2008年7月31日木曜日

Es Moli Den Bou

マヨルカのSineuという街では水曜日にマーケットが開かれます。
とても歴史のあるマーケットで、規模も大きいとガイドブックに書いてあったので、行ってみることにしました。
せっかくなので、お昼もどこかで食べよう、ということだったのですが、オーペアのあづまちゃんは、「気分が優れない」とここ数日ダウンです。
桃太郎君はお出かけは「気分的に疲れる」ということで、二人だけでお出かけしてきました。
お出かけの時はただマーケットとお昼ごはんということだったので、私は何とビーチサンダルをはいていました。
「どこでお昼?」と聞いたらArtaの方面と言うだけで、詳しくは言ってくれませんでした。
びっくりさせようと思っていたんですって。

ティムちゃんはミシュランの星を持っているレストランに連れて行ってくれました。
マヨルカには3つしかありません。

お仕事関係で高級レストランに行く機会が多いので、ティムちゃんはこの手のレストランはあまり好きではありません。
私はお仕事関係で素敵なレストランに行くことがありますが、何回行っても楽しめます。
連れて行ってくれたのはEs Moli Den Bouという名前のレストランで、ManacorとArtaの間にあるSant Llorencという街にあります。
ティムちゃんはミシュランの本を持っていったらバレると思って持って来ませんでした。
そこで街に着いてみると一体どこにあるか分からないというハメに・・・。
丁度おまわりさんを見かけたので、聞いてみたら「説明するのは難しいからついて来なさい」
何とパトカーの先導でレストランに到着しました。



アラカルトで注文したのですが、これは突き出しで出てきたサーモンのお刺身。
5mmくらいのサイコロに切ってあって、マヨネーズとおしょうゆを混ぜたようなドレッシングでした。2つ目の突き出しはレバーのムース。
とうもろこしをカラリと揚げたものが乗っています。
茶色いのはチョコレート。次は 今回感動するくらい美味しかった、ワイルドライスのロブスター添え。
普通のワイルドライスよりも歯ごたえが微妙で、本当に美味しかった。メインコースはちょっと外れ。
ウサギとかもと豚肉を寄せてマッシュポテトでいただきます。
でもティムちゃんはこれが結構好きだったみたい。デザートは完全に選択マチガイ。
チーズのアイスクリーム。
チーズが好きなら楽しめますって言われたんだけど、言葉の間を読み取ればよかった。
もっと無難なデザートが5種類くらいあったのに・・・。
カーヴァのロゼを1本とグラスの赤ワインを2杯、コーヒーを飲んで255ユーロでした。

2008年7月27日日曜日

獅子唐のスペイン版


スペインの特産の1つにパドロン(Padron)と呼ばれる獅子唐みたいなお野菜があります。
私たちはこれが大好きで、レストランでいつも注文します。
最近はイギリスでも手に入るようになりましたが、やっぱりスペインが本場。
マーケットでも必ず買って、ヴィラでも何回もお料理しました。
昨日のレストランでも前菜にこれを頼んで、メインコースを待っている間、手持ち無沙汰だったので、ちょっと遊んでみました。
日本のお母さんはきっとこんなことはしないかな?
でも面白い。
私たちはよくお皿に残った物であそびます。
大概カオかな?


ヴィラのプール

我が家のホリディの楽しみの一つは、ヴィラのプールです。
いつもヴィラを探す時には、必ずプール付きのものを予約します。
ホテルのプールと違って利用時間の規制もないし、ドイツ人が場所取りのタオルを置きに来ることもないし(笑)。
全部のドイツ人がそうだとは、もちろん思っていませんが、ホリディのジョークの1つに必ず盛り込まれるのが、ドイツ人のプールサイドの場所取りと、イギリス人の外国語の下手さ加減。
ヴィラのプールはもちろん私たち専用で、スペインのものは大概5x8mと相場が決まっています。
田舎のヴィラはもう少し大きいものも存在しますが、これより小さいと、ちゃんと泳ぐことは難しくなります。
広告を見ると3x4mなんていうのも存在しますから、注意が必要です。
昨日はお昼がとても暑かったので、晩ご飯のレストランから帰ってきてからみんなで泳ぎました。
これ、夜の11時半を過ぎています。
ティムちゃんは面倒だったのか、{僕は写真係}
このホリディでとうとう桃太郎君は、私と身長が同じになりました。
166cm。
プールでも、私を肩に乗せたり出来ます。
ジャーン、私の水着姿。
今度は桃太郎君。
スタイルいいでしょう?
プールとお家の間はこんな感じ。
窓から見えているのがキッチンです。

2008年7月25日金曜日

パエリア

本格的なパエリアを作ってみたくなりました。
スペインでは、海岸などで直火で料理します。
一番これに近いかな?と思いついたのが、BBQの炭火。
お料理を見に来た猫ちゃん。
私はずっとこの黄色はサフランの色だと思っていましたが、スペイン人は特別な着色料を使います。
サフランだけではこの色は出せません。
具にはウサギのお肉を使います。
シーフードだけで作る観光客用のパエリアもありますが、現地の人たちはお肉と魚介類半々か、お肉だけです。
私のパエリアにはメインはウサギを、タコも少し入れました。
しばらくアルミホイルでふたをします。
出来上がりはこんな感じ。
とっても美味しかった。

2008年7月23日水曜日

デイアまでのドライブ


ティムちゃんの知り合いが9月にマヨルカのデイア(Deia)で結婚します。
デイアは北海岸の小さな村で、観光ずれせずに残っている魅力的なところです。
ハリウッドのスターたちが別荘を持っていることでも知られていますが、取りあえずアクセスが不便です。

Bugerからは山を越えないといけないので、地図で見るとたいしたことが無くても、ヘアピンカーブが多いので、走行距離はかなり長くなります。
デイアを少し見ておきたかったのと、泊まる予定の小さなホテルが設備等で不備が無いかを見るのが目的でドライブしてきました。
パルマまで戻って、高速道路を使うときっと1時間くらいで着いたと思いますが、何分山道コースを選択したので3時間弱くらいかかってしまいました。
でもドライブ中の景色は最高。
観光バスに何台も遭遇しました。
この辺りは1000m以上の山がいくつもあります。
海の青さとごつごつした岩肌のコントラストがとても魅力的でした。

デイアは予想よりも更に小さくて、私たちは引き返さずにヴァルデモッサ(Valldemossa)経由で大きな道を使って帰ってきました。ヴァルデモッサはショパンが住んでいたことで人気の街です。
愛人だったジョージサンドが「マヨルカの一冬」という作品を書いたのもここ。
マヨルカではパルマの大聖堂の次に人気の観光地です。
ショパンの演奏したピアノや、楽譜などの展示もあります。

2008年7月21日月曜日

ポレンサのマーケット



外国に来て楽しいことの1つがその土地のマーケットです。
お野菜やチーズ、お肉のスタンドが立って、どんなものが獲れるか、どんなものが人気があるのかひと目で分かります。
日曜日にはポレンサという町でマーケットが開かれます。
交わされている会話で、イギリス人が多いのが分かります。
ドイツ人も。
もちろんスペイン人もたくさん。
チリのスタンドも立っていました。お肉屋さんの店先には子豚ちゃんが・・・。
75ユーロ、美味しそうだけど、どれくらい焼くのか分からないので買いませんでした。昔風の秤を使っているところも。
とても情緒があります。

2008年7月19日土曜日

ドライブ


歪なひし形をしたマヨルカの地図を見ると、右上に小さな半島が2つ並んでいます。
上の半島にはフォーメンター岬、下のにはピナー岬があります。
地図で見るだけでは両方車でアクセスできそうだけど、フォーメンターの方はすごく高い山がたくさんあるのでちょっと怖いかな?
実は私は高所恐怖症なので、山の上の方をドライブするのは好きではありません。
でも景色はよさそう。
そこでピナー岬に向けてドライブすることにしました。
地中海を挟んでフォーメンター側が見えますが、あっちにしなくってよかった。
本当に高い山。
イギリスに住んでいると、高いところには縁が無いので、余計に怖く感じるのかもしれません。
遠浅のビーチとは違って、この辺りの海は深そう。でもあと少し、というところで道は通行止めになっていました。
今度はフォーメンター側もトライしてみようかな?スキューバーやジャンプを楽しんでいる人たちを所々で目にしました。
ヨットも気持ち良さそう。

2008年7月18日金曜日

スパニッシュオムレツ


おつまみに作ってみました。
直径20cmくらいのフライパンの為に作ったのですが、材料は卵6個、たまねぎ1個、下ゆでしたジャガイモ1個、おねぎ3把。
ジャガイモ以外は下準備なしで、切って卵に混ぜて焼くだけ。
片側15分くらいずつ、とろ火で焼きます。
桃太郎君は絵日記を書いています。

2008年7月17日木曜日

Cove de campanet


Bugerから北に3kmくらいのところにCampanetという丘の上の町があります。
そこから少し北に行くとCove de campanetという鍾乳洞を見せている洞窟があります。
マヨルカには、ここ以外にも切り立った山々が北の方に連なって、自然の美しさで有名な場所が方々にあります。

最近写真に凝っている桃太郎君を喜ばせようと、昨日はこの洞窟に足を運びました。
ティムちゃんは閉所恐怖症なので、入られないのは最初から分かっていたのですが、桃太郎君と私とオーペアのあづまちゃん(おなまえ初公開)で3人で楽しもうと思っていたんです。
ティムちゃんは入り口のカフェで待ってればいいしね。

入場料が一人10ユーロ(ちょっと高くない?)だったんですが、ガイドと一緒に回らないといけないシステムです。
丁度ツアーが始まるところだったので、全然待たずに参加できることになりました。
中は写真、ビデオ、皆禁止。絵葉書が売れないからかなぁ?
それともフラッシュって鍾乳洞に悪いとか?
とりあえず30ユーロ払って中に入りました。
ところがショックなことが・・・。

入り口を少し入ったところから、すぐに真っ暗になって足元が全然見えないんです。
階段があるんだけれど、私には見えないので、怖くて先に進めません。
こんなところで怪我をしてもツマンナイしね。
でも他の人が待っているから急いでくださいって言われるし(私がガイドなら絶対にこんなことは言わない!!)、結局10mくらい進んだところで入るのを断念しました。

普通は明るいところから暗いところへ入ると、目が慣れる間は少し見えづらかったりしますが、私は全然その程度が変化しなかったんです。
桃太郎君もあづまちゃんも問題なかったのに、私だけ見えなかったの。
だから2人だけで楽しんでもらうことにしました。

アーァ、見たかったなぁ。
どうせたいしたこと無いだろうけど、見られなかったからすごく勿体ない気がします(笑)
外に出たらティムちゃんがカフェで猫とじゃれて遊んでいたので、飲み物を買って、のんびり1時間ほど待つことにしました。
最初の写真は元気の無いみきちゃん。
背景に見えるのが洞窟の入り口。

私の目は普通の人よりも瞳孔が極端に小さいので、きっと光が入って来づらいのかな?
でも他の人に見えるものが自分に見えないというのはショックです。
今見ている景色だって、ホントは違うのかも知れないし・・・。
すっかり元気をなくしてしまった私を、ティムちゃんはずっと慰めてくれていたのですが、全然元気が出ないので、結局パエリアを食べに連れて行ってくれることになりました。

元気の無い時は、好きなものを食べて、ワインを飲めば大丈夫。
きっとそんな風に単純だと思われているのね。
でもパエリアを食べたあとは元気になりました。
ウエイター君が遅いので、みきちゃんにおかわりも入れてくれたし、ティムちゃん結構気を使ってます。

追記
桃太郎君の撮ってくれた写真です。
みんなカメラ禁止は無視だったそうで、平気で撮ってたそうです。

2008年7月16日水曜日

Bugerのまわり

Bugerは丘の上に作られたかわいい町です。
周りには畑や小さな農場がたくさんあります。羊がベルをつけているので、おうちのテラスに上がると何処からか乾いたカラカラという音色が聞こえてきてとても風情があります。馬を飼っているところもあります。

2008年7月15日火曜日

Sa Pobla のレストラン

BugerからSa Poblaまでは3kmくらいです。
Bugerのように丘の上にある街ではなくって、平坦なところに碁盤の目のように道が作られています。
一昨日少し雲が出ていたので、暑くないし、お散歩することにしました。
町の中で見つけたレストラン。
美味しそうなので、入ってみることに。
メニューを見るとお肉の専門店のようで、私たちが頼んだのも、骨付きサーロイン。
小さく見えるかもしれないけれど、これで800gあります。ワインは私の好きなエナーテがあったので、クリアンザを注文しました。

Antic Celler c'an Cota
Carrer Liuna 27
Tel 971 86 23 77

2008年7月13日日曜日

おしょうゆ


キッコーマンのおしょうゆなんて、どこにでもあると思っていたらマチガイでした。
でもロンドンではスーパーマーケットに必ず置いてあります。
スペインでも、これまで行ったところには必ずありました。

だから持ってくる必要はないと思っていたのに、大誤算。
やっぱり、外国人の少なそうなところって場所柄なのかなぁ?
ということで、左側がハインツのおしょうゆ。
「オリジナルレシピ」って書いてあります。
一体何のオリジナルなんだか・・・。

昨日、ポレンサにドライブに行ってキッコーマンを買ってきました。
さすが、この街は観光客が多いからね。
ちなみにお値段は1リットルのボトルで7.30ユーロ、ロンドンでは小瓶が1.60ポンドくらいです。
ポレンサに行ったのは、実はマーケットがあると思ったから。
でもマチガイでした。
土曜日ではなくって、日曜。
だからこれからお出かけします。
でもおしょうゆが買えただけでもうれしい。
これから先、お庭でバーベキューをするときのお肉なんかは、下味をつけておくとぐっと美味しくなります。

昨日はBugerで小さなマーケットが出ました。
お野菜なんかが売られている、とても素朴なもの。

パンも買わなきゃ、と思って村のパン屋さんにも寄りました。
ここはパン以外にも、ワインや缶詰なんかも置いています。
フッと見上げると、棚にキッコーマンの小瓶を発見。
ナーンだ、ここで買えたんじゃん。

2008年7月12日土曜日

es Port d'Alcudia


怪しそうなレストランでしょう?
es Port d'Alcudiaで見つけました。
今度入ってみようかな?

私たちの滞在しているBugerから20km程離れたところにアルクディアという街があります。
小さな半島の付け根辺りなんですが、この街からずっと南に向けて12km位穏やかなビーチが続いて、ドイツ人やイギリス人にも人気のリゾートになっているようです。

昨日は海にいこうということで、はじめはここを目指していたんですが、地図を見る限りではアルクディアの北側には小さめのCala(入り江)がたくさんありそうな感じです。
マヨルカのCalaは岩だらけのときもあるけれど、小さな砂浜になっていたりする時もあって、こじんまりとしたその様子はとってもホリディ(!)なんです。

ティムちゃんは「みきちゃんが行き先を決めていいから」といってくれているので、そこを目指してドライブすることにしました。

アルクディアを抜けて、Manresaという地名を目指していくと、大きなヴィラが海岸沿いに点在しているエリアに出てきました。
丁度、以前滞在していたCala d'Orにそっくりです。
そしてあの周りにも素敵なCalaがたくさんあったのでワクワクしてきました。

小さな砂浜になっているところまで、階段がある場所に出たので、車を止めて歩いていくことにしました。



思った通り。
とても素敵なビーチです。
でもお手洗いも、バーも、サンベッドもシャワーもありません。

それじゃあ困るのよね。

でもその入り江の隣まで歩いてみると100mくらいのビーチで、設備の整っているところに出ました。

といってもバーは1つだけ。
でもお手洗いもシャワーもあります。
ここで今日は楽しむことにしましょう。
ランチは歩いて5分くらいのところにあるレストランでパエリアを食べました。
うーん、スペイン満喫だなぁ。
帰りは港のお魚屋さんによって、お魚を買ってきました。
晩ご飯はお刺身。

とっても新鮮で美味しかったけど、おしょうゆをどこかで買わなきゃ。
この間のスーパーで買った「ハインツ」のおしょうゆは、とても食べられた代物ではありませんでした。
桃太郎君曰く、「クリスピーダックのソースを水で薄めたみたい」
うまいこといいます。

2008年7月11日金曜日

何をしてあそぼうか?

遊び道具の詰まっている物置小屋から、桃太郎君が足ひれを見つけてきました。
ペンギンみたいです。
本人も笑が止まらないみたい。
ティムちゃんはお隣のおうちのお庭の鶏を見つけて大喜び。でもここには猫がたくさんいます。
夕方になると、猫ちゃんがプールの傍に遊びに来ました。
ティムちゃんは猫ちゃんにエビをあげてます。
なんか居つかれそうなので、止めて欲しいんですけど・・・。