩しました。
なんと聴診器です。

バーミンガム大聖堂

バーミンガムの大聖堂に行ってきました。
カソリックの方です。
名前はSt Chad's Cathedral
イギリスでは英国国教会(聖公会)という宗派が主ですが、それ以外の宗派の教会も、あちこちで目にします。
バーミンガムには英国国教会の大聖堂もあります。

私が国会議事堂の公認ガイドだということは、以前のブログで紹介しました。
現在の国会議事堂の主な部分(もとは950年前に建てられたものなので)が建てられたのは1834年の火事のあとです。
チャールズバリーが建築を、内装はオーガスタス・ピュージンが受け持ちました。
そして実際にもの造りを担当した職人さんは、バーミンガムのジョン・ハードマンの工房の人たちです。

随分前にこの会社のことはブログに載せた気がします。
探したら、あ、あった

この教会は、そのハードマンさんのお墓があるのです。
最初の写真がそう。

彼が亡くなった時に、会社が寄贈した記念のステンドグラス。一番下のパネルを見てください。
デザインをしているのがピュージン、そしてハードマンがステンドグラスを作っています。イギリスでは、職人さんたちが、よく自分やその家族を勝手に作品中に登場させます。
でもそういった場合はもっと控えめ。
別の窓を見てみましょう。
これはハードマン自身が作った窓。ちょっと拡大すると・・・
ほらね。
左下の人が自画ステンドグラス(笑)今度は祭壇に向かって右手の天井を見上げてみます。ちょっとわかりづらいので拡大しますね。
真ん中の太いラインのすぐ上。
一番左だけ、模様の代わりに何か書いてあります。
ここには「1940年11月22日、神に感謝」とかかれています。

ドイツ軍の爆撃があった日。
この書き込みの位置から、爆弾が落ちてきたそうです。
爆破して火事になっていたら、きっとこの教会は残っていないはずです。
ところが落ちてきた爆弾は床で跳ね返って、脇のラジエーターにぶつかったときに炸裂したそうです。
ラジエーターが爆破されたおかげで、爆弾やその周りも水浸しになって、火災は起こりませんでした。
めでたしめでたし。

2009年9月16日水曜日

ホテルの非常ベル

今日から2晩、バーミンガムに泊まります。
お客様と夕ご飯にカレーを食べて帰ってきたら、ホテルの中で非常ベル。
イギリスではよくあることです。
殆どが火災報知器の誤作動なのですが、禁煙のお部屋でタバコの煙が原因になることも。
原因は何であれ、安全が確認できるまで、お客様は非難しなければいけません。
私たちはちょうど入り口でこの事態にあったのですが、なんといってもここはホテル。
バーで飲んでいる人やレストランで食べている人、お部屋で寛いでいる人だって避難です。
イギリスだなあ、と思うのは、避難している人の手。
みんなグラスに入った飲み物をちゃんと持ってきています(笑)
でもさすがに寒いです。
しばらくするとホテルの係員が大きな袋を持ってみんなのところにやってきました。
中に入っているのはフォイルのブランケット。
こんな時用にちゃんと用意されているんだー。
早速みんなこれを体に巻いています。私もちゃんと使いました。
だって寒かったんだもん。
でも写真も忘れずに撮りました(笑)
というか、お客さまに撮ってもらいました。2-30分くらいだったかな。
消防車が来て、消防署の人が安全を確認したら、中に入ってもいいわけです。
早速暖かいお風呂を用意しました。
ブログをアップしたら、ゆっくり入ります。
私のお客様は、とっても理解のある人たちで、面白がって写真を撮っていらっしゃいました。
フォイルのブランケットは未開封のまま、日本へのお土産にされるそうです。

今回は何の問題もありませんでしたが、やっぱり万が一のために、非常ベルが鳴ったらホテルの係りの指示に従うことが大切です。
勝手な思い込みは絶対に避けるべきです。
非常ベルがなった時の為に、ホテルのお部屋に入ったら、必ず非常口を確認しましょう。

2009年9月15日火曜日

大麻を売っているところ


今週はお仕事で、ナイメーヘン(オランダ)、バーミンガム(イギリス)、ブリストル(イギリス)といった街を訪れます。

オランダはアムステルダムやデルフトが有名ですが、ナイメーヘンが一番古い街だそうです。

中心地はとても小さくて、くるりと一周するのに、半時間もあれば十分といったサイズ。

スキポール空港から車で向ったのですが、少し混んでいたので、1時間半ほどかかりました。

この街は16世紀や17世紀の建物が少し残っていますが、殆どは戦後の味気ないビルが目立ちます。

興味深いのは喫茶店。

コーヒーショップと書いてあったら、それはソフトドラッグも売っているということ。
このお店のように、わかりやすいものだけとは限りません。大麻のマークがネオンサインになっているのが見えますか?

2009年9月10日木曜日

剣道

私の住んでいるフラットには全体で25世帯が入っているのですが、その中にもう一組、日本人x英国人のカップルがいます。
日本人の彼女は、なんと剣道の先生なんです。
桃太郎君は10年以上彼女のことを知っていますが、これまでは「近所に住む日本人のお姉さん」ということで、たまにお邪魔しに行ったり、ゲームの貸し借り程度のお付き合いでした。

ところが先週いきなり、
「マミィ、僕さ、剣道やってみようと思うんだけど・・・ちょっとEちゃんに聞いてみてよ」
と切り出してきました。
ずっと以前(最低でも6-7年前!!)彼女から、「もし桃太郎君に興味があったら、ついでなんだから送り迎えだってしてあげるのに」とお誘いはあったのですが、当の本人に興味がなさそうだったので、そのままになっていました。

「いまさら」とは思ったんですが、折角やる気になっているので、早速手続きのことを聞いてみました。

イギリスには剣道連盟があって、連盟に所属しているクラブで、きちんとした剣道を教えてもらうことができるそうです。
「マーシャルアート」の名前で、怪しげな道場がロンドンにもたくさんありますが、剣道は他のマーシャルアートに比べると、系統がしっかりしているそうです。
リッチモンドに一番近い道場は、ヒースローの近くで、コミュニティーカレッジの体育館を利用しています。
先週の日曜日に早速見学に行ってきました。
私も付いて行きたかったんですが、
「親が一緒についてくるなんて、子供っぽいからやめて」だって。

前の日には「2人のときはいいけれど、道場では先生なんだから、間違ってもEちゃんなんて呼ばずに、先生って呼ぶのよ」とか、「礼儀正しくしなさい」「ご挨拶をちゃんとしなさい」等などたくさんのことを言って聞かせました。

結構楽しんだみたいです。
来週からレッスンを始めるみたい。
剣道の上達も大事だろうけど、それよりも日本のお作法とかを学んでくれたら大満足です。
Eちゃんも、そっちが目的でコースを受ける子が結構いるって言ってました。
正座とかもできるようになるかしら?

2009年9月8日火曜日

偽警官の詐欺

少し前にも先輩のガイドから、お客様で被害にあった方がいらしたと聞かされたばかりです。
ロンドンでは制服を着た警官がたくさんいます。
私服の警官がいないとは言いませんが、私は街中で私服警官が尋問している様子などは見たことはありません。
知らない人から声をかけられたら、荷物などのガードを固くした上で、大声で周りの人を呼ぶといいと思います。
ロンドンは大都会の割にはとても安全な町です。
気を引き締めてさえいれば、危ない目に会うことはありません。
知らない人は信用しない。
嫌な言い方ですが、声をかけてくる人は、何かが欲しいからそうするのです。

以下は日本領事館から送られてきた案内です。

偽警察官詐欺への対策(ロンドン警視庁作成)
最近、私服警官を装った犯罪者にだまされてクレジットカード及びその情報を与えてしまうという事件が複数
発生しています。
犯罪者はカード情報を使い不正にお金を引き出しています。
この時期、事件は増加しているものの、被害に遭う可能性は低いと思われます。
しかしながら、不案内な土地を訪れているときは普段以上に注意をすることが大切です。
ご自分を守る上でのいくつかのポイントを次のとおりご案内します。

ひと気のないところへ連れていこうとする人に要注意
この種の犯罪を行おうとする者は、被害者をひと気のないところへ誘導しようとします。
一般的な手段としては、道を尋ねてきます。
見知らぬ人に付いていく前によく考えましょう。
警察官に呼び止められたら、警察の身分証明書カード(Officers Warrant Card)の提示を求めてください。
身分証明書カードが本物であることをじっくり確かめてください。
本物の警察官は嫌がりません。
Metropolitan Police(ロンドン警視庁)の身分証明書はとても特徴のあるもので、Metropolitan Police のロゴ及び“POLICE OFFICER”の語が記されています。
また、本人の写真、名前、階級及び証明番号も含まれています。
さらに、カード上にはホログラムもあります。
ほとんどの警察官は、金属でできたMetropolitan Police 紋章の付いた黒いホルダーにカードを入れています。
本物の警察官は、証明書番号(warrant number)を覚えており、この番号を速やかに答えられなければなりません。
番号は6桁の数字であり、証明書カードに記載してあります。
路上では、いかなる者に対しても銀行情報や暗証番号(Pin Number)を伝えたり、銀行又はクレジットカードを渡したりしないでください。
本物の警察官が路上であなたに声をかけたとしても、これらの情報を聞くことはありません。
警察官だと称する者がこれらの要求をする場合には、すべて偽者であると考えてください。
この場合には、速やかにその場から立ち去り、警察に電話(999)をしてください。
身分証明書には、銀行(クレジット)カードではなく、旅券(パスポート)又は運転免許証を使用してください。
警察官に呼び止められ、身分証明書の提示を求められることがあります。
この際、相手が本物の警察官だと思われる場合には、パスポート又は運転免許証を提示してください。
あなたの身分を証明するには、これで十分です。
あなたの身分を証明するのに銀行又はクレジットカードを提示する必要はありません。
怖がらずに警察官が何をしているのか、何故しているのかを聞いてください。
あなたが呼び止められたことに疑問がある場合には、理由を聞いてください。
警察官は、呼び止めた理由を明確に答えなければなりません。
警察官は、呼び止めた理由をその場で記録しなければならず、あなたはその場でそれを写す権利があります。要求してください。
英語が分からないときは。
警察官は通訳を使うことができ、必要があれば電話を通じて路上でも行えます。
もし(警察官の言うことが)理解できなければ、警察官にその旨を伝え、通訳に連絡するよう依頼しましょう。

2009年9月6日日曜日

イギリスの鉄道

今日のBBCニュースで、一番興味を引いた記事です。
「ロンドン・ミッドランド鉄道は9月6日日曜日の運行をバーミンガム・リバプール間を除き、すべて運休することになりました」
その理由というのが、なんともイギリス!!
この会社では週末のシフトは強制ではなくボランティア制だそうです。
今日(日曜日)はボランティアした人が少なかったので、運転手が足りないのが原因だそう。

イギリスって面白い・・・。

日本と違って同じ路線を別会社の列車が走っていますから、そういった別会社(例えばヴァージンとか)が切符を受け付けてくれるそうですから、それほどたいしたことにはならないと思います。
それにしても公共の乗り物の会社が週末のシフトをボランティアって・・・。

2009年9月4日金曜日

ヒースロー、ターミナル5

昨日はお仕事で、初めてヒースローのターミナル5に行きました。
オープンしたのが去年の春ですから、自分でも意外。
ヒースローにはもちろん、数え切れないほど足を運んでいますが、一番多いのはT3。
観光が終わって、日本行きのお客様をお見送り、といったパターンです。
折角なので、時間よりも1時間ほど早く行って、ターミナルの中をゆっくり歩いてみました。
中はこんなカンジ。随分と明るくってきれいです。
T4をモダンにしたようなつくりで、公共の乗り物とのアクセスも問題ありません。
私の住んでいるリッチモンドからは、路線バス1本で来ることができます。
途中でT4にも寄るのですが、T4とT5の間には停留所が幾つかあるので、10分ほどかかりました。
「これは使える」
と思ったのが、荷物の詰めなおし所。
スペースもゆったりだし、重さも計れるようになっています。
ひとつの荷物が23kg以内という規定があるので、オーバーしてしまったことがターミナルで発覚した場合、これまでは、ちょっと隅っこで詰めなおし、なんて人をよく見かけましたが、これならスマートです。インフォメーションもコンピューターがが6台、自由に使えるように設置されていたので、係員の順番を待つ間に、人によっては自分で解決可能のようです。一番感心だったのはアライバルボード。
他のターミナルは、実際の着陸時間、荷物がターンテーブルに出たかどうか、この2つの情報しかありませんが、T5はすごく細かく表示されます。
着陸時間、ターミナルへの到着、荷物のデリバリー、荷物がターンテーブルに出たかどうか。
すごいなー、と思いました。でもそんな技術の前に、到着した人たちが出てくるドアが2箇所。
40メートルほど離れたところの両側からっていうのは、ナントカして欲しいです。
一体どっちのドアを注意してみていればいいのかわかりません。
大きなグループのお迎えならともかく、私がお迎えするのは通常ひとりから多くても4人。
見逃してしまいそうで怖いな、と思いました。

2009年9月2日水曜日

ドレスコード

今日のロンドン情報ブログリストはこちら(リンクします)


今日のティムちゃんはお仕事関係のディナーです。
グロブナーハウスという、メイフェアのホテルでのブラックタイディナー。
ここのボウルルーム(宴会場)はロンドン一大きいので、大掛かりなレセプションで使われることが多いのです。
ロンドンのレセプションでテレビ中継されていたら、半分以上の確率でココ。

残念ながら、私はお留守番です。

イギリスはヨーロッパに比べると、ドレスコードが非常にうるさい国です。
最近緩やかになってきてはいますが、レストランによっては貸しネクタイを入り口で出されることもあります。
各レストランは、ウェブをチェックしたり、電話をかけてドレスコードを確かめてからお出掛けします。
イベント物は招待状に必ずドレスコードが書かれています。

例えば今日の招待状には Black Tie の表示。
男性はDJが必要です。
DJというのは、ディナージャケットのこと。
フォーマルスーツ(黒)に蝶ネクタイという格好です。
女性はドレス。
別にロングドレスである必要はないけれど、ある程度の華やかさが求められます。
私はブラックタイの時はキモノを着ることもあります。
でも普通は肩を出したドレスかな?
女性のほうがドレスコードは簡単です。
お昼間の集まりは肩を出さずに夜は肩を出せば、大概OKです。
ドレスの丈はひざ前後が一番融通が利きます。
あまりミニ過ぎると、白い目で見られたり、場所によっては入れてくれない所もあるので注意が必要。

一番厄介なのは「スマートカジュアル」
これって日本の男性は苦手みたい。
「カジュアルだけど、お金は結構かかってますよ」って格好でお願いします。
そんな風に案内すると、余計戸惑う人が多いみたい。
「面倒なので、スーツで行きます」とかって。
「パッと見て、わっ、かっこいいじゃん」みたいにしてください。
なんて言うと、泣きそうな顔になるお客様もいます。
デザイナー物のジーンズにノータイ、ジャケット、そんな感じ?

そういったことを考えると、イギリスの古き良きスタイル「ジャケットが必要です」とか「ネクタイをして下さい」なんて、具体的なほうがありがたいかも。


よく考えてみたら、イギリスという国は制服が大好きです。
小学校も中学校も制服があります。
いきなり大人になって「何を着ればいいか判らない」人が多いんじゃないかな?
大陸の子供たちは小さい頃から私服なので、その点イギリスと全く違います。
ヨーロッパの人たちがおしゃれなのは、そんなところに秘密があるのかも。 ランキングに参加してみることにしました。
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間違いメール

私はメールアドレスを3つ持っています。
ひとつはお仕事用。
このアドレスは日本からの問い合わせなどのために、一番文字化けしにくいフォーマットに設定してあります。
私のラップトップのメール設定もこれなので、旅行中も便利です。

次のメールアドレスはネット用に作ったもので、ドメインがグーグルのもの。
メールを受けるためではなく、ソーシャルサイトの閲覧などが目的なので、メールのチェックはしていません。

最後のメールはティムちゃんと共通のメールで、ブロードバンドのプロバイダーで作ったドメインのもの。
デスクトップのアウトルックをこのメールに設定してあるので、もっとも頻繁にチェックします。
このメールアドレスはかなり長く使っているので、ジャンクメールも多いし、差出人に覚えがないものはドンドン捨てていきます。
でも気をつけないと、たまーにお仕事の問い合わせが入っていたりします。
以前フィルターを設定していたら、日本語のメールが殆どフィルターに引っかかっていたので、今はフィルターは使っていません。


さて昨日の夜、この共通メールアドレスにお仕事の問い合わせがきました。
イギリスにある、リクルート会社で、日系コミュニティー誌でもよく見る名前の会社です。
「*月*日の9時から13時まで、ガイドできますか?」
そこで可能であることと、料金を返送しておきました。
これまでにも何回か、リクルート会社から仕事を請けたことがありますが、このルートは(私にとっては)それほど一般的ではありません。

今朝起きて、メールのチェックをしたら、見たことのない日本人の名前のメールが入っています。
最初はジャンクだと思って消してしまうところだったのですが、よく見ると私が昨日出した返事が見えました。
なんだろうと思ってよく見たら、間違いメールでした。

どうやらそのリクルート会社に勤めるAさんが、同じ会社のBさんに宛てて書いたものが、私のところに届いた模様。
転送の代わりに返送にしちゃったパターンです。

「Tさん
この方は通訳もしているようで、値段表を見てみましたが、高いです!!
今どき珍しい方です。よっぽど素晴らしい方なのでしょう~。
Holdしておき、他の方が探せ無かった時のために取っておく?
A子」

さすがに実名だとかわいそうなので、名前は伏せましたが、本文はそのまま。
私はリクルート会社で働いたことはありませんが、ずっと以前に旅行会社で内勤をしていた時を思い出しました。
私の仕事にはガイドやアシスタントを予約する業務が含まれていました。
Holdしておき、他の方が探せ無かった時のために取っておく?
ホテルや飛行機の座席ならともかく、個人相手にそんな失礼な予約の仕方は、私はしたことがありませんが、時代が変わったのかなぁ?

ま、でもこれでブログのネタになったことだし、良しとしましょう。

2009年9月1日火曜日

イギリスの電化製品

これは我が家の新しいオーヴン。
イギリスではよく物が壊れます。
特に電化製品。
日本より寿命が短いのかなぁ?
我が家のキッチンは8年前に総入れ替えをしました。
デザインを新しくしたので、その時に全ての電化製品を入れ替えました。
洗濯機はBosch(イギリスではユーティリティールームがあればそこに、なければキッチンに備え付けるのが普通です)
食器洗浄器もBosch,
ホブはZanussi,
オーヴンと冷蔵庫はMieleを選びました。

まずはじめに壊れたのが洗濯機。
3年半くらいかな?
修理の人に来てもらいましたが、糸くずのフィルターのお掃除がされてないのが原因と言われました。
そんな機能があることすら知らなかったので、いいお勉強になりました。
懲りずに同じブランドのものを買って、3ヶ月に一度はフィルターを洗っています。
以前は乾燥機の機能が付いているものを使っていましたが、洗濯機能のみのものに変えました。
食器洗浄器はそれよりも長持ちしました。
壊れた時にブログの記事にしました。
ホブは新しいキッチンにしてまだ数ヶ月しか経っていない時に、オリーブオイルのボトルを落として割ってしまいました。
その時に買い換えて今に至っています。

さて機能で選ぶのが以上の家電類。
ホブは目に付きやすいので、機能プラスデザインで選びました。
冷蔵庫とオーヴンはキッチンの要。
一番大事な機能です。
そこでブランド名で選びました。

だってお店の人が勧めるんだもん。
Mieleのブランドは他よりも高いけど、機能面でも問題がないし、長持ちするし、第一、一流ブランド。
もちろん他にもいいブランドはあるだろうけど、Mieleを買っておけば「安心」が付いてくる、みたいな?

冷蔵庫はそれほど思わなかったけど、オーヴンは回転丸焼き機能(!!)とか、パイロテクニック(お掃除しなくてもいい機能、スイッチひとつで中の汚れを超高温で灰にしてしまう)が付いていて、感動したのを覚えています。
普通のオーヴンがいくつも買えるほど高かったけれど、価値はあったと思います。


ところが冷蔵庫が壊れたのがホリデーの直前、6月の終わり。
すぐに買い換えてホリデーに出かけました。
冷蔵庫はMieleを買う価値がないと思ったので、今回はSiemenというブランドを買いました。
我が家はシステムキッチン(英語ではBuilt-in)なので、サイズが最優先です。
サイズが合って、ホリデー前に間に合うのがこれしかなかったのが選んだ理由。
さて何年持つのかな?
今のところは無事みたいだけど・・・。

この間サフォークに行った時、帰りに田舎のお肉屋さんで、パイとかロースト用のお肉とか、たくさん買い込んできました。
おうちに帰ってきてパイを温めようとオーヴンのスイッチを入れたら、ポンって音と共にフューズがショートしました。
電気屋さんをよんで、見てもらったら、オーヴンが壊れたのが原因だそうです。
そこで、オーヴンを新しく買う羽目になりました。

どのブランドにしようか・・・?
Mieleがいいんだろうけど、カタログを見たら欲しいタイプのものは2000ポンド以上します。
ちょっとこの金額は、不況の今、引いてしまいます。
他のブランドも見たんですが、いまいち。
そこで欲しい機能から選択することにしました。

絶対欲しい機能
1、パイロテクニック
2、ロテサリー
3、ピザ機能

そこで選ばれたのがAEG。
今まで買った事がないんですけど、機能面から見れば合格です。
しかも買いたいモデルは1100ポンドが890ポンドに値下げされていました。

イギリスで電化製品を買うと、必ず勧められるのが保険。
ティムちゃんは保険屋さんのいいカモです。
今回も5年間の保険で99ポンドというのをつけていました。
普通は保険が切れたら調子が悪くなるのに。