2009年8月9日日曜日

イギリスのパイ

久しぶりにパイを焼きました。
スペインから帰ってきてから、我が家でのメニューは超ブリティッシュ(笑)が続いています。
ローストビーフ、バンガー&マッシュ、ローストラムにローストポークなどなど・・・。
イギリスのお料理は、手順自体は簡単なものが多くて、味は素材で決まるってカンジ。
まあ、どこの国のお料理でもそうなんでしょうけど、イギリスと日本は特にそうなんじゃないかな?

ロースト料理なんかは、お肉の塊りをオーブンに入れるだけなので、誰にでも簡単にできちゃいます。
ローストビーフは高いお肉の方が美味しいけど、ポークやラムは安い部位でも美味しくできます。

比べると、パイは少し手間がかかります。
でも難しくはありません。
1、パイの中身を作る
2、パイ生地を作る
3、オーブンで焼く
それだけです。

パイの中身はなんでもOK。
今回はリークとビーフにしました。
リーク(長ネギ)は1cmくらいに切って、サラダオイルでゆっくりと炒めます。
オーブンに入れられる厚手のお鍋で、とろ火にして1時間ぐらいかな。
長ネギを取り出した後、オイルを少し足して、小麦粉と塩コショウをまぶしたビーフを入れて焼き色をつけます。
長ネギを戻して、赤ワインを少し入れて、低めのオーブンで2時間ちょっと。
オーブンから出さずにそのまま冷まして、冷蔵庫で一晩置きます。
オーブンから出したての熱いうちに次の段階に進んでもいいんだけど、一晩置いたお肉の方が私は好き。
特に煮込み用の安いお肉を使ったら、このひと手間で味がぐんとよくなります。

次はパイ生地。
市販のものが便利という声もありますが、手間もかからないし、変なものも入らないので、私はいつも自分で作ります。
特に塩分が全く違ってきますから、私には市販のものはしょっぱすぎ。
パイ生地に入れる油分が多いほど、焼き上がりがさくさくします。
私はパンもパイも材料を計らずに適当に作るので、これもいい加減な数字です。
ラード180gをお湯で溶かします。
お湯の量はラードよりも少なめ。
お鍋に入れて少し火を通したら簡単に溶けます。
薄力粉をボウルに入れて(多分250から300gだと思う)卵黄をひとつ加えます。
ラードとお湯のミックスをざっとボウルに加えて、ゴムベラでひとまとめにします。
やわらかすぎても心配しないで。
厚手のビニール袋に生地を入れて、冷蔵庫で2時間以上寝かせます。
生地を寝かせるとハンドリングがすごく楽になりますから、これはスキップしない方がいいです。
袋から取り出したら、薄力粉をふった台の上で、麺棒を使って延ばします。
延ばして畳んで、延ばして畳んで・・・(そんなにたくさんする必要はありません、私は10回くらい?)
耐熱性の浅いお皿に生地の半分強を敷きます。
パイの中身をつめて、残りの生地を上にかぶせます。
淵の生地を落として、丸め込んで、合わせ目を閉じます。
私はフォークでぎゅっと抑えます。
残った生地で葉っぱを作って、ときたまごで貼り付けます。
全体にときたまごを刷毛で塗って、200度のオーブンで4-50分。
これがオーブンに入れる前。
これがオーブンから取り出したところ。盛り付けはこんなカンジ。
マッシュポテトと茹で野菜。
カリフラワーと人参とグリーンピースです。

2 件のコメント:

NOMO さんのコメント...

mikiさん、こんにちは。
海外旅行から戻ってきたら、自分の国の料理を食べたくなるのは、どこでも同じ・・・ということでしょうか^^
僕も海外出張から戻った日の夕飯は、白いご飯と豚肉のしょうが焼きとなめこの味噌汁が定番メニューでした。

パイって自宅で作ったことが無いですねぇ。
でもmikiさんのレシピを読んでみると
それほど難しい料理ではないみたいですね。
中に入れるものを自分で考えて作れるのも、
面白そうです。

今は夏休みなのですが、娘が受験生、息子は部活のサッカー三昧、奥さんも普通に仕事に出ているので、僕と犬の二人でダラダラと過ごしています、えへへ。
時間はたっぷりあるので、この休み中に一回パイ作りに挑戦してみようかと思います。

miki bartley さんのコメント...

Nomoさん、こんばんは。
なめこのお味噌汁!!
いいなぁ、最近食べてないなぁ。
パイはね、すごく簡単です。
シチューみたいなものを作ってパイ生地を乗せて、オーブンで焼くだけ。
手作りはやっぱり美味しいです。
がんばって作ってみてください。