2007年11月18日日曜日

スロークックド・ラム


どんどん日が落ちるのが早くなってきました。
イギリスは日本側に持ってくれば、樺太くらい北にあるのに、その割には極寒というほどでもありません。
それでも日中の最高気温が10度を割ると、温かいお料理が恋しくなります。
今回紹介するのは手間要らずのお料理です。
オーブン用のポットがあればそれだけで十分です。
上の写真が材料です。
お肉はラムの肩、骨付きで1.8kgです。
お豆の缶詰2つ、シャロット10個、たまねぎ2個、ニンニク1個、トマト6個、ローズマリー3枝、ベイリーフ2枚、白ワイン350ml、塩コショウ適量。

材料を全部おなべに入れて140度のオーブンで4時間料理します。
私はLa Crucet の24センチの物を使いましたが、ご覧のように一杯です。

ティムちゃんが健康オタクなので、私たちはオーブンから取り出した後、あら熱を取って冷蔵庫で1晩寝かせました。こうすると脂が表面に固まるので取り除くのに便利です。
表面が黄色っぽいでしょう?
ティムちゃんはこの脂肪分を全部取ってしまいました。
でも健康に気を使ってない人は1晩置く必要も、脂肪を取る必要もありません。

220度のオーブンに戻して1時間ほど料理します。
骨から身がはらりと落ちます。
グリークヨーグルトにきゅうりのみじん切りとミントソースをちょっと入れた物と一緒に食べると一段と味が引き立ちます。

お料理の時間は長いけれど、何にもする必要はありません。
盛り付け次第では豪華に見せることもできますし、お友達がたくさん来ている時なんかにどうぞ。
田舎風のパンにとてもよく合います。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

わぁ~すごくあったまりそうなメニュー!
今の季節にぴったりですね。それにしてもあのラム肉のかたまり、大きい~~!よく全部お鍋に入りきりましたね!

匿名 さんのコメント...

美味しそう!
でも、実はラムが苦手なんです。
日本にいるときは平気だったのに、ドイツに来てからレストランでサービスとして出してもらったラムが死ぬほど臭くて、完全にトラウマです。
牛さんでやってみようかな~。

匿名 さんのコメント...

ラムのかたまりっていうのは、羊ですよね。こちらでは、ジンギスカンをたべますが、薄くスライスしてあって、バーベキューのように焼きます。ひつじのニオイはしませんか?どんなお味かすごーく興味あります。

Miki Bartley さんのコメント...

Yogacatさん、
「よく全部お鍋に入りきりましたね!」

例のお肉屋さんに24センチのお鍋に入るように切って、と注文したんです。
でも写真でお分かりのように、お鍋に入れたら一杯でちょっと不安になりました!

最初は低温だったのでふきこぼれることもありませんでしたし、高温にする前にティムちゃんがかなり上の部分を捨ててしまったので大丈夫でした。「脂こってり」が好きな私はもったいなくて悶死しそうでしたけど(爆)。

そうでなければオーブンがかなり汚れたのではないかと思います。

身がホロホロでとっても美味しかったですよ。
とりあえず簡単なので是非お試しください。

Miki Bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、

えーラムが苦手とはもったいない。
私は日本へ復帰はあきらめているんですが、理由はチーズとラムの欠如です(ちょっと大げさ)。

イギリスでは生後12ヶ月未満がラム、それ以上はマトンと呼んで癖が出てきます。品種によっては若くても癖のあるものは存在して、私もびっくりしたことが何回かあります。
食い意地が張ってるので全部食べちゃいましたけど!
でも一度嫌な経験をすると、ひいてしまいますよね。

牛で試しても美味しいと思います。
ブリスケットとかはスロークックに向くそうですし、シルバーサイドなんかもいいかな?
勿論オックステールは最高だと思います。
コラーゲンが溶け出して翌朝肌がプルプルになっていたりしたら超儲け物ですよね?

私それよりも今度豚バラで試そうかと思いました。その時にはりんごとセージを入れるといいと思います。

Miki Bartley さんのコメント...

Rossoさんは北海道なんですよね。

北海道のラムはアメリカの飼料をえさにしているので、草を食べている英国産よりは少しにおいがあります。

実は3ヶ月未満ですが、日本で添乗員をしたことがあって(あまりに重労働なのですぐ辞めちゃいましたけど)その時に北海道のジンギスカンは食べました。
タレがかなり風味が強くてお肉の味があまりしなかったのを覚えています。

お肉は塊で(骨付きが理想)お料理すると風味が全く違います。

ラムは生まれてすぐの、ミルクしかまだ飲んでいないものを「ミルクラム」と呼ぶのですが、高温のオーブンであっさりレアーに焼いて削ぎ切りにして食べると、口の中でとろけます。癖も全くありません。

生まれたての羊の赤ちゃんを見て、「かわいいー!!」というのは観光客。
「美味しそう!!」とよだれが出たら本物のグルメです。是非北海道のお肉屋さんで手に入れてください!!

匿名 さんのコメント...

私もまだドイツでラムは試してみたことがないです。
義理母が料理しなかったので、作らずじまいになったんでしょうね。
試してみたいけど、ゆき珠さんのコメを見るとちょっと心配でもある、、、。
でも、ほかのお肉で試してみようかな?

Miki Bartley さんのコメント...

Pharyさん、

私もティムちゃんが作ってくれるまでは自分で料理したことはありませんでした。

食べたことのないものを最初に料理するって勇気が要りますよね。

ラムの好きなお友達に作ってもらってみるとか?

初体験って何でも後まで印象が引いちゃいますから。

ところで今夜イングランド対クロアチアです。
絶対に勝たないといけない試合なんだけど、どうなることやら。
ドイツはもう決まってていいですよね。